◆生きづらい、自分の存在を肯定できないー私たちは常に、心の中の「傷を与えた人」に支配されている

いつもご覧いただきありがとうございます。
心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。

改めまして、本日、大阪セミナーにお越しくださいました皆様、本当に本当にありがとうございました。

特に今回は、「カルマ解放」という深いレベルのセミナーを行ったにも関わらず、本当に真剣に皆様が向き合ってくださり、たくさんの涙と共に新しい自分に生まれ変わるプロセスをご一緒させていただいたと思っております。

会場の都合で皆さんと長くお話しすることはできませんでしたが、お顔を拝見してお話させていただいたクライアント様もいらっしゃり、解放された美しい涙や、皆さんのほっとした笑顔に、私も胸がいっぱいになりました。

心から感謝申し上げます。

それでは今回は、こちらの週末シンデレラスクール「カルマ解放」の授業から抜粋いたしまして、「私たちは常に、自分の心の中の「傷を与えた人」に支配されている」という「生きづらさのメカニズム」について、お伝えさせていただきたいと思います。

◆生きづらい、自信がない、自分の存在を肯定できないー私たちは常に、心の中の「傷を与えた人」に支配されている

授業でもお伝えさせていただきましたが、私たちは、「自由に生きられない」「自分に自信がない」「自分にどうしてもだめ出しをしてしまう」というとき、必ずと言っていいほど、過去のトラウマと、そのトラウマを与えた人に支配されてしまっています。

例えば、子供の頃に、幼稚園の同級生の男のから「ぶす」って言われました…という人がいらっしゃるとします。

その時に、実際に相手の男の子に対して「なんでそんなこと言うのよ！」とか、「先生に言いつけてやる！」というように意思表示を出来た子は、そのことを長く引きずることはありません。

けれども、もしもその時に、傷ついていたにも関わらず、相手に対して反論することができなかったとき…というのは、

私たちの潜在意識に「私はぶすなんだ」という情報が深く刻み込まれてしまい、その価値観を持ったまま、その価値基準を元に、大人として生活するようになってしまうんですね。

よくトラウマという言葉を使うと、「私は虐待されたことなんてないので、たいしたことないですよね」とか、「私は特に家庭に問題があったわけではないので…昔のことは原因ではないと思います」とおっしゃるかたがいらっしゃるのですが、それは間違いです。

苦しみというのは、他の人との比較で決まるものではありません。

むしろ、どんなに些細なことであったとしても、自分自身の心が深く傷ついたと主宇野ならば、その経験は、私たちの潜在意識に大きな障害を生み出してしまうんですね。

例えば上記の「幼稚園時代にぶすと言われました」という女性の例ならば、そこで相手に対して言い返すことができなかったために、「私ってあの男の子が言うようにぶすなんだ」とショックを受けてしまい、

その結果、その後の人生において、

◎私はぶすだから笑ってはいけない

◎私みたいなぶすはどうせ結婚できない

◎私みたいなぶすは隠れていなければならない

◎私みたいなぶすは女性として綺麗な格好をしても仕方がない

というように、「そのトラウマ」を基準にして、人生を構築してしまうのです。

つまり、私たちは、その心の傷が他の人にとって大きい・小さいは関係なく、自分がひどいショックを受けたことに関しては、潜在意識の中にその傷を刻み込み、ずっとその傷に無意識的に支配されてしまうのです。

今回の授業で扱わせていただいたトラウマ解放のプロセスは、こうした「潜在意識のレベルで残ってしまっている心の傷を、その時の状態に戻って解放していくこと」ということでした。

潜在意識の中にこうした傷が出来てしまっているとき、私たちは、どんなに表面上のことを癒したとしても、決して心から自分を癒すことは出来ません。

自分が傷をついた最初の時点、大元の体験に戻って、その体験を追体験しながら、「相手に対して反論したり、怒ったりして、自分を守る」ということをする必要があるのです。

なぜなら、こうした心の傷というのは、完全に潜在意識の中にインプットされ、自分が考える・考えないに関わらず、ずっと繰り返し繰り返し再生されているからなんですね。

つまり、心の中で「自分が傷つけられた過去の出来事」に対してきちんと対処しなければ、その出来事は時間が経過しても、私たちの知らないうちに、心の中で「ずっと続いてしまう」のです。

