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~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど

学生時代から断続的に聞いてきたクラシックCD。一言二言で印象を書き留めておきたい。その時の印象を大切に。
ということで始めました。
そして、好きな映画や読書なども時々付け加えて、新たな感動を求めていきたいと思います。

【CDについて】

作曲:曲名

   ラロ:チェロ協奏曲ニ短調 (25:21)

   フォーレ:エレジー op24 (6:46)

   カプレ:エピファニー (20:24)

演奏:グザヴィエ・フィリップス(vc)

   エマニュエル・プラッソン指揮 バイエルン室内フィルハーモニー管弦楽団

録音:1999年4月 シュヴァルツェンベルク Angelika-Kauffmann-Saal

CD:7243 5 73503 2 7(レーベル:EMI、発売:EMI Records)

 

【曲と演奏について】

たまたま中古で入手したCDなんですが、グザヴィエ・フィリップスの若き日の録音だったようです。曲だけ気にしていたので、聴き始めてやっと気づいた次第(笑)。それならそうと、神妙に聴きましょう…。

 

まずは、ラロのチェロ協奏曲から。ラロと言えばスペイン交響曲ですが、それ以外にもヴァイオリン協奏曲などいろいろあります。中でもチェロ協奏曲は比較的よく演奏される方なのでしょうか。サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番に触発されて作曲されたとのことです。まずは、一聴してラロだなぁ…という感じ。そんなことが言えるほどラロを聴いている訳ではないのですが、濃厚な叙情性と異国風味や、ちょっと垢ぬけない感じなど、いかにもという感じだと思いました。そんなことを考えつつなんとなく既視感があるので、うちのCDをチェックしたところ…この曲1枚見つけました。初めてでは無かったようです。いずれにしても、スペイン交響曲同様、スペイン情緒のある作品でした。

 

次はフォーレのエレジー。チェロの曲の定番ですね。一度、このブログでもフィリップスの演奏しているエレジーが登場しました。若き日のグザヴィエ・フィリップスということで、重たくならない、爽やかな清々しい印象でした。いつ聴いてもいい曲です。

 

最後は、今度こそ初めて聴く曲です。カプレのエピファニーです。カプレといえば、ドビュッシーの友人で、ドビュッシーへの曲の加筆やオーケストレーションが有名ですが、自らの作曲した曲もたくさん残されています。でも、聴く機会が少ないですね。エピファニーとは、公現祭ということで、元来イエスの洗礼を記念するものから、イエスへの東方三博士の訪問を祝う形へと変化したものとのこと。この曲は大変面白かったです。さすがにドビュッシーと深くかかわっているカプレの音の素晴らしさがとても楽しめました。きっと内容はエピファニーに関連する事象を表現したものと思いますが、絵画的な美しさがある楽しい曲でした。カプレはまた機会があれば積極的に聴いてみたいと思いました。これは、今日の収穫です(笑)。

 

カプレのエピファニーの音源です。チェロはブルーノ・ワインマイスター、ホリガー指揮リヨン国立管弦楽団の演奏です。

 

購入:2024/02/26、鑑賞:2024/10/01

 

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買ったことを全く記憶してなくて、一見してなんの曲だろうと思ったCDです。どうやら、トゥリーナと書いています。名前は聴いたことがありますが、曲を聴いたことがないので、ちょっと聴いてみましょう。なんで買ったおかな…。ジャケ買いですかね。

ということで、

買い置きのCDを聴こう、ふたたび…⑮

 

【CDについて】

作曲:トゥリーナ

曲名:幻想的舞曲集 op22 (16:08)

   ロシオの行列 op9 (8:20)

   セビリア交響曲 op23 (22:52)

   リズム(舞踏幻想曲) op43 (15:40)

演奏:アルメイダ指揮、バンベルク交響楽団

録音:1991年5月4,6,7日 バンベルク Dominikanerbau

CD:09026-60895-2(レーベル:RCA、発売:BMG Music)

 

【曲と演奏について】

トゥリーナってどんな作曲家だっけ…というところから始まる訳ですが、遠い昔の記憶として、何かのクラシック解説本で読んだ記憶があります。実際そういう名前が出ていたという記憶しかないわけで、ジャケットを見ると何か現代っぽいし、グバイドゥーリナみたいな作曲家?なんて思ったりするのですが、名前の末尾が似ているだけで全然違う(笑)。

