ゆき「あそこに降りましょう、あそこは自然の結界があるみたい。」
みんなは都会には木々が生い茂った場所、まるで小さな森のようなところに降りました。
ユキ「どこだろう、ここは?」
チュー吉「偶然が作り出した、自然の結界、しかも手付かずの木々、どうやら古墳のようです。」
ユキ「そうか、古代の人は東西南北など星の位置も考えてお墓を作っていたから、風水にもかなっていたのね。」
ミー「疲れたけど、もう安心だニャ。安心したらお腹が減っちゃったニャ。」
ミーはチュー吉を見て舌なめずりしました。
チュー吉「だめです!僕をかじっては!」
小さな祠の前でみなは今後について相談していました。
ユキ「元は普通の人だったのだから、あやしを追い出せばいいのよね?」
香菜梨「昼間は普段通り、人間として生活しているから全く怪しまれないのですね。」
チュー吉「でマンションの住民だけになると、あやしの存在だけに変化する。」
ユキ「ねえ、もしかしてあやしの部屋とか遊びに行った人とかも寄生されるのかな?」
ミー「そだねー、ニャア」
ユキ「ということは、あやしはどんどん増殖していくって言うことよね。」
みんなは沈黙してしまいました。
ゆき「さっきかくれ里から転送された時、あやしの波長を他の場所からも感じたの。」
ユキ「えっ?」
ゆき「最初他の場所に転送されそうになったの、やはり高いマンションだったわ。」
チュー吉「今、あやし探知機で調べます。」
ユキ「そんなのいつできたのよ?」
チュー吉「はい、かくれ里で開発されたのです。かくれ里アプリの一つなのです。」
ユキ「(@_@)」
*ユキのおじいさんおばあさんは実は隠れ里のうさぎとたぬきなのです。そこでユキのお父さんお母さんを育て、お父さんお母さんはIT開発者になっているのです。今ではかくれ里の記憶は両親にはありません。でもかくれ里ではお父さんお母さんにこっそり注文を出しているのです。その時だけ、すこし里の力を両親は取り戻すのです。でもユキはそのことをまだ知りません。
参照:いつか行った隠れ里㉝
チュー吉「これは、、、・」
ユキ「大変なことに、、」
ミー「ニャってる!」
スマホの画面には地図が映っていて、都市を取り囲むようにマークが浮かび上がりました。
香菜梨「いつの間にかあやしがタワーマンションを乗っ取ってます!」
ゆき「しかも東西南北、すべての気の門にある場所を。しかたがないです、あの手段しかありません。」
ユキ「あの手段とは?」
チュー吉「まさか、あの武将のことですか?」
ゆきは静かにうなずきました。
ミーは猫又① ミーは猫又② ミーは猫又③ ミーは猫又④ ミーは猫又⑤ ミーは猫又⑥ ミーは猫又⑦ ミーは猫又⑧ ミーは猫又⑨
ミーは猫又⑩ ミーは猫又⑪ ミーは猫又⑫ ミーは猫又⑬ ミーは猫又⑭ ミーは猫又⑮ ミーは猫又⑯ ミーは猫又⑰ ミーは猫又⑱ ミーは猫又⑲ ミーは猫又⑳ ミーは猫又㉑ ミーは猫又㉒ ミーは猫又㉓ ミーは猫又㉔ ミーは猫又㉕ ミーは猫又㉖ ミーは猫又㉗ ミーは猫又㉘ ミーは猫又㉙ ミーは猫又㉚ ミーは猫又㉛ ミーは猫又㉜ ミーは猫又㉝ ミーは猫又㉞ ミーは猫又㉟ ミーは猫又㊱ ミーは猫又㊲
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