A Ghost Of Flare『Soulburner』新旧要素を詰め込んだメタルコア初のフル作 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

 
2019年も下半期に突入し、後半戦の新曲ラッシュ!
 
来月、2年ぶりの新譜リリースを控えるcoldrain
 
"Revolution"に続いて"COEXIST"を発表。
 
前作『FATELESS』は正直そんなにそそられなかったけど
 
タイアップ曲ながら、Revolutionは悪くなかった。
 
COEXISTも
 
お、いいじゃん
 
と、初聴の印象は良かったです。
 
新譜にも少し期待しちゃおっかな…
 
って思いにさせてくれます。
 
ともあれ新譜自体は楽しみですね。
 
どうも、トトです。
 
 
 
さて、そんな国内ラウドシーンは
 
相変わらず盛り上がっていますが
 
今回も今年5枚目となる、国内バンドの作品を取り上げます。
 
昨今のコアシーン、GIVEN BY THE FLAMESに続く、
 
国内バンドのフルアルバムとしては
 
今年2枚目となるレビュー記事です。
 
 
A Ghost Of Flare『Soulburner』
01. Lost In the fire
02. Soulburner
05. Threnody
06. Presage
07. Endless Demis
09. Lullaby
10. 繋ぐ詩
 
 
 
 
国内でも有数のクオリティを誇るメタルコアバンド
 
A Ghost Of Flareが、キャリア初となるフルアルバム
 
Soulburner』が6月26日、遂にリリースされました!
 
待ってた!!
 
と、言えるほどAGOF歴は長くありませんが、
 
バンドにハマり、過去音源もフィジカル、デジタルを駆使して
 
全て集め、そこにフルアルバムがなかったからこそ
 
出して!
 
という思いが強かったのは間違いありません。
 
 
このフルアルバムのリリース発表から
 
今か今かと聴くのを楽しみにしていました。
 
そんな期待に胸を膨らませ、
 
タワレコで買ったフィジカルをiTunesにインポートし
 
iPodへコピーし、いざ試聴!
 
 
 
 
Lost In the fire
オープニングはアルバムのイントロ的SE曲。
ピアノサウンド、低く怪しいストリングスの音色
それらの低音がシアトリカル感を醸し出し、
福音的なコーラスがシンフォニックさを。
AGOFらしい雰囲気たっぷりの1'23"
 
 
Soulburner
2曲目は早くもタイトルトラックがお目見え。
神秘的で壮大な雰囲気のSEをバックに、
スクリーム、そしてブラストへと展開。
イントロを抜けるとそこはAGOF色のメタルコア!
シンガロングパートも兼ね備える上げサウンド。
雰囲気とテンポを落とし、静かな叙情パートを挟み
ラストはイントロと同じくブラストから疾走、
壮大なSEをバックにメタルコアを鳴らして締めます。
 
 
Dark cage
3曲目もこれまたストリングスから始まり
AGOFならではの日本詞を織り混ぜたシャウト、
そこから疾走メタルコアへなだれ込みます。
バッキングボーカルもありで迫力◎
AGOFのバッキングボーカルといえばba/Takuya
ライブパフォーマンス、ライブ時のTシャツ、カットソーを見ても
間違いなくメタル好きなところが見える彼は
スクリームも十分すぎるので、バンドによっちゃ
メインボーカルでもいけるんじゃないかな?
そして、この曲のブレイクがまたAGOFらしい。
ストリングスによる壮大さを持ったメタルコアも
まさにAGOFの真骨頂。
自分もそこに牽かれてAGOFに入ったワケですしね。
 