 

で、トゥリーナについて調べてみると(まずは、Wiki程度ですが)スペインの作曲家でフランスで研鑽したとのことで、そのあたりはファリャと同じ境遇ですね。ファリャが6年先輩にあたります。事実、ファリャとは親友であったとのこと。1914年にファリャとともに帰国し、最終的にマドリードの王立音楽院の作曲科教授に就任しました。非政治的な姿勢から、フランコ政権と妥協したため、没後はタブー視されたが、再評価されつつある…と。

 

なるほど、タブー視されてきたから録音もあまり目立たないのでしょうか。曲を聴いてみると、いかにもアンセルメやデュトワのラインナップに乗りそうな感じですので…。ファリャは最終的にフランコ政権と妥協せず、一生スペインに戻ることが無かったわけですから、タブー視とはそのあたりなのでしょうか。タブーと言えば、ハイケンスのように積極的にナチスを賞賛して、タブーとして忘れ去られたケースもありますが、それとはまた違いますね。

 

話しのついでに、日本ではずっと使われきたハイケンスのセレナーデ。チェロのメロディにはいってからの、13小節めから16小節目までの部分ですね。

 

さて、話が横にそれました。トゥリーナの曲は、聴けばまずファリャの曲を思い出します。そして、印象派の響きを感じさせます。フランスではラヴェルもドビュッシーもスペイン情緒の曲をいろいろ書いていますし、印象派の影響も受けたスペイン人のトゥリーナが、民謡を素材として作曲した訳ですから、まさにそういう曲になるのですね。こちらが本家ということかもしれません。華麗な管弦楽と、スペイン民謡のメロディが楽しめるCDでした。今回は管弦楽のCDですが、室内楽やピアノ曲などもたくさん残されていますので、どういう感じになるのか、興味がわいてきた次第です。

 

幻想的舞曲集の第3曲。演奏はロペス=コボス指揮のシンシナティ交響楽団です。こうしてみれば、トゥリーナの曲は、実際は良く演奏されていて、単に私が良く知らなかっただけ…という線のような気がしてきました。(笑)

 

購入:不明、鑑賞:2024/09/30

 

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ショスタコーヴィチの時代 ㊹

今回は、ピアノ協奏曲第2番に続いて、交響曲第11番。このあたりは華々しい曲種で、腕の見せ所、表現のしどころというところですが、まだジダーノフ批判のご時世であり、突き抜けた表現の曲にはならないようです。それでも技巧を凝らしたショスタコーヴィチの音楽を楽しむことができます。

【CDについて】

作曲:ショスタコーヴィチ

曲名:交響曲第11番ト短調「1905年」 op103 (62:06)

演奏:インバル指揮、ウィーン交響楽団

録音:1992年5月23-27日 ウィーン コンツェルトハウス

CD:COCO-78920(レーベル:DENON、発売:日本コロムビア)

 

インバルのショスタコーヴィチの交響曲全集は、ちょうど私が一番興味を持っていた頃に並行して次々とリリースされていた録音でした。その中でこの第11番だけは聴いておらず、てっきりまだ買っていないと思っていたのですが、中古盤の未聴CDの中にありました。これで、インバルの全集が全部揃いました(笑)。第11番自体、私はあまり聞かなかったので、かなり久しぶりです。

ということで、

買い置きのCDを聴こう、ふたたび…⑭


【曲と演奏について】
ショスタコーヴィチは新作の交響曲の作曲を、ロシア革命50周年の1955年に完成予定で進めていましたが、いろいろと忙殺されることもあり、完成は1957年のこととなりました。この作曲経緯に関しては、1956年のハンガリー動乱が契機になって、停滞していた筆が一気に筆が進んだという説があるようですが、これは定かではありません。事象として、この「1905年」の扱う「血の日曜日事件」と似ているところからも、そういう話がでるのでしょう。1905年の血の日曜日事件とは、1904の日露戦争開戦以降の困窮から、戦争の中止・自由権の確立等を求める王室への請願のデモ隊にに対し武力鎮圧したことから多くの死者を出し、王室への信頼の崩壊につながったもので、歴史はこれ以降、一気にロシア革命へと進んでいくことになりました。

