親愛なるみなさまこんにちは
中井耀香です
~こちらは去年のblogを手直しして再アップしました~
明日は「七夕さま」ですね
江戸時代には「七夕(しちせき)の節句」と言われ
五節句の1つに数えられていました
五節句は江戸時代に定着した習わしです。
1月7日 七草の節句
3月3日 桃の節句
5月5日 端午の節句
7月7日 笹竹の節句
9月9日 重陽の節句
のことです。
奇数が重なる日です。
1月1日は別格なのでここでは入れられなかったそうです
梅雨で空が見えないことも多いですが、天の川を挟んで
こと座のペガサスが織姫の星
わし座のアルタイルが彦星の星
です。
雨で川を渡れない時は「鵲(カササギ)」に乗ってふたりは会いに行きます。
明日も全国的に雨模様ですね
別るるや夢一筋の天の川 と夏目漱石も詠んでいます。
笹のはさらさら 軒端に揺れる
お星さまきらきら 金銀砂子(すなご)
五色の短冊 私が書いた
お星さまきらきら 空から見てる
は
七夕の歌です。
私の子供時代や、息子が小さい頃はこの歌を歌いながら笹の葉を飾ってお願い事を書いた短冊を下げたり
お飾りをしました。
ここ何年も自宅で飾ったりはしてませんが、
神社で大きな笹の葉が出てる時はお願いごとを書かせて頂いたりしています
と言っても個人的なお願いはあまりしないので、
日の本の安寧と皇室の弥栄です
歌の中の「軒端」は、軒(のき)の端(はし)という意味で軒の先端のことです。
そして軒(のき)は建物の外に突出している部分のことです。
具体的には、屋根の下はしとか、庇(ひさし)と、呼ばれているところです。
金銀砂子は蒔絵や襖絵に蒔かれた金粉、銀粉のことです。
※金銀砂子の和紙
なので一番の歌詞の意味は
軒の先に笹の葉で作った七夕飾りが揺れて
七夕の夜の空の天の川は金粉銀粉がちりばめられた様にキラキラしているね
っという意味です。
2番目の歌詞の「五色の短冊」の5つの色は、青、赤、黄、白、黒(紫)です
五行の色ですね。
この五色が揃うと「魔除け」の効果があります。
旧盆にも近いのでこの五色が使われたのかなっと思います
五色の短冊を揃えてお願いごとは全部私が書いたのキラキラしてるお星さまがお空から私のお願いをみて下さってるの
という意味ですね(笑)
ロマンチック
そして大切なのが「七夕飾り」ですね
短冊
もともと機織りや裁縫の上達を願って書いてましたので、何かが欲しいという願い事ではなく手習い事の上達を願うことが元々の意味です。
折鶴(千羽鶴)
長寿を現す鶴を折って、健康に長生きできるように願います。
吹き流し
吹き流しは、織姫に供えた織り糸を表しています。折り紙を輪にし、等間隔に切れ込みを入れて作る場合もあります。
織姫にちなみ、裁縫が上達するように願います
昔は女の子がお裁縫が上手いかどうかは、大切なことだったのですね。
今も上手い方が良いですけどね(笑)
網飾り
網飾りは魚を捕る漁網を表し、大漁を願います。
財布(巾着)
折り紙を財布や巾着の形に折って飾って金運アップをお願いします。
神衣・紙衣(かみこ)
紙衣は、人形や着物を飾ったものです。裁縫が上達し、着るものに困らないように願います。
人形に災いや穢れの身代わりになってもらう意味もあります。
くずかご
七夕飾りを作るときに出た紙くずを、折り紙で折ったかごに入れてつるします。整理整頓や倹約の心を育む意味があります。
セットで飾りも売っていますよね。
古くは棚機(たなばた)と呼ばれていて、
村の乙女が水辺の小屋にこもり、着物を織って棚に供え、神様を迎えて豊作を祈り、村の人々の穢れを清めていました
棚機(たなばた)は機織り機の名前です。
今も伊勢で機織り神事とかありますよね
機織りは穢れを祓うのです。これも神秘的です
地上は雨でも、雲の上には満天の金銀砂子を散りばめた天の川があります
彦星様と織姫さまの逢瀬にあやかって
まだ運命の人と出会ってない方は
天に願いを上げてみて下さいね
こちらのブログのコメント欄や、LINE@のコメント欄にも皆様の願い事を書いてみて下さいね
私からも七夕の日に天に上げさせて頂きますね
お任せ下さい
本日も最後までお読み頂きありがとうございました
中井耀香
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