上記の例、「ぶすって言われた」ということだったら、表面上では、もうそのぶすって言った相手はいない。

現実の世界でも、ぶすって言った人間がどこにいるのかも知らない。

今もう、目の前にその相手はいないし、私は幼稚園生ではない。

にも関わらず、「ぶすって言われた」ショックは潜在意識において自分を支配し、

相手がすでにいないにも関わらず、「どうせ私なんてぶすだから…」という自己否定を生み、自分に対して「ぶすな私」という生き方を自動的にするようになってしまうのです。

よく、自分が幸せになりたいと願っているのに、どんなに頑張っても叶わない…という人がいらっしゃいます。

そういった皆さんは、こうした「自分が頭で考えても分からない、潜在意識のレベルで過去に自分を苦しめた人に支配され、まだその心の傷が癒えておらず、その心の傷が終わっていない」からこそ、

不幸が終わらず、自分を否定する気持ちも終わらず、「頭では私は幸せになりたいと思って頑張っている」にも関わらず、心の中では虐められて傷つけられて泣いている自分のまま、ちっとも現実が改善しないということが起きているのです。

つまり、頭で考えていることと、心の中＝潜在意識が信じ込んでいることが違うために、潜在意識が信じ込んでいるほうが、現実化されているということなのです。

今回の授業では、こうした「潜在意識がまだ傷つき続けていること」に対してフォーカスし、その心の傷に向き合い、そのトラウマを与えられた時点にまで戻り、その相手に対してしっかりと拒絶し、反論し、怒り、自分を守るというプロセスを行いました。

いつまでも自分の心の中で、自分を否定し続ける両親。

いつまでも自分の心の中で、自分を馬鹿にし続ける虐めた相手。

いつまでも自分の心の中で、自分に対して酷いことを言ってくる元の同級生。

こうした過去のトラウマに対峙し、自分が苦しめられているひとつひとつを思い出しながら、相手に対して「私は嫌だ」「私はあなたのいいなりにならない」ということを表現し、自分を守るというプロセスを行ったのです。

ただ、現実の世界で実際に嫌なことがあるだけではなく…

その嫌なことが心の中に刻み込まれ、気にしないようにしているのに、潜在意識は勝手にその記憶を繰り返す。

こうした苦しみが、「生きづらさ」の正体なのです。

言いたいことも言えず、我慢し、いつも相手のいいなり。

私は本当は粗末にされたくなかったのに、そこで自分を犠牲にして、相手の言っていることを鵜呑みにするしかなかった。

だからこそ、もう一度、その時には出来なかったとしても、自分のために立ち上がり、自分という存在を救ってあげる必要があるんですね。

あなたは過去に、どんな苦しみがありましたか？

そして、どうすることもできず、それを鵜呑みにしてしまったことはありましたか？

けれどももう、そんな相手のいいなりになる必要はないのです。

あなたがあなたという存在が抱えている心の傷を認め、しっかりと、そうした不適切な相手に対して反論し、怒り、自分を守るという選択をすることで、

私たちははじめて、過去の苦しみ＝トラウマと、そのトラウマを与えた人から自由になることができるのです。

あなたの命の尊さを、どうか知ってあげてください。

そして、あなたというかけがえのない魂が傷つき、ずっと過去に支配されてしまっている、そこから抜け、改めて自分という命を守るという選択をしてあげてください。

一度でも、あなたがあなたの命を守るという自尊心ある選択が出来たとき、あなたはもう過去のトラウマに支配されない、「自分で自分を守ることのできる」人生を始めることができるでしょう。

あなたという人が、あなたの存在の重さを知り、どうか全力で、あなたという人の味方になってあげてほしいと願ってやみません。

今日、セミナーにお越しくださいました皆様、このブログを読んでくださっている皆様が、少しでもご自身のために寄り添ってあげますことを心からお祈りしています。

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