英語は度胸とニューヨーク流! -3ページ目

貧すれば鈍す

$英語は度胸とニューヨーク流!

貧しくなると、鈍くなる。
そんなことわざがあります。
英語では
poverty dulls the wit
と言います。
poverty は貧困。
dull は鈍くする、という他動詞。
wit は機転やちょっとしたユーモア、
いわば心の余裕を代表する言葉です。

生きてゆくための三要素=衣食住を満たすために、
他の社会的感覚が鈍る。
食欲・物欲を満たすために周りへの配慮がなくなる
ということでしょうか。

人間も所詮動物。必然かもしれません。
見栄や体裁、気取りや気配りなど、
生活に根付いている心の余裕は
経済的余裕や食欲を満たされないと生まれないのかも。

これが嵩じると、
富んでもなお鈍す、
という感じでしょうか。
物理的には満たされているのに、
過去や未来の飢餓感や精神的な不安感がクセになり、
自己中心的で周りへの配慮もできなくなる。
モノやカネにいつまでも貪欲。
いくらあっても不安。

最近、こうした人を目の当たりにする機会がありました。
いわば心が貧しいとしか言いようがない貪欲。
心の平和や胃袋の満足のために必要な経済的余裕を求め、
それだけにとらわれ、いつも心がカリカリ。
いわば本末転倒。
持たないもののやっかみかもしれませんが、
哀れで醜いことだと思います。

逆に言うと、
鈍な人は成功してるようにも見えます。

あまり周りに捕らわれず、
どう思われようとわが道を行く。
この道は成功か非難かの2つに分かれる三叉路。

ああ、自分てなんて小市民。
つい他人の目を気にしてムリしちゃう。
だからお金もたまらないし、キャリアもパッとしないのかも。
な~んて考えてる人もいるかもしれませんね。


本来の目的はどうあれ、
お金やモノはあるに越したことはない、のかもしれません。
そうすれば使うことも捨てることも恵むこともできる。

とにかく貯め込むこと。
そんな風な考えも理解はできますが、
どこが満足レベルなのか、
すでにわからなくなった人たちは、成金の哀しさ。
傍目には、つまらないことに使っているように見えます。

経済的な余裕というのは、貪欲から生まれるものではなく、
ある程度のお金への執着から生まれるようです。
持ったら放さない。うまくいけば増えるようにする。
我々は、持ったらどう使うか考えてしまう。
そこが違うのかもしれません。

ひとつ言えるのは
リッチな人の義務として、
社会に経済的な貢献をする。
文化レベルを保つ、引き上げる努力をする。
これじゃないでしょうか。
じゃなければ、持たざる者たちはただやっかむだけです。

高価なものを買うもよし。
それをスタイリッシュに持つことで、
人は更なる品質のよさや向上に努めます。
未来へ保存したい名所や、職人の腕が存続します。

上流から流れてくる水はきれいであってほしい。
貪欲でドロドロや、ドラッグで汚染ってのは勘弁してほしいです。


英語でのもうひとつ似た表現に、
Empty sacks will never stand uprigh
(空っぽの袋は、決してひとり立ちしない)
これは巾着袋か何かを想像してもらえばわかりますね。
中に何か詰まってればしゃんと立つけど。

これも深い意味があるように思えます。

必死の英語

$英語は度胸とニューヨーク流!

最近、日本でよく耳にする言葉でひっかかるものに、
「必死」という言葉があります。
必死というと、英語辞書では desperate という単語が出てきます。

でも若い子達の使い方は、ちっともデスパレイトじゃない。
「必死」になることを冷笑する者さえいる。
きっと真剣になることが恥ずかしいのか、コワイのか。
たぶん後者でしょう。

もとの意味を曲げて、アバウトに語彙を増やすのは
どの国も同じかもしれませんが、日本は、はなはだしいかもしれません。

自分の使ってる言葉が、人にどのように受け取られるかを真剣に考えることは
入学試験の面接や、就職活動のマニュアルを学ぶまでは、どうやらないようです。

この「必死」はどうやら
①夢中になっている
②マジメ、真剣、一所懸命
③切羽詰った状態で


もちろん、英語 desperate では③の意味が普通です。
副詞の desperately が使いやすいかもしれません。

おぼれかけて必死にもがいた。
He swam desperately from drowning.
(He swam for his life)

彼は必死に神の許しを乞うた。
He desperately asked for God's forgiveness.
なくした財布を必死に探した。
He searched for the missing wallet desperately.
他の人に男探しに必死だと思われたくない。
I don't wanna look desperate for finding a guy.


だから
①彼はゲームを必死にやっている。
②ブログへのコメントがみんな必死だ。
③必死こいて自転車をこいだ。

これらどれにも desperate は使いません。
使ってしまうと、英語圏では(?)になります。
なんでそんなに大変なんだ?
金とか命がかかってるのか?
となります。

彼はゲームを必死にやっている。
He is playing the game earnestly.
ブログへのコメントがみんな必死だ。
All the comments on this blog are serious.
必死こいて自転車をこいだ。
I pedalled the bicycle as hard as I could.

