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荒川祐二&Teamスサノオです☆

 

 

 

 

 

『大富豪父の教え 第12話』。

※これまで掲載済みのお話はこちら。

0話目. 『大富豪 父の教え』

1話目. 『荒川祐二の物語』

2話目. 『大丈夫。必ず出来るから』

3話目. 『父から受け継いだ財産』

4話目. 『人生の得意技を見つける』

5話目. 『母の言葉が起こした奇跡』

6話目. 『頑張る前に、頑張り方を知る』

7話目. 『人生に無駄はない』

8話目. 『群れない強さを持つ』

9話目. 『新宿駅東口のゴミ拾い』

10話目. 『お金のブロックの外し方』

11話目. 『嫁画伯との結婚』

「『いつか結婚しよう』の、

『いつか』って、いつやねん」







あ「…という昨日までの流れで、

 

私と嫁画伯は結婚致しました」

ス「ふーん(鼻ホジー)」

あ「ちゃんと聞けや。

 

こっちは真面目やぞ」

 

 

 

 

ス「まぁそんなことは、

 

どうでもええんやけど。

 

お前この後、

 

どないしてん?

 

 

 

 

あ「どないしてん、とは?」

 

 

 

 

ス「だってお前言うても、

 

人様の娘さんをもらうんやで。

 

 

それにしては、

 

『路上で字書いてる奴』だけやと、

 

相手方も家族にも申し訳ないやろ。



俺やったら嫌やもん、


そんなヤツに娘くれ言われても。



まぁだから俺、俺、俺は、


とんでもない試練を与えたりしたけども」

↑スサノオさんの娘をもらいに来て、偉い目に遭わされた方


あ「あ…(笑)


まぁ仰る通りなんですけど。

 

今日はそこの部分、

 

僕が24歳の時のお話しです」

『いつか、いつかと言っていて、

 

実際にやった奴を見たことがない』。

 

 

 

 

父のその言葉を思い出したこともあり、

 

 

『いつか嫁画伯と結婚しよう』と、

 

思っていた僕は、

 

 



23歳にして結婚の、

 

決断をすることが出来た。

結婚を迎えるにあたっての、

 

父からの言葉はこうだった。

 

 

 

 

 

 

父「えぇか、これだけは覚えとけ」

 

 

 


 

あ「…はい」

 

 

 

 



 

 

 

 

父「俺にとって、


お前は大切な息子や。


それはわかるな?」





あ「…はい」










父はいつでも、


こういう言葉を、



惜しげもなく言ってくれる、


父だった。








『伝えたいことは、


いつでもちゃんと言葉で、


伝えよう』。







そう言ってくれていた、


父だから、







僕ら子どもはいつでも、


その言葉から、


伝わってくる気持ちが、


嬉しかった。








そして、


父の言葉は続く。









父「ならお前が今度結婚する、


嫁画伯の親御さんにとって、


嫁画伯とはどういう存在や?」










あ「…同じように大切な存在…」









父「そうや。


嫁画伯が産まれた時の喜びや、


初めて歩いた時の感動。



見届けてきた卒業や、


節目で流してきた涙。



そんな過去に思いを馳せて、



人様にとっての大切な存在を、


お前が申し受けるんやから。



中途半端な覚悟では、


あかんぞ。



絶対に幸せにすることを誓え」





あ「は、はい…」







父「それともう1つ。



俺からお前に伝えられることは、



結婚をする以上、

 

女をいつまでも綺麗でいさせる、

 

男でないとあかんぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「『女をいつまでも綺麗でいさせる男』…。

 

どういうことでしょう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

父「そのまんまや。

 

金銭的事情や、

 

出産や育児、

 

その後の家庭的事情、

 

夫婦仲。

 

 

そういった一つ一つで、

 

『苦労』をさせ続けてしまうことで、

 

女性は一気に老けこんでしまうんや。

 

 

いつまでも女性は、


内面から輝き続ける、


『女』でいさせなあかん。

 

 

それをさせるのも、

 

男の器やということや」

 

 

 

 

あ「男の器…」

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからが、

 

父の教えの真髄だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

父「くれぐれも、

 

お金で苦労させるようなことは、

 

したらあかんぞ。

 

 

子育てで疲れさせるようなことを、

 

したらあかんぞ。

 

 

いつまでも、いつまでも、

 

『綺麗やな』、『かわいいな』っていう、

 

言葉がけをすることを忘れるな。

 

 

『疲れた』、『老けた』、

 

『私はもうおばちゃん』。

 

そんな言葉を絶対に、

 

言わせるようなことをするな。

 

 

えぇか?

