完成報告 茨城のMさん
6/17 ヨコハマ雨降り。
本日はほっと一息ついているところ。無事にMさんのTELESAが完成出来たからです。
同じセミホロー構造でもtmpではフェンダーのシンラインの様に単純なホロウ構造では無く、基本のトップ材の違い、トップ厚の違い、トップ材以外の素材違い、ホロウ中のエアー容積設定/f ホール・サイズの違いで音作りしています。 大ざっぱに言えば、シンライン/セミアコ/フルアコなどのトーンをベースに依頼者の音楽性に合わせて設定し作り込んで行きます。
ですから依頼者の音楽性が定まっている事が受注時の前提です。
ただ欲しいから、って言われてもたぶんお断りする事に成ると思います。まず音楽ありきです。
その点はご了承下さいね。
今回は最もフルアコのトーンを意識した設定です。335のトーン設定とも明らかに異なるフルアコ独特のトップ鳴りのトーンを備えています。弦をフラット弦に変えてブラインド・テストしたら殆どの方がフルアコと聞き違えてしまう程リアルな響きを備えています。
Mさん、半年以上もお持ち頂きましてありがとうございました。明日の夜にはご自宅に到着致します。
どうか生涯のパートナーとして可愛がって上げて下さい。宜しくお願い致します。m(_ _ )m
6/20 オーダー依頼主の方から受け取り後連絡あり *下記原文のまま
テレサ、無事到着しました。本当に素晴らしいです。
箱物のニュアンスをたっぷり含みながら、サスティーンも素晴らしいトーン。
何より驚いたのは、各弦のバランスがいい、弦のつながりが自然すぎます!
何か六本の弦が一本の弦になったような…やはりこれがスロープヘッドの効果何でしょうか?
弾き手に優しくない点も、(笑)含めて本当に素晴らしい楽器です。
本日はほっと一息ついているところ。無事にMさんのTELESAが完成出来たからです。
同じセミホロー構造でもtmpではフェンダーのシンラインの様に単純なホロウ構造では無く、基本のトップ材の違い、トップ厚の違い、トップ材以外の素材違い、ホロウ中のエアー容積設定/f ホール・サイズの違いで音作りしています。 大ざっぱに言えば、シンライン/セミアコ/フルアコなどのトーンをベースに依頼者の音楽性に合わせて設定し作り込んで行きます。
ですから依頼者の音楽性が定まっている事が受注時の前提です。
ただ欲しいから、って言われてもたぶんお断りする事に成ると思います。まず音楽ありきです。
その点はご了承下さいね。
今回は最もフルアコのトーンを意識した設定です。335のトーン設定とも明らかに異なるフルアコ独特のトップ鳴りのトーンを備えています。弦をフラット弦に変えてブラインド・テストしたら殆どの方がフルアコと聞き違えてしまう程リアルな響きを備えています。
Mさん、半年以上もお持ち頂きましてありがとうございました。明日の夜にはご自宅に到着致します。
どうか生涯のパートナーとして可愛がって上げて下さい。宜しくお願い致します。m(_ _ )m
6/20 オーダー依頼主の方から受け取り後連絡あり *下記原文のまま
テレサ、無事到着しました。本当に素晴らしいです。
箱物のニュアンスをたっぷり含みながら、サスティーンも素晴らしいトーン。
何より驚いたのは、各弦のバランスがいい、弦のつながりが自然すぎます!
何か六本の弦が一本の弦になったような…やはりこれがスロープヘッドの効果何でしょうか?
弾き手に優しくない点も、(笑)含めて本当に素晴らしい楽器です。
経過報告 茨城のMさん
6/16 ヨコハマ やる気なさげな天気です。元気出せや!(^ ^)
写真は今週中に完成予定の茨城Mさんオーダー分のTELESA-SS/WHです。
相変わらず心臓に悪いセットアップ作業中のショット。ここまで来れば安心、ってな事は全く無いのであります。ちょっと気を抜いたらアウトの作業ですから、今日は腰の調子が悪いなあ~なんて時には作業パス。
土曜の夜には飲み会もあるのでそれまでには緊張感をキープしてビシッと完成させます。
さぞや完成後のハイボールはウマいでしょうなあ。(´0 `*) ぷは~っ
ちなみに、このTELESAは今回の設定上、最もエアー容積が大きい設定で製作してあります。
既にtmp製のセミホロー仕様をけっこうな本数を製作済みですが、今回までのエアー容積の大きい設定品はたぶんこれが2本目だと記憶しています。
通常、歴史上の定番楽器/モデルに対してプロの方、一般ユーザーさん共にメジャーメーカー製/定番モデル故に入手時もある種の安心感を最初から抱いていらっしゃるものです。でも自らの音楽性やプレイスタイルがしっかりと定まって来ると、そうした定番楽器に対しても「まあ、これはこれでアリなんだけど、何か違う、少なくとももっとこの上の世界が有る筈だ」 そんな思いを抱き出したりするものです。
たぶん、tmpのユーザーさん方々にはそうした方が多かったが為にワタクシにカスタム製作や手持ちの楽器のチューンナップを依頼して下さったんだろうと思います。
著名プレイヤー達は定番楽器を何種も何本も所有して、その都度使い分けて対応しています。しかし彼らは大抵がメーカーの看板モニター.プレイヤーでもありますからステージなどではあくまでモニター楽器をメインにプレイしています。