日本語は難しい、といわれるゆえんは、
こうしてどんどん、誤解のまま言葉を使うからかもしれません。

さて、本来の「必死」には他にどんな単語があるでしょう。

She screamed like it was now or never.
彼女は(ここぞとばかりに)必死に叫んだ。
They went into the stadium prepared to die.
彼らは必死の覚悟でスタジアムへ向かった。

「必死」には他に
必ず死ぬこと、死が避けられない状況
が、ありますよね。
この場合は inevitable を使います。
The death is inevitable at the end of life.
人生の最後で死は避けられない。

この言葉には他に、「お決まりの」「必然的な」
という意味がありますからご注意を。

She showed up with her inevitable fur coat.
彼女はお決まりの毛皮のコートで現れた。

似た用語に「必至」があります。
これも inevitable, または unavoidable を使います。

周りに必死な人がいたら、
ぜひ助けてあげるか、応援しましょ~ね。

ぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅ

久しぶりにアップした英語ブログですが、
過去3ヶ月はプライベートがけっこう必死な状況が続き、
ピグライフだけが息抜きだったような感じです。

いろいろ励まし、チャチャを入れてくださった方々に
心からお礼申し上げます♪
これからもどうぞよろしく!

そして、寒さの中でも、春めく日差しも増え、
花粉症や風邪など、いろいろ体調管理が大変なとき。
どうぞお気をつけて~!

2011 箱根駅伝 往路観たぉ

$英語は度胸とニューヨーク流!

皆様、新年明けましておめでとうございます!
旧年中はコメやピグで、いろいろお付合い、応援、励まし
いろいろいただきありがとうございました~!

年末はすっかり尻すぼみで、自分のも人のも風呂具から離れておりましたが、
また今年はいろんなとこにお邪魔・口出ししに行きますので、
どうぞよろしくお願いいたします!



ところで…箱根駅伝観ましたか?

今では日本の正月の恒例番組といわれるほどの人気だそうですね?

ワシも数年前から、毎年楽しみにしています。
NYにいる頃もビデオを送ってもらい、何度も観ました。

なぜこれほど人気があるのか。
ふだんマラソンやスポーツ番組を観ないという女性まで
この箱根だけは熱を入れるようになってるそうです。

もともと日本人は「耐える」美徳を尊ぶ。
(これは「耐える」ことが好きなわけでもないようですが)
耐える姿を見ると感動する東アジア文化でしょうか。

箱根駅伝はそのコースの観光性も相まって
大人と子どもの間にいる選手達のひたむきな姿に感動します。
まるで世の中にはそれしか心配することがない、というくらい。
この純粋な熱意、悲壮感が、
そんなもんはなくしてるけどあったらいいな、
と思う人たちの胸を打ちますよね:p

毎回感じることは、これは競技であっても
勝ち負けだけが感動のもとではないということ。

聞こえは悪いけど、
サッカーや野球は、やっぱり勝たないと感動しない。
ゴメンネ。力いっぱいやった姿で感動しました~
っていう気持ちは他の競技には感じないワシです。
やっぱ勝ってなんぼ。
勝つためにどんだけ練習したかが大事。

でも…この箱根駅伝にはそれ以上のものを観てしまいます。

ひとつは画面でその選手を見ている時間が長いこと。
感情移入してしまいます。
紹介される陳腐な感動悲話みたいのにはアレルギーがあるけど、
本人のその「カッコよくない」走る姿を見ていると、
(顔がプルプル震えてたり口が開いてたり)
それでもまっすぐ前を見て走る姿がシンボリックにも見えて、
己のあるべき姿を投影してしまいます。

特に山登りで4年連続の区間賞を獲得した東洋大の柏原君。
奇しくも前の「山の神」順天堂の今井君と同じ福島県出身。
もう今年は楽々トップで走れる状況だったけど、
本人は新記録に挑戦。すごい形相で山を駆け上った。
勝負はもう決まったという白けた雰囲気もなく、
観ている方としても最後まで楽しめましたね。

震災のあった去年、家族や友人の悲惨な姿を刻み込み、
どんだけの思いをしながら練習したのか。
そんなことまで考えさせるくらいの気迫を画面から感じました。
そして東京農大の津野君。

朝の嘔吐で脱水症状を起こしながらも
エントリー変更時間に間に合わなかったため、
残りの10km以上をフラフラしながら完走。
個人競技なら即棄権できるところを、それでもゴールを目指した姿は、
「泣かせよう」とするテレビ側の思惑にノルのはいやだけど、
やっぱりハラハラしました。
チームメイトのため、大学のため、とはいえ、
ここまでのメンタリティを、(一応)先進国の日本で見ることは新鮮。
そういえば、大人は具合が悪くても、責任感じて仕事行きますよね。
こういうとこでしょうか、つい共鳴してしまうのは。

みんなが日々の雑さの中で忘れてる、
でもやっぱり日本人として大事にしたい何かを体現してくれるようで、
これはもう初詣以上の精神的な「徳」ってゆーものを
与えてくれるような気までしてくる、そんな競技会なんですね。

往路も、勝負の行方より、
そんな個人の走りをいろいろ見せてくれることを期待してます。
やっぱ正月は家でテレビってのもいいね~!

