【音楽シーン】ストリーミングサービスSpotifyを使って1年で感じたこと。【自分語り】 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
先日、ダウンタウンの松っちゃんが
 
日本の子供達の読解力が世界的に見て劣ってるらしい。。。
学校の授業に大喜利を取り入れるのも良いかもよ。マジで。
 
と、ツイートをしていましたが、ソースはこれかな?
 
若者は当然のことながら、日本人全体的にじゃね?
 
ツイッター見てりゃそんなの嫌でも目にするしねぇ。
 
ってのは、自分もここで何度か書いてますが。
 
人間、ヤなものを見すぎるとどうでもよくなります。
 
ソースはオレだ←
 
だって関わりたくなくならない?面倒くせぇ。
 
どうも、トトです。
 
 
 
 
さて、ネタがない今月は
 
今日も今年のまとめ記事を書いていきましょう。
 
こんな記事ばっかり書いてて、
 
果たして今月は乗り切れるんだろうか…w
 
 
で、今回のネタはというと。
 
先日、BillboardがSpotifyから見る
 
今年の音楽シーンを振り返る記事を出していました。
 
 

 
 
相変わらず、日本メディアの
 
洋楽カタカナ表記はうんざりするほどクソですが。
 
今年になって、国内のミュージシャン、バンドも
 
サブスク解禁することが相次ぎ、2019年になって
 
よぉーーーーーやく
 
日本の音楽シーンにも、ストリーミングツールが浸透してきた
 
という1年だった気がします。
 
かく言う自分も、Spotifyを使い出したのは今年からだし、
 
日本のシーンも、自分も、遅咲きには変わりないんですけどね。
 
しかし、
 
CDの方が日本の音楽シーンの汚点である連中が占めていて
 
こっちに全然いないってのを見ると
 
日本の音楽シーンも二極化してそうですよね。
 
これがSpotifyではなく、Apple Musicだと多少変わるのかな?
 
 
 
そんなSpotify、今月5日には各ユーザーも
 
今年1年を振り返るSpotify Wrappedを楽しんでいましたね。
 
それを使って、バンド側も今年1年の結果を
 
続々と発表していました。
 
自分のWrappedを公開しちゃうと
 
年末ランキングへのネタバレにもなってしまうので、
 
ここに載せるのは一部にしますが、
 
 
今年1年で2,696曲聴いたようです。
 
これが多いか少ないかは比較対象がないのでわかりませんが。
 
曲数は約2,700曲で、音楽を再生していた時間は
 
51,438分(約857時間)でした。
 
こちらも比較対象がないのでわかりませんが、
 
ネット上で他の人のを見てると
 
多めの方になるのかな?
 
てか、この数値が出て以降も絶賛稼働中ですけどね。笑
 
 
 
 
そして、国別では19か国だそうで。
 
このSpotify Wrappedには主要国しか表示されませんでしたが
 
19か国の内訳としては
 
日本
アメリカ
イギリス
オーストラリア
カナダ
ドイツ
イタリア
フランス
スウェーデン
オランダ
オーストリア
ロシア
 
…あと7か国どこだ?
 
 
そして聴いていたジャンルの内訳は
 
 
御覧の通り。
 
ポスコアはメタルコアに含まれてる気がするなぁ。
 
とはいえ、今年のレビュー作品であったり、
 
前々から言ってるバンドの数自体であったり、
 
やっぱメタルコア系の方が多い気がするので、
 
相対的にそっちに寄った形になった結果かな。
 
ってのを考えると、
 
POP PUNKが1位でなかったのは残念だけど
 
まぁ、妥当やろねと。
 
 
で、このSpotify Wrappedの中で
 
今年のトップソングのプレイリストも作ってくれましたが
 
以前、記事に書いたように
 
iPod時代のように気軽にスキップが出来ず、
 
聴くとなるとアルバム1周で聴くことが増えたために
 
その年間ソングプレイリストも
 
上位はアルバムの曲がこぞってランクインしちゃって
 
聴いてて何の面白みもなかったので
 
リンクを貼るのは割愛しておきます。笑
 
 
 
