まさです.
子供は生まれてから,ずっと親の意識を受け取ってます.
そして,その影響を,少しずつ形にしていきます.
僕の息子に対する意識は「心配」でした.
僕は,心配してあげることが愛だと思っていたら.
でも,心配ってマイナスのフィルターだったんです.
(当時,そんなことは知りませんでした)
(当時,そんなことは知りませんでした)
純粋なプラスの愛ではありません.
だから,息子はエネルギーを奪われ続けていたんです.
OH マンマ・ミーア
親が,子供に対して,ずっと心配の意識で育てていると
子供には「君はダメな子,私がどうにかしてあげないとできない子」というメッセージが伝わって
潜在意識に,「自分は心配かける子,自分はダメな子」というセルフイメージが作られていきます.
人は誰でも,潜在意識のイメージ通りの現実を作ります.
その結果,子供なりに一生懸命やっているのに,心配をかけるような行動を無意識にして
親からすると,「ほら,やっぱり心配してあげないと」という現実を作り上げていきます.
そして,さらにコントロールしようと圧をかける…
うちの息子は,まさにその典型だったでしょう.
そうやって,心配というマイナスエネルギーを浴び続けて
結局,小6の夏の初め,息子は不登校になりました.
親が子を信頼する.つまり
行動の選択権をすべて与えて,その結果を経験させてあげる.
それを続けることで,子供は「自分で選択していい」という安心感が生まれ
それが行動へのエネルギーの変わっていきます.
本当の意味で充電が始まります.
「子供に選ばせているのに,なかなか変わりません」という質問をよく受けます.
変わるというのが,笑顔になることなのか,動き出すことなのかは人によって違いますが
親が子供にすべての行動を選択させて
子供にそれが伝わって,子供の中に安心感ができるまでには
時間がかかります.
マイナス意識が伝わって,現実が作られるのに時間がかかったように
プラスの意識が伝わって,現実が変わっていくにも時間はかかります.
想像してみてください.
ずっと,心配されて,コントロールされてきたという意識のある子が
「好きにしなさい」「あなたが選んでいいよ」と急に言われたとして
その子は,どう感じるでしょう?
親のことを,どういう目で見ているでしょう?
逆の立場だったらどうですか?
その言葉を,あなたはすんなりと受け入れられますか?
ずっと手を離さずにいたのに,急にパッと手を離されたらどう感じますか?
喜びよりも,疑い,戸惑い,恐怖の方が先にきませんか?
親の覚悟を子供が受け取るまでには,時間がかかります.
受け取っては放し,受け取っては放し を繰り返しながら
本当に自分で選んでいい
今の自分でも受け入れられている
心からそう感じて,初めて自分の家を安全基地と感じるのではないでしょうか?
安心感が生まれ,充電が加速して
でも,動き出すのは,もう少し先でしょう.
ちなみに,うちの息子が不登校になった後,初めて一人で電車を乗りに行けるまで(元乗り鉄),約2年かかりました
今までがマイナスエネルギーのやり取りだったのですから
それらが清算されて,プラスのやり取りに変わるまでにはタイムラグがあります.
それまで,あなたが根気強く,プラスの意識を送り続けられるかです.
もちろん,萎えるときもあるでしょう.
凹むときもあるでしょう.
怒りを抑えきれなくなることも,あるかもしれません.
そのとき,その思いを子供にぶつけるのではなく
自分が理解して,受け止めてあげる.
寄り添ってあげる.
そうやって,あなたが,自分の機嫌を自分でとれるようになると
子供も,自分の機嫌を自分でとれるようになりますから.
でもね,もしあなたが自分の機嫌を自分でとれるようになったら
その頃には,子供のことを信頼できる自分に変わっているはずですよ.
あなたの覚悟が伝わるまでに,それなりの時間はかかるでしょうが
不登校前とは,全く違う,居心地の良い親子関係が形成されるはずです.
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