ピグ放置しすぎてたら、犬抱いて寝てた。
今年はこんなムスコが授かりた~いね。
$英語は度胸とニューヨーク流!

年末のご挨拶

$英語は度胸とニューヨーク流!

もうすっかり放置してまして、
皆さんにもご無沙汰しており、どうしたん?っという感じだと思いますが、
元気でやっております。

けっこうどこも師走らしい雰囲気になってまして、
道も店も混んでますね!
マスクをした人も大勢。
こうしてワシのブログに来て下さってる方の中にも
風邪っ引きという人もいるでしょう。
どうぞお大事に!

本来なら今月22日に、
アメブロを始めて1周年というピグパーティで
またまた盛り上がれるところを、
いろいろ不幸が重なり、放置中で残念です~:p
(にもかかわらず毎日100人以上が覗きに来てくれてて感謝です!)

とりあえず、クリスマス明けには復活できると思いますが、
何かと重なる家ですのでまだわかりません。
でも必ずまた始めますので、心機一転の再開では、
どうぞよろしゅうお願いします!

ピグライフの方は、定期的かつ不規則にログインして
収穫して植えてササっと済ませていますが、
タイミングが合った方は、どうぞ声をかけてくださいね。

でわ、皆さんのご多忙と平和な年越しを祈っております!

Have a wonderful Christmas or Happy Hanukah !
And also wishing you a happy new year !

$英語は度胸とニューヨーク流!

感謝祭の頃 (後編) Happy Thanksgiving !

$英語は度胸とニューヨーク流!

前回は前置きが長くなり、2回に分けることにしましたが、
いつもサンクスギビングの頃はワイワイした風景を思い出します。
なぜって、クリスマスよりバレンタインより、どんな日よりも、
ひとりで過ごしてはいけない気がする週末だからです。

昔は、日本の正月のように、
家族揃ってお祝いをするのはクリスマスでした。
しかし近年の核家族化と海外旅行の普及で、
長く休めるクリスマスには家族それぞれが個人的な旅行。
その代わりサンクスギビングだけは絶対家族と過ごす。
いない人は友人達とディナーを囲むのが通例です。

家で作る量はハンパないため、最近は外やケータリングにする家庭も多いでしょう。
どこのホテルやレストランでも、感謝祭難民用に、素敵なディナーを企画しています。
日本でも東京のホテルではこのフェアを開催してますね。
とても上品で手間なしなんですが、やっぱ遠慮や気兼ねすることなく、
汁の着いた指なめながら食べたいもんです。

おせち料理のように、それは毎年決まったメニュ。
ターキーにスタッフィングとグレイビーソース。
パンプキンパイに色とりどりの温野菜、マッシュポテトのボウル。
友人宅ではコーンブレッドやアップルコブラーを焼き、
日本では珍しいオレンジ色のヤムポテト(サツマイモの一種?)も添えます。

ターキーには肉汁をベースにしたグレイビーソースと、
クランベリーソースがあり、クランベリーはさすがに瓶詰めやジュースを使います。
淡白なターキーにはどちらも合いますが、
ワシらはやはり醤油ベースの和風グレイビーも用意します。

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メイプルシロップなどを塗られてパリッと仕上がった皮と、
モイスト&ジュウシィに火の通ったターキーほど美味いものはありません。
日本に帰って来てからは、クリスの家がサンクスギビングの我が家。
オウジーですが、アメリカ人の友人が多いので、
キチンが広々、何でも揃う彼の家で何十人か集まる立食パーティ。
日本ではこの第4木曜日は休日でもなんでもないので、
たいがい日をずらしたその週の土曜か日曜に行います。

その日は朝からテンテコマイ。
買い物に行かされたり、芋の皮向きから野菜の刻み、マメのスジ取りまで、
腱鞘炎の腕が泣きます。
2段のオーブンはフル稼働。菓子類を焼いてからいよいよターキーです。
紀伊国屋から凍ったターキーが届けられ、半解凍済みなので、
パンや野菜やハーブを詰めればいい状態になっているので楽です。
実はこのスタッフィング、大量にサーブするため、中に入れずに作る量の方が多い。
でもいちおう形だけ。オシリからゴメン…
自慢のオリジナルスタッフィングを詰め込みます。

もう料理時の後片付けは考えたくありませんが、
それでもパーフェクトアシスタントと言われるように、
料理への口出しはご法度。
クリス率いるアメリカナディアン達(女性がいない!)に任せて、
片付けられるのや洗えるもの、しまえるものをどんどん捌いていきます。
何よりも、みんなでワイワイ酒飲みながら進行してゆくこの過程が好きです。
内輪では、この手伝いに来なかったらもう友人ではなくなるほど。
というのはオーバーですが、どんなヤツでも使い道があるほど、
忙しい1日となります。