そんな姿を見ると、もっとより深く、表現力に富んだ楽器を弾かせてあげたいな、と正直思います。あれ程の演奏能力があるのに楽器がそれに応え切れていないと感じる事がまま在るからです。
もしワタクシがそう感じなかったのであれば、たぶん製作家などにはなっていなかったでしょうね。
サークル・フレッティングも燻煙処理も、様々なオリジナル設計や設定やパーツ達も、またリペアー・やチューンナップ・ノウハウの確立にしても、ワタクシは自分の為だったらやっては来なかっただろうと思います。
単に、素晴らしいプレイヤー達の使用楽器の限界が演奏の足かせにならないように、もっと表現力をプレイヤーから引き出してくれる様な楽器、そんな楽器を作りたい。そう思ってここまで来ただけです。
市販品で充分楽しめる方はそれで結構だと思います。大いに楽しんで頂きたい。但し、真剣に自らの音楽のパートーナーとして楽器を捉えるのであれば、生涯に一度はtmpのドアをノックしてみて下さい。
コーヒーくらいは出しますよ。(^O^)/
写真は今週中に完成予定の茨城Mさんオーダー分のTELESA-SS/WHです。
相変わらず心臓に悪いセットアップ作業中のショット。ここまで来れば安心、ってな事は全く無いのであります。ちょっと気を抜いたらアウトの作業ですから、今日は腰の調子が悪いなあ~なんて時には作業パス。
土曜の夜には飲み会もあるのでそれまでには緊張感をキープしてビシッと完成させます。
さぞや完成後のハイボールはウマいでしょうなあ。(´0 `*) ぷは~っ
ちなみに、このTELESAは今回の設定上、最もエアー容積が大きい設定で製作してあります。
既にtmp製のセミホロー仕様をけっこうな本数を製作済みですが、今回までのエアー容積の大きい設定品はたぶんこれが2本目だと記憶しています。
通常、歴史上の定番楽器/モデルに対してプロの方、一般ユーザーさん共にメジャーメーカー製/定番モデル故に入手時もある種の安心感を最初から抱いていらっしゃるものです。でも自らの音楽性やプレイスタイルがしっかりと定まって来ると、そうした定番楽器に対しても「まあ、これはこれでアリなんだけど、何か違う、少なくとももっとこの上の世界が有る筈だ」 そんな思いを抱き出したりするものです。
たぶん、tmpのユーザーさん方々にはそうした方が多かったが為にワタクシにカスタム製作や手持ちの楽器のチューンナップを依頼して下さったんだろうと思います。
著名プレイヤー達は定番楽器を何種も何本も所有して、その都度使い分けて対応しています。しかし彼らは大抵がメーカーの看板モニター.プレイヤーでもありますからステージなどではあくまでモニター楽器をメインにプレイしています。
そんな姿を見ると、もっとより深く、表現力に富んだ楽器を弾かせてあげたいな、と正直思います。あれ程の演奏能力があるのに楽器がそれに応え切れていないと感じる事がまま在るからです。
もしワタクシがそう感じなかったのであれば、たぶん製作家などにはなっていなかったでしょうね。
サークル・フレッティングも燻煙処理も、様々なオリジナル設計や設定やパーツ達も、またリペアー・やチューンナップ・ノウハウの確立にしても、ワタクシは自分の為だったらやっては来なかっただろうと思います。
単に、素晴らしいプレイヤー達の使用楽器の限界が演奏の足かせにならないように、もっと表現力をプレイヤーから引き出してくれる様な楽器、そんな楽器を作りたい。そう思ってここまで来ただけです。
市販品で充分楽しめる方はそれで結構だと思います。大いに楽しんで頂きたい。但し、真剣に自らの音楽のパートーナーとして楽器を捉えるのであれば、生涯に一度はtmpのドアをノックしてみて下さい。
コーヒーくらいは出しますよ。(^O^)/
経過報告 その他
6/14 ヨコハマ今日もど~んよりしてます。
写真はMさんオーダーのTELESAで、ネックのグリップ塗装の乾き待ちなので本体の方もそれに合わせて作業しています。梅雨時は塗装出来る日が限られているだけじゃなくて乾きも遅いのであります。
55B-4のスロープヘッド設定の試作#-2も取り敢えず塗装してあげています。
たぶん皆さんはこのネックの様に接ぎだらけだとかなり印象悪いんでしょうねえ。
でも実際には1ピースネックよりずっと狂いは少なく強度も高く出来るんですよ。逆にメーカー品など量産品なのにあまりに1ピース仕様に拘ってネックを作る故に問題を抱えています。
1ピース材は余程しっかりシーズニングから形状加工に時間を置きながら形にして行かないと将来トラブルの元を抱えたネックを作る事に成ってしまいます。
実際、量産品の製造スピードは余りに速過ぎます。実際に製造から15年程経過しますと、木自体はようやく安定化しますが、その時点で変形している物が非常に多いのが実情です。
また、通常塗装ではコンプレッサーを回しての作業ですが、tmp周辺は住宅地ですので騒音を出したく無いタイミングや処理部分が小面積の場合には、あらかじめ塗料屋さんに指定したいつも使っているラッカー塗料(ウッドシーラー/サンディングシーラー/クリアー)それぞれを缶スプレーにして頂いて使用しています。
但し、通常のスプレーが500円前後なのに対してオーダーした場合は1本2千円程で最低でも10数本はオーダーしなくては受けて頂けませんのでコストリスクはかなり高くなってしまいます。