 

この交響曲第11番は、血の日曜日事件を忠実に描写した曲と言われており、4つの楽章は連続して演奏され、大きな交響詩とも言われています。発表当時、ソ連では絶大な人気となり、翌年レーニン賞を受賞しました。そして、その後ジダーノフ批判も解けたため、名実ともに作曲活動は通常の状態に戻っていくこととなりました。

 

また、一方そういった曲でもあるため、西側ではプロパガンダ曲として長らく不人気な状態が続いていましたが、現在では歴史的事実を描く交響詩として、或いはその事件や曲の内容の持つ意味を、普遍的な解釈で捉え、演奏機会が多くなってきています。プロパガンダという足枷が外れれば、大変迫力のある交響詩なのです。もちろんショスタコーヴィチの曲なので、いろいろ裏読みすることもできるでしょう。ハンガリー動乱に関連づけるのも、そのような考えの一つですね。

 

曲の構成は、

第一楽章:Adagio「宮殿前広場」

第二楽章:Allegro「1月9日」

第三楽章:Adagio「永遠の記憶」

第四楽章:Allegro non troppo「警鐘」

という形です。第一楽章が、事件前夜、第二楽章が事件の描写そのもの、第三楽章が犠牲者へのレクイエム、第四楽章が宮廷に対する警鐘、という展開で曲を閉じます。事件をストレートに扱う大変効果的な音楽でした。

 

曲を聴いた感じとしては、今までのショスタコーヴィチの第5番や戦時中の交響曲などと、雰囲気は共通しています。ただし、書かれたご時世がスターリン後ということもあって、徹底的な暗さまでとはいかないと思いました。基調は暗くとも、それは歴史的事件に対する哀歌であって、現在進行形とまではいかないのでしょう。そして、ラストが暗い雰囲気で物々しく終わるのは、革命後の今までの歴史に対する手放しの肯定感はないということではないかとも思いました。普遍的な解釈として、圧政からの解放のための革命後も、別の形で圧政が続くことになったという事実や、これからも歴史は繰り返すという警鐘も含まれていると感じます。

 

インパルの演奏は、真摯にかつ精緻に音楽性を重視したものと思います。録音もダイナミックレンジが大きくて、とても迫力もあるものでした。インバルがこの曲を録音した時代は、まだショスタコーヴィチの解釈の過渡期で、新しい時代に踏み出していた頃です。現在ではもっといろいろな解釈で演奏することができるので、その後のいろいろな演奏を改めて聞いてみたくなりました。今においてこの曲を演奏する意義を、それぞれの演奏は問いかけているのではないかと思います。

 

(購入:不明、鑑賞:2024/09/18)

 

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ハイキングの記録です。

今回は、日光の戦場ヶ原に行ってみました。何を隠そう、実は私の初戦場ヶ原です。いつも横を車で通過しているのですが、中に入ってみるのは初めてでした。今回はまだ登ったことのない、戦場ヶ原と中禅寺湖を隔てる高山に登ってから小田代原、戦場ヶ原と散策しました。

 

この週末あたりから、少し気温が下がってきて、そろそろ秋が近づいてきたという感じです。そこで、これから賑わうであろう奥日光を先取り!という感じです。冷気も漂い、秋の気配を感じつつ、フリースを羽織って歩いても、ほとんど汗もかかずという気温で、とても快適でした。

少しづつ紅葉も始まって、これから最盛期を迎えると思います。美しい季節がまたやってきました。

 

今日は、まずは高山に登りました。それほど標高差は大きくありませんが、立派な登山道です。この時は、ガスに覆われた中の静かな雰囲気で雨、寒さを感じるくらいでした。

 

高山から小田代原に向けて下っていくと、日が差してきて、少し青空も見えてきました。これは、戦場ヶ原の風景に期待です。

 

小田代原の木道を歩いていきます。このあたりは古い湿原で、もう湿原ではなくなっているようです。笹が多く、青々としています。

 

小田代原を通って、泉門池を見たあと、戦場ヶ原の入っていきます。広大な景色の中を通って、湯川が流れる青木橋を渡ります。清流が美しいです。

 