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パーティの客達もそろそろボージョレヌーボを手に到着。
ターキーの出番を待ちわびます。
最初にナイフを入れるのはもちろん本日のメインシェフ。
普通なら家長であるお父さんが、
お祈りを捧げてからいただくんですが、
ここではケヴィンがよく知ってるのでスラスラサラ~っと唱えて、入刀。
湯気と歓声が上がればしめたもの。
相も変らぬ「どのソースが1番合うか」という論争はさておき、
売れ行きで見れば日本人ゲストのせいか和風が1番。
ゴメンネ。
ワシはやっぱグレイビーソースをターキーにもポテトにも
ドボドボかけていただくのが1番好きだけどね。

皆さんムネ辺りのホワイトミートばかり欲しがるけど、
ダークミートが残っても全然ヘイチャラ。
だって翌日ほぐして骨ごとスープにするとこれがまたうまいんだから。
そしてそのスープも残ったら、カレーの下地にします。
もちろんターキーの薄切りをサンドイッチにするのも楽しみ。
30人分として3羽焼けば、だいたい翌日分にもありつけます。

戦い済んで日が暮れて、
紙皿やプラスティックのカップのゴミを始末して、
自慢のじゅうたんにシミや食べこぼしがないかチェックして、
できるかぎり次の日にメイドさんが来て驚かないようにしておきます。

反省会代わりにシメの酒を飲み終わったら、
お土産ターキーの入った袋を持って、トコトコ帰るのが楽しみな夜なんですね。

今年は24日木曜がいよいよほんとのサンクスギビングデイ。
今年もクリスは凍った七面鳥の箱を受け取ってることでしょう。
準備の慌しさを思うと少しだけ怠け心が出てきますが、
普段会えない人たちが、ターキー目当てにやってくる、
家族代わりの大パーティ。
影の仕切り屋としてダディになって参りやす!

アメリカ大陸には渡らなかったけど、食への感謝はどこでもできる。
みなさんも、ほんのちょっと、心の中で唱えてみませんか?
Happy Thanksgiving !!!

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感謝祭の頃 (前編) Happy Thanksgiving !

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はい、これは世界でもアメリカとカナダだけのお祭り「感謝祭」です。

その昔イギリスから渡ったピルグリムたちは苦労の末に開拓に成功し…
といったアメリカ移住時代の話が起源なのはもう知ってるかも?
一方、ネイティブアメリカンたちはこの日を大虐殺の始まりとして、
今でも抗議デモを行うそうです。
確かに彼らにしてみればそうでしょう。

でも一般的には家族の集いの強制的きっかけとして
ほんとに国民的行事。
NYではメイシーズデパートが主催する大規模なバルーンパレードが、
TV中継されるほどの定番で、ちょっとねぶた祭りに似ています。
ほんとに華やかで、だれでも楽しくなる、
NYマラソンと並ぶ人気行事です。

$英語は度胸とニューヨーク流!$英語は度胸とニューヨーク流!

NY時代は、夏のビーチハウス以外はほとんど、
毎週のようにアップステイト~ハドソンの家に泊まりに行きました。
友人の家ですが我が家も同然。
プロファイルの写真もその家のキチンです。
(ハドソンの思い出参照

ハドソン川沿いの電車で行くことが多かったんですが、
帰りはその友人たちと一緒に車でシティへ帰って来たり、
向こうではミヤタ(ロードスター)を運転したり、
チェロキーだったりいろいろです。

寒さはさすが北海道と同じ緯度。
冬も近づくと、東京よりひと月ほど早く紅葉、黄葉が始まり、
NYからたった1時間とは思えない田舎ぶりです。
どの店も家も森の中にヒッソリコンと建っていて、絵のよう。

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フリーウェイを外れれば、砂利の混じる細いクネクネした山の1本道。
夜はもちろん街頭もなく、暗闇の中をヘッドライトだけで進みます。
鹿に注意、とかのサインもフツーです。
リスやタヌキは当たり前。
庭には可愛い顔したB&Wのスカンクも。
運転中、なにやら焼けたゴムのような臭いがしてくると、
すぐにウインドウを閉めます。
可哀相に、スカンクがまた1匹車に轢かれたんでしょう。
車道の脇には、たまに死んだ鹿やスカンクが横たわっています。
ほとんどが交通事故死。

寒くなり、雪が積もる前に動物達も必死です。
冬の晴れた日は氷点下10度くらいになりますから。
イノシシも柵を壊して家の庭を荒らしに来るので、
広い敷地を(まるで国立の自然公園みたいなんですが)
ぐるりと竹の塀をめぐらしたり、鉄線に微電流を通したりします。

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さて、サンクスギビングと言えばやっぱり七面鳥。
今でも、たとえ東京といえど、ターキーに出会うことはあまりありません。
いえ、生き物じゃなく、食肉として、です。
日本ではそれほどマイナーな鳥ですが、たまにターキーサンドイッチとか
レストランのメインコースとかであって驚くくらいです。
あまり飼育してないんでしょうかね?