 
Eternal Youth
4曲目は今作リリース前、最初に公開されたシングル曲。
バッキングボーカルと共に幕を開けるイントロは
これまでのAGOFにはなかった陽性っぽさがある。
しかし、蓋を開けてみれば期待を裏切らないAGOF節
シンガロングパート多めな疾走感のあるメタルコアは
やっぱり聴いてて心地良いなぁ。
今作からクリーンボーカルも取り入れているけど、
この曲に関しては、そのバッキングボーカルも
同時に展開していることが功を奏しているのか、
全くもって緩くなった感じはしない。
新たなAGOFを示すには十分な1曲だと思います。
 
 
Threnody
なんか歌詞のフレーズに聞き覚えが…
似た言い回し、メロディの曲ない?
と思ったけど、それもそのハズ。
昨年リリースされたシングルでしたね。
な、折り返し地点となる5曲目。
疾走パートの裏の高音リフが心地良い。
何気にYU-TAROの作るリフとかも好きなんだよね。
ドラム好きな自分が、過去レビューで
リフが好きなバンドとして唯一挙げたのがWhile She Sleeps ですが、
国内ではAGOFかもしれませんね。
ここではバッキングのTakuyaも叫んでおり
クリーンは極少で、ボーカル的なアグレッシブさに長ける。
てか、気付いたらこの時点で
クリーンを取り入れてきてるんだっていうね。
壮大かつ叙情的なラストの雰囲気が好きだなぁ。
 
 
Presage
6曲目は1分足らずの短いインタールード。
神聖なコーラス的なものはAGOFらしいけど、
そうじゃない部分がAGOFらしくない感じ。
でも、それが変でも嫌でもなく、
すんなり受け入れられるインスト曲でした。
 
 
Endless Demise
7曲目は、2年前にリリースされたコンピ盤
RAGING STORM』に収録された曲。
同時にDL FREEでリリースされた曲でもありますね。
無料にするには勿体ないほどのクオリティの曲です。
アグレッシブさに長けたAGOF式メタルコアナンバー。
ブレイクダウンも厳つくて何よりですよ。
2年前の曲ゆえに、やはりこれまでの
AGOFサウンドがガッツリ出てる良曲ですね。
 
 
S.P.I.T Feat. RIK from HOTVOX
8曲目は、リリースから約1週間前に
MVがUPされた最新曲。
これまでになかったリズム感が個人的にかなりツボ。
自然と頭が縦に振れるなぁ。
しかし、シンガロングパートも多のはAGOFらしく、
既存のようでいて、Eternal youthよりも
新しいAGOFが実感できるナンバーに。
S. P. I. T!!!!! (エェスピーアィティー!!!!!)
のシンガロングが激アツだわ。
ゲストとしてHOTVOXRIKが参加。
歌詞的にも切れ味の鋭いラップを披露。
それも影響してか、ここまで日本詞が占める曲も、
実はAGOF的にも初なんじゃないの?
という、日本詞がメインなのも新生AGOF感。
MVの撮影場所も完全に渋谷で、
職場が渋谷なので知ってる場所ばっかりw
 
 
Lullaby
儚さすら覚える鍵盤サウンドと、それを引き立てる
ストリングスのイントロから始まる9曲目。
ここでYojiroも本格的なクリーンボーカルを披露。
ガチクリーンだとこんな声してんだね、っていう新鮮さ。
クリーンが入ったことで歌もの感が強まってますが
バンドサウンドは紛れもなくAGOFだし、
これも新たなAGOFなのは確かですね。
サビでシンガロングが起きるようになったら
AGOFのアンセムになり得る可能性を感じるし、
ライブでもセトリに緩急つくし、思いの外いいぞコレ。
 
 
繋ぐ詩
ラストは今作唯一の日本語タイトル。
今度はAGOFらしい壮大なSEをバックに、
アグレッシブなメタルコアを展開しつつ、
サビでクリーンボーカルを取り入れるという、
新旧AGOFを上手く融合させた曲に。
持ち前の叙情性も忘れることなくきっちり取り入れ
曲全体の雰囲気的にもエンドトラックが相応しい。
なんかもうこのアルバムの曲順通りのセトリでも
ライブが成立する気配すら感じますね。
 
