【サッカー】スペースは自分たちで作るもの | 【ブログ】神の一手

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今回は、昨日予告した(J1昇格を目指す上で)「埋めなければならない差」をテーマにした読み物です。
【J2リーグ】(第12節)町田ゼルビアの試合結果
 

スペースは、自分たちで作るもの

このサイトのサッカー談議は、 とあるサッカーサイトの裏サイトになります。 表のサイトでは、さすがに書けないなぁという内容を書ける範囲で書いちゃおうというサイトです。

昨日(5月5日)サッカーJ2リーグに参加の町田ゼルビアの試合がありました。

この試合の町田ゼルビアは、攻撃面での工夫を随所で見せながらも、勝敗では負けて今シーズン6敗目となりました。

今回対戦した水戸ホーリーホックは、現在1位のチームです。

1位のチーム(水戸)と16位のチーム(町田)ですので、当然なんらかの違いがあることは、想像がつきます。

そして、その「違い(=差)」を埋めないことには、これまた当然のように上位に浮上して優勝争いに加わることも出来ないでしょう。


つまり、J1昇格を目指す町田にとっては、どうしても越えなければならない壁があるのです。


それでは、実際、どういうところに「差」があるのでしょうか?。


今回の連載では、差を埋めるための「はじめの一歩」。「何が足りないのか?」を考えてみたいと思います。


今回は同連載シリーズ(その1)となるわけですが、まずは、5月5日の水戸ホーリーホックスとの試合82分33秒のシーンを考えてみたいと思います。

この場面は、水戸のフリーキックから始まる町田ゼルビアの2失点目の場面です。
 

黄色が水戸ホーリーホック、薄紫が町田ゼルビアです。上のゴールが町田ゼルビアのゴールで、水戸が下から上へと攻めています。

注目していただきたいのが、この動画の開始の所で、丸で囲んだ部分の黄色の選手の動きです。


一番左の黄色の位置が水戸のフリーキック開始の位置です。この位置からの蹴り始めをスタートとして、ゴール前では、右側の水戸の選手が右側へ。左側の水戸の選手が左側へと動いていきます。

それに伴って、町田の選手も、それぞれ右方向、左方向へとポジションを移すのですが、結果としてゴールの真ん前が、がら空きになるというシーンが、実は、この水戸の得点シーンです。

ボールの流れとしては、水戸のフリーキックのボールを町田の選手がヘディング。そのこぼれ球を水戸の選手がシュートしたという形には、なっているのですが、

この一連の水戸側の選手の動きから考えて、水戸の選手が先にヘディングをしたとしても、

その(水戸の)狙いどころは、今回、町田の選手がクリアした先、ゴール前中央だったと考えられます。

クリアしたボールが運悪く、水戸の狙っていたところに飛んでしまった。ということに間違いはないと思われますが、注目すべきは、そこではありません。


水戸は、あきらかに、町田の選手を、自分達が(サッカーを)やりやすいような位置にポジション誘導しているという事実です。

サッカーでは、スペースという概念を使って、攻撃の仕方を説明することが多いスポーツです。

一番初めにおこなわれるのは、相手のチームの選手のポジショニングの不備を見つけ、そのスペースにパス(あるいはシュート)を出すことです。

しかし、レベルが上がってくると、ポジショニング上のミスや不備といったものは、少なくなってきます。

そのため、さらに一つ上のレベルに上がるためには、相手の選手のポジショニングを、自分たちが有利になるように誘導するという試みが必要になってきます。

今回の水戸のプレーは、右側にポジショニングを採った選手は右へ。左側にポジショニングを採った選手は左へと動くことで、意図的に町田の選手を左右分割。元に戻る前のわずかな時間に、ゴール前中央からシュートを通したというプレーと言えます。

水戸は、対戦相手のチームの選手のポジショニングを、自分のチームに都合のよい形に誘導するサッカーが出来る、あるいは、そのことを念頭にプレーをおこなっていると思われるのです。

(次回の同連載へと つづく)

 
 
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