でもちょっとした処理には随分役立ちます。もしやろうと思えば楽器1本の通常の塗装吹き付け工程全てをこの缶スプレーだけで完成させる事も出来ますよ。勿論、缶スプレー塗装だとは気付かれない仕上げレベルでね。
写真はMさんオーダーのTELESAで、ネックのグリップ塗装の乾き待ちなので本体の方もそれに合わせて作業しています。梅雨時は塗装出来る日が限られているだけじゃなくて乾きも遅いのであります。
55B-4のスロープヘッド設定の試作#-2も取り敢えず塗装してあげています。
たぶん皆さんはこのネックの様に接ぎだらけだとかなり印象悪いんでしょうねえ。
でも実際には1ピースネックよりずっと狂いは少なく強度も高く出来るんですよ。逆にメーカー品など量産品なのにあまりに1ピース仕様に拘ってネックを作る故に問題を抱えています。
1ピース材は余程しっかりシーズニングから形状加工に時間を置きながら形にして行かないと将来トラブルの元を抱えたネックを作る事に成ってしまいます。
実際、量産品の製造スピードは余りに速過ぎます。実際に製造から15年程経過しますと、木自体はようやく安定化しますが、その時点で変形している物が非常に多いのが実情です。
また、通常塗装ではコンプレッサーを回しての作業ですが、tmp周辺は住宅地ですので騒音を出したく無いタイミングや処理部分が小面積の場合には、あらかじめ塗料屋さんに指定したいつも使っているラッカー塗料(ウッドシーラー/サンディングシーラー/クリアー)それぞれを缶スプレーにして頂いて使用しています。
但し、通常のスプレーが500円前後なのに対してオーダーした場合は1本2千円程で最低でも10数本はオーダーしなくては受けて頂けませんのでコストリスクはかなり高くなってしまいます。
でもちょっとした処理には随分役立ちます。もしやろうと思えば楽器1本の通常の塗装吹き付け工程全てをこの缶スプレーだけで完成させる事も出来ますよ。勿論、缶スプレー塗装だとは気付かれない仕上げレベルでね。
個別報告 その他
6/13 ヨコハマ どんより曇り空
写真はギタリストのSさんの以前にFJ製をチューンナップしたテレキャスターで今回無事にスロープヘッド化を終了しました。やはりスロープヘッド設定でのバランスやまとまり感は格別にいいです。
但し、この個体はサドルが昔のウィルキンソン製のままですので次回はtmp製の偏芯サドルへの変更をオススメします。更にもう一回り太くタイトなサウンドをお約束出来ます。
今回の費用は、SH化とペグ変更+無料メンテナンス/フレットファイリング済み+弦代金でなど
税込み¥67.746です。
Sさん、お受け取りに来てくださるのか発送すべきかをご連絡下さいませ。いつでもお引き渡し可能です。
別の写真は55B-4の試作スロープヘッドネックで試作#-1からの設定変更作業中。ヘッドの作り替えはペグ穴加工以外全て終了。結果的に継ぎ接ぎだらけの個体ではありますが、これでこのネックを無駄にせずに済みます。良かった。
皆さんもご存知の事ですが、数年前にユーズドの楽器をチューン素材として相当数の作業の行ないましたが、1本のチューン品を作るのに2~3本のFJ製楽器を中心としたユーズド品を素材として入手していたのですが、実際に使える素材は限られている為に、使えなかった素材を業者さんに頼んで有料で引き取って処分して頂いていたのですが、その度にゴミ扱いで処分したことに罪悪感に近い思いをして、もう止めようと思ったものです。
それからと言うもの、こうした試作に付き物であるNG扱いの個体に関しても手直しで使える限りは手間が掛かっても捨てるのは止める様にしています。たとえ継ぎ接ぎだらけだとしても。

写真はギタリストのSさんの以前にFJ製をチューンナップしたテレキャスターで今回無事にスロープヘッド化を終了しました。やはりスロープヘッド設定でのバランスやまとまり感は格別にいいです。
但し、この個体はサドルが昔のウィルキンソン製のままですので次回はtmp製の偏芯サドルへの変更をオススメします。更にもう一回り太くタイトなサウンドをお約束出来ます。
今回の費用は、SH化とペグ変更+無料メンテナンス/フレットファイリング済み+弦代金でなど
税込み¥67.746です。
Sさん、お受け取りに来てくださるのか発送すべきかをご連絡下さいませ。いつでもお引き渡し可能です。
別の写真は55B-4の試作スロープヘッドネックで試作#-1からの設定変更作業中。ヘッドの作り替えはペグ穴加工以外全て終了。結果的に継ぎ接ぎだらけの個体ではありますが、これでこのネックを無駄にせずに済みます。良かった。
皆さんもご存知の事ですが、数年前にユーズドの楽器をチューン素材として相当数の作業の行ないましたが、1本のチューン品を作るのに2~3本のFJ製楽器を中心としたユーズド品を素材として入手していたのですが、実際に使える素材は限られている為に、使えなかった素材を業者さんに頼んで有料で引き取って処分して頂いていたのですが、その度にゴミ扱いで処分したことに罪悪感に近い思いをして、もう止めようと思ったものです。
それからと言うもの、こうした試作に付き物であるNG扱いの個体に関しても手直しで使える限りは手間が掛かっても捨てるのは止める様にしています。たとえ継ぎ接ぎだらけだとしても。

経過報告 ベーシストのKさん
