◆7年ぶりに元彼から連絡があったのはなぜ？ー互いのエゴや苦しい関係の要因を取り去ると関係は変わる

いつもご覧いただきありがとうございます。
心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。

それでは今回は、「7年ぶりに元彼から連絡がありました」というＭ様の体験談を解説させていただきながら、「互いのエゴや苦しい関係の要因を取り去って、縁の形と現実を変える」方法についてお伝えしていきたいと思います。

◆7年ぶりに元彼から連絡があったのはなぜ？ー互いのエゴや苦しい関係の要因を取り去ると関係は変わる

まず、人間関係は、必ず自分と他者の2者以上で成立しています。

たとえば自分と母親、自分と元彼、自分と旦那様、自分と兄弟、自分と上司…というように、一人の人間と一人の人間が、互いに関わり合っている状態です。

そのため、「勝手に人間関係が悪くなった」ということはなく、必ず自分と相手、双方に何らかの要因があり、それが互いに作用しあって関係が悪くなる…ということが起きているんですね。

具体的な例をあげると、挨拶をするときについ自信がないために小声で挨拶する男性社員がいたとします。

そして、その男性社員の上司が元気に挨拶することが素晴らしいことだと思い込んでいた場合、その社員が小声で挨拶をしたときに「いつも覇気がない奴だ」と思い、苛立つようになります。

その結果、他の社員よりもその男性社員がミスをしたときに、「お前はいつも挨拶すらちゃんとしていないから駄目なんだ！！」というように、必要以上に怒られる…ということが起きます。

これは、男性社員の普段の態度と、それが嫌だと思っている上司が、マイナス同士で引き合ってしまったケースです。

この例のように、私たちは必ず、「自分の態度と相手の態度や感性」が互いに引き合ってしまっているんですね。

体験談「元彼から7年ぶりに連絡が来た」M様の場合も、こうした引き合いが起きていました。

元々Ｍ様の場合、「自分は見捨てられるのではないか？」という強迫観念があり、そのために、いつも自分から他者を攻撃してしまったり、自分から離れてしまう…ということをしていました。

本来、その見捨てられ不安というのは、Ｍ様が両親に感じていた気持ちでした。

けれど、「両親はきっと私を捨てる」という誤解から、「きっと他人も私を両親のように捨てるんだ」という強迫観念に変わってしまい、それが他者への必要以上の攻撃になってしまっていたんですね。

Ｍ様の例のように、私たちは、自分の思い込みを通してしかこの世界を見ていません。

だからこそ、強い決めつけや「絶対にこうだ」という確信がある場合、それに基づいて行動したり発言してしまい、世界そのものを曲がった見方をしてしまうことが多いのです。

そして、Ｍ様の場合は、こうした「他者に対する見捨てるだろうという誤解」があったために、そもそも人に対して信頼できない、攻撃する、心を許せない、仲良くなれない、親密になれないという態度をしていました。

そのため、7年前に自分に良くしてくれた彼に対しても、同じような態度をしてしまっていて、関係を壊してしまったのです。

今回のセッションでは、このＭ様の大元となっている「そもそも他人はどうせ自分を見捨てるだろう」という誤解を解いていきました。

それはとてもシンプルな方法で、「親は必ず、順当に行けば、あなたよりも先に死にます＝あなたを置いていきます。けれど、あなたの友達や彼氏は、あなたと一緒に生きることができるし、あなたと同じ視点で物事を考えることができるし、あなたと一緒に努力することもできるし、あなたを置いていくことはありません」という新しい視点を持っていただいたんですね。

その瞬間、Ｍ様の様子が変わりました。

これまでは、他人は絶対に両親と同じように、一方的に自分を捨てると思い込んでいた。

けれど、自分の周囲にいる人は、本当は自分と一緒に悩み、一緒に行動し、一緒に生きようとしてくれている…

そして、これからも、こうした関係を、自分が望めば必ず作っていくことができる。

そこに意識を向けたとき、Ｍ様にとって、周囲の人は「自分を置いていく敵」ではなく、「自分を支えて、一緒に生きてくれる大切なありがたい人たち」に変わったんですね。

そして、この状態で改めて両親のことを見てみると、本当は両親も自分を捨てておらず、むしろ、心から大切にしてくれていることに気づいたのです。

Ｍ様からは、周囲に対する心からの感謝と、「誰も置いていかない」という安堵の涙があふれました。

本当は一人にならなくてよかった、本当は皆、共に生きていくことができる…こうして人との関わりを感じられたＭ様は、今までのように、「どうせ見捨てるんでしょ！？」と他人を攻撃したりすることなく、

「あなたがいてくれて嬉しい、ありがとう」と言える女性に変化したのです。

このプロセスを経て、今まで攻撃するだけだったＭ様と、攻撃されて追いやられる関係だった周囲の引き合いが変化したんですね。

攻撃し合い、傷つけ合う関係から、自然に感謝し、愛を伝え合う関係へ…そして、このＭ様の変化が、7年前に関わっていた彼の潜在意識にも伝わり、もう一度つながりあうことができたのです。

私たちの潜在意識＝縁は、たとえ表面上は目に見えなかったとしても、このように確実につながりあっています。

だからこそ、自分の変化は必ず人に伝わって現実を変えてくれるのです。

他人を変えようとすれば、それは「支配しないで！」という反発や抵抗となって返ってきます。

けれども、自分自身が変わろうとすれば、それに呼応して、人との関係は必ず変えていくことができるんですね。

あなたは今、他者とどんな関係で引き合っていますか？それはあなたの望むものですか？

もしそれがあなたの望まない場合なら、あなたの在り方や捉え方を変えてあげるだけで、本当に望む関係へと変わっていくことでしょう。

Ｍ様、本当に素晴らしい体験談をありがとうございました。これからは泣き顔ではなく、どうかたくさんの笑顔で過ごしてくださいね。お幸せをお祈りしています。

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