 
 
 
 
以上、バンド初のフルアルバム
 
A Ghost Of FlareSoulburner
 
でした。
 
今回はフィジカルで買いましたが、
 
後々、各サブスクにも解禁されることでしょう。
 
その時ついでに、過去音源も全部解禁しないかな←
 
 
と、それはさておき。
 
 
予想もしてたし、期待もしてた。
 
その予想も、期待も裏切ることなく
 
良いじゃないか!(・∀・)
 
と、十分に言える作品でした。
 
前半はこれまでのAGOFを象徴するかのような
 
まさにAGOF式メタルコアが光る曲が多く、
 
その中に"Eternal youth"という、新しい要素を
 
垣間見せる曲を挟み、そしてアルバム後半、
 
というかラスト3曲は、新生AGOFが詰まった
 
これまでとは違う新たなAGOFを感じさせる曲でした。
 
 
 
↑こちらのサイトではセルフライナーノーツが読めます。
 
リンク貼るのを忘れてたってのと、
 
先に読んでしまうと、そっちに引っ張られてしまうので
 
レビューの下書きを終えてから読みましたが
 
似たようなことが書いてあったので、
 
これを読んだことで、自分のレビューにも満足(*´ω`*)笑
 
 
そしてAGOFと言えば、他のバンドにはない
 
日本語詞の存在。
 
過去記事を漁れば、
 
日本語詞には割と否定的なことを書いてるのがありますが
 
それはあくまで、
 
これまで英語詞だったのに、日本での人気・知名度の獲得の為に日本語詞を取り入れるバンド
 
に対して懐疑的なだけであって、
 
最初から日本語詞を使っているのなら
 
何の問題もないです。
 
日本語詞自体がダメなんだったら
 
RADWIMPSも、ELLEGARDENも通ってこないし、
 
今でも好きなtacicaとか聴いてられないし、
 
こんな洋楽漬けになる前に聴いていたような
 
日本語詞を使う全ての国内バンド聴けませんやん。
 
それはAGOFも然り。
 
聴き始めた頃からそこは変わっていないので、
 
日本語詞メインの曲があっても全然OK(。-ω-)b
 
AGOFの場合、それで他の同系統のバンドと差別化できるし
 
日本語詞メインになったら新しさも生まれるしね。
 
 
 
 
GBTFのレビュー記事でも書いたし、
 
前回の記事】でも書きましたが、
 
国内のメタルコアシーンが盛り上がってきてます。
 
Crystal LakeEarthists.は言うまでもなく、
 
これまでシングルやEP、ミニアルバム等で
 
小出しにしていたバンドのフルアルバムリリースが増えてる。
 
昨年のGraupelを皮切りに、今年それに続いたGBTF
 
そしてAGOFが続き、来月にはSable Hillsが控えてる。
 
やっぱバンドたるもの、フルアルバムがないとね。
 
国内バンドでは今年3枚目のフルアルバム、
 
3つめのフル作レビュー記事になり得る
 
Sable Hillsにも期待したいところです。
 
 
 
そしてAGOFは、ここに挙げたGBTFのツアーファイナルに
 
 

 
出演が決まりました。
 
個人的に、GBTFとAGOFの新曲をライブで聴けるのは
 
間違いなくここが最初になります。
 
とても楽しみ\(^o^)/
 
 
 
 

 
レコ発も既に発表済み。
 
そうこうしてる間に残り3公演ですね。
 
 
 
