Sable Hills『EMBERS』本来あるべきメロデス由来のメタルコア!フルアルバム完成! | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
ちょっとした日付調整が功を奏し、
 
良い感じの間隔でDeaf Havana レポを書けそうです。
 
しかし台風は大丈夫なんか…
 
サマソニ民は当日の心配ばっかしてるけど、
 
サマソニ当日が防げりゃいいんじゃなくて、
 
その前に飛行機が到着できなきゃ、
 
バンド自身が来日できなきゃ意味ねんだぞ…
 
物事を考える力っていうかなんていうか
 
関連付けて考えられる人、少なくね(。-ω-)-3
 
どうも、トトです。
 
 
ま、それは置いといて。
 
良い感じの間隔で挙げるレビュー記事は
 
とりあえず今日で一旦落ち着きます。
 
そんな8月初旬レビュー記事ラストを締め括るのは
 
期待をしていた国内メタルコアバンドの一角!
 
GBTF同様、まだキャリアが浅いながらも
 
フルアルバムを見事に完成させてくれました。
 
 
 
Sable Hills『EMBERS』
01. The Path
02. Embers
03. Recapture
04. No Love Lost
07. Abyss
08. Countless Hours
10. Not Falling
 
 
 
 
 
国内メタルコアの若手注目株
 
Sable Hillsの1stフルアルバム『EMBERS
 
晴れて8月7日にリリースされました\(^o^)/
 
国内メタルコアの"フル"アルバムのリリースラッシュ
 
いいぞいいぞー\(^o^)/
 
とはいえ、年内のリリースが発表されてるのは
 
Sableで打ち止めですが、今の日本で
 
盛り上がってるとはいえ、メタルコアバンドが
 
年に3枚(3バンド)フル作リリースなんて
 
喜ばしいことですよ。
 
さて、そんなSable Hillsの記念すべき1stアルバム
 
胸アツな気持ちで聴いてみました。
 
 
 
 
The PathEmbers
美麗な旋律を刻むリフと
クサさ引き立つリフで始まるイントロ的な"The Path"
およそ1分経過でドラムもベースも加わり、
準備が万端整ったオープニングを抜けると
タイトルトラックの"Embers"が始まり、
自然とヘドバン衝動に駆られる疾走メタルコアへなだれこむ。
ヘヴィさは十分、ブレイクダウンも激烈、
そこにシンガロングパートも取り入れ
まさに"メタルコア"と呼ぶに相応しいタイトルトラック。
クリーンパートなしで、シャウトオンリーなボーカルも良し。
現行メタルコアよりも、00年代のメロデス由来の
メタルコア本来の色がとても濃いのがSable Hills
そんなバンドの色を存分に発揮したオープニングトラック。
 
 
Recapture
続くもアップテンポで激しいメタルコアを展開。
イィネ(・∀・)イィネ!!
こういうアツいサウンドのメタルコアはとても好きよ。
"Embers"同様、ギターも非常にメタルメタルしい。
泣きのリフが良いっすねぇ。
シンガロングからのブレイクダウンも激アツ。
 
 
No Love Lost
アルバム序盤、まだまだ勢いは衰えず。
シンガロングパートからの始まり走り出す。
ここではコーラスが良さを引き立ててます。
2コーラス目のブレイクダウンは、そのブレイク含め、
ブレイクまでの流れがちょっとSBTWっぽさも。
 
 
Groundbreaker (feat. Ryan Kirby of Fit For A King)
5曲目を待ってた!これが公開された時から
うおぉぉお!って感じはひとしおでした。
期待を煽るゾクゾク感のあるイントロから、
ヘヴィな激走パートから、重さ保ったままブレイクへ。
シンガロングパートも激アツだし、ブラストも(・∀・)イィ!!
ヘヴィさで言ったら、今作の中でも上位では。
そして何と言っても、Fit For A King からのゲストRyan
満を持してラストに登場!
さすがのスクリームから突入する
激重ブレイクダウン、その最中にも
グロウル気味に咆哮するRyan 最高っすよね。
そのまま曲を締め上げます。
 
 
The Chosen One (feat. Toshiki of Mirrors, Hostile Eyes)
6曲目は過去曲の再録版みたいですね。
再録版とは言え、初期からこんな曲作れたと思うと
末恐ろしいな…
バンドの色を損なわないメタルコアナンバーだけど
ここでは最高にアツいシンガロングパート
We are!! We are!!
We are The Chosen One!!!
コレはやっぱライブハウスで叫びたくなるな!
ゲストのToshikiは低音グロウルで、
Sableのvo/Takuyaとの差別化を見せる。
またこのグロウルとブレイクのマッチ具合よ。
Toshikiパート後の、転調してリズミカルな部分がイケてる!
終盤はまた↑の激アツシンガロングパートを以て
熱を帯びたまま曲を締めます。
この5‐6曲目の流れは最高だな。
 
 
Abyss
変わってブレイクダウンから幕を開ける7曲目。
そしてそこから疾走!激走!ブレイク!
サビはコーラスパートを含めメロディックに。
2コーラス目の短く鋭いシンガロングパートが◎
ギターソロは若手バンドとは思えないクサメロ!w
これは爺メタラーにも喜ばれるソロでは?
 
