Ternod Official blog -277ページ目

Ternod Official blog

哲学思想研究、文人画。 反緊縮行動(Anti-Austerity Action)〔生ー政治(Bio-politique)に抵抗する自律労働者(Autonomia Operaia)〕。 ブラック・ミュージックをこよなく愛す。レコード/CD店、古本屋、美術館などで出没することが多いです。

先日、このようなブログ記事をアップした。

 

デフレ脱却給付金による消費喚起と内需拡大を!
 2018-09-13 23:45:06
https://ameblo.jp/ternod/entry-12404770809.html


同記事の中で私が導入すべきと書いたヘリコプターマネーに対して、真っ向から批判する財政学者らがいる。しかも「リベラル左派」の論客として知られている人物である。

金子勝なる財政学者(慶応義塾大学教授)がそうだ。


金子勝の批判は、直接には山本太郎参議院議員の「反緊縮」経済政策に対して向けられたものだが、金子勝によれば、再分配政策はナチスであり、ヘリコプターマネーはメフォ手形(ナチス・ドイツで軍事費調達のために創出された割引手形)や旧日本軍が発行した軍票と同じだそうである。

 

このことは、以下の動画の中で述べられている。

 

【山田厚史のここが聞きたい 熱夏スペシャル】

ホントはどうなの?日本経済 後半戦:アベ対抗策は「反緊縮」?
 

 

動画より、問題となる発言を書き出しておこう。

 

4:17(※数字は時間の目安)
金子 僕はね、これはね、ほとんどナチスと同じだと僕は思うんですよ。現代版金融資本主義のナチス張り。なぜかというと出口がないので。
4:34
山口 出口がないというのは、どういうことですか?
金子 かっぱえびせんと同じで、やめられない、止まらないということです。
荻原 すでに止められない状況にあります。


続いて金子勝は、国債発行額とGDPの比較による財政赤字を指摘するが、GDPの統計方法の改定を「安倍政権による統計操作」という陰謀論に立った上で、まったくの財政均衡主義を説く緊縮派であることが明らかである。

金子勝には、税と分配の視点しかなく、公開市場操作をはじめとする金融政策の観点がまったくない。つまりケインズ経済学をはじめとする近代経済学に無知であるといっても過言ではない。

 

続けよう。

金子勝は、ヘリコプターマネーをナチスのメフォ手形や日本の軍票と同じといい、恐慌からの景気回復は公共事業や再分配政策ではなく戦争だったと発言をしている。

 

6:33
金子 最近はヘリコプターマネーといって、お金をばらまけばいいという議論があるのですけど、それってナチス……。
山口 お金ばらまくって、本当にみんなに配ってやるの?
金子 ナチスのメタフォ手形とか、あるいは日本の陸軍の軍票と同じですよ。自分の言っていることが何だか分かっていないんですよ。つまりナチスの時も、アウトバーンを建設して雇用をつくったと言いながら、実態としてフォルクスワーゲンは民間に売られた数は少ないわけですよ。結局、軍備拡張と戦争で景気回復をした。バーナンキー(第14代アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)議長(在任:2006年 - 2014年)とか、ああいう人たちが金融緩和で大恐慌が立ち直ったというのですが、アメリカが本格的に景気回復をするのは1942年なんですよ。戦争なんですよ。

 

まず第一に、アウトバーン建設は公共事業であり、公共事業とは建設や土木を通じた雇用創出に経済効果がある。建設にあたっては、あえて機械化率を抑制し、失業者を多く雇用して人力による建設工事を行っている。

アメリカのニューディール政策については、通貨政策の足かせとなっている金本位制の離脱に時間を要しており、連邦議会では反対派の抵抗も多く、ニューディール政策を後退させるなど紆余曲折を経ている。

公共事業や再分配政策は様々な抵抗勢力との闘争が伴うのに対して、戦争については、戦争世論で開戦状態となれば、表立った抵抗は少ない。

だからといって景気回復は戦争によって起きたとの理由で再分配政策を否定するのは、そもそも戦争をちらつかせて緊縮政策に誘導しようとする経済右派か、戦争世論を煽ろうとする極右の言うことであって、「リベラル左派」の論客が言うことではない。

金子勝にとっての「経済左派」とは、財政均衡主義の下で部分的な再分配で我慢しろ、仕事はえり好みするな、という旧陸軍ないし体育会レベルの認識しかないのだろう。

 