最後に定番の戦場ヶ原の風景です。この日は男体山が一部雲に隠れていたのが残念ですが、広大な平原に秋の気配を感じます。

 

記録・コース

9月24日(火)

竜頭滝上駐車場 6:45 → 8:01 高山 8:13 → 小田代原歩道入口 → 戦場ヶ原展望台 → 10:11 泉門池 10:20 → 青木橋 → 赤沼分岐 → 竜頭滝上駐車場

 

所要時間:4:45、距離:12.2km、累積標高差登り:419m、離籍標高差下り:418m

 

詳細記録はこちら ↓

 

 

 

ハイキングの記録です。

今回は、七面山などで長めの距離を歩いたあとの調整という感じで、近郊のそこそこしっかり登れるコースを歩いてみました。赤鞍ヶ岳という名前はこのあたりの異なる2つのピークについていますが、今回登ったのは、いわゆる「朝日山」と呼ばれている方の山で、この山における赤鞍ヶ岳の呼称は、北麓の秋山地域でももののようです。ということは、朝日山は南の道志側からの呼称ということでしょうか?

 

朝方は陽が差さなかったので涼しく、秋の気配を感じる登高となりました。しかし、下山して車道を歩いている間は陽が照り付けてとても暑く、やはりまだ残暑が残っているという感じです。道中、途中のサンショ平から赤鞍ヶ岳に登る途中でクマさん🐻が出現しました。10mくらい先の木の上で木の実を食べていたのでしょう。我々に気付き、慌てて木から降りて谷の方に逃げていきました。至近距離で出会うのはこれで3度目。行動範囲が広いので、どこに現れてもおかしくないようです。これからは山も実りの季節で、クマさん🐻には注意した方が良さそうですね。


道中は樹林帯の中がほとんどで、ほぼ展望は無いのですが、時折こうしたスポットがあります。これは北側の展望で、中央本線沿いの倉岳山などがある稜線が見えています。

 

途中の棚ノ入山のピークまで来ました。ここも展望のないピークです。

 

今日の最高点の赤鞍ヶ岳の山頂です。ここも展望がありません。ただ、富士山は木の間からチラチラ見えていました。実はここから秋山峠まで少し下れば展望が広がります。今日は行きませんでしたが…。

 

山頂から戻って、雛鶴峠に向けて歩いていきます。展望の場所があって、遠くに三ッ峠が見えています。眼下の谷はリニア実験線があって、開業後にはこのあたりをリニアが駆け抜けていきます。今日は、全く誰にも会わない、静かな山でした。

 

記録・コース

9月20日(金)

浜沢駐車場 6:46 → 三日月峠 → 9:36 棚ノ入山 9:51 → サンショ平 → 10:45 赤鞍ヶ岳(朝日山)11:03 → サンショ平 → 日向舟 → 雛鶴峠 13:39 → 14:49浜沢駐車場

 

所要時間:8:03、距離:12.9km、累積標高差登り:1,028m、離籍標高差下り:1,021m

 

詳細記録はこちら ↓

 

 

【CDについて】

作曲:シューベルト

曲名:ロンド・ブリリアント D895 (14:51)

   グラン・デュオ D574 (21:47)

   幻想曲ハ長調 D934 (25:41)

演奏:カピュソン(vn)、デュクロ(p)

録音:1998年6月25-27日 シオン Fondation Tibor Varga

CD:0946 363303 2 7(レーベル:Virgin Classic、発売:EMI Records)

 

【曲と演奏について】

今日は、シューベルトのヴァイオリンとピアノのための作品集です。シューベルトのヴァイオリンとピアノのための曲はかなり少なく、この3曲に加えて、ソナチネの第1番~第3番くらいしか無いようです。ということで、幻想曲が有名らしいですが、実は…今まで聴いたことがありませんでした😅😅😅。D574のグラン・デュオは、ソナチネの第1番~第3番に続けて、ヴァイオリン・ソナタ第4番とも呼ばれるとのことでした。

 

