特ダネ登場
今もなお、手を変え品を変えながらも続く、全国の奇人変人、ビックリ人間大集合的な番組のルーツともいえるのが「東芝ファミリーホール・特ダネ登場」(70年~79年)である。最近でいえば、この番組の流れを汲む「投稿!特ホウ王国」などはレポーターが現地へ飛び、紹介する形式だったが、この「特ダネ登場」は会館やホールでの公開形式なので、その「特ダネさん」が、ガウンを着て登場した。そして「この方は、どんな人でしょう?」といきなりクイズが始まる。司会は当時の売れっ子司会者・押坂忍だが、最近はほとんどテレビで見かけることもない。解答者は長門裕之・南田洋子夫妻を初めとして、山本直純、金田正一、芳村真理、木原光知子などがよく登場する顔ぶれであった。後、坂本スミ子とか山東昭子、萩本欽一もよく出ていたような気がする。まあ、どんな「特ダネさん」が出ていたかは、ほとんど覚えていないが、毎週あった「珍名さん」のコーナーはよく覚えている。味噌、醤油、顔、耳、口というような珍姓・奇姓の人や、有名人と同姓同名の人とか、普通はまず読めない難読姓の人とかインパクトのある名前の人が沢山登場した。ではここで問題、次の姓は何と読むでしょう。九、十、一二、二十八、五六、七五三、百千。
しかし、この番組9年も続いたという印象はなかった。子供も頃は楽しみにしていたが、放映時間帯も変わり(21時から19時半へと変わった)、途中から見なくなったからかも。ちなみにこの番組の前番組は日本テレビでは「コント55号の兵隊さん物語」であった。
さて問題の答えは順に、いちじく、つなし、つまびら、つちや、ふのぼり、しめ、おおち、と読むらしい。全部読めた人は…偉い。
コント55号のおとぼけ人間学
前項で書いたとおり、70年代にはコント55号の番組が数多く存在していたが、その中でも一番幻の番組といえるのが「コント55号のおとぼけ人間学」(71年)ではないだろうか。人気絶頂コンビの番組にもかかわらず3回で打ち切られたというのだから、余程視聴率が低かったのであろう。この番組を見たという人はかなり貴重な体験をしたことになる。しかも覚えていたりしたら、それはもう…凄いとしかいいようがない。当然その内容など調べるのは不可能だといえる。一応わかったことといえば、71年4月の木曜の22時からフジテレビで放映されていたこと。サブタイの1つ(おそらく2回目)は「喧嘩ノススメ」で、ゲストは天地総子に「プレイガール」の桑原幸子など、といったことぐらいか。当時の22時といえば、完全に大人の時間帯だったといえ、子供はもう寝なさいといった時間だったのである。55号の人気はやはり子供に支えられていたということなのだろうか。あまり子供向けの笑いだったとは思えないのだけれども。