経過報告 茨城のMさん | tmpブログ

経過報告 茨城のMさん

6/16 ヨコハマ やる気なさげな天気です。元気出せや!(^ ^)

写真は今週中に完成予定の茨城Mさんオーダー分のTELESA-SS/WHです。
相変わらず心臓に悪いセットアップ作業中のショット。ここまで来れば安心、ってな事は全く無いのであります。ちょっと気を抜いたらアウトの作業ですから、今日は腰の調子が悪いなあ~なんて時には作業パス。

土曜の夜には飲み会もあるのでそれまでには緊張感をキープしてビシッと完成させます。
さぞや完成後のハイボールはウマいでしょうなあ。(´0 `*) ぷは~っ

ちなみに、このTELESAは今回の設定上、最もエアー容積が大きい設定で製作してあります。
既にtmp製のセミホロー仕様をけっこうな本数を製作済みですが、今回までのエアー容積の大きい設定品はたぶんこれが2本目だと記憶しています。

通常、歴史上の定番楽器/モデルに対してプロの方、一般ユーザーさん共にメジャーメーカー製/定番モデル故に入手時もある種の安心感を最初から抱いていらっしゃるものです。でも自らの音楽性やプレイスタイルがしっかりと定まって来ると、そうした定番楽器に対しても「まあ、これはこれでアリなんだけど、何か違う、少なくとももっとこの上の世界が有る筈だ」 そんな思いを抱き出したりするものです。
たぶん、tmpのユーザーさん方々にはそうした方が多かったが為にワタクシにカスタム製作や手持ちの楽器のチューンナップを依頼して下さったんだろうと思います。

著名プレイヤー達は定番楽器を何種も何本も所有して、その都度使い分けて対応しています。しかし彼らは大抵がメーカーの看板モニター.プレイヤーでもありますからステージなどではあくまでモニター楽器をメインにプレイしています。
そんな姿を見ると、もっとより深く、表現力に富んだ楽器を弾かせてあげたいな、と正直思います。あれ程の演奏能力があるのに楽器がそれに応え切れていないと感じる事がまま在るからです。

もしワタクシがそう感じなかったのであれば、たぶん製作家などにはなっていなかったでしょうね。
サークル・フレッティングも燻煙処理も、様々なオリジナル設計や設定やパーツ達も、またリペアー・やチューンナップ・ノウハウの確立にしても、ワタクシは自分の為だったらやっては来なかっただろうと思います。
単に、素晴らしいプレイヤー達の使用楽器の限界が演奏の足かせにならないように、もっと表現力をプレイヤーから引き出してくれる様な楽器、そんな楽器を作りたい。そう思ってここまで来ただけです。

市販品で充分楽しめる方はそれで結構だと思います。大いに楽しんで頂きたい。但し、真剣に自らの音楽のパートーナーとして楽器を捉えるのであれば、生涯に一度はtmpのドアをノックしてみて下さい。 
コーヒーくらいは出しますよ。(^O^)/

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