ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番,第2番 ショスタコーヴィチ クリュイタンス (1958) | ~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど

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学生時代から断続的に聞いてきたクラシックCD。一言二言で印象を書き留めておきたい。その時の印象を大切に。
ということで始めました。
そして、好きな映画や読書なども時々付け加えて、新たな感動を求めていきたいと思います。

ショスタコーヴィチの時代 ㊸

ショスタコーヴィチの鑑賞の続きです。op101の弦楽四重奏曲第6番は以前に聴きましたので、今回はop102のピアノ協奏曲第2番になります。肩の凝らない曲ですね…。

【CDについて】

作曲:ショスタコーヴィチ

曲名:①ピアノ協奏曲第1番ハ短調 op35 (21:54)

   ②ピアノ協奏曲第2番ニ長調 op102 (17:27)

   ③3つの幻想的舞曲 op5 (3:02)

   ④24の前奏曲とフーガより、第1,2,5,23,24番 (32:15) 

演奏:ショスタコーヴィチ(p)、クリュイタンス指揮、フランス国立放送管弦楽団①②

録音:1958年5月24,26日①②、1958年5月30日③、1958年9月12日④

   パリ Salle Wagram

CD:0777 7 54606 2 9(レーベル:EMI)

 

【曲と演奏について】

ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番は、モスクワ音楽院に在学中だった、息子マキシムのために書かれ、マキシムによって初演されました。また、マキシムの指揮、マキシムの息子のドミトリ2世のピアノでも演奏されています。言わばショスタコーヴィチファミリーの曲ですね。ショスタコーヴィチは、この曲については、「何の芸術的価値も、イデオロギー的価値もない」と書いていますが、本当のところはわかりません。ただ、気軽な曲であることは確かだと思います。

 

このCDにカプリングされているピアノ協奏曲第1番は1933年の作品で、プラウダ批判前の絶好調の時代。曲想は同様なのですが、当時の尖った雰囲気はより穏やかになり、まとまった曲になっている感じです。第二楽章は美しく、このあたりは映画音楽にも多くの作品を残しているショスタコーヴィチの作品だという事を思わせます。この曲をショスタコーヴィチが演奏したのは1958年ですが、この一連の録音は、ショスタコーヴィチのピアニストとしての演奏活動の最後のものだという事です。

 

この音源です。速い演奏です(笑)

 

ショスタコーヴィチの自身のピアノ協奏曲の演奏はスピードが速く、特に第2番の演奏時間は、他のピアニストの演奏と比較しても圧倒的だと思います。この曲は、今では様々な演奏家の音源を聴くことができ、すでに有名曲の仲間入りをしているのでしょう。そして、このCDの後半の24の前奏曲とフーガの演奏は聴きものだと思います。「芸術的価値も、イデオロギー的価値?もある」作品という位置づけだと思いますが(笑)、ピアニスト・ショスタコーヴィチとしての自身の芸術表現として、しみじみ感じることのできる素晴らしい録音でした。

 

作曲者自身による24の前奏曲とフーガの第24曲の演奏です。

 

雑駁ではございますが、気軽な曲なので、気軽にメモしました…(笑)

 

購入:1990年代、鑑賞:2024/09/13(再聴)

 

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