では…ということで、このCDは一聴して気に入りました。楽しい気分に包まれる曲もあれば、美しいメロディをしみじみ味わう曲もあります。どれも、メロディがはっきりしていて、リートをヴァイオリンで奏でるような雰囲気もあり、そこからの展開も素晴らしい音楽でした。特に名曲と言われる幻想曲は、ピアノの静かなトレモロで始まり、敬虔なメロディが乗って始まるところは、アヴェ・マリアとか出てきそうな雰囲気です。次は歯切れの良い舞曲風の華やかな雰囲気のメロディがカノン風に演奏されていきます。そして、冒頭の主題も繰り返しながら進んでいきます。

 

これは、久しぶりに一聴してすぐ好きになりました。もう少し早く聴いておけば良かった…😢。もう一枚、シューベルトのヴァイオリンとピアノのCDが、昔買ってそのままになっているのがあるので、それもすぐに聴いてみたいと思いました。何が入っているかは忘れたのですが、新たな楽しみができました(笑)。カピュソンとデュクロの演奏はとても透明感があり、輪郭もはっきりしていて、素晴らしい演奏だと思いました。

 

この曲にはたくさんの動画がありました。まずは、ブッシュ/ゼルキン盤。

 

90年代の名盤を生み出した、クレーメル/アファナシエフのライヴ。ロンドと幻想曲で、幻想曲は19:05より。シューベルトの2曲の間に、ヘンツェの短いソロの曲が挟まっています。

 

さらに新しくなって、ファウスト/メルニコフ盤。21世紀の名演ということです。

 

購入:2024/02/26、鑑賞:2024/09/23

 

関連しそうな過去記事はなさそうなので、ヴァイオリンとピアノの過去記事よりいくつか

 

 

 

 

【CDについて】

作曲:モーツァルト

曲名:ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K503 (34:47)

   ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K595 (32:29)
作曲:グルダ(p)、アバド指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1975年5月 ウィーン Musikverein Grosser Saal

CD:POCG-3918/9(レーベル:DG、販売:ポリグラム) 2/2CD

 

先日この2枚組のCDのうち、20番21番の方を聴いたので、今日は残りの25番27番を鑑賞しました。聴く機会は1枚目と比べて少ない2曲ですが、モーツァルトのピアノ協奏曲の名曲として楽しめる曲だと思います。

 

【曲と演奏について】

まずは、第25番。私はこの曲は非常に聴く機会が少なくて、よく覚えてないので、新しい曲を聴くつもりで楽しみました。冒頭のファンファーレから入って、単調の翳りと巧みに交替しながら進んでいくところが面白いと思いました。交響曲第38番とほぼ同時に作曲されたとのことですので、その影を追ってみましたが、それは分かりませんでした。全体的には流麗な中にちょっと厳めしい感じもただよう曲だと思いました。終楽章の明るいメロディのロンドが流れていくのが、とても印象的でした。

 

27番の方は、モーツァルトの最後期にあたる曲で、大変美しい曲だと思います。まずは、静かに入っていく序奏と、その旋律をなぞっていくピアノの展開が素晴らしく、心に迫ってきます。余計な飾りや華々しさが抑えられ、モーツァルトの達した境地が存分に楽しめる曲だと思います。自然にモーツァルトの中にいられるような雰囲気が好きです。しみじみと響く第二楽章のラルゲットや、いつまでも続きそうな終楽章のロンドも素晴らしいですね。

 

グルダ/アバドの演奏は、20番21番を聴いたときと変わらず、モダン楽器演奏時代の不朽の名盤というところですが、アバドの管弦楽がはっきりと主張してとても美しいのと、グルダの輝かしいピアノが華麗に響きました。全体的には前回同様インテンポを感じるもので、連綿と続いていきます、それが、第27番の第二楽章第三楽章と、いつまでもモーツァルトを聴く幸せな世界が続くような印象をもたらし、至福の世界体験させてくれる演奏でした。

 

第27番の第2楽章から。ゆっくり落ち着いた雰囲気に浸ります…。

 

購入:2023/04/17、鑑賞2024/09/22

 

関連する過去記事より

 

 

 

 

 

 

ハイキングの記録です。

前回の七面山登山の最終日、登山口で車を回収した後、身延周辺の低山ハイクに出掛けました。

 

思親山は、身延南部のハイキングの山で、天子山塊の南部にあたり、JR身延線の内船駅の東側に位置します。本来は、行程も短い展望のハイキングの山なのですが…。

 

