子供の機嫌が悪いと感じたとき,やってみてほしいこと | 家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

不登校のお子さんが動き出すために必要なことは,「子供に選択させて,結果を経験させてあげる」こと.
親御さんが意識と行動を変えるだけで,お子さんはどんどん変わり,現実がガラッと変わります.

親子揃って【小さな一歩を重ねたら】,必ず家族に笑顔が戻ります.

まさです.
 

 

子供が不機嫌なとき

そもそも,本当に不機嫌なのかということもあるけれど

 

 

心の中で

 

 

「え,なんで?」とか

 

 

「私のせい?」とか

 

 

「そういう態度やめてほしいんだけど」とか

 

 

思ったりしませんか?

 

 

僕は,そういう思考癖が結構あったのだけど,皆さんはどうですか?

 

 

 

 

 

今,そう思うことがゼロになったわけじゃないけど

 

 

以前と大きく変わったことは

 

 

その状態をどうにかしようとしなくなったことです.

 

 

 

 

 

 

でね,どうにかしたいと思っちゃうお母さんに,まず,やってみてほしいことは

 

 

子供を観察することです.
 

 

 

 

 

 

 

 

僕ら親だって,不機嫌になることありますよね?

 

 

不機嫌になる権利は誰にだってあるでしょ?

 


そして,それをほっとける人は,ほっとくことができるんです.

 

 

今はできなくても,ほっとけるようにもなれます.

 

 

 

 

 

 

 

ということは,実は,子供があなたを不機嫌に巻き込んでいるのではなく

 

 

あなたが自分から,子供の不機嫌に巻き込まれにいってるということ.

 

 

言い換えると,子供との境界線があいまいになっているということなんですね.

 

 

 

 

 

 


 

 

でね,そういうとき,子供をどうにかしようとすればするほど

 

 

あなたがどんどん疲弊します.

(経験は嫌というほどあります(笑))

 

 

また,子供も,あなたとの境界線を越えてくるようなことを,どんどんしてくるようになります.

 

 

つまり,「どうにかしたい」が叶っちゃうのね.

 

 

 

 

 

 

で,どうにかしようとして親が境界線を越えてくるから

 

 

子供も自分を守るために,エネルギーを無駄に使うことになる.

 

 

 

 

 

 

ゆえに,マイナスのエネルギーのやり取りが続いて,お互いにエネルギーを失っていくし

 

 

どんどん関係がこじれていってしまう.

 

 

 

 

 

これ,根底にあるのは

 

 

相手の気持ちを,私がどうにかできると思っている

 

 

私の気持ちを,相手がどうにかできると思っている

 

 

という意識.

 

 

 

 

 

 

どういうことかというと,自覚は無いかも入れないけれど

 

 

こちらが,自分の気持ちを,自分でどうにかすることができないから

 

 

相手の気持ちも,相手自身がどうにかできないと思っている

 

 

ということ.

 


つまり,気持ちって自分のものじゃなくて,誰かが支配できるものと思っているということ.

(これは,あなたが子供の頃の親子関係から刷り込まれていることが多いです)

 

 

 

 

 

だから,境界線を越えることを無意識にやってしまうし

 

 

誰かが境界線を越えてくることを,無意識に許しているということなんです.

 

 

 

 

 

 

 

 

耳が痛いかもしれないけれど,どうにかしたいと思うのは

 

 

子供が不機嫌でいることに対する自分の居心地の悪さをどうにかしたいから

 

 

だということ.

 

 

 

 

 

 

 

でもね,それに気付けたり,そういう思いを持っている自分を受け入れて,許せるようになると

 

 

境界線を引けるようになりますよ.

 

 

 

 

 

 

 

 

僕ら親ができることは,子供の不機嫌をそのままにしておいてあげられる心の器を育てていくことだと思います.

 

 

 

そのために,まずは,あなたがどう感じているのかをわかってあげましょう.

 

 

 

 

 

 

 

どうして,子供の機嫌が悪いことがイヤなのでしょう?

 

 

子供の機嫌が悪いと,この子はどうなりそう?

 

 

この子がそうなったら,あなたはどうなりそう?

 

 

この子がそうなったら,どんな感情になりそう?

 

 

 

 

逆側から掘り下げてもいいですよ.

 

 

子供の機嫌が良かったら,あなたはどんな感情が得られそう?

 

 

 

 

 

 

僕の場合は

 

 

子供の機嫌がいいと,僕は『安心する』んだなぁ

 

 

と感じました.

 

 

ということは,子供の機嫌が悪いと『不安』ということですね.

 

 

 

 

 

 

 

 

それがわかったら,そう感じている自分に
(僕の場合は,安心したい自分,不安に自分に)

 

 

受容的な言葉をかけてあげて

 

 

「そうだよね~,そうだよね~」って,自分に寄り添ってあげましょう.

 

 


 

 

 

 

で,自分の思いがわかり,寄り添ってあげると,心の中に安心領域ができます.

(自分で自分を安心させてあげたということ)

 

 

もちろん,100%というわけにはいかないでしょうが,少しでもホッとできればOKです.

 

 

 

 

 

 

で,安心領域ができると,子供が不機嫌でいることに対する心理的な抵抗が軽減します.

 

 

だから,自分に寄り添ってあげた上で,子供の様子を観察してみるといいです.

 

 

見張るじゃなくて,観察する.

 

 

見張るは,「どうにかしたい」「どうにかなってほしい」意識が満載だけど

 

 

観察は,フラットに「どっちでもいい」という意識.

 

 

 

 

 

 

 

 

これを続けてみてほしいなと思います.

 

 

こちらは観察しているだけなので,余計なマイナスエネルギーを相手に与えずに済みますから.

 

 

きっと,そのうち子供はケロッとしてますから.

 

 

 

 

 

 

 

 

少しずつでしょうけど,いい意味で子供をほっとけるようになれますよ.

 

 

それに,健全な境界線が引けるようになると

 

 

子供はあなたに,自分が思っていることを少しずつ話してくれるようになりますよ.

 

 

 

 

 

 

 

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