1度、5車線の広~いフリーウェイを飛ばしていると、(もちろん一方通行)
脇の林からなにやらドデカイもんが飛び出して来ました。
飛んできたんです。
ナンジャコリャ~っと思ったら、七面鳥。
おおよそこんな所で出会う鳥とは思いません。
だいたい空飛べたんかいって感じ?
そこで飼ってた孔雀の時にも同じように思いましたが、
飛んでるイメージがない鳥っていますよね。

体はまん丸、広げた羽根のせいで大きさはもう鶴くらい!
それがバタバタしながら、車に当たりそうになって横切りました。
高速で急ブレーキは事故のもと。
たいがいのドライバーはもう轢き去る覚悟です。
それでも軽い渋滞気味だったので無事、対岸まで飛んでいきました。
あんなもんがNYの高速に出てくるんだ~っと感心しました。
感謝祭用にシメられるところを命カラガラ逃げて来たんでしょうか?
聞いてみると野生化して住んでるそうです。

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ガボガボ鳴いてて、頭が悪いようなイメージ。
英語の Turkey は七面鳥の他にもバカという意味が大きいです。
トルコのこともこう呼びますからなんか紛らわしいですね。
ちなみに日本人がよく発音して間違われるのが Tacky
タッキー&翼(古~い!)のタッキーではなく、野暮、安っぽい
といった意味。アクセントや発音を使い分けるのが難しい2語です。

アホでもなんでも、チキンより一段上の扱いはアメリカも同じ。
ロウファットハムとしてもよく使われます。
そういえばネコのエサには日本でも多いですね~!
クサイ、パサパサしてるといった悪い思い出は、
調理がでたらめだった店のせい。
しっとりした肉を食べたらけっこう病み付きになりますよ。

次回は日本での感謝祭パーティの様子を紹介します。

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Life with Pigg Life

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いや~、ハマってます。

今までブログを読んだり書いたり、ネタを考えてた時間が
すっかりピグライフに吸い込まれてしまいました。
これほどハマるとは。
ケータイの方はできないそうなので、この話スルーしてください。

さて仕事量は減るどころか、クリスマス前まで満タン状態。
いろいろ家庭の事情(?)などもあり、プライベートもカナリめちゃくちゃ。
しゃかりきにやる反動で、ちょっとでも空いた時間を埋めるものが、
ピグの庭造りになってしまいました:p

最近ではランチの誘いも断り、
出前を食べながらオフィスのPCにかじりつき。
友達にも外で会う代わりに来てもらってるアホ~。

前回のメイプルクエストでは、庭アイテムの焚き火ほしさに、
その前段階の欲しくもないリュックをもらうため、
必死で時間合わせて収穫にいそしみました。
その前のカウチン柄の着せ替えは思いのほかカワイかったです。

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今ではカブクエストだそうです。
カブを収穫して、大きなカブがたま~に出るので、
それを使ってファルシーサラダを作る。
それで3回に1回くらい切手が出る。
その切手4枚でローリエが手に入る。
そのローリエ3枚を使ってポトフを作る。
4人前作れば荷車ゲット。

野菜の量に比べて、あれほどローリエを使うとは…
というレシピ上の疑問もありますが、きっとフレッシュだからですね。
その前にそのローリエを手に入れるためにサラダ作り。
前回のバターに代わり、マヨネーズを100回以上作り、
カブを300回以上収穫しないとならないようです。
せっせとやってカブの荷車を庭に置きたいもんですが、
今のところ、サラダを作った際の切手の出が悪く、厳しい状況です。

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駆り立てるようなクエストは、アメG購入への誘い。
そんなことせずに購入だけできるといいんですが。
モバゲーもグリーも楽しめない非ゲーマーとしては、
3Dのコンテンツで積み木遊びのような空間作りがしたい…というのが本音。

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それとは別に、人のピグ庭に行って「お手伝いする」というのがありますね。
その「お手伝いポイント」を稼いで、育てられる花が増えてきます。
ピグ友がたくさんいなくても、交流広場でテキトーに見た子の庭へ行けば、
お手伝いの輪が出来ます。
皆さんさすがに言葉など交わしませんが、
誰かが手伝いに来た時や自分が行った時に、
日本人風にペコっと挨拶するのがなんともいえず可愛くてオカシイです。

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最近は牧畜も出来るようになり、料理の材料の牛乳や卵も収穫します。
皆さん名前をつけたりつけなかったり。
うちは牛達が典型的なお転婆アメリカン娘、
ニワトリがアルプスの少女ハイジの女性キャラの名前です。
この2人はいつも卵をとられるのがイヤで逃げ回ります。
そうかと思うと牛の乳絞りを邪魔して、水をもらおうとします。
(…と、擬人化、感情移入して楽しむのがポイント?)
それぞれ名前をつけてはみても、同じ種類だと違いはわかりません。
せめてリボンなり焼印なりを付けられるといいんですが。
(ってずいぶん差がある例えだろ!!)

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そして昨日、衝撃の事実が!!!
ついに羊毛用の羊が登場したのです。

これはピグの方で実際にペンギンやパンダを飼ってる人を見たのと
同じくらいの驚きでした♪

そう、ピグライフには裁縫という仕事もあります。
いままでも綿や亜麻をとって生地から作っていましたが、
今度は羊を育てて毛を刈るようです。

ところで、次のクエストはいよいよクリスマスでしょうか。
もみの木を育てさせて、マツボックリを集めて…料理にはできませんね。
日本風にクリスマスケーキを作らされたりして…
それとも新登場の羊でマフラーやセーターを編ませるのか…?