6/10 ヨコハマ曇り空で蒸してます。
急遽始める事に成ったツイッターですが未だによく分かりません。でもツイッターされてる方は折角なので暇な時にでもアクセスしてやってくださいまし。tmp55hzです。
*次々とフォロー登録下さってる皆さん、よく分からないワタクシですが、取り敢えずありがとうございます。介護してやってくださいまし。m(_ _ )m
連絡待ちでペンディング中のTB-5でしたが、やっと依頼者のベーシストのKさんから連絡が入って参りまして最終仕様が決定しました。案の定、トリプル・Jに仕様変更で決定。
Kさんにはトリプル・J仕様の4弦を貸し出してあったので「たぶんトリプル・Jのサウンドにハマるな、そーなるとこの5弦もトリプル・Jになる可能性があるな」と見越してPUキャビティ加工はあえてせずに寝かしておいたのです。
でもコントロール・キャビティ加工だけは済ませてありましたので一旦埋木して55Bスタイルのピックガード・マウント仕様に変更して加工を終了しました。折角出来上がっていた下地塗装も各加工作業の為に一旦落としました。それが今回のショットです。
ですから途中から仕様変更って、ケース次第ではけっこう大変なんですよ。フツーは受け付けられませんが今回はKさんのメタボ体型に免じて特別対応です。なんのこっちゃ。(^O^)/
急遽始める事に成ったツイッターですが未だによく分かりません。でもツイッターされてる方は折角なので暇な時にでもアクセスしてやってくださいまし。tmp55hzです。
*次々とフォロー登録下さってる皆さん、よく分からないワタクシですが、取り敢えずありがとうございます。介護してやってくださいまし。m(_ _ )m
連絡待ちでペンディング中のTB-5でしたが、やっと依頼者のベーシストのKさんから連絡が入って参りまして最終仕様が決定しました。案の定、トリプル・Jに仕様変更で決定。
Kさんにはトリプル・J仕様の4弦を貸し出してあったので「たぶんトリプル・Jのサウンドにハマるな、そーなるとこの5弦もトリプル・Jになる可能性があるな」と見越してPUキャビティ加工はあえてせずに寝かしておいたのです。
でもコントロール・キャビティ加工だけは済ませてありましたので一旦埋木して55Bスタイルのピックガード・マウント仕様に変更して加工を終了しました。折角出来上がっていた下地塗装も各加工作業の為に一旦落としました。それが今回のショットです。
ですから途中から仕様変更って、ケース次第ではけっこう大変なんですよ。フツーは受け付けられませんが今回はKさんのメタボ体型に免じて特別対応です。なんのこっちゃ。(^O^)/
震源地
6/9 ヨコハマ、湿度が高いですが晴れてます。
写真はMさんオーダーのTELESAで今日はバックブッシングを打ち込んだりシールド処理したり。
このブッシュの打ち込みもオールラッカー仕様はけっこう心臓に悪~い。
何年も何本やっても相変わらず やだやだ。( ̄  ̄ i)
もう一枚の写真は4弦のスロープヘッド化で再設定作業。
微妙な設定変更の為に第一段階ではトップに接ぎ木の最中。必要厚の3倍くらいの厚さの材を張って、そこから加工をして行きます。それが済んだらトップ面に設定したSH角度と平行に裏面を削り修正し、裏面にも同じ様に木を接いでから形状加工を行ないます。ペグ穴加工はその次の工程。
昨晩は腹一杯焼き肉を食って「ふ~っ、食った食った」とお腹をポンポン叩きながら帰宅。いつもの癖で夜空を見上げたら地震雲が出てたので「ありゃりゃ、また小さめが来そうだなあ~」と思いつつ、後で調べたら既に来た後だったみたいですね。やはり震源が30キロと深かったので小さくて収まった様子。何より。
昨晩は知人から「そろそろマツシタさんもツイッターで発信し始めた方がいいんじゃないすか?」って進言されたのですが、どーにも気が進まないというのが正直な気持ち。他からも「やんなよ~」とか以前から言われるんですけどね。ブログ減らしてでもツイッターすべきだって言われてるんですが。
このオレがツイートするわけ? 「なんで?」って思ってしまう。(・・。)ゞ
追記:ツイッターすべきだと進言くれたのが信頼しているK氏だったので、ここはやらずに迷うより、やってみて決めようという事でツイッター始めてみました。まっ、気楽に。

写真はMさんオーダーのTELESAで今日はバックブッシングを打ち込んだりシールド処理したり。
このブッシュの打ち込みもオールラッカー仕様はけっこう心臓に悪~い。
何年も何本やっても相変わらず やだやだ。( ̄  ̄ i)
もう一枚の写真は4弦のスロープヘッド化で再設定作業。
微妙な設定変更の為に第一段階ではトップに接ぎ木の最中。必要厚の3倍くらいの厚さの材を張って、そこから加工をして行きます。それが済んだらトップ面に設定したSH角度と平行に裏面を削り修正し、裏面にも同じ様に木を接いでから形状加工を行ないます。ペグ穴加工はその次の工程。
昨晩は腹一杯焼き肉を食って「ふ~っ、食った食った」とお腹をポンポン叩きながら帰宅。いつもの癖で夜空を見上げたら地震雲が出てたので「ありゃりゃ、また小さめが来そうだなあ~」と思いつつ、後で調べたら既に来た後だったみたいですね。やはり震源が30キロと深かったので小さくて収まった様子。何より。