AGOFはどこかSailing Before The Wind
 
似たような境遇だなって思うところがあり。
 
どちらのバンドもキャリア的には中堅に差し掛かる。
 
SBTWは8年、AGOFは10年
 
ようやく国内のメタルコアシーンも盛り上がってきたとはいえ
 
実力は申し分ないのに、芽が出ないまま、
 
長い間バンド活動をしてきてる。
 
そしてオリジナルメンバーも今や1人。
 
SBTWはba/Bitokuさん、AGOFはgt/YU-TAROさん
 
どちらも幾度もメンバーチェンジをしつつも、
 
この2人は辞めずにバンドを続けてきた。
 
そしてSBTWはGARRETを埋め、90分セットのライブを敢行。
 
AGOFはフルアルバムリリースに漕ぎ着けた。
 
2人とも、自分のバンドを信じて続けてきた結果だなぁ、と。
 
そういうところがリンクする部分があります。
 
 
 
そもそものクオリティは国内だけに収まるのは勿体ない
 
シンガロングパートが多い部分は、
 
Of VirtueWhile She Sleeps あたりが好きな人に。
 
ストリングスやピアノ要素がある部分は、
 
InVisionsIf I Were You が好きな人になら
 
大いにハマる可能性を秘めてます。
 
そうでなくても、現行メタルコアが好きな人になら
 
誰にでもオススメできるA Ghost Of Flare
 
バンドの10周年を機にリリースされた初のフルアルバム
 
Soulburner
 
バンドの新旧ファン問わず、是非視聴を!
 
 
 
 
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7月入って早々、文字数の限界に挑戦した記事を書いたので
 
冒頭ネタや、ここの余談ネタも溜まってしまいました。笑
 
なので、前回は特例として映画レビュー記事を
 
まるまる1記事使って書いたワケだし。
 
しかし、そうしなきゃいけない理由もあったワケで。
 
その理由を明かす、久々のアメブロに対する愚痴なので
 
興味ない人はスルースルー。
 
 
 
 
 
 
 
そんな7月最初の記事は
 
字数制限との闘い
 
ってレベルで文字数大量の記事を書きましたが。
 
タグを含めて40,000字って制限がなぁ…
 
 ←と、太文字にするだけでも、HTML方式だと
 
<span style="font-weight: bold;">あ</span>

 

↑このようになり、『あ』の1文字だけなのに

 

タグを含めると実に41文字になる!という。

 

まぁ、『あ』の部分を『あいうえお』とかにすれば

 

『あいうえお』すべてに反映されるのでいいんですが、

 

この太字のタグだけで40字あるワケですクソったれが

 
そして改行ひとつで
 
<div>&nbsp;</div>

 

17文字

 

見た目的には一文字もないのにですよ?

 

<p>&nbsp;</p>

 

こうなってるときもあるけど、これでも13文字

 

統一せーよ阿呆が。

 

アメブロ何でこんなタグ?

 

<br>

 

で、いいじゃねーか。

 
まぁ、常に一行開けて書いてる自分のスタイルに
 
問題があるって話なんですが。
 
極めつけは画像1枚につき
 
<a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20190625/21/tk60-0607/99/02/p/o0307030514480876880.png"><img alt="" height="305" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20190625/21/tk60-0607/99/02/p/o0307030514480876880.png" width="307"></a>
 
130字以上のタグが付く。
 
赤文字にした、ファイル名を短くすれば多少は短くなるけど
 
そんなもんはタカが知れてるワケで。
 
にしてもなぁ…字数制限にタグを含めるのやめてもらえませんかね。
 
 
それと、字数制限を設けるなら
 
 
『通常表示』では「文字数」が表示されてるので
 
それは良い。
 
 
『HTML表示』にしたときは、それを「文字数」じゃなくてさ
 
タグを含めた字数表示に変えてくれんかね…
 
通常表示と同じ文字数出してても意味ないだろうが。
 
でなきゃ、40,000字の制限がわかんねーじゃんかよ。
 
 
ホント、アメブロってさぁ…
 
ブログ機能開設してからはけっこう長いサイトだと思うけど
 
タレントに書かせて収入源の一部にしてるのか、
 
ブログ機能自体はお粗末すぎて人に薦められんよね。
 
 
以上、愚痴のコーナーでした。