経過報告
6/4 ヨコハマ夏日です。
朝から自宅やご近所さんの周囲に生えて伸びてしまった雑草を抜いて集めていましたら、見事に全身汗だくになりました。夏やね~
写真はSH化したSさんのネックと、カスタム製作中の茨城のMさんのネックで、MさんのTELESAのネックは昨日グリップ修正したので本日塗装処理を行なって乾かしている図。
さすがに今日の様な強い日差しは塗料にはNGですから陰干しです。
もう一枚は板材からネックが削り出せる大まかなサイズまで粗挽きしたイタヤカエデ材。
メイプル材の中で最も暴れが出るのがこの材です。でもいいネックに出来たならハードメイプルを確実に上回る上質な響きをしてくれます。
たぶんこの材だけでネック製作しているのはワタクシくらいなもんでしょう。
このギターと5弦ベースが木取れるサイズにして行くのが第一段階で、こんな感じなんです。tmpじゃアルバイトで正月の羽子板製造までやっているのか!?って思った人・・居るワケないか。σ(^_^;)
この状態で一旦燻煙処理して材を安定化させて行きます。しばらく放置して出来る限りの暴れ/狂い出しを行なって、動きが落ち着いたら、もう一回り最終形状に近づける加工を行なって行くのです。
ですからボディよりもネック製作の方が数倍難しいのです。いいネックを作れる様になると一人前。
まあ、簡単に言えば、材の暴れや狂いを修正しながら少しずつ小さくして最終的にネックを作るっちゅー事です。基本的に木材は形状加工する度に少なからず個体毎に異なった動きをするものなのです。
要するに、木材は乾燥済みの材であっても、どこか削ったらどこかが動く、と考えて慎重に作業をする必要があると言う事です。削る=新しく露出した木部が空気に触れる=木は動く、って図式です。
これがメーカー製造では大きな刃物が取り付けられた加工マシンでいっきに形状加工されますので、完成してから狂いが出るケースがまま有ります。基本的に木工製品の中でも楽器は最も乾燥自体に手間ひまが掛かる上に(材の含水率は高級建築用材、家具用材よりも更に低い設定が楽器用材です)独特の設定形状をしていますので、tmpでは幾度も行なう燻煙処理無しでは製作は行ないません。
(特にエレキベースのネック長は天然木材を使用するのには本当に無茶な設定なんです)
今日はこれから外出予定なので作業は一旦終了。来週もいい仕事出来る様に頑張りますよ。
では皆さん良い週末を。

朝から自宅やご近所さんの周囲に生えて伸びてしまった雑草を抜いて集めていましたら、見事に全身汗だくになりました。夏やね~
写真はSH化したSさんのネックと、カスタム製作中の茨城のMさんのネックで、MさんのTELESAのネックは昨日グリップ修正したので本日塗装処理を行なって乾かしている図。
さすがに今日の様な強い日差しは塗料にはNGですから陰干しです。
もう一枚は板材からネックが削り出せる大まかなサイズまで粗挽きしたイタヤカエデ材。
メイプル材の中で最も暴れが出るのがこの材です。でもいいネックに出来たならハードメイプルを確実に上回る上質な響きをしてくれます。
たぶんこの材だけでネック製作しているのはワタクシくらいなもんでしょう。
このギターと5弦ベースが木取れるサイズにして行くのが第一段階で、こんな感じなんです。tmpじゃアルバイトで正月の羽子板製造までやっているのか!?って思った人・・居るワケないか。σ(^_^;)
この状態で一旦燻煙処理して材を安定化させて行きます。しばらく放置して出来る限りの暴れ/狂い出しを行なって、動きが落ち着いたら、もう一回り最終形状に近づける加工を行なって行くのです。
ですからボディよりもネック製作の方が数倍難しいのです。いいネックを作れる様になると一人前。
まあ、簡単に言えば、材の暴れや狂いを修正しながら少しずつ小さくして最終的にネックを作るっちゅー事です。基本的に木材は形状加工する度に少なからず個体毎に異なった動きをするものなのです。
要するに、木材は乾燥済みの材であっても、どこか削ったらどこかが動く、と考えて慎重に作業をする必要があると言う事です。削る=新しく露出した木部が空気に触れる=木は動く、って図式です。
これがメーカー製造では大きな刃物が取り付けられた加工マシンでいっきに形状加工されますので、完成してから狂いが出るケースがまま有ります。基本的に木工製品の中でも楽器は最も乾燥自体に手間ひまが掛かる上に(材の含水率は高級建築用材、家具用材よりも更に低い設定が楽器用材です)独特の設定形状をしていますので、tmpでは幾度も行なう燻煙処理無しでは製作は行ないません。
(特にエレキベースのネック長は天然木材を使用するのには本当に無茶な設定なんです)
今日はこれから外出予定なので作業は一旦終了。来週もいい仕事出来る様に頑張りますよ。
では皆さん良い週末を。