昨晩は知人から「そろそろマツシタさんもツイッターで発信し始めた方がいいんじゃないすか?」って進言されたのですが、どーにも気が進まないというのが正直な気持ち。他からも「やんなよ~」とか以前から言われるんですけどね。ブログ減らしてでもツイッターすべきだって言われてるんですが。
このオレがツイートするわけ? 「なんで?」って思ってしまう。(・・。)ゞ
追記:ツイッターすべきだと進言くれたのが信頼しているK氏だったので、ここはやらずに迷うより、やってみて決めようという事でツイッター始めてみました。まっ、気楽に。

いつか来た道
6/8 ヨコハマ曇り空。湿度も高め。
本日のメニューはカスタムオーダー品の進行と写真の55B-4のスロープヘッド設定の変更作業。
まずは、元のペグ穴の埋木処理からです。
本当は新たに最初から作ろうかとも思ったのですが、そーすると正規設定から若干異なる、この1本目の試作ネックが使われないまま放置されるのは目に見えてますので、それは可哀想だわ、と。
と言う事で、正直面倒ですが埋木や接ぎ木をして作り替えてあげることにしました。
と言っても1度以下のスロープヘッド角の変更ですから、最も接ぎ木の厚いペグ位置ですら1.5ミリ程度の修正差です。この作業は修正したトップのスロープ角に合わせて次にヘッド裏面をトップと平行厚で加工して仕上げて再度ペグ穴加工~塗装工程と設定修正が進んで行きます。
修正後はたぶん見た目には変化している様には見えないでしょうから、プレイヤーさんには「どこか変わったんですか?」って言われるでしょうね。「変わってますよ。音のクオリティがね」o(^ ^)o
でもこれが、ワタクシには「最高!ベストだね」って評価と、「うん、まずまずいいんじゃないの」って言う自己評価差になるんです。だから面倒でも修正差が僅かであってもやり直して確認するのです。
こうした詰めの作業は実に大事です。製作者本人がベスト設定のサウンドと、まずまずの評価が下せるサウンド、もしくは「なんだかな~少なくともベストにはまだ遠いね」などの違いが、どこから生じているのかを把握出来ているかどうかで、毎回素晴らしい楽器が作れる人間になれるか、それとも、市販品レベルの楽器しか作れずに終わるか、のその差を生み出して行きます。
tmpの楽器の製作行程は材の切り出しから完成までおよそ40工程を上回りますが、それらの全ての工程と設定の意味を理解出来ているから応用作業も出来る訳です。それこそ受注で楽器を製作するのに欠かせないエレメントです。試行錯誤の連続の末に自分だけの道が開けて行きます。
でもそんな道も、何となくいつか来た道の様な気もします。以前に近いところまで来た事はあったのかも知れませんね。人生のデジャブ?
ひとつひとつ我がものとして吸収して成長して行く、何年やってもその繰り返しです。
難しいから、実にオモシロい。(^~^)
追記:22:44
今夜は知人と楽しく会食。その後に夜空を見上げたら地震雲出てます。
う~ん、いつもと違う場所を震源とした震源地でM5程度の揺れがありそうです。それとも既にどこかに来た後かな?
とにかく震源が深い位置でなら被害は無いと思うので是非そうであって欲しいです。
たぶん、東京/横浜で3程度の揺れが来るかな。
本日のメニューはカスタムオーダー品の進行と写真の55B-4のスロープヘッド設定の変更作業。
まずは、元のペグ穴の埋木処理からです。
本当は新たに最初から作ろうかとも思ったのですが、そーすると正規設定から若干異なる、この1本目の試作ネックが使われないまま放置されるのは目に見えてますので、それは可哀想だわ、と。
と言う事で、正直面倒ですが埋木や接ぎ木をして作り替えてあげることにしました。
と言っても1度以下のスロープヘッド角の変更ですから、最も接ぎ木の厚いペグ位置ですら1.5ミリ程度の修正差です。この作業は修正したトップのスロープ角に合わせて次にヘッド裏面をトップと平行厚で加工して仕上げて再度ペグ穴加工~塗装工程と設定修正が進んで行きます。
修正後はたぶん見た目には変化している様には見えないでしょうから、プレイヤーさんには「どこか変わったんですか?」って言われるでしょうね。「変わってますよ。音のクオリティがね」o(^ ^)o
でもこれが、ワタクシには「最高!ベストだね」って評価と、「うん、まずまずいいんじゃないの」って言う自己評価差になるんです。だから面倒でも修正差が僅かであってもやり直して確認するのです。
こうした詰めの作業は実に大事です。製作者本人がベスト設定のサウンドと、まずまずの評価が下せるサウンド、もしくは「なんだかな~少なくともベストにはまだ遠いね」などの違いが、どこから生じているのかを把握出来ているかどうかで、毎回素晴らしい楽器が作れる人間になれるか、それとも、市販品レベルの楽器しか作れずに終わるか、のその差を生み出して行きます。
tmpの楽器の製作行程は材の切り出しから完成までおよそ40工程を上回りますが、それらの全ての工程と設定の意味を理解出来ているから応用作業も出来る訳です。それこそ受注で楽器を製作するのに欠かせないエレメントです。試行錯誤の連続の末に自分だけの道が開けて行きます。
でもそんな道も、何となくいつか来た道の様な気もします。以前に近いところまで来た事はあったのかも知れませんね。人生のデジャブ?