 
さて、そうしてSpotify1年生だった2019年ですが
 
まー、色々と思うことはありましたよね。
 
今まで追えてなかったバンドを追えるようになったり、
 
今までは新譜が出ていても入手までは至らなかった音源も
 
しっかりチェックできるようになったり、と
 
音源をチェック、新譜を聴く
 
っていうことに関しては、これ以上なく便利になりました。
 
加えて、それが安価(月額約1000円)で可能になったのも
 
経済的に非常に助けられています。
 
CDやデジタル盤を"買う"となると
 
年間数十万の支出だったものが、
 
たったの月1,000円(年間12,000円)で済むのは
 
画期的以外の何ものでもない。
 
たくさんの音源をチェックする人ほど
 
大いにこの恩恵を感じていると思います。
 
 
そんなに便利なものであっても、
 
未だに完全移行していないバンドがいるのも事実。
 
そうなってくると
 
早く配信してよ
 
って思うようになってしまいますよねぇ。笑
 
 
 
こうしてユーザーには間違いなく便利なツールであるものの
 
同時に罪悪感との戦いでもあった1年でした。
 
やっぱりこう… バンド側としてみればさ
 
瞬間的な収入源はCDの方が還元率は上なワケじゃない?
 
バンドはもちろん、レーベルに対してもそうでさ。
 
CDを買うことは格段に減ったものの
 
ウチで取り上げるようなバンドの
 
国内盤を未だに出してくれるレーベルの音源は
 
まだちょこちょこ買ってはいましたが、
 
それでもCDを買うことは減りました。
 
年間数十万かけていたものは、
 
それだけバンドの活動のサポートになる
 
っていう自負もあって購入していただけに
 
そこに対する罪悪感は消えませんでしたね。
 
 

 
ICE GRILL$も夏にこういったことを言っていて
 
自分もSpotify使う側の人になってしまったので、
 
こういったのを見ても罪悪感に駆られます。
 
 
さらには、ストリーミングの恩恵が希薄だとして
 
各サブスクから撤退した国内バンドも見かけました。
 
 
Sailing Before The Windba/Bitokuさんは
 
 
こういった記事を書いていて、
 
確かに納得できる部分はあるし、
 
音楽シーン、バンドシーンもこういう方向に
 
向かっていくんだろうなとは思う。
 
事実、UKのメタルコアバンドWhile She Sleeps
 
 

 
こういったことを発し、取り上げられています。
 
今年に入ってSpotifyを使い出し
 
Spotifyに関する記事もいくつか書きました。
 
フォロワー数の記事では
 
CD1枚買うだけではその利益しか出ないが、
Spotifyをはじめ、ストリーミングでなら、
繰り返し聴けば聴くほど利益に繋がる
聴き続ければCD以上の利益が出るんじゃないか
 
ってことも書きました。
 
それは確かにそうかもしれない。
 
しかし、While She Sleeps が発言したことを見ると
 
Tシャツ1枚5000回のストリーミング同じ利益
 
Tシャツ1枚の値段は、アルバム1枚とほぼ同じ。
 
ってことは、CDアルバム1枚の利益をバンドに与えるには
 
少なくとも
 
そのアルバムを5,000回近く聴かないといけないということ。
 
聴き続ければ、CD以上の利益を出すかもしれないけど
 
最低でも5,000回
 
どれだけの時間が必要なのか?
 
そうこうしてる間にシーンから去っていくバンドだって
 
昨今では絶えないワケでしょ?
 
ストリーミングにCDほどの即効性はないのに、
 
シーンを去っていくバンドに対して
 
それを止めるには、どれほどの時間が必要なのか。
 
サブスクの利用者、バンドのフォロワー(人気や知名度)
 
これらを増やす以外、手っ取り早い方法はない。
 
それすらもどうやって増やしていくのか?
 
っていう話になっちゃいますよね。
 
 
そう考えるとビトクさんの言うこともごもっともだし、
 
ビトクさんと似たようなことを
 
Bring Me The HorizonOliver も語ってます。
 
 
 
俺たちはもしかすると、これ以上アルバムをリリースしないかもしれないんだ。短いレコードをリリースできたらと思っているんだよ。
 
――アルバムというフォーマットに嫌気が差してしまったのでしょうか?
 
