こんにちは。トレカ集客代理人☆水落です。
こちらは予約更新です。
今の時期は買取表の追い込みでメールなどを頂いても
お答え出来ないかもしれません。
予めご了承下さい。
タイトルの経常は「けいつね」と読みます。
でも経常利益はけいつね利益とは読みません。念の為。
前回の答え合わせです。
売上100万円、出費が買取で40万、
人件費で30万、家賃20万、光熱費15万円で
出費の合計が105万円。
5万円赤字じゃん!と思った人は不正解です。
かなり、いやらしい問題で、全然基礎じゃなくてすみません。
結果的には黒字です。
しかも、利益率80%という好成績。
在庫を減らして利益にしたのかというと実は在庫は増えてます。
これはトレカショップのマジックです。
これからの説明は長くなりますので覚悟してください。
まず、トレカショップというのは買取した金額から
商品へ売価に直すとすごい粗利率になります。
おそらく、70%は行きます。(それが売れるとは限らない)
しかし、粗利率70%です。
なんて税理士さんには出せませんので
粗利率は40%に抑えておきます。
それが棚卸し還元率60%となっています。
初期在庫200万を棚卸し還元率60%で売価に直します。
200÷60%=333万円
期中在庫は70%で売価になります。
40÷30%=133万円
期首在庫(売価333万)+期中在庫(売価133万)
から売上100万円分の在庫が無くなって
期末在庫(売価366万円)になります。
366万円の売価に棚卸還元率で原価に戻すと220万円
これを表に入れると
売上原価は20万円!
なんと80万円も売上総利益が出ています。
売上総利益-経費=経常利益です。
買取は期中仕入れなので経費には入りません。
経費は人件費と家賃、光熱費で65万円です。
利益80万円から経費を引いて
15万円も経常利益が出ています。
一見、すごい、ぼろ儲け商売に見えます。
でも、実際はやっぱり5万円の現金が無くなっている訳です。
50万の貯金があっても、10ヶ月で底をつきます。
帳簿上は利益がしっかり出ていても、お金が回らない。
これが黒字倒産です。
店長は帳簿の裏まで見通す力を持たないといけません。