 
Countless Hours
8曲目はのっけからアツいシンガロングパートを展開。
Hey!! Hey!!のシンガロングもわかりやすくて○
全体的には序盤の曲よりもメロディックな印象。
それでも疾走、ブレイクダウンと定番はしっかり押さえてる。
奇を衒ったことしないから、聴いてて気持ち良いよね。
ラストサビ前にはコーラスを従えてのクリーンも。
ラストのおーおーシンガロング共々、
新たなSable Hillsを垣間見た気がします。
 
 
Juggernaut
9曲目はツインギターが交互にリフを刻んでスタート。
こういうので、イヤホンの右と左
交互に流れてくる作り方とか何気に好きなんだよね。
そして安定の走りっぷりを見せ、激シンガロングを経て
再び左右からのリフを刻み、ここだろ!
ってタイミングで来るブレイクダウンとか
最高に気持ち良いよね。
そこからさらに落とすブレイクを入れで終わるのもええな。
わずか2'35"でありったけの攻めを見せる曲。
 
 
Not Falling
ラスト10曲目はギターの叙情的なメロから始まり、
バンドサウンドと共に激しく展開。
サビでは、ボーカルとコーラスの掛け合い、
コーラスパートはシンガロング必須!
転調してリズミカルなところは超クール\(^o^)/
これまでの王道から外れた飛び道具的な部分だけど
だからこそ耳に残り、とてもクール!こういうの大好きだ。
ブレイクダウンを挟んで、元に戻ったところで
再びコーラスを伴った王道なメタルコアへ。
やはりラストの曲、ポイントはこのコーラスかな。
そして曲の締めはイントロと同じく
儚く、叙情的なフレーズでしっとり締めます
 
 
 
 
以上、
 
Sable Hills『EMBERS
 
でした。
 
GIVEN BY THE FLAMES
A Ghost Of Flare
Sable Hills
 
と、国内の有望メタルコアが立て続けに
 
1stフルアルバムを出したワケですが。
 
ホントどれも良い!
 
GBTFは国内有数の本格ゴシックメタルコア
 
AGOFは現行メタルコアに新たな要素も入れ
 
Sableはメタルコア本来の形であるメロデス由来
 
『メタルコア』というカテゴライズの中でも
 
しっかり三者三様のメタルコアを見せてくれました。
 
 
その中で、
 
今回の記事の主役はSable Hillsなワケですが
 
若いバンドならでは、1stアルバムならではの
 
初期衝動というか、攻め感たっぷりで、
 
今の時期にピッタリの灼熱のメタルコアを展開!
 
夏なんてPUNKやPOP PUNKに勝るものはないですが
 
それでもこの熱さは、今の季節に相当マッチする。
 
 
激ロックの特集でも書かれていたように、
 
メタルコアではあっても、現代メタルコアというより
 
メロデス由来のメタルコア
 
っていう、本来あるべき形のメタルコア要素が強く
 
非常にメタル色濃厚。
 
好みのバンドにAs I Lay DyingUnearth を挙げるのも
 
大いに納得できます。
 
だからこそ、gt/Rickの言葉
 
まさに「メタルの過去と未来を繋ぐ一枚」
若者にはメタルを、年長者にはメタルコアをこの一枚で説明できると思う。
 
ってのが、現実味を帯びてくるんだと思う。
 
思えばThe Royal 来日の際、
 
Sableを全公演サポートに付けたRNR TOURSの判断は
 
ベストな選択だったなと改めて思いますね。
 
 
特集に載せられたメンバーのコメントの中にも
 
いくつも注目すべき言葉があって。
 
 
「メタルの未来」を体感してほしい。「EMBERS」というタイトルは、対訳すると「種火」、これから世界に広がっていく炎の始まりという意味を込めて付けました。自分達が何年もアンダーグラウンドで研いできた牙を、世界に示す時が来たということ。
 
1st Full Albumってどんなバンドにとっても重要な存在。歴史に残るから。そして今回やっと120%満足できる作品が完成したと思ってる。それをこのタイミングでリリースする覚悟は伊達じゃないよ。
 
リフ、メロディ、展開、歌詞、すべてに死ぬほどこだわって作り上げた極上のメタルコアを堪能してほしい。最先端のエッセンスを吸収しつつ、古き良き成分を絶対に忘れない。
 
リズム、メロディ、フレーズどれをとってもキャッチーでありながら、根底にある繊細さやアグレッシヴさが垣間見え、聴くものをSable Hillsの世界観に引きずり込みます。ヘヴィなだけでなくエモーショナル、ダンサブルであり且つシネマティック。新たな領域に挑戦しています。
 
楽曲の中に色々な進化要素を感じる事が出来るが、アルバムを通してSable Hillsという存在がブレていない所が素晴らしい。
迫り来る音圧とアグレッシブなリフに進化を感じ、勢いに圧倒される。また、一音一音に宿る魂を感じ取れる事があり、気持ちを高揚させてくれる。
間違いなく武器になる作品。
 