『アモ』は心から誇りに思っている。でも、作るのには骨が折れたよね。俺としても『何のためにやってるんだ? この曲を演奏することはないんじゃないか』なんて思ったところもあったからね。自分たちの曲に自分たちのクリエティヴィティを配分しなきゃならないわけでさ。クールなポップ・ソングを書いたとして、バランスをとるためにヘヴィな楽曲を書いたりだとかね。その後で、シングルのことも考え始めなければいけないわけでさ
 
――つまり、今後は定期的にブリング・ミー・ザ・ホライズンの新曲を聴けるということでしょうか?
 
どうすれば15曲のアルバムを作ることができるかなんてことを腰を据えて考える時には、あらゆるくだらないことを考慮しなければいけないわけでさ。そんなことは考えたくないんだ。“Ludens”の制作は大変だったけど、楽しいものだった。TVゲームに提供する用の楽曲を1曲書けばいいだけだったからね。世界で最もビッグな曲を書く必要はないわけでさ。『どうあるべきかを考えずに済む曲を書こう』って言っているほうが俺は好きだね
 
 
 
ただでさえ、日本のシーンのような
 
シングルのような単発作品でのリリースが頻発する
 
ってのが大嫌いなのに
 
今後、バンドシーンも"アルバム"ってものを作らなくなっていく…
 
そうなるんだったら、個人的にはすげー嫌だな。
 
音楽熱の低下、音楽からの離反は加速するでしょうね。
 
自分は別に、新曲をサクサク出してくれることは望んでない。
 
むしろ単発曲を乱発するなら、そんなの止めて欲しいくらい。
 
シングルのレコ発ツアーとかもしなくていい。
 
てか、シングルのツアーなんて日本しかやってなくね?
 
そういう日本のやり方が気に入らない背景の裏には
 
海外ではシングルが出ると、その後半年~1年くらいには
 
『アルバム』が出ることが多いじゃないですか。
 
日本ではそんなことの方が珍しい。ホントにシングルのみ。
 
で、そこから2~3年経った時にリリースするフルアルバムに
 
そのシングルを入れて、オリジナルの新曲の数を減らす…
 
ってのが、本当に嫌なんですよね。
 
年単位で時間がかかることは百も承知の上で、新曲だらけの
 
アルバムをリリースして欲しい
 
って思う性質なので。
 
シングル乱発するんだったら、それを"シングル"じゃなくて
 
10数曲収録の"アルバム"に入れてリリースしてよと。
 
ってなると、ここでもまた
 
アルバム1枚とストリーミングの還元率
 
って問題が出てきて、堂々巡りにはなるんですが。
 
 
 
だからと言って頭悪ぃなって思うのは
 
還元率が悪いから使うな
 
みたいな言動がいっちばん阿呆っぽい。
 
そうじゃねぇだろ、と。
 
使うな、じゃなくて
 
還元率、利益率を上げろ
 
ってことじゃないの?
 
そうすりゃシングルのレコ発ツアーやライブなんて減るだろうし
 
アルバムを作る方に寄るバンドも増えると思うんだけどなぁ。
 
まぁ、そういった収益面に関しては、リスナーが声を上げるより
 
曲を出してる皆々様が
 
レーベルや、レコード会社や、ストリーミング配信企業に
 
言わなきゃ解決しない問題なんだろうけど。
 
そこに関しては、以前インスタライブで
 
PTPのgt/PABLOも言っていましたね。
 
そうする為には、バンド側も頭を使わないといけない
 
と、Disturbed vo/David も言っていました↓
 
 
 
ビルボードの出した記事のように、日本でもここまで
 
ストリーミングがメインストリームになり得ているなら
 
フィジカルに頼るのもそろそろ止めた方がいいとも思う。
 
日本のバンドが、シーンが、そんなことするわけないけど
 
海外のバンドを見れば、若手でも(むしろ若手の方が多いかも)
 
フィジカルでのリリースはなくしてるバンドもいる。
 
9月にレビューした、スウェーデンのAviana とかは
 
顕著な例なんじゃないかな?
 
