心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。
幸せな恋愛をしたいという気持ちは、どんな人の心の中にも存在しています。
しかし、その純粋な気持ちを妨げてしまうもの…それが、「過去の相手に対する執着」や、「もう二度とあんなに素晴らしい人には出会えないかも知れない」という不安です。
本来、潜在意識は、自分自身が心から純粋に願っていることであれば、2週間から3週間の間に現実化させる力を持っています。
そのため、今は出逢いがないという状態であったとしても、あっというまに素敵な縁に恵まれ、2ヶ月後には結婚が決まった…というクライアント様も複数いらっしゃるんですね。
一方で、こうして自分自身をクリアにすることができず、過去の思い人の記憶に引きずられ、なかなか新しい出逢いを導けない人も少なくありません。
今回は、こうして「過去への執着を断ち切り、今の自分に合った素晴らしいパートナーを引き寄せる方法」について、潜在意識のメカニズムとともにお伝えしていきたいと思います。
まずはじめに、新しい幸せな恋愛をするときに、気づかなければならないことがあります。それが、私たちは不幸に陥っているとき、「無意識に自分をないがしろにしている」ということです。
たとえば、二つ返事で人の期待に応えようと、自分のキャパシティー以上のことを請け負ってしまったり、
「こうしなければならない」という社会の基準に従わなければと、必死になって「できない自分を罰して」しまったり…。
本当はいやなのに、なぜか自動的に「そうしてしまう」。そして、そうしてしまう自分を責めてしまう。
現実が苦しいときは、目の前のことに対処することが最善になってしまい、まさか「自分の心（潜在意識）が勝手にそんなことをしている」とは思いもしません。
けれども、こうしたマイナスの循環の下には、必ず「無条件に人の機嫌を伺わなければならない」という思い込みであったり、「言うことを聞かなきゃ見捨てられる」などのさまざまな「植え付け」が存在しています。
こうして「自分自身があえて不幸を受け入れる態度をしている」ことで、現実が不幸になってしまっているんですね。
そして、まるで蛇口をひねって水道から水を出すように、息を吐くように、自然に、「自分自身を不幸にするパターンを無意識に続けて」しまっているということです。
子ども時代に「自分を犠牲にするような生き方」を親から強制されてしまうと、大人になってからも自動的にそう振る舞うようになってしまうのが、人間の特性です。
こうなってしまうと、もう表面上のことを書き換えようとしたり、思い込みを変えようとしても、少し改善しては、また戻るの繰り返しが起きてしまいます。
けれどこの時、心の奥底に、こびりついてしまった価値観や考え方に気づき、根っこからそれを優しく変えてあげると、どんどん自分の思い込みが変わっていくんですね。
そのとき有効なのが、「ゼロから自分に価値観を与え直す」という方法…なのですが、
実はここで、とても注意しなければならないことがあります。
私たちは普段、自分のことを「他者から与えられた価値観」をとおして判断し、その前提を持って生きています。
たとえば、親が「ダメな子ね」と言ったら「ダメな子なんだ」⇒「私はダメな人間なんだ」⇒「ダメな人間だからきっと失敗するかもしれない」⇒「やっぱり失敗した、ダメだった…」というように生きています。
注意点はここからなんですが、
もしもここで、「あなたはダメじゃないよ」と他者から言われたとしたら、「その人が私をダメじゃないと言ってくれた」と思い、その相手に依存してしまうことが、本当に多いんですね。
よく恋愛などで、「あの人は私のことを可愛いって言ってくれたの！」と、別れた相手に何年も執着してしまったり、「誰も私を認めてくれなかったのに、あの人が私を認めてくれた」と不倫などにこだわってしまう女性は、こうして、
元々、価値を与えられていなかった⇒自分でも自分を認めていない⇒でも生まれて初めて認めてくれる人ができた⇒だからその人に必要以上にこだわる
というようなパターンを持っている場合が多いんですね。
つまり、苦しい依存的な恋愛の根底には、「与えられなかった愛や承認を与えてくれた人」といような、親の代理という意味が隠されているのです。
そのため、こうした「満たされない、承認されていない感覚」を持っている人は、優しくしてくれた人にすぐに自分を差し出してしまったり、必要以上に貢いでしまったり…大切にしてくれない相手にいつまでもこだわってしまうことが少なくないのです。
こうしたパターンを持っている場合は、より「自分を大切にしてくれる男性」と巡り会うために、他者に頼って自分の存在を認めるというやり方を手放し、まずは「自分で自分を満たす」ということをはじめてあげると効果的です。
つまり、自分への愛も、自分で満たすという「自立した、健全な自己愛」です。
私は私を認めている。私は私を大切にしている。
私は私を愛で満たし、私はその愛を与えられる女性になろう…
こうして「枯渇した愛や承認を誰かからもらおう」とするのではなく、満たされた自分として「愛を与え合う、対等な立場」に立った瞬間に、依存のパターンから抜け、同じように自立して生きている素晴らしい男性との縁がはじまっていくんですね。
人と人との縁、特に、恋愛関係では、「自分と相手が鏡のように引き合っていく」のは顕著です。
自分が依存的であれば、相手も依存的な男性が現れる。
愛が欲しいと枯渇していれば、同じように、愛を奪おうとする人が現れる。
女性性を忘れて生きていれば、同じように、男性性を忘れて生きている人が現れる…
上記のように、多少、アンバランスがところがあったとしても、それで幸せを感じられるならば素敵なことなんですが、実際には苦しいと感じてしまうことが多いんですね。
だからこそ、「同質の縁と引き合う」という潜在意識の法則を上手に使ってあげながら、自分を認め、自分を尊重し、与える人になったとき、現実の変化を「起こせる」ようになるのです。
そしてもうひとつ、ここで大切なことは、「自然に愛あふれる未来を想像し、活き活きとそのために生きる」イメージをしていくということです。
潜在意識は、無理矢理良いことをイメージングしようとしても、ただの「妄想」になってしまい、現実が変わらない、引き寄せられない…ということが起きてしまいます。
けれども、こうして「自分の中のリアルな感覚・感情」を感じながら、「現実に即したイメージ」をどんどんしてあげることで、それが実際に潜在意識に書き込まれ、叶っていくんですね。
キラキラと自信にあふれ、「私はこんなに素晴らしい側面を持っていたんだ！」と確信し、それを信じながら生きている女性は、在り方そのものが美しくなっていきます。
その結果、魅力や愛が周囲の人にも感じ取れるほどに変化していき、やがて「愛される現実」が生まれるんですね。
潜在意識に、過去は関係ありません。
常に潜在意識は、「今この瞬間に何を選択するのか」「今この瞬間に自分が自分の価値をどう思っているのか」によって、この先の未来を創りあげます。
あなたが今この瞬間に自分を素晴らしい女性だと感じることができれば、それにふさわしい1週間後が必ずやってくるのです。
「今」の選択を大切にしながら、素晴らしいパートナーを引き寄せてくださいね。
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