ひとつひとつ我がものとして吸収して成長して行く、何年やってもその繰り返しです。
難しいから、実にオモシロい。(^~^)
追記:22:44
今夜は知人と楽しく会食。その後に夜空を見上げたら地震雲出てます。
う~ん、いつもと違う場所を震源とした震源地でM5程度の揺れがありそうです。それとも既にどこかに来た後かな?
とにかく震源が深い位置でなら被害は無いと思うので是非そうであって欲しいです。
たぶん、東京/横浜で3程度の揺れが来るかな。
心臓に悪っ!
6/7 ヨコハマ曇り空。湿度も高めです。
今日は例の心臓によろしく無い作業の日。朝一板からカスタム製作した2本のボディの磨き艶だし作業です。 あ~ やだやだ。( ̄へ  ̄
ここでしくじると数ヶ月の努力が水の泡ですからね。オールラッカー仕上げは本当に気疲れしっぱなしの作業でもあります。あ~ ポリ塗装の楽器作ってる人たちが羨ましい。(><;)
もう一枚の写真は磨き終わったTELESA用のブリッジで、tmp仕様に市販テレキャスター・ブリッジを作り替えたモノです。まあ毎度の作業ですね。
依頼主のご要望にフィックス出来る様にプレート厚や素材の違いがある3種類のTL用ブリッジからセレクトしたものをまずは適正サイズに切断。この時にメッキが焼けない様に冷却スプレーで断面の熱を下げながら切断し後は手磨きで形状仕上げしていきます。最後に切断面を錆び止め処理してこのブリッジ製作作業はオシマイ。
当然ながら、サドルはtmpの特製の偏芯ブラスサドルに変更。左側に映っているのが元の既製品のブリッジで切断されたプレートの残りとサドルパーツ。右側のtmp特製サドルと比較するとよく違いが分かるでしょ? 作るのが実に面倒な偏芯構造の2連サドルは上下アジャスタービスも通常品とは全くサイズも異なります。
結局、市販品のこの手のブリッジでtmpが使える部分はプレートだけなんです。
あ~今日はもう疲れた。朝から一日分の集中力を使い切った感じ。もう今日はヤメヤメ。おしまい。


今日は例の心臓によろしく無い作業の日。朝一板からカスタム製作した2本のボディの磨き艶だし作業です。 あ~ やだやだ。( ̄へ  ̄
ここでしくじると数ヶ月の努力が水の泡ですからね。オールラッカー仕上げは本当に気疲れしっぱなしの作業でもあります。あ~ ポリ塗装の楽器作ってる人たちが羨ましい。(><;)
もう一枚の写真は磨き終わったTELESA用のブリッジで、tmp仕様に市販テレキャスター・ブリッジを作り替えたモノです。まあ毎度の作業ですね。
依頼主のご要望にフィックス出来る様にプレート厚や素材の違いがある3種類のTL用ブリッジからセレクトしたものをまずは適正サイズに切断。この時にメッキが焼けない様に冷却スプレーで断面の熱を下げながら切断し後は手磨きで形状仕上げしていきます。最後に切断面を錆び止め処理してこのブリッジ製作作業はオシマイ。
当然ながら、サドルはtmpの特製の偏芯ブラスサドルに変更。左側に映っているのが元の既製品のブリッジで切断されたプレートの残りとサドルパーツ。右側のtmp特製サドルと比較するとよく違いが分かるでしょ? 作るのが実に面倒な偏芯構造の2連サドルは上下アジャスタービスも通常品とは全くサイズも異なります。
結局、市販品のこの手のブリッジでtmpが使える部分はプレートだけなんです。
あ~今日はもう疲れた。朝から一日分の集中力を使い切った感じ。もう今日はヤメヤメ。おしまい。


まとめ報告
6/6 今日のヨコハマは快晴と言っていいでしょう。塗装も出来ましたしね。ありがたい。
午前中は完成したTB-4/JJ-FLに港区のMさんが見えましたので直接の引き渡し。即ご満足頂けた様子でワタクシも嬉しく思います。
作業自体は茨城のMさん、ギタリストのSさん分のネック塗装と製作中のTELESA-AAの塗装進行です。
また4弦のスロープヘッドの試作ネックをマウントした55B-4/SS-JJのプロトも完成済みです。
この試奏器はスロープヘッド化した4弦のバランスや反応の仕方を確認頂ける様にするのと、針葉樹材のボディ仕様でのサウンドを確認出来る様にする為です。
結論的には試作1発目はまあまあ狙ったポイントが間違いでは無い事は確認出来ました。しかし、問題が無い訳では有りません。設計値そのままでネックを作っても実際には弦を張って張力負荷が架かる訳なので、その分ヘッド起きの平均値を予測し、その分を加算した数値設定で試作を作るのですが、何と今回の試作機ではネックヘッドが平然と張力に耐えてビクとも変化していないんです。
アレ?まったく負けてないなあ~ そんな感じです。
まあ、構造的な強さもSHはフラットヘッドより確実に勝りますし、燻煙もした上での試作でしたからヘッドが全く起きて来ない事も有り得る事なのですが、ちょっと予測以上に変動が起きていないので、想定したテンションよりヘッド角設定が強めの結果が出ちゃってるんです。
勿論この設定の方がフェンダーより好き!っておっしゃるプレイヤーもたぶん結構いらっしゃるでしょうが、当初に想定した張力感とは異なっているのは事実です。こーなるともう一度設定を変えて一から作り直すしかないです。
まあ2回目でジャスト設定が出せるなら開発としたら楽な試験ですからね。やるだけです。
100回やって最良の結論が出せるなら迷わず100回やればいいだけですからね。
それを、金が、リスクが、って言うくらいなら最高の楽器を作ろうとする事自体を止めちゃえばいいわけで。 1番を目指さない人間は2番にも3番にもなれないですから。
そう!そこのギター弾いてるアナタだって、そーでしょ?
