2011 箱根駅伝 往路観たぉ | 英語は度胸とニューヨーク流!

2011 箱根駅伝 往路観たぉ

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皆様、新年明けましておめでとうございます!
旧年中はコメやピグで、いろいろお付合い、応援、励まし
いろいろいただきありがとうございました~!

年末はすっかり尻すぼみで、自分のも人のも風呂具から離れておりましたが、
また今年はいろんなとこにお邪魔・口出ししに行きますので、
どうぞよろしくお願いいたします!



ところで…箱根駅伝観ましたか?

今では日本の正月の恒例番組といわれるほどの人気だそうですね?

ワシも数年前から、毎年楽しみにしています。
NYにいる頃もビデオを送ってもらい、何度も観ました。

なぜこれほど人気があるのか。
ふだんマラソンやスポーツ番組を観ないという女性まで
この箱根だけは熱を入れるようになってるそうです。

もともと日本人は「耐える」美徳を尊ぶ。
(これは「耐える」ことが好きなわけでもないようですが)
耐える姿を見ると感動する東アジア文化でしょうか。

箱根駅伝はそのコースの観光性も相まって
大人と子どもの間にいる選手達のひたむきな姿に感動します。
まるで世の中にはそれしか心配することがない、というくらい。
この純粋な熱意、悲壮感が、
そんなもんはなくしてるけどあったらいいな、
と思う人たちの胸を打ちますよね:p

毎回感じることは、これは競技であっても
勝ち負けだけが感動のもとではないということ。

聞こえは悪いけど、
サッカーや野球は、やっぱり勝たないと感動しない。
ゴメンネ。力いっぱいやった姿で感動しました~
っていう気持ちは他の競技には感じないワシです。
やっぱ勝ってなんぼ。
勝つためにどんだけ練習したかが大事。

でも…この箱根駅伝にはそれ以上のものを観てしまいます。

ひとつは画面でその選手を見ている時間が長いこと。
感情移入してしまいます。
紹介される陳腐な感動悲話みたいのにはアレルギーがあるけど、
本人のその「カッコよくない」走る姿を見ていると、
(顔がプルプル震えてたり口が開いてたり)
それでもまっすぐ前を見て走る姿がシンボリックにも見えて、
己のあるべき姿を投影してしまいます。

特に山登りで4年連続の区間賞を獲得した東洋大の柏原君。
奇しくも前の「山の神」順天堂の今井君と同じ福島県出身。
もう今年は楽々トップで走れる状況だったけど、
本人は新記録に挑戦。すごい形相で山を駆け上った。
勝負はもう決まったという白けた雰囲気もなく、
観ている方としても最後まで楽しめましたね。

震災のあった去年、家族や友人の悲惨な姿を刻み込み、
どんだけの思いをしながら練習したのか。
そんなことまで考えさせるくらいの気迫を画面から感じました。
そして東京農大の津野君。

朝の嘔吐で脱水症状を起こしながらも
エントリー変更時間に間に合わなかったため、
残りの10km以上をフラフラしながら完走。
個人競技なら即棄権できるところを、それでもゴールを目指した姿は、
「泣かせよう」とするテレビ側の思惑にノルのはいやだけど、
やっぱりハラハラしました。
チームメイトのため、大学のため、とはいえ、
ここまでのメンタリティを、(一応)先進国の日本で見ることは新鮮。
そういえば、大人は具合が悪くても、責任感じて仕事行きますよね。
こういうとこでしょうか、つい共鳴してしまうのは。

みんなが日々の雑さの中で忘れてる、
でもやっぱり日本人として大事にしたい何かを体現してくれるようで、
これはもう初詣以上の精神的な「徳」ってゆーものを
与えてくれるような気までしてくる、そんな競技会なんですね。

往路も、勝負の行方より、
そんな個人の走りをいろいろ見せてくれることを期待してます。
やっぱ正月は家でテレビってのもいいね~!

ピグ放置しすぎてたら、犬抱いて寝てた。
今年はこんなムスコが授かりた~いね。
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