◆鬱や精神不安定になってしまう時ーその原因は、実は他の人の感情をもらっているせいかもしれません

いつもご覧いただきありがとうございます。
スピリチュアルマリアージュスクールの斎藤芳乃です。

連日、多くの方にお越しいただき、個人セッションをさせていただいておりますが、数年の悩みが一度で氷解されるということが起きています。

皆様、真剣に場を創っていただき、本当にありがとうございます。

実は、私たちは普段、悩みながらも、その悩みを「社会の枠組みに当てはめて」解決しようと努力してしまっています。

例えば、精神的に不安定になってしまったり、鬱状態になってしまうとき…

こうした場合は、つい「自分に原因があるのではないか？」と考えて、「じゃあどうすれば改善していけるのだろう」と、さらに努力してしまおうとするんですね。

ただでさえ辛い状況にも関わらず、問題の原因を自分にあると思い込んでしまい、さらにその状態を何とかしようと頑張ってしまう、

そしてまた疲弊して動けなくなる、の繰り返しになってしまうこともあります。

こうした場合は、少しだけスピリチュアル的な視点を入れてあげると、苦しみが改善されるケースもあります。

私たちは、常に他者と接するとき、自分の頭では認識できない部分でも相手と接しています。

実際に目に見える相手の容姿や細かな仕草、態度、服装、メイク、髪型、表情、視線以外にも、

話すときの声の大きさ、抑揚、そこに含まれている微妙なニュアンス、感情の起伏、あるいは相手の香水の香りや体臭など、

たくさんの情報を読み取っています。

厳密に言えば、その中でも特に私たちが認識できるのは、「私たちが顕在意識で意識している部分」においてのみです。

つまり、人それぞれ、どの情報を読み取るのか、それは自分のこだわりや好き嫌いによっても異なってくるんですね。

例えば、外見を重視する人は、相手の服装やメイク、髪型などを強く認識します。

逆に外見を重視していない人は、相手の表情や仕草、姿勢などを認識します。

このように、人によって、どの情報を読み取るかは異なるんですね。

そして、こうした実際に見たり、聞いたり、嗅いだりといった具体的な事柄ではなく、それ以外の部分を読み取ってしまう人もいます。

相手が話す声に含まれた「微妙な感情の強さ、その感情が持っているエネルギー」や、視線や姿勢などから推測される「相手の機嫌、相手の機嫌に含まれるフラストレーションのエネルギー」などです。

もともと感性が繊細でさまざまなことに気づきやすい人、あるいは、家庭が緊張状態で常に両親家族の顔色を伺っていたような人は、こうした「ちょっとした相手の情報」に対して敏感になります。

多くの人が気づかないような微妙なエネルギーなどを読み取ってしまい、そして、そこに強く影響されてしまうこともあるんですね。

そしてその時、相手の感情をあまりに読み取りすぎてしまうと、その相手のエネルギーを自分の中に入れて、ためてしまうことがあります。

人間関係で、口もきけなくなるくらいの鬱状態になったり、理由も分からず精神不安定になってしまう場合、

このように、他者から受ける影響が大きすぎて、自分の中で上手に処理できず、相手のエネルギーなどにダイレクトに圧倒されていることもあるのです。

特に、他者に対してはっきり自分を表現でき、NOを言ったり、自分の意思を臆せず伝えられる人は、こうしたエネルギーの影響も受けにくいですが、

自分の守り方が分からない、いつも犠牲的に相手の言いなりになってしまうような方は、こうした「自分以外のエネルギー」を跳ね返すことができず、そのまますべて受け取ってしまっている場合があります。

このようなケースでは、頭の中でぐるぐるとマイナス思考や、相手に対する怒り、絶望などが回ってしまい、それがエスカレートして自分を攻撃したり、必要以上に死にたいと思ってしまったり、怒りを周囲に爆発させてしまうことがあるので、

そのような時は、「それが本当に自分自身のエネルギーなのか、自分自身の感情なのかどうか」ということを見るようにしてみてください。

相手からぶつけられた感情や批判が、ただ自分の中で、そのままぐるぐると回っているだけかも知れません。

あるいは、相手の絶望などをまるっとそのままコピーしてしまい、自分まで一緒に絶望しているだけかもしれません。

その感情の出所、不安定の原因が、そもそも「自分が創り出したものか、それとも相手から一方的にぶつけられた自分以外のものなのか」ということを見極めることをしてみてください。

もしかしたら、あなたの中で、その鬱状態の原因となっている自己否定や怒り、憎しみなどは、あなたのものではなく、あなたが誰かから受け取ってしまったものかもしれません。

その場合、その受け取ってしまったエネルギーを、イメージの中できちんと相手に返していきましょう。

私たちはイメージングすることによって、内側にあるエネルギーを動かすことができますから、ただイメージするだけでも、エネルギーを戻すことが可能です。

もしそれができない、しにくいという優しい方は、それを天に返していくイメージをしてみてください。

もともと相手はそのエネルギーを持っていた「主人」なので、例えマイナスの感情などを返したとしても、相手が余計に悪くなったり酷い状態になることはありません。

マーフィーの法則や引き寄せの法則などでもイメージングの効果は広く伝えられていますが、なぜ夢が叶うかというと、私たちが持っているエネルギーを動かしていくことによって、それが外側に影響するからなんですね。

それと同様に、もともと内側で受け取ってしまった不必要なエネルギーを返していくことによって、私たちの状態（外側）も自然に楽になっていきます。

何よりも、ただその感情が「自分のものではなかった」と知るだけで、自分の中で切り分け、境界を引くことができ、自然に楽になっていくこともあります。

実際のセッションでも、このようによりスピリチュアルな視点を取り入れて、クライアント様がすぐに楽になることも、とても多いのです。

目に見える世界ももちろん大切ですが、私たちはとても繊細で、豊かな「感覚」というものを持っているため、「それだけがすべて」で、「それだけで全部を解決できる」ということではないんですね。

ご自身の感受性や感覚を大切に、ご自分を大切にしてさしあげてほしいと思います。

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