$英語は度胸とニューヨーク流!

最初は庭造りを3Dで楽しめる~♪ という気軽な気持ちで始めたら、
行き着くところはどこでしょうか。
そのうち、魚を池に放して収穫とか、山にきのこ狩りとか、
トラクターを買って大規模農場とか、ビルを建ててプラント工場とか、
いろいろ出てくるんでしょうか?
市場で野菜を物々交換したり、ヴィンヤードが出来て酒作りとか、
大工仕事なんかもできたらいいな~、などと期待は膨らむばかりです。
ピグライフは、部屋で家具をおいたり着せ替えするより可能性が無限大。
どんどんPCが重くなるんだろうな~:(

アメーバの収入源もまた広告でしょうが、アメG購入も増えるといいですね。
それで少しはアメーバにも儲けが出て、優秀な人材を集めてほしい。
じゃないと、面白い企画が出てこないでポシャりそう。

ブログ上ではなにかと理不尽で杓子定規な言語規制などしていて、
いまだに発展途上のサイトではありますが、
ピグライフはそのシンプルさと、幼いキャラ絵作りで成功してると思います。
自分に似せて作ってるつもりのキャラが、3歳児のように庭を走ったり、
バグって立ち枯れたりするのを見るのは、なかなか癒されますよ。

$英語は度胸とニューヨーク流!
PC放置されるとどこでも眠っちゃうピグ

無題

$英語は度胸とニューヨーク流!

MACBETH:
I'll go no more:
I am afraid to think what I have done;
Look on't (=once) again I dare not.

LADY MACBETH:
Infirm of purpose!
Give me the daggers:
the sleeping and the dead
are but as pictures:
'tis the eye of childhood
that fears a painted devil.


自然界の生き物は死を恐れるのではなく、飢餓や敵を恐れる。
人間は死、そのものを恐れる。
悪魔や亡霊と言ったイメージが死を恐怖の絵に仕立て上げる。

悪霊や悪魔と言ったものは後でつけられた、不敬の輩のための脅し文句ではないか。
死者を敬わないと立派な人になれないとか、今いるコミュニティに支障をきたすとかいう理由。
死んだ人を敬う気持ちは、もとは今生きている先輩達を敬うことから来ていると思う。
それが嵩じて、死んだ後もなお、敬い続ける。

バチが当たるとか、祟られるという観念はどこの国にも存在するようで面白い。
それも先人に習わず、風習をおろそかにすることから起こる必然なのに、
超自然のせいにすることで、無知な者から畏怖を引き出す。

マクベス夫人が弱気になった夫に放った言葉は真に印象的で、
若い自分に大きな影響を与えた。
「絵に描いた悪魔を恐がるのは子どもの目である。」
恐怖は絵にあるのではなく、観る人の心の中にすでにある。
それが投影されるだけ。

夫人が夫から取り去ろうとしているのは恐怖ではなく、彼の良心だが、
我々が取り去らなければならないのは、実在しないものへの恐怖心。
すると本当に恐れるものが見えてくる。

虚栄や強欲はほとんどが安楽に暮らすために出てくる悪癖。
死ぬまでそれが増長し続ける。
気付いてみればそのために平和でいられたことがなかったり。
欺瞞や偽善も心の平和をもたらしはしない。
底にわだかまる恐怖がなくらならないから。

$英語は度胸とニューヨーク流!
"Death on a Pale Horse" 聖書からの題材

死自体は恐ろしいものではない。
それにいたる無力感や恥辱、痛みの方が幾倍もおそろしい。

死というモノはエネルギーの化学変化だと思う。
肉体は何らかの化学変化で酸素と結合したり、炭素となったり。
消えたと思ったものは実は形を変え存在しているし、存在し続ける。
宇宙の大きさからいえばわずかな変化でも、
確実に昨日までの世界とは違っている。

霊の存在を信じ、姿も見えるという人を否定するわけではない。
自分は不感症で、失礼にも無視しているのかもしれない。
だから、死んだ後に残るのは魂といわれているものが、
実は死者の意志を受け継ぐ者の心にある思い出だと思ってしまう。
それを愛しく思い、側に置いておくのだろう。
命日や彼岸は、日々の生活や欲の中で忘れがちな尊敬の心を
思い出すきっかけを与えてくれるにすぎないのかもしれない。

人を敬う心が大事なのは、自分に対しても同じ尊敬を生むため。
人はどうでもいいと思う人に限って、実は自分の場合もないがしていることが多いんでは?
反対にいえば、自殺できた人は実は殺人の可能性もはらんでたということ。
命を軽んじる心と言うより、精神的な抑制を越えるなんらかの病気。

儀式や決まりごとにこだわるのは、僧服だけでは僧になれないのと同じこと。
しかし、そんな決まりのおかげで内容を思い出せるのがミソ。
馬子にも衣装で、形から実践できることもある。

