▼概要
親子のつながりはただ単に親権という言葉ではなく、実際の自治体の動きが見直される必要があると考える。その声を伝えるためには行政として親子を支える枠組みを作るべきである。将来的には、婚姻状況や同居状態によらず、子どもの成長を見守るのは親子の想いである。
テンプレート親子断絶防止:未来を担う子どもの支援に関する条例について陳情
未来を担う子どもの成長に寄り添って成長が支えられるように条例の制定
子ども支援(いじめ、虐待、体罰等に悩み苦しむ子どもへの支援・子どもの育ちを支える者への支援)を総合的に推進し、子どもの最善の利益を実現するための仕組みづくりが急務である。保健、医療、福祉、教育などの分野において、子の視点に立って成長を支えられるように、県民や各機関等が最大限に連携して取り組むことを検討していただきたいと願う。
1.意義
子どもは、それぞれが一人の人格をもつ人間である。その子どもにとって,かけがえのない存在価値と尊厳を持っており、個性や他の者との違いが認められ、自分が自分であることを大切にされたいと願っている。子どもが将来一人前の大人となり、共同社会の一員としてその中で生活し、自己の人格を完成、実現していく基礎となる能力を身につけるために必要不可欠な営みであり、それはまた、共同社会の存続と発展のためにも欠くことができないものであって、これを支えていくものことが望ましい。子どもにとって権利は、人間としての尊厳をもって、自分を自分として実現し、自分らしく生きていく上で不可欠なものである。
しかし、少子化や核家族化にともなって、子どもたちが暮らす地域社会においては、人間関係の希薄化や経済的格差の拡大等、その環境は複雑化している。このような中で、いじめ、虐待、体罰や不登校といった様々な問題を抱え、悩み苦しむ子どもたちをいかに支援するかということを最大限に配慮することが大切であると考える。かけがえのない子どもたちが困難に遭遇したとき、きめ細やかな状況に応じて様々な支援につながるような相談・救済のしくみづくりを進める仕組みづくりが必要と感じる。
2.要望の格子
以下に基本的な実現したい項目を示す。
(1)①子どもへの支援 ・子どもが不当な差別、虐待、体罰、いじめなどに悩み、又は苦しむことなく安心して生きてい けるよう、その人権が尊重されること
②子どもが、その成長段階に応じ、主体的に社会に参加することができる環境を整備すること
③子どもが、相互に人権を尊重し、次代の社会を担うことができるようになること
(2) 子どもの育ちを支える者への支援 保護者、学校関係者等がゆとりのある環境で子どもと接することができるようになること
(3) 関係者の連携協力による重層的かつ継続的な子ども支援の実施
3.子どもの視点に立った条例の歴史
神奈川県内では、川崎市が子どもの権利に関する条例として制定されており、子どもの権利が総合的かつ計画的に保障されることを目的として策定することが継続してなされている。また長野県としては、子どもが伸び伸びと暮らせるように育つ地域社会の実現を目指して、自己肯定感を育むための取り組みがなされている。
4.県で制定して欲しい条例の例
3項で紹介した長野県の未来を担う子どもの支援に関する条例(平成26年7月10日条例第32)のような主旨の条例採択を望む。
以上。
「※本文の開示範囲は、行政内関係者のみでお願いします。」と付言した方が望ましい。
(引用元)
http://www.rilg.or.jp/htdocs/img/reiki/PDF/%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%94/%E9%95%B7%E9%87%8E%E7%9C%8C%E6%9D%A1%E4%BE%8B.pdf