『ミッション:8ミニッツ』~感動の涙が・・
内容は、事件現場(列車爆破事件)に何度も繰り返して行って、犯人を見つけ出すというもの。特殊なのが、「過去の」人間の脳の中に、別の人間の意識が入りこむというもの。"一回”の制限時間は8分。何度も何度も爆破は起こり、その度に意識は現在に戻ってくるのですが、彼に指令を出す女性大尉(ヴェラ・ファミーガ)との間のやりとりからだんだん、主人公であるスティーヴンス(ジェイク・ギレンホール)の「現在おかれている」状況がわかってきて見ている方もツラク感じる。女性大尉の方もだんだん彼に感情移入してくる。面白いと思ったのが、彼の「意識」が見るものと、実際は違う・・このあたり、すごくうまいなーって思いました。「バタフライエフェクト」のような映画も思い出されますが、決定的に違ったことは、この映画には感動の涙があふれることでした。何度も何度も現場に行くうちに、電車の中で話をする相手の女性がだんだん魅力的に見えてきたり、状況が少しずつ変わっていく。最高だったのがクライマックス。ここはネタばれになるから書きませんが、ああ、人間はどんな風にでも状況は持っていけるんだと強く思えるシーンがあったからです。以下ネタバレ注意画面が一瞬ストップモーションがかかる。車両中が笑顔で包まれる幸福な時間。「生」と「死」の境目の瞬間。そして、果たせなかった父親との和解のシーン。涙、ぽろぽろ。。ラストのラスト。「映画通ほど騙される」とのコピーがありましたが、まぁ、私は通でもないから、騙されるというより、夢を見させてもらった、といった感じでした。こういうSF映画もいいもんですね。いつまでもじんわり暖かくなれる。