自分の意識(制限)が作り出した不快な出来事の例 | 家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

不登校のお子さんが動き出すために必要なことは,「子供に選択させて,結果を経験させてあげる」こと.
親御さんが意識と行動を変えるだけで,お子さんはどんどん変わり,現実がガラッと変わります.

親子揃って【小さな一歩を重ねたら】,必ず家族に笑顔が戻ります.

まさです.
 
 
先日,自己受容講座で受講生さんと話をしていた中で
 
 
自分が持つ意識・制限が不快な出来事を作り出しているわかりやすい例があったので,こちらでシェアしますね.
 
 
 
 
 
 
 
その受講生さんをAさんとします.
 
 
Aさんがスーパーに買い物に行って,お釣りを受け取るときの話です.
 
 
店員さんが,Aさんにお釣りを手渡ししようとしたそうです.
 
 
でも,コロナのこともあるので,Aさんはお釣りを手渡しではなく,トレーに乗せてほしかったんですね.
 
 
で,それを伝えたそうです.
 
 
「置いてもらえますか?」
 
 
ただ,マスク越しでもあったので,店員さんはAさんが言った言葉が聞き取れなかったのか
 
 
それとも,Aさんの言った意味が分からなかったのか,キョトンとしている様子.
(Aさんからすると,バカにされたかのような無反応)
 
 
その様子に,Aさんは「いいです」と言って,不快な思いをしながらもお釣りを手渡しで受け取ったそうです.
 
 
 
 
 
 
 
Aさん,「私もはっきり言わなかったから」とおっしゃったので
 
 
「なぜ,もう一度,はっきりと伝えなかったのですか?」と聞いてみると
 
 
「私は,何回も言われるのが嫌だから…」
 
 
 
 
 
 
 
人って,自分が感じていることは,他人も同じように感じていると思いがちなんですね.
 
 
だから,この店員さんも同じことを言われたくないだろうと


同じことを言うのを躊躇してしまいます.
 
 




Aさん,同じことを何回も言われることを,どう感じているのでしょうね?
 
 
それを聞いてもよかったんですけど,講座内のこれまでのやりとりから,返ってくる回答は予想できたので
 
 
違う視点から質問をしました.
 
 
 
 
 
 
 
 
本来は,1回目でこちらの思いや意図を,相手がわかるように伝えれば
 
 
お釣りをトレーに置いてくれたかもしれません.
 
 
 
 
 
 
 
 
そこで,こう聞いてみました.
 
 
「Aさん,1回目に自分がはっきりと伝えていないという現実を,実は自分(の意識)が作っているのはわかりますか?」
 
 
すると,Aさん気付いたように,こう言いました.
 
 
 
 
 
 
「そうなんです.私,全部をダイレクトに伝えることは,相手をバカにしていると感じてるんです.
 
 
私は普段,全く知らないことは別として
 
 
『(分かりきったことを)そんな一から十まで全部言われなくてもわかります.バカじゃないんだから』って思っているんです」
 
 
 
 
 
 
どうやらAさん,誰でもわかると感じることは
(その判断基準は,Aさんの心の中にありますが)
 
 
省略してしまう癖があるようです.
 
 
 
「何回も言われるのが嫌」というのも,根っこは同じでしょう.
 
 
 
 
 
馬鹿にされたくない,見下されたくない
 
 
 
 
 
このような思いが心の中にあるので
 
 
『コロナの感染予防対策として,お釣りをトレーに置いて乗せてほしい』とはっきり伝えない,伝えたいことを端折る
(↑これが習慣(無意識)になっている)
 
 
もしくは,無意識に小声になる,聞き取りづらいトーンで話をしてしまう
 
 
相手に伝わらない
 
 
同じことを繰り返し言われたくない(馬鹿にされたくない)ブロックが発動
(きっとみんな感じるだろうと,他者にもあてはめる)
 
 

(相手に伝わっていないかもしれないのに)

自分の言いたいことを飲み込む

 
 
結局,手渡しでお釣りを受け取った(不快)
 
 
 
 
 
 
不快を避けたいという思いが強いと
 
 
逆に,不快な思いをする出来事を作り出してしまうんです.
 
 
 
 
 
 
 
誰でもそうですが,その人の意識が出来事を作り出します.
(もちろん,その人だけの意識ではありませんが)
 
 
 
だから,現実を変えるには,自分の意識(捉えグセ)に気付いて
 
 
まずは意識的に行動を変えていくことなのです.
 
 
人の行動の95%は無意識なので,そこを変えるには
 
 
「まずは意識的に」が必要になってきます.
 
 
意識的に変えていくことで,次第にそちらの行動が無意識レベルでできるようになるんですね.
 
 
 
 
 
 
人の脳の回路は,一度できると無くなりません.
 
 
でも,上書きすることで,上書きされた行動をとるように変わってきます.
 
 
 
 
 
 
 
 
ところで,誰にでもわかるように伝えるのって,馬鹿にしているのとは違いますよね.
 
 
Aさんですが,後日,スーパーの方に,自分の思いを伝えることもできたそうです.
 
 
 
 
 
 
Aさん,数ヵ月前と比べると,ずいぶん自分の制限を緩められ,行動に移せるように変わっています.
 
 

きっと,自分が感じる負の感情を,自分で受け止めることができるようになり

 
 
自分を被害者にするのをやめ
(被害者になるのをやめると,加害者を作らずに済む)
 
 
他者と境界線を引けるようになってきているからでしょう.
 

 
 
 
 
 
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