やっぱり1stアルバムって、そのバンドの名刺代わりになる様な所もあるし、相当気合い入れて作ったのが楽曲から伝わってきます。実際どの曲にも、聞いててアガる展開だったり、ヤバすぎるリフだったり、マジかよって言いたくなるクサメロだったり。リスナーの一人ひとり"これだよこれ"ってやつ、あると思います。
 
 
やはりこのへんは、自身の強みをしっかり理解しつつ
 
やりたいこともハッキリしてる印象を受けます。
 
これが国内メタルコアシーンの意識の高さというか
 
ちゃんと世界を見据えている
 
このへんが、国内ポップパンクにはない部分な気がしますよね。
 
フルアルバムに対する言葉とかもね。
 
リリース日には全国レコードショップにCD、
 
 
各種サブスクにもリリース当日にしっかり配信。
 
自分はフィジカルも買ったし、SpotifyでDLもした。
 
こういったメディア戦略、メディア展開も、
 
キャリアが浅いながらもしっかり出来ています。
 
このあたりも、見据えているのが国内だけでなはい
 
ってことへの表れなのかもしれません。
 
 
 
Spotifyフォロワー記事の後編に
 
 
SBTWのビトクさんのツイートを載せましたが、
 
ホント、国内メタルコアシーンのレベル高いなと。
 
若手レベルの同キャリアバンドなら、
 
国内のメタルコアバンドは決して海外に引けを取らない。
 
そこはもう間違いないと思います。
 
ビトクさんはSableの今作にも少し携わっていたようで
 
 
と、いうことも。
 
イヤー、ホントね…国内メタルコアシーン
 
先行きが明るくて何よりですよね。
 
 
このシーンでは
 
キャリア15年以上のCrystal Lakeが諦めず活動を続け
 
今や国内トップ、そして新進気鋭のバンド要する
 
海外のSharpTone Records と契約し、
 
今まさに世界中から引っ張りだこ。
 
その下に、キャリア8~10年の
 
Sailing Before The WindA Ghost Of Flare
 
度重なるメンバーチェンジを経ても活動を止めず、
 
シーンの中核を支えてきた。
 
そして今、GIVEN BY THE FLAMESSable Hills
 
PALEDUSKなど、新世代の有望な若手がどんどん出てきている。
 
海外ほどではないけど、先達、中堅、若手と
 
しっかりシーンが作り上げられてきてますよね。
 
これが国内のメタルコアシーンのレベルが
 
確実に上がってきている証明のような気がします。
 
 
 
そんな感じで、
 
メタルコア好きな若者も、メタル好きな年長者も
 
偏屈で頭の固ぇもんは捨て去って
 
Sable Hills『EMBERS』
 
是非ぜひ!ご一聴!
 
 
 
 
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蔵出しではない余談のコーナー。
 
プレイし始めて1ヶ月が経った
 
Horizon Zero Dawn
 
いやー、面白い。
 
 
 
 
荒廃した文明が見え隠れするところは
 
NieR:Automataを彷彿とさせるし
 
 
 
 
 
機械獣とはいえ、そういった敵を
 
あの手この手で狩っていくのはモンハンのよう。
 
モンハンやったことないですが←
 
 
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種類によっては騎乗も可能。
 
広大なオープンワールドを駆ける移動力が増す。
 
 
 
なんて、ゆっくりプレイしながら、
 
プレイ時間は65時間を超えました。
 
攻略サイトを見るほど難しくもないので、
 
メインストーリーも今どのへんなんやら。
 
ウィッチャーをやってる時もそうだったけど、
 
オープンワールドゲーって、メインストーリーそっちのけで
 
サイドクエストとか探索とかをしてる内に
 
進行度とか、話の流れとか忘れちゃうんだよな(。-∀-)w
 
オマケにホライズンはグラフィックも素晴らしく、
 
フォト機能も充実してるもんだから、
 
良いスクショを撮るのにも意識が向きがちw
 
攻略サイトより、他プレイヤーの写真見ちゃうわw
 
 
 
 
 
手前や奥をぼかすことを覚えましたΣd( ・`ω・´)
 
あと、普段のライブとかでもそうだけど
 
 
 
 
 
 
モノクロって問答無用でそれっぽくなるから卑怯よな。
 
 
などなど、スマホやデジカメ等で撮る時も
 
普段からほんの少し考えながら撮ってはいるけど、
 
こういう機能があると、ゲームだけじゃなくて
 
リアルでも構図とか効果とか考えてしまうわw
 
まぁ、何にせよ楽しく遊んでます。
 
 
 
あと、冒頭で言ったように
 
無事にバンドが来日できれば
 
2日後はDeaf Havana のライブですが、
 
ライブレポを書いて、土日は毎年恒例になってる
 
栃木BBQへ行き、月曜はBMTHのライブ…
 
ってことで、普段は2~3日に1回のペースで書いてますが
 
ちょっと更新が滞りますので、ご承知おきください<(_ _)>