そればかりが嵩じて中身のないものになることだけは、日々戒めたい。
昨日と違う今日と、今日とは違う明日からも、確実に死に近づいてゆく。
言わば生まれたときから決まっている負け戦。
でもそれを恐れるのではなく、
そのために萎縮して力を出し切れないことこそ、ほんとにコワイ。

煩悩を捨てることが悟りへの道と説いた仏教だけど、
それって言葉を変えてほとんどの宗教に息づく教え。
~してはいけない、という表現を~することを敬う、と代えるだけで
いろんな取捨選択が容易になる。それが心の平和。
人間だけでなくすべての命を敬い心を敬う。
たま~に思い出したいもんです。

仏像を彫る職人は、最後に目を彫り魂をこめると言う。
普段は人を見下ろし、俗世を超越してニヒルに見える仏像に、
そんな魂が見えた気がした昨日でした。

$英語は度胸とニューヨーク流!

ベッドでサンドイッチ

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11月に入り、なかなか忙しい日が続いてますが、
我が家では本格的な衣替えの月で、寒さ対策が整いました。

カーテンやラグが冬用のあったかみのある素材と色に替わり、
隙間風のはいりそうな一軒家でも、なんとなくホンワカとした雰囲気に。

特にベッドルームには今週からフランネルのリネン類とパジャマが登場。

日本には最近、マイクロファイバーやらフリースやらのベッドリネン類がたくさん。
でも冬といえばやはり、コットン100%の起毛フランネルでしょう。
使い慣れて、肌になじんでからはもうほんとに気持ちいい素材です。

ベッドマットにかけるボックスシーツと、ブランケット代わりにかけるフラットシーツ。
ピロウケースのセットを取り出し、洗濯乾燥が整いました。
汚れてきてもシーツだけ取り替えればいいので、
我が家もこのホテル式のサンドイッチ方式を採用しています。
ただフラットシーツが毛布から離れないようにボタンを取り付けてあります。

周りの日本人宅では、ベッド周りをコーディネイトしてる人が少なく、
シーツのサンドイッチにしてないうちも多いようです。
ブランケットをそのままかけてる寝る、という家は、
定期的にこの重いものを洗うんでしょうか?
それともうちの実家のように、毛布にもカバーをかけるんでしょうか?
カバーは1度着けると洗濯のたびに取り外しがメンドイので、
トップのフトンのカバーはけっこう着けっぱなしで、
代わりに肌に触れるフラットシーツを洗うだけにするのが賢いやり方かなと。

どこかのブログで「冬は洗濯物の乾燥が大変」と言ってました。
確かに部屋の乾燥対策と並んで、結露の問題も多い冬。
美観的にも家の中に洗濯物の万国旗は避けたいもんです。
なるべく早く乾くものがいいから、やはり重い生地の洗濯は避けたいでしょう。

アメリカでのベッドリネン(Beddings)の呼び名と使い方

Fitted sheets
ベッドマットにかける日本では「ボックスシーツ」
日本のフィットシーツは敷布団にかける物を言うようです。
Flat sheets
体にかけるフラットシーツ。日本では敷く用でしたね。
Pillow case
お馴染みの枕カバー。ただの袋状のものが多いので折り返して使う。
Duvet cover = comforter case
フトンカバー。これだけがボタンなどでしっかり固定。
Bed spread = Coverlet
ベッドカバー。ベッド全体にかけるだけのカバー。ぼろ隠し的ですね:p
キルトなどで出来たものが有名ですが、これはキルトという別カテゴリです。
他に薄めのカバーで椅子などにかけるものは Throw と呼びます。
Bed skirt
ベッドスカート。マットより下の部分を隠すためのカバー。
ベッド下に引き出しなどある家にはいいかもしれません。

ついでにフトン一式の呼び名も
Comforter
いわゆるフトンです。やはりダウンが多いです。
Blanket
毛布
Pillow shams
ピロウケースより装飾的。レースや刺繍などついてるものが多い。
枕が長方形なのに対してこちらは正方形や丸が多いですね。
sham には「にせもの、見掛け倒し」という意味があります。
Canopy
いわゆる天蓋付のベッドにつける幕のようなもの。
不思議と巣篭もり感覚で眠りやすい効果が。

ベッドサイズ
Twin シングルベッド(だいたい100x200cmが標準)
Full ダブルベッド(137x200cmでしょうか)
Queen クイーンサイズ(153x200cmくらい)
King キングサイズ(だいたいシングル2つ分で、198x200cm)
California King (182x213cm)デカイ人が多いんでしょうかね。

若い時からシーツと枕カバー、フトンカバーが別柄だと気持ち悪いと思う癖が。
アメリカではシーツ2種とピロウケースが3点セットで売られていて、
貧しくてもカンタンにトータルコーディネイトができます。
若いたちへのお土産にこのシーツセットを買ってくると、
安上がりに喜んでもらえるので重宝です。
日本では通販でしか見てない気がします。

ただし日本のセミダブル(120~125cm)に近いものがないので、
ひとり寝には不便かもしれません。
生地的には天然コットンの滑らかさにこだわる人が多く、
布のきめ細かさを600 threads とか 300 threads といって表示しています。
他にはTシャツのような Jersey 生地(日本ではニットという)や
我が家のような Cotton Flannel が冬の人気。
特にフランネルはクリスマスバージョンやカントリー的な柄が多く、
いかにも冬だけのものというデザインで、子どもが喜びます。
冬のカントリーハウスへ行くとたいがいこれです。
寒い冬の到来を、ベッドリネンをヌクヌクさせて楽しんでみては?