朝方、宿泊した身延駅前から一旦早川町の七面山登山口まで向かい車を回収。この時点では良く晴れていました。一応天気予報は、午後は良くなかったので、どうなんだろうと思いながら登山口の佐野峠に向かいましたが、残念ながらガスがでてしまって展望はありませんでした。せっかくなので、山頂を往復しましたがガスの中で残念でした。


それと、ここはヤマビルが出るのですね。すべての道が湿っていて、ガスが出るようなジメジメした天気もあり、大当たりでした。下山途中で気づきましたが時すでに遅し。忌避剤も持っていなかったので、この状況だと途中で処置してもキリが無いと思い、とりあえず急ぎ下山確認してみると悲惨なことに…。南アルプス南部周辺の低い所、安倍奥や身延山地あたりの山は、だいたいどこに行ってもでるようですね。要注意です。

あと、この日登山口の佐野峠周辺で、行方不明者の捜索が行われていました。登り始めるときはまだ捜索中でしたが、下山してきたら無事見つかったとのことで、安堵しました。道に迷ったのは昨日のことで、一夜が明けたこの日に発見されたようです。他人事と思わず、リスク管理は徹底して、気を付けたいものです。

佐野峠の登山口から出発します。ハイキングコース自体は短く歩きやすいのですが、ここまでくる峠道の車道が大変狭くて離合しづらい道なので、車の運転には要注意です。

 

登山口から一気に高度を上げると、あとは緩やかなアップダウンが山頂まで続きます。晴れていれば気持ちが良さそうです。

 

歩き始めて40分くらいで、広場のような山頂に到着。気持ちのいい場所のハズなんですが…。

 

山頂にはちょっと洒落た雰囲気のベンチもあったりしました。この時点では知らぬが花で、帰りにヤマビルがたくさんズボンを登っていることに気が付きました…😱😱😱。

 

記録・コース

9月16日(月)

佐野峠 10:47 → 11:23 思親山 11:39 → 12:11 佐野峠

 

所要時間:1:24、距離:2.6km、累積標高差登り:245m、離籍標高差下り:245m

 

詳細記録はこちら ↓

 

 

我が家の沿線にあるオーケストラ、新日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会です。以前、プロのオーケストラを聴きに行ったのは、もしかして同じ佐渡さんのブルックナーの第4番以来??トリフォニーも、いつもは下の小ホールに潜伏しているので、人の多い大ホールに来て一気に日の当たるところに出た気分です😁。前回の第4番もまずまずでしたので、今日は大好きな第7番。期待しています。

 

新日フィルに佐渡さんが来られて2年目。1年目はウィーン・ラインとキーワードを設けて、ハイドンからマーラーにいたるウィーンの音楽の系譜を中心にプログラムされています。そして今年で2年目。初年度はブルックナー・マーラーとも第4番を載せていましたが、2年目の今年はブルックナーが第7番、マーラーが第9番となっています。プレトークでは、ハイドンの朝は新日フィルのハイドン・チクルスで初めて指揮に立った時の曲で、コントラバスを含む各パートのソロに注目とのこと。ブルックナーは50を過ぎて本格的取り組み始められたようで、なれそめのお話の内容は、いつのまにかマーラーの作曲小屋の話しになったので、たぶんイメージとしても佐渡さんはマーラー派なんだろうなぁと思いました。師であるお二人からの印象を比較すると、カラヤン色よりもバーンスタイン色の方が強い感じですね。

 

◆プログラム
①ハイドン:交響曲第6番 ニ長調「朝」 Hob. I:6

②ブルックナー:交響曲第7番ホ長調

演奏:佐渡裕指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団

2024年9月22日 すみだトリフォニーホール

 

ハイドン:交響曲第6番 ニ長調「朝」

さて、まずはハイドンから。しなやかな演奏で、なかなか楽しめました。ハイドンの交響曲は普段はほぼ聴かないのですが、これを聴いているともっと聴いてみたくなりました。いい演奏だったと思います…。簡単ですがこれで…(笑)。

 

