心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。
いつもこちらのブログでも、講座においても、「自分の感情を受け入れる」ことの大切さや、「感情的にならずに人に望みを伝えること」の大切さはお伝えさせていただいています。
今回も、幸せな未来を引き寄せるための感情コントロール術と致しまして、「愛を引き寄せるために必要な自分を律する力」についてお伝えしていきたいと思います。
◆愛を引き寄せるのは「自分を律する力」ー人生の方向を決める感情コントロール力で幸せを引き寄せる
私たちが不幸になるとき、鍵になっているのが「感情」です。
例えば、多くのクライアント様が、「感情に振り回されてしまう」という状態や、「感情が収まらず、そのためにずっと苦しいことばかりを考えてしまう」ということを体験されています。
これは、文字通り、「自分自身がやめたいと思っているにも関わらず、どうしても感情に引っ張られてしまい、自分を見失っている状態」です。
本当は頭で考えればそんなことをしたくないのに…それとは裏腹に、「感情に飲み込まれ、自分を律することができていない」んですね。
この状態になっているとき、実は、私たちのもう一つの素晴らしい資質が全く使われていません。
それが「理性」、つまり、「自分自身で自分を律する力」です。
本来、感情とは反対に、冷静に頭で考えて自分をコントロールしたり、物事を客観的に判断したり、というのが理性の働きです。
けれども、こうした「感情に振り回されてしまう人」というのは、この理性を間違った使い方をしているために、肝心なときに理性が働かず、感情に飲み込まれてしまう…ということが起きているんですね。
その理性の間違った使い方というのが、「理性を、自分の感情を感じないようにするために使ってしまう」ということです。
本来ならば、理性とは感情を抑圧するためにあるものではなく、自分の行動や発言を律するために存在するものです。
感情を抑えて感じないようにすることが適切ではありませんし、人は感情を感じるように創られていますから、その努力自体がとても不自然なんですね。
ですので、こうしたことを繰り返していると、理性を使っているように見せかけて、逆にフラストレーションがたまってしまい、後になって大爆発してしまう…ということが起きてしまいます。
だからこそ、例え自分が心の中でどんな感情を抱いていたとしても、重要なことは「感情を感じるのと同時に理性を使っていく」ということです。
理性と感情を同時に使う例は、
○苦しみながらも、「ではどうしたら苦しまずにすむかな?」という解決方法を探すこと
○悲しいと想いながらも、「この悲しみを誰かにぶつけるのはやめよう」という自分を律する気持ち
○相手を憎みながらも、「でも相手を傷つけ返すのは良くないな」という行動を抑制すること
○喧嘩をしながらも、「感情をぶつけてしまったら自分の本当に思っていることが伝わらないから、伝え方を変えてみよう」という発言の選び方
などです。
これらのように、感情がわき上がってくるのと同時に、「理性を使いながら、冷静に頭で考えてみる」ことができると、より感情に引っ張られずに、対処できるようになっていくんですね。
もちろん、これは慣れも必要ですから、一気にすることはできません。
けれども、少しずつ「感情に振り回される癖」を直し、理性を使うということを意識してあげるだけで、だんだんと感情に飲み込まれることはなくなっていきます。
この理性の使い方としては、「自分を虐待してしまったり、否定したときに理性を使う」ということも大切です。
人はどうしても、苦しみや後悔の中にいるときは、自分を際限なく責めてしまったり、ずっと苦しいことばかりを考えたり…ということをしてしまうんですね。
つまり、解決方法を考えるのではなく、不毛なことを続けてしまい、それによってさらに「ああ…また自分を責めてしまった」と罪悪感を抱くというマイナスのループにはまるのです。
けれど、例え後悔したとしても、苦しみを考え続けたとしても、それが自分を責める目的であったり解決方法が見つからないのならば、不幸はずっと続きます。
そんな時こそ、理性を使って自分をコントロールしてあげることで、今まで無駄にしてしまっていた苦しい時間を、幸せを引き寄せることに使っていけるんですね。
この「理性を使って虐待をやめる方法」とは、「自分を律しながら、目的の方向へと意識を向け続ける」という行動です。
もしも自分を責めたくなったとしても、後悔したとしても…「こんなことしていても何も生まれない!」と理性で自分を律し、さらに、「自分が本当に向かいたい目的」にフォーカスし直し、行動することなんですね。
具体的な例で言えば、「どうして過去にあんなことをしてしまったんだろう…」と考え続けている自分がいたとしたら、それを理性で律して、「自分が向かいたい未来のために今できることをしよう」と、人に優しくしたり、自分を磨いたりすることです。
ここでのポイントは、「理性で自分を律することで、感情に飲み込まれていた状態とは違う行動をとってみる」ということです。
自分の感情に振り回されているとき、人は本当に望む行動や発言からかけ離れています。
だからこそ、もう一度自分を強く律して、「私はこうしたい、私はこう在りたい」ということのために気持ちを切り替える、ということなんですね。
あなたはあなたという偉大な存在であり、感情に振り回されてしまうほどの小さな存在ではありません。あなた自身が、あなたの感情の主人なのです。
感情の主人になること=自分を律し、自分が本当に向かいたい未来のために歩み始めることで、今までの苦しみから人は解放されることができます。
また、「自分を律する」ことができる女性は、精神的に自立した女性として、依存を苦手とする男性からとても愛されやすい、求められやすいのです。
誰から見ても、大人の女性として美しいあなた。ほんの少しだけ感情の使い方に気をつけながら、素晴らしい恋愛を引き寄せてくださいね。
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