もしアナタが仮にクラプトンの大ファンであるなら、その自分をクラプトンの演奏を聴いたとき以上に感動させるプレイを自分で出来る様にするのが目標で無くちゃ。特にプロを目指すならね。
仮に、ワタクシがギタリストで、どこまでやってもクラプトンやベックやその他諸々の著名プレイヤー同等かそれ以上に自分の演奏に自分自身が感動出来ないのであれば、ワタクシならプロを目指すのはあっさり諦めますね。生涯をプレイヤーとして家族を養いつつ送るのはそう簡単な話では無いからです。
どこかで見切りをつけるのも人生の重要な判断です。中途半端な決意からは中途半端な結論や結果しか出て来ないですから音楽を職業にするなら、まず自分を一番感動させてくれる奏者に自分自身が成ることです。自分自身が自らの演奏に感動出来ないのに自分の演奏に金を払えって、人に言えないでしょ。
本当の自分の実力、才能を客観的に判断し実際に自分にそれを成し得れるかどうか、そこまでの実力が無いのであれば、純粋に音楽を楽しむスタンスで音楽に接するべきで、音楽では自らの人生を支えるに足りずと、その辛い判断を行う勇気も社会人として必要だと思います。
自分なりに必至に打ち込んで出した結論が諦める事であったなら、自分の進むべき道は他に在る、と判断出来ます。それはそれで人として実に喜ぶべき事だとワタクシは思います。
あくまでワタクシの生き方考え方です。でも、皆さんの事、応援してますからね。(^ε^)
ワタクシにとっての皆さんへの誠意とは、この楽器製作の世界での最高レベルの技術者を目指して日々精進して期待に応えていく事に有ると信じています。

午前中は完成したTB-4/JJ-FLに港区のMさんが見えましたので直接の引き渡し。即ご満足頂けた様子でワタクシも嬉しく思います。
作業自体は茨城のMさん、ギタリストのSさん分のネック塗装と製作中のTELESA-AAの塗装進行です。
また4弦のスロープヘッドの試作ネックをマウントした55B-4/SS-JJのプロトも完成済みです。
この試奏器はスロープヘッド化した4弦のバランスや反応の仕方を確認頂ける様にするのと、針葉樹材のボディ仕様でのサウンドを確認出来る様にする為です。
結論的には試作1発目はまあまあ狙ったポイントが間違いでは無い事は確認出来ました。しかし、問題が無い訳では有りません。設計値そのままでネックを作っても実際には弦を張って張力負荷が架かる訳なので、その分ヘッド起きの平均値を予測し、その分を加算した数値設定で試作を作るのですが、何と今回の試作機ではネックヘッドが平然と張力に耐えてビクとも変化していないんです。
アレ?まったく負けてないなあ~ そんな感じです。
まあ、構造的な強さもSHはフラットヘッドより確実に勝りますし、燻煙もした上での試作でしたからヘッドが全く起きて来ない事も有り得る事なのですが、ちょっと予測以上に変動が起きていないので、想定したテンションよりヘッド角設定が強めの結果が出ちゃってるんです。
勿論この設定の方がフェンダーより好き!っておっしゃるプレイヤーもたぶん結構いらっしゃるでしょうが、当初に想定した張力感とは異なっているのは事実です。こーなるともう一度設定を変えて一から作り直すしかないです。
まあ2回目でジャスト設定が出せるなら開発としたら楽な試験ですからね。やるだけです。
100回やって最良の結論が出せるなら迷わず100回やればいいだけですからね。
それを、金が、リスクが、って言うくらいなら最高の楽器を作ろうとする事自体を止めちゃえばいいわけで。 1番を目指さない人間は2番にも3番にもなれないですから。
そう!そこのギター弾いてるアナタだって、そーでしょ?