 

嫁さんというのは、

 

これからお前と一生を添い遂げる、

 

『大切』な宝物やねんからな。

 

 

決して自分のことだけを考えず、

 

そんな大切な宝物を、

 

一生輝かせ続ける男であれ」

 

 

 

 

 

 

 

 


その言葉通り、

 

手前みそではあるが、

 

 

確かにうちの母は、

 

いつまで経っても老けていない。

これはきっと父が、

 

長い時間をかけて、



そうさせてきたことの、

 

賜物なのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

…なら僕は、

 

どうするか?

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん人様の大切な娘様を、

 

妻としてお預かりする以上、

 

 

僕にも男としての責任がある。

 

 

 



 

ましてや嫁画伯の家族は、

 

お母さんが銀行員で、

 

お父さんは一部上場企業の部長である。

 

 

 



 

結婚の挨拶に行った時にも、

 

確かに言われた。

 

 

 



 

「結婚は構いませんが、

 

やはり率直に申し上げると、


祐二さんの経済的なことだけが心配です」と。

 

 

 

 





ハッキリそう言われた。

 

 

 

 



 

 

確かにその時の僕は、

 

『自由に生きている』と、

 


言葉は綺麗に聞こえても、

 

実際は世間的に見れば、

 


『よくわからない字を書いているだけの若者』である。

お義父さんの気持ちを考えると、

 

不安な気持ちも最もだろう。

 

 

 

 



僕が逆の立場でも、

 

きっとそう思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

…変わらなければいけない。

 

 

 

 

 


 

 

 

この時僕は、

 

再びそう思った。









男は結婚して一度生まれ変わり、


子どもが産まれて、



もう一度、


生まれ変わるという。








 

『まずは金銭的に妻に、

 

絶対に苦労をさせない男になる』。

 

 

 

 

 



 

そんなことを考えていた僕に、

 

僕の思いを見透かしたように、

 


ちょうど父が、


その時電話をかけてきた。

 

 

 

 

 

 

あ「…もしもし」

 

 

 

 





父「お前、結婚する言うても、


今のままじゃ無理やろ」

 

 

 





 

あ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

人生の『経験値』というのは、

 

これほどまでなのだろうか。

 

 

 

 

予知能力があるとか、

 

特殊能力があるとかではなく、

 

 

『経験』というものは、

 

それだけで人の心や


状況を瞬時に察知する力を、

 

与えてくれる。







僕が何も語らずとも、

 

父はこれまでの経験で、

 

 

僕が今抱えるすべてを

 

一瞬で見抜き、

 

 

その上で言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉が、

 

めちゃくちゃだった(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

父「だからお前、


来月からラーメン屋せぃよ。


じゃあな」


 



 

 

 

 

 

 

 

 

あ「はいっ!?!?!?!?」

 

 

 

 

 

 

…ブツッ…。


 

 

 

 

 

 

 

そして、

 

ここからである。

 

 

 

 

 

 

 

 

普通この話の流れだと、

 

父が息子のためにお金を出してくれて、

 

 

そのラーメン屋のオーナーに、

 

僕がなったと思うだろう。

 

 

 

 

 

 

  


…違う。

 

実際の父はそんなに甘くない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この電話から数週間後。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は4000万円の、


借金を背負わされていた(泣)

 

 

 

 

 

 

 

 

そして2010年6月。

 

24歳の僕の、

 

 

 

 



ゴミ拾い、作家に続く、


ラーメン屋の経営者としての、


人生が始まった。

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