経過報告 その他 | tmpブログ

経過報告 その他

6/14 ヨコハマ今日もど~んよりしてます。

写真はMさんオーダーのTELESAで、ネックのグリップ塗装の乾き待ちなので本体の方もそれに合わせて作業しています。梅雨時は塗装出来る日が限られているだけじゃなくて乾きも遅いのであります。

55B-4のスロープヘッド設定の試作#-2も取り敢えず塗装してあげています。
たぶん皆さんはこのネックの様に接ぎだらけだとかなり印象悪いんでしょうねえ。

でも実際には1ピースネックよりずっと狂いは少なく強度も高く出来るんですよ。逆にメーカー品など量産品なのにあまりに1ピース仕様に拘ってネックを作る故に問題を抱えています。
1ピース材は余程しっかりシーズニングから形状加工に時間を置きながら形にして行かないと将来トラブルの元を抱えたネックを作る事に成ってしまいます。
実際、量産品の製造スピードは余りに速過ぎます。実際に製造から15年程経過しますと、木自体はようやく安定化しますが、その時点で変形している物が非常に多いのが実情です。

また、通常塗装ではコンプレッサーを回しての作業ですが、tmp周辺は住宅地ですので騒音を出したく無いタイミングや処理部分が小面積の場合には、あらかじめ塗料屋さんに指定したいつも使っているラッカー塗料(ウッドシーラー/サンディングシーラー/クリアー)それぞれを缶スプレーにして頂いて使用しています。

但し、通常のスプレーが500円前後なのに対してオーダーした場合は1本2千円程で最低でも10数本はオーダーしなくては受けて頂けませんのでコストリスクはかなり高くなってしまいます。
でもちょっとした処理には随分役立ちます。もしやろうと思えば楽器1本の通常の塗装吹き付け工程全てをこの缶スプレーだけで完成させる事も出来ますよ。勿論、缶スプレー塗装だとは気付かれない仕上げレベルでね。

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