ブルックナー:交響曲第7番ホ長調

さて、本命です。冒頭からじっくりと積み上げられていきます。悠々とした歩みで、こういう演奏は好きですねぇ…。前回の第4番を聴いていた印象とはかなり違います。さらにブルックナー感が増しています。今日は何かがあるぞと期待できるような雰囲気です。第一楽章が終わり、ゆっくりと間合いをとっての第二楽章も、同じような雰囲気でじっくりと進みます。第一楽章ほどではないのですが、こちらもブルックナーを聴いている幸せな気分は続きます。シンバルの一発は派手ですが、これは佐渡さんらしいのだろうなぁと思いました。

 

そして、ゆっくりと間合いをとって第三楽章へ。ここはあまり悠々と進むともたれるので、適切な雰囲気。そして、比較的間をとらずに第四楽章へ。このあたりは、この曲のバランスです。第四楽章って聞かせるのがとても難しいと思っていて、工夫のしどころだと思うのですが、佐渡さんの演奏する第四楽章はとても良かったと思います。テンポを遅めにとって緩急やディナーミクを大きく演奏していく感じかと思いました。以前第4番を聴いた時の雰囲気とは格段の違いを感じました。2年目に入って関係が大きく深くなってきて、やりたいことがより鮮明に出てきたのでしょうか。これからが楽しみになりました。

 

さて、新日フィルの来シーズンもプログラムが発表されました。なかなか興味深いプログラムになっていて、わたくし的には興味深い曲ばかりで穴が無いですねぇ…。ホリガーやダウスゴーという客演もとても魅力的。これ、どうしようかなぁ…🤔

ハイキングの記録です。今回は、山友さんと4名でのハイキングです。

 

七面山は、身延山に隣接し、日蓮宗の聖地の山。山頂近くにある敬慎院の宿坊に泊まっての登山です。この日は300人以上の信者の方々と前後しての登山。山々に信者の方々の唱えるお題目が響きます。これには旋律もついているので、老若男女の唱える美しいフレーズがあちこちから聞こえてきます。宿泊する敬慎院では、夜の勤行に参加させてもらい、七面大明神の開扉など体験しました。勤行は激しいパーカッションの動きに、数人で唱えるお経の声が乗り、これがいくつかの声部に別れて見事なハーモニーが生まれています。仏教音楽についても、古来よりの伝統としてそれぞれの宗派で発展しているようで、興味深いところです。

夕方と翌朝は、遙拝所から富士山を見ることができました。信者さんたちも全員で整列し、お題目を唱えながら、一心にご来光を待っています。そして、神々しいご来光が上がってくる。そこにいる全員の心が一点に集中する瞬間です。

さて、ここからが登山の核心部。八紘嶺への山中は全体的に苔むした美しい森が続いていました。心配した倒木帯は、倒木を避けるようにつけられた赤テープに導かれて、難なく通過することができました。ただひとつ問題が発生。どうやらヤマビルが出没していたようで、下山後点検するとあとのまつり。しっかり被害にあっていたのでした😱😱。
 

まずは、七面山への登りです。通常、4~5時間かかる参道になります。お題目の南無妙法蓮華経を声を揃えて唱える信者の方々と相前後しながら登って行きます。

 

七面山の敬慎院の遙拝所からの富士山です。到着時、夕暮れ、夜明けと三度見に行き、三度とも雲の上に頭を出していました。これは夜明け直前の様子です。

 

八紘嶺までの縦走路は、深い森の中を歩くルート。途中唯一展望のある、希望峰のピークから南アルプスの山々を眺めました。右に目立っているのが北岳ですね。

 

山の中は自然がいっぱい。小さな住人の「テン」が現れ、駆け回っていました。

 

縦走の最後のピークである、八紘嶺に到着。ここから梅ヶ島温泉に下りました。

 

記録・コース

9月14日(金)~9月16日(月)

14日:七面山表参道登山口 10:10 → 敬慎院 14:24

15日:敬慎院 5:40 → 七面山 → 希望峰 → 四ノ池 → 10:33 八紘嶺 10:46 → 富士見台 → 梅ヶ島温泉 13:49 ~ 静岡より電車で身延に移動(泊)

16日:七面山登山口バス停 7:57 → 七面山表参道登山口 8:43 (車を回収)

 

所要時間:13:15、距離:20.1km、累積標高差登り:2,304m、離籍標高差下り:1,737m

 

詳細記録はこちら ↓