スピリチュアルカウンセラーの斎藤芳乃です。
毎日本当にたくさんの皆様からお問い合わせのメールを頂戴し、ありがとうございます。
メールなどをくだいました皆様におかれましては、本当に恐縮ですが、現在、個人セッションはお申し込み・キャンセル待ち共に11月までいっぱいの状況です。（大阪も同じ状況です）
12月の個人セッション枠につきましては、数日中に募集を開始させていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、どうかよろしくお願いいたします。
それでは先日からお伝えしている「自分の価値」について、今回は、具体的に自分の価値を見つけていく方法をお伝えしていきたいと思いますが、
自分の価値を認めていくときはコツがあって、それは繊細に、自分の心にフィットする形で、ひとつひとつ丁寧に見ていく必要があります。
けれども実はそれだけではなく、「自分の価値を認めようと表面上では頑張っていても、結局のところ自分を裏切ってしまい、自分で自分の価値を落としている」ということもあるんですね。
そして、大切なのは後者の部分です。
それでは自分の価値について、複数にお分けしてお伝えしていきたいと思います。
私たちは苦しみや悩みの中で、人生を毎日生き抜いています。
そして、そんななかで、幸せになるための努力や、少しでも自分自身を良くしようと試みています。
少しでも愛されたい…
ほんのちょっとでも女性らしく在りたい…
今までの自分を変えて、人生をもっと楽に自由に生きていたい。
そこには、
真剣さや
誠実さ、
勤勉さ、
人生に対する熱意、
自分自身を諦めない心、
くじけてもまだ誰かを信じようとする気持ち、
幸せに対する純粋な憧れ、
愛を信じられる清らかな心、
等々、とてもたくさんの素晴らしい心が隠されています。
そうなんです、実は、こうした私たちが苦しみの中でとっている行動ですら、それが「私たちの価値」なんですね。
人はどうしても、「何かうまくできた」とか、「達成できた」と言うことに対して「のみ」、
「それが優れている」と認めたり、「自分はとても頑張った」と承認する癖を持っています。
また、他人から評価されたり承認されることも、自分自身を認めてあげられる大きな要因になっています。
けれども、実際には達成できなかったり、自分よりも他人のほうが褒められたりすると、それだけで自分の価値を感じられなくなってしまう…
こうした「１００と０」の観念を持っている人が本当に多いのです。
例えば500名いる校内マラソン大会で、500名中1位だった子は褒められたとしても、500名中500位だった自分は褒められない、ということをしてしまうんですね。
ここで、500位だった自分が頑張らなかったか？と言えば、とても頑張ったと思います。
運動が苦手なのに、最後まで死ぬほど頑張って走りきって、みんなから拍手されるような状態だったかも知れない。
あるいは、普段は運動が出来るのに、その日はたまたま体調が悪く、それでも最後までなんとかやりきったかもしれない。
このように、「他者の目線」で自分を見れば、それはあくまで順位や表面上のことだけを計るので、足りないということもあるかもしれません。
けれども、そういった「他者目線の表面上の評価」と、「私たちが実際に頑張ったこと」は、まったく別のことです。
ここで「他者目線」だけを採用してしまうことが苦しみの原因になります。
なぜなら、女優さんのように綺麗じゃなければ評価されず、モデルさんのように細くなければ評価されず、東大や慶應に行かなければ評価されず、年収1000万以上なければ評価されず、一部上場企業に勤めなければ評価されず…
といった、「表面上の評価」だけで、自分を判断しなければならないからです。
でも、私たちは必ずしも、こうした「表面上の評価」だけで生きているわけではありません。
もしも私たちが、世の中に学歴で判断する人がいて、その「表面上の評価」に対してそれは嫌だ！と否定したら、そこで争いが起こります。
あいつは学歴だけで自分を判断する！
あいつは容姿だけで女を判断している！
だから嫌い、だから嫌だ、だから許せない、だから排除したい…
というように、ここで争いが生まれてしまうんですね。
そうではなく、
会社に入社する場合等は、その会社のルールとして、その人の人格とは全く別に「学歴で入社する人物を判断する場合もある」ということを認識することが重要なんですね。
それぞれのルールは異なりますが、会社や社会という「団体」は、こうした「ルールや基準」を分かりやすく持っている場合もあります。
東大卒でなければ採用しない、とか…
女優になるのであれば、こういったプロポーションや雰囲気が必要だ、とか…
学校であれば、偏差値が62以上対象の試験で60点以上とらなければ試験に受からないなど…
とてもわやりやすく「認める基準」を持っているところも、実際には多くあるのです。
だからこそ、そのルールを見極めることが大切です。
あなたが素晴らしい面を持っていたとしても、もし相手が一方的なルールをもっていたとしたら、あなたの人格や素晴らしさは評価されません。
同様に、あなた自身が、相手のルールにそわずに、「いえ、でもどうしても自分の素晴らしさを認めさせたいんです！」と言っていたとしても、そこには争いが生まれるだけなんですね。
だからこそ、
◎「自分がしてきた素晴らしいこと。価値」と、
◎「その価値を認められる人（団体）と、認めない人（団体）が存在している」
ということを分けて考える必要があります。
その上で、「他者が持っている基準や評価とはまったく別のこと」として、自分のことを認めてあげることが大切なんですね。
自分はマラソン大会で校内1位じゃなかったけれど、確かにそれは成績だけしか見ない学校の成績という表面上では評価されないことかもしれないけれど、
「でも私は本当によく頑張ったよね。」
マラソン大会で最後にゴールインするなんて、笑う人もいるけれど、
「でも拍手してくれて、「よくがんばったね」と言ってくれた人もいるよね。」
○○先生は成績の良い子だけしか褒めないから評価されなかったけれど、
「でも最後までやりきった自分は、諦めなかったし、自分で納得できた。」
だから、自分のことを評価できる。
というように、「評価しない他者も確かにいる」ということを認めながら、かつ、「評価してくれる他者もいてくれる」ということを承認しながら、
その上で、「自分自身がどれだけ頑張ったか、自分に正直でいてあげること」が、自分を褒めるということです。
このように考えていくと、私たちが今、この瞬間に生きていることさえも、「他者の基準」では計りきれない努力があり、今生きていることですら、自分自身が積み重ねてきた素晴らしい価値の結果なんですね。
こんなふうに、「他者の評価」と「自分のしてきたこと」を分けて、自分を認めてあげることが大切なのです。
けれどもここで実は３つの罠があります。
「じゃあ、努力している自分のことはすべて認められるかどうか？」というと、実はそうではないんですね。
また、「じゃあ自分で自分のことを頭で考えていつも認めているからいいでしょ？」というと、実はそれも違うのです。
そして、「じゃあ自分のことを認めてくれる基準を持った人と一緒にいるから、１００％自分のことを認められる？」というと、それも誤解です。
それでは次回は、上記の事柄「自分を評価できない罠の存在」についてお伝えしていきたいと思います。
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