まあともかくすったもんだして、番田健太はようやくミーの話を理解したような感じでした。
番田「まさかねえ、猫又がねえ、しかも君みたいなかわいい子がねえ。」
ミー「いやーん、可愛いなんて。」
ミーは照れながら番田の肩を叩きました。
番田「痛い!」
ミー「あら、ごめんにゃ、爪をしまっていなかったニャア。」
そこへスマホの着信音。
番田「ああ妹からです。」
ミー「妹さんいくつ?」
番田「12歳、今小学校6年生なんです。うーん、なんだろうこの内容は?」
ミー「なんて言ってきたの?」
番田「妹は紗世って言うのですが、紗世の友だちのペットがみんな行方不明になっているらしいんです。」
ミー「ふーんそうなんニャ。よし、ミーが探してあげる。探すのが得意なのがいるからニャ。」
そう言うと、ミーはスマホを出して猫招きの仕草をしました。
ミー「お出でニャア~。」
目の前にチュー吉が出てきました。
チュー吉「ミーさん、何かご用ですか?ミーさんから連絡くれるなんてめずらしい。」
ミー「うんちょっとお願いあるのにゃ、って、なんでそんなに離れているのにゃ?」
チュー吉「いや、その、またかじられると、、。」
ミー「大丈夫ニャあ、今キャットフード食べたから。」
番田「なんだかまた頭が混乱しそう。」
ミーと番田から話を聞くとチュー吉は
「そうでしたか、やはりあやしの流れをくむものが都会に入り込んでいるという噂は本当なのですね。」
隠里から出たあやしの一部は都会に住みついて、都会でもっとあやかしの勢いをつけようとしているというのです。
そのために動物を集めてあやつろうとしているらしいのです。
番田「なんでペットなんですか?」
チュー吉「人間よりも動物の方があやしにはあやつりやすいのです。でも都会には動物はあまりいません。人間に飼われているペットならたくさんいます。」
ミー「そうかあ、ペットから人間界にあやしをもっと広める気だニャ。」
その時スマホが鳴りました。
ミー「あっ法師さんからだ。なになに、変化したあやしはペットショップをあたれだって。」
チュー吉「そうか、違法ペットショップだ!」
ミーは猫又① ミーは猫又② ミーは猫又③ ミーは猫又④ ミーは猫又⑤ ミーは猫又⑥ ミーは猫又⑦ ミーは猫又⑧ ミーは猫又⑨
ミーは猫又⑩ ミーは猫又⑪ ミーは猫又⑫ ミーは猫又⑬ ミーは猫又⑭ ミーは猫又⑮ ミーは猫又⑯ ミーは猫又⑰ ミーは猫又⑱ ミーは猫又⑲ ミーは猫又⑳ ミーは猫又㉑ ミーは猫又㉒ ミーは猫又㉓ ミーは猫又㉔ ミーは猫又㉕ ミーは猫又㉖ ミーは猫又㉗ ミーは猫又㉘ ミーは猫又㉙ ミーは猫又㉚ ミーは猫又㉛ ミーは猫又㉜ ミーは猫又㉝ ミーは猫又㉞ ミーは猫又㉟ ミーは猫又㊱ ミーは猫又㊲
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