もしアナタが仮にクラプトンの大ファンであるなら、その自分をクラプトンの演奏を聴いたとき以上に感動させるプレイを自分で出来る様にするのが目標で無くちゃ。特にプロを目指すならね。
仮に、ワタクシがギタリストで、どこまでやってもクラプトンやベックやその他諸々の著名プレイヤー同等かそれ以上に自分の演奏に自分自身が感動出来ないのであれば、ワタクシならプロを目指すのはあっさり諦めますね。生涯をプレイヤーとして家族を養いつつ送るのはそう簡単な話では無いからです。
どこかで見切りをつけるのも人生の重要な判断です。中途半端な決意からは中途半端な結論や結果しか出て来ないですから音楽を職業にするなら、まず自分を一番感動させてくれる奏者に自分自身が成ることです。自分自身が自らの演奏に感動出来ないのに自分の演奏に金を払えって、人に言えないでしょ。
本当の自分の実力、才能を客観的に判断し実際に自分にそれを成し得れるかどうか、そこまでの実力が無いのであれば、純粋に音楽を楽しむスタンスで音楽に接するべきで、音楽では自らの人生を支えるに足りずと、その辛い判断を行う勇気も社会人として必要だと思います。
自分なりに必至に打ち込んで出した結論が諦める事であったなら、自分の進むべき道は他に在る、と判断出来ます。それはそれで人として実に喜ぶべき事だとワタクシは思います。
あくまでワタクシの生き方考え方です。でも、皆さんの事、応援してますからね。(^ε^)
ワタクシにとっての皆さんへの誠意とは、この楽器製作の世界での最高レベルの技術者を目指して日々精進して期待に応えていく事に有ると信じています。

経過報告
6/4 ヨコハマ夏日です。
朝から自宅やご近所さんの周囲に生えて伸びてしまった雑草を抜いて集めていましたら、見事に全身汗だくになりました。夏やね~
写真はSH化したSさんのネックと、カスタム製作中の茨城のMさんのネックで、MさんのTELESAのネックは昨日グリップ修正したので本日塗装処理を行なって乾かしている図。
さすがに今日の様な強い日差しは塗料にはNGですから陰干しです。
もう一枚は板材からネックが削り出せる大まかなサイズまで粗挽きしたイタヤカエデ材。
メイプル材の中で最も暴れが出るのがこの材です。でもいいネックに出来たならハードメイプルを確実に上回る上質な響きをしてくれます。
たぶんこの材だけでネック製作しているのはワタクシくらいなもんでしょう。
このギターと5弦ベースが木取れるサイズにして行くのが第一段階で、こんな感じなんです。tmpじゃアルバイトで正月の羽子板製造までやっているのか!?って思った人・・居るワケないか。σ(^_^;)
この状態で一旦燻煙処理して材を安定化させて行きます。しばらく放置して出来る限りの暴れ/狂い出しを行なって、動きが落ち着いたら、もう一回り最終形状に近づける加工を行なって行くのです。
ですからボディよりもネック製作の方が数倍難しいのです。いいネックを作れる様になると一人前。
まあ、簡単に言えば、材の暴れや狂いを修正しながら少しずつ小さくして最終的にネックを作るっちゅー事です。基本的に木材は形状加工する度に少なからず個体毎に異なった動きをするものなのです。
要するに、木材は乾燥済みの材であっても、どこか削ったらどこかが動く、と考えて慎重に作業をする必要があると言う事です。削る=新しく露出した木部が空気に触れる=木は動く、って図式です。
これがメーカー製造では大きな刃物が取り付けられた加工マシンでいっきに形状加工されますので、完成してから狂いが出るケースがまま有ります。基本的に木工製品の中でも楽器は最も乾燥自体に手間ひまが掛かる上に(材の含水率は高級建築用材、家具用材よりも更に低い設定が楽器用材です)独特の設定形状をしていますので、tmpでは幾度も行なう燻煙処理無しでは製作は行ないません。
(特にエレキベースのネック長は天然木材を使用するのには本当に無茶な設定なんです)
今日はこれから外出予定なので作業は一旦終了。来週もいい仕事出来る様に頑張りますよ。
では皆さん良い週末を。

朝から自宅やご近所さんの周囲に生えて伸びてしまった雑草を抜いて集めていましたら、見事に全身汗だくになりました。夏やね~
写真はSH化したSさんのネックと、カスタム製作中の茨城のMさんのネックで、MさんのTELESAのネックは昨日グリップ修正したので本日塗装処理を行なって乾かしている図。
さすがに今日の様な強い日差しは塗料にはNGですから陰干しです。
もう一枚は板材からネックが削り出せる大まかなサイズまで粗挽きしたイタヤカエデ材。
メイプル材の中で最も暴れが出るのがこの材です。でもいいネックに出来たならハードメイプルを確実に上回る上質な響きをしてくれます。
たぶんこの材だけでネック製作しているのはワタクシくらいなもんでしょう。
このギターと5弦ベースが木取れるサイズにして行くのが第一段階で、こんな感じなんです。tmpじゃアルバイトで正月の羽子板製造までやっているのか!?って思った人・・居るワケないか。σ(^_^;)
この状態で一旦燻煙処理して材を安定化させて行きます。しばらく放置して出来る限りの暴れ/狂い出しを行なって、動きが落ち着いたら、もう一回り最終形状に近づける加工を行なって行くのです。
ですからボディよりもネック製作の方が数倍難しいのです。いいネックを作れる様になると一人前。
まあ、簡単に言えば、材の暴れや狂いを修正しながら少しずつ小さくして最終的にネックを作るっちゅー事です。基本的に木材は形状加工する度に少なからず個体毎に異なった動きをするものなのです。
要するに、木材は乾燥済みの材であっても、どこか削ったらどこかが動く、と考えて慎重に作業をする必要があると言う事です。削る=新しく露出した木部が空気に触れる=木は動く、って図式です。
これがメーカー製造では大きな刃物が取り付けられた加工マシンでいっきに形状加工されますので、完成してから狂いが出るケースがまま有ります。基本的に木工製品の中でも楽器は最も乾燥自体に手間ひまが掛かる上に(材の含水率は高級建築用材、家具用材よりも更に低い設定が楽器用材です)独特の設定形状をしていますので、tmpでは幾度も行なう燻煙処理無しでは製作は行ないません。
(特にエレキベースのネック長は天然木材を使用するのには本当に無茶な設定なんです)
今日はこれから外出予定なので作業は一旦終了。来週もいい仕事出来る様に頑張りますよ。
では皆さん良い週末を。