彼らは昨年、来日しましたが
 
フィジカルは持ってきていませんでしたしね。
 
ましてEPなんて、フィジカルが出る方が珍しいと感じる。
 
そのへんもシーンが、リスナーが、
 
柔軟に対応していかないといけないですよね。
 
ないものねだりをしたところで仕方ないワケで。
 
 
 
サブスクのストリーミングサービスって
 
バンドにも、リスナーにも、
 
画期的なツールであることは間違いないとは思うけど
 
収益面を考えると、まだまだ改善点はあるし、
 
そこはストリーミングの前からずっとそう。
 
昔から
 
ミュージシャンへの利益が少ない
 
ってのは問題になってることで、
 
レーベルやレコード会社のやり方の是非を
 
問われることでもあるんですが。
 
ミュージシャンというか、クリエイター全般だし、
 
こと日本では、現場の人間全般だよね。
 
中間搾取と上の人間の取り分が多すぎる。
 
サブスクにしたって、SpotifyやApple、Amazonなどなど
 
もう少しミュージシャンへの還元率を
 
高くしてあげればいいのにね。
 
世界はもちろん、日本なんかはもっっっと顕著で
 
時代に合ってないやり方、システムみたいなのって
 
山ほどありますよね。
 
そこへの対応が馬鹿みたいに遅れてる。
 
だから音楽なんてどんどん下火になっていくし
 
ただの"娯楽"の1つとして埋もれていくんだ。
 
展開の仕方が遅く、馬鹿を相手にしてきたせいで
 
公式のツールを使わずに
 
違法の無料ツールを使う馬鹿が現れ、
 
何の罪悪感も、悪びれる素振りもなく平然と使っている
 
っていう現状だってあることですしね。
 
日本のエンタメは先細る一方な気がします。
 
 
ストリーミングでのランキングも出るくらい
 
日本の音楽シーンにも浸透してきてはいますが
 
それこそ
 
『今さら』『ようやく』
 
以外の感情が湧かないし
 
世界からどんどん遅れていくし、後手後手になってる。
 
 
ストリーミングがメインストリームになるなら、
 
それでも十分な利益がミュージシャンにいくように
 
変えていく必要があるのに
 
それがない。遅い。
 
それを変えていく間の"繋ぎ"として
 
ライブやマーチの売上に頼るならいいんだけど
 
今や、そこが崩れたらオシマイ
 
ってくらい、頼りっきりな印象を受けます。
 
 
 
スポーツ業界や、お笑い業界、エンタメシーン、
 
近年、色んな出来事が起きました。
 
でも、その都度
 
影響力の高い人たちが動くことによって
 
"変えよう"
"変えていこう"
 
っていう意識はとても感じます。
 
それは海外の音楽シーンも同じ。
 
日本の音楽シーンだけが
そういう動きがなさすぎる
少なすぎる
 
影響力のある連中の言動がなさすぎる
 
日本の音楽シーンがいつまでも変わらないのは
 
こういうところが原因のひとつな気がしてならない。
 
逆に影響力のあるバンドや人物が
 
炎上したり、逮捕・書類送検されたりしてんだから
 
世話ないなっていう。
 
それじゃ一生変わらんわ。
 
 
 
自分の罪悪感の話をしていたハズなのに
 
結局、音楽シーンのクソさに目が行き
 
イライラしてきてしまったのは
 
ホントに前から変わりませんね。笑
 
変わらないってことは、
 
その部分は音楽シーンだって変わってないんじゃないかな…
 
変わっていたとしても、
 
それがリスナーの方にまで伝わってない。
 
 
なんてことを書いていると
 
この記事ですら堂々巡りになってしまうので
 
このへんで止めておきますが。
 
サブスクリプションのストリーミングツール
 
これはリスナーには間違いなく画期的なもので、
 
便利すぎるツールです。
 
それは曲を提供する側のバンドにとっても同じだけど、
 
収益面に関しては考えないといけない。
 
そのへんがね、ツールの進化と共に
 
上手く変わっていければいいですねー
 
 
なんて、他人事みたいなことを言って
 
今回の記事を締めたいと思います。
 
…最悪な締め方だなw
 
 
 
 
 
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