「怒り」について、質問いただいたことより。

ステップワーク＜感情を観る＞をしました。

このワークの後、それぞれ参加者の方が振り返りシェアを送って下さいました。

それぞれの振り返りシェアに感動しました。

そこには素直な気持ちがありました。

気づいたこと、感じたこと、上がってきたこと、観察していた自分の様子、、などなど、それぞれの個性も今までも、表現されているものでした。

そんな中でお一人から頂いた質問があって、「怒り」についてのことでした。

ご本人様の承諾を得て、私の返信も合わせてシェア致します。

＊次のような質問をいただきました。メッセージより抜粋しています。

あのワークにより不思議なくらい
怒りはすっかりなくなったし

なんと、その時以来連絡なかったけど
ワーク帰りに連絡がきてた！ていう事象までありましたが

許せない気持ちはまだある。
いや、私がつくった世界だという意識にたてば
私が創ってたわけですが。

怒りがなくなることと

許す許せないはまた別な感じで。

これも、否定⥲怒り→取引→鬱悲しみ→受容→昇華

を観察してみたら
許せたりするのでしょうか？
はたまた許す許せないみたいな概念から
自由になれるのかな。

シェアさせていただきありがとうございます。
この感じたこと、質問は、とても大事なことだと思いました。

私も、同じことを思ったことがあり、そして、そこからのギフトはとても大きかったし、まだ育つ可能性もあるかもしれない、そんな風にさえ感じています。

それがギフトになるまでの時間というのは、その人にしか持ちようのないそれもまたかけがえのないものです。

このいただいた質問に対して、以下が返信させていただいたものです。

・・・

「怒りがなくなることと、

許す許せないはまた別な感じで。」

そこに気づくことができることは
すごいことだと思います。

それは別だと思います。

怒りは自然に湧いたり、消えたりしますが、

許す、許せない　は　自分の意思です。

そして、許さないことで守りたいものが時にあります。

それは「存在に対する尊厳」です。

だから、許さなくても大丈夫。

許さなくても、人は自由にもなれます。

「今は許さない」という選択を自分に許せた時です。

「許さない」ということが、その人自身という意味ではなく、その「言われたこと」とかでもです。
逆に、その人自身というのではなく、その「言われたこと」「その瞬間のエネルギー」を、と分けて考えることができたら違うのかもしれません。

そうして、その選択も、「存在に対する尊厳を守りたい」ということで自分に許すことができたら、
その「許さないというエネルギー」でさえ、愛で持つことができます。

その時、もう自分は本当には愛で守られています。

だから許さなくても、自由になれる。

そこからでも立つ光の柱があります。

私たちは「怒り」や「許さない」という選択から、尊厳を立ち上げることもあります。

そしていつか機が満ちたら、「許す、許さない」からも超えることができる。

それまでの自分の選択や気持ちも大切に、超えることも急がなくて大丈夫。

そこさえも信頼してください。

・・・

他の方にとっても、この頂いた質問、そして返信させてもらったことは、
何かヒントになることがあるかもしれないと思いました。

「怒り」や「許す・許さない」などのテーマは、私たちにとっていつでも出会う可能性のあるものです。

そして生きてきた中で、「私」を大切にしたいと思うからこそ、湧いてきたことがあったに違いないからです。

軽やかに、そして繊細だけど大らかに関ることができるといいなぁと思うテーマです。