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Part 41. 振る、回す~Shaken, not stirred (後編)

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前回は「かき混ぜる」と「振り混ぜる」という混ぜ方の類義語。
ちなみに卵をとく」は beat 。
回すというよりボールの底をたたくイメージなんですね。
手で泡立てる場合など、確かにそのほうが楽。

今回は「振る」と「回す」をもう少し掘り下げてみます。

(1)振る
首を振る、というと皆さんはどんなイメージですか?
英語では縦と横では単語が違います。

同意するときは縦に振る
He nodded (his head).
否定のときは横に振る
He shook his head.
わからないときは手のひらを見せて、肩をそびやかす
He shrugged (his shoulders).

面白いのはジュースやカクテルでは縦に振る shake が、
頭を振るときは横振りになること。まぎらわしいですね~!

何かを振る、というのは他動詞です。
だから必ず目的語が必要です。
何を振るのかよく考えてみてくださいね。

バットを振る(行ったり来たり)
swing the bat
彼にサヨナラと手を振る(ヒラヒラさせる)
wave him goodbye
犬が尻尾を振る(人に使うと「へつらう」という意味も)
wag the tail
サイコロを振る(投げるイメージ)
throw a dice
チャンスを棒に振る(吹き飛ばすイメージ)
blow my chance
人生を棒に振った(ムダにする)
wasted my life
彼女に振られる(捨てられたイメージ)
dumped by her

ではここで問題。次の「振る」の動詞はなんでしょう?
(答えはラストに)
①キュウリに塩を振ってください。(塩をする動詞)
②振り向けば日本海。(振り返るイディオム)
③主役を振り当てた。(配役する動詞)
④弱者の振るい落としにかかる。(振るって落とすイディオム)
⑤彼女はオシリを振って歩いた。(左右に揺らす動詞)


答えはここをクリック


日本語の「振る」は英語では「揺らす」にとても近い表現です。
「揺れる」にすると自動詞にもなります。
また「振るう」という日本語もあります。
料理の腕を振るう、など英語にしたい時は、「能力を披露する」など、
日本語を置き換える工夫が必要かもしれません。
= demonstrate her cooking skills.


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(2-a)回す
この言葉もかなり広い範囲で使われますね。
特に日本語のイディオムが多いかもしれません。

基本

ハンドルを回す(取っ手/車のハンドル)
turn the handle/steering wheel.
コマを回して遊びましょ。
Let's play spinning the tops.

他にどんな「回す」があるでしょう?

お皿を回してください。(順番に渡す)
Could you pass me the plate
そちらに車を回しましょう。(配送する、配車する)
I'll send a car for you
このメールをみんなに回す。(転送する)
forward the mail to everyone
他の医者に回す。(委ねる、参照させる)
refer the patient to the another doctor

他にも日本語の言い換えが必要な言葉がたくさん。
資金を回す=資金を割り当てる、用立てる、貸す。

他にも~回すという言葉がたくさん。
英語ではたいてい aorund という副詞が付きます。

ピストルをいじり回す。
playing around with a pistol.
子どもを小突き回す。
poking around the kids.
テレビのスターを追い回す。
chasing around the TV star.

他にも、引きずり回す、使い回す…などなど挙げたらきりがないほど。
around で対処してください。

ではここでまた問題。
⑥アナタはどこの回し者?(誰が?どこから?)
⑦洗濯機を回す(作動させる動詞)
⑧きっと驚いて目を回すね。(めまいの形容詞)
⑨わたしの荷物をかき回さないで!(かき回す動詞)
⑩部屋をかき回して探し出せ。(くまなく探す動詞)


答えはここをクリック



(2-b)回る
これは自分で回る、という自動詞もありますね。
ここでその違いを覚えてみましょう。

それでも地球は回っている(中心を軸に回る)
Still the earth is spinning (around its axis).
地球は24時間でひと回りする。(ひと回りしてもとに戻る)
The Earth rotates every 24 hours.
地球は太陽の周りを回っている。(何か他のものの周りを回る)
The Earth revolves around the Sun.

そこでクルっと回ってみてくれる?
Could you turn around there?
頭がグルグル回ってる~!(頭の中だよね)
My head is spinning.


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問題の答え

①Salt the cucumber.
②turning back, it was Japan Sea.
③cast her for the leading role.
④shake the weak people off.
⑤She walked swaying her hips.

⑥Who sent you? or Where are sent from?
⑦turn on the washing machine.
⑧probably get dizzy by surprise.
⑨Don't stip up my stuff.
⑩Rummage the room and find it.


いかがでしたか?
「振る」と「回す」「回る」だけでこんなに!
日本語ってあいまいですよね。
ひとつひとつの英単語、イメージして使い分けてくださいね~!