そもそも「再分配政策はナチス」という理由で否定するのなら、児童手当などの子育て支援策もナチス政権下のドイツ国家社会主義公共福祉が導入した児童手当にはじまるものとして否定されることになり、高速道路の建設もナチス政権が建設をすすめたアウトバーンと同じだから高速道路は廃止して撤去せよ、ということになる。あるいは禁煙運動を始めたのはナチス・ドイツだからどんどん喫煙を奨励し受動喫煙も省みなくてよいといっているのと同じである。

はっきりいって噴飯物である。

 

しかも、金子勝は一方では山本太郎参議院議員による定額給付金を徹底批判しておきながら、民主党政権による子ども手当ては奨励するというダブルスタンダードの持ち主である。

金子勝は、過去に民主党政権によるマニフェスト転換を批判するツイートの中で、子ども手当ての見直しを「子供手当を所得制限付きの児童手当化に戻します」などと批判している。

 

 

https://twitter.com/masaru_kaneko/status/42730138726694912

 

繰り返すが、ヨーロッパ諸国における児童手当制度は、ナチス政権下のドイツ国家社会主義公共福祉が導入した児童手当にはじまるものであり、その後に先進各国で導入がすすめられている。

見方を変えれば、ナチス政権とは「ドイツ民族のうち優良な人々」とナチ党及びその政府が認めた人々のみを構成員とする一種の社会民主主義政権であるのだから、他の社会主義ないし社会民主主義政権における経済政策が類似するのは当たり前なのである。

 

他方、英国における社会保障政策は功利主義哲学の考え方と富国強兵策の一環として導入され、社会民主労働党政権下でのスウェーデンでも優生学の影響から障碍者に対する不妊手術が御行われた「負の歴史」を持つ。

こうした「負の歴史」の存在は批判すべきだが、だからといって再分配政策や社会保障政策そのものを否定するというのは短絡思考でしかない。

おそらく金子勝は、日本のリベラル左派の一般的な心情である「反戦平和」におもねっているのだろう。だがそれは、経済学とは無縁の、俗情と結託した印象操作にほかならない。

 

さて、山本太郎参議院議員によるヘリコプターマネーを否定し、民主党政権の子ども手当てを認める金子勝のダブルスタンダードは、どこから出て来るのだろうか?

ひとつには、民主党寄りのリベラル左派系の論壇で発言をしているという、党派性によるものだろう。悪くいえば、「政治屋」の振る舞いである。

だがこのダブルスタンダードは、より悪い見方を導き出すことにつながりかねない。

なぜなら、子ども手当ては子育て世帯に対する給付であり、育児という「種の再生産=将来の労働力の生産」につながる生産的行為に対する支援策である。だが育児を含まない一般的な給付制度は「生産に寄与しない人々を税金で支えるから否定する」という違いを導き出すことになる。

子どもを産まないLGBTは生産に寄与しないから税金で支援するのはおかしいといった政治家の言動が問題となったが、ヘリコプターマネーは否定して子ども手当ては肯定するのなら、この政治家のような人々の分断にもとづいた見方を導き出すことにしかならない。

つまり金子勝によるヘリコプターマネーの否定論は、つきつめれば「生産性のない人々にはカネをばらまくな」といっているのと同じであり、くだんの政治家と同じ立場にあることを表明したようなものである。

 

金子勝の論理のデタラメさについて、さらに続けよう。

たとえば金子勝は、民主党政権時代は消費税増税を容認するツイートを行っている。

 

 

https://twitter.com/masaru_kaneko/status/30490205299412993

 

他方、日本共産党系の商工団体である全商連が2009年4月、自民・公明政権と民主党がともに消費税増税を公約していることに対して、消費税増税運動を行った時の文化人らのメッセージがまだWebサイトに残っている。
そこで金子勝は、次の理由で増税反対のメッセージを寄せている。

 


http://www.zenshoren.or.jp/zeikin/shouhi/090511-01/090511.html

 


はっきりいって、そこには財政学者のカケラもみられない。

 

また上記の動画の中で、金子勝をはじめとする出演者たちは、驚くべき意見を交わしている。
長くなるが、目安となる時間と発言内容をテキストに書き起こしておこう。
 

13:08
金子 山口さん(山口義行(立教大学名誉教授))の言っていることがすごく当たっているのは、消費税増税分の8割くらいが法人税減税に流れているでしょう。結果としてみると、財政赤字が増えた分、民間企業の民間債務が減り内部留保の額が増えて溜まり込んでいる。たとえば2013年の国の財政赤字は991億円だったのが、2016年度つまり2017年3月末で1071兆円になるのです。80兆円も借金が増えたわけです。企業の内部留保、法人事業統計の利益需要預金はちょうど同じ期間、328兆円から406兆円になります。82兆円の内部留保が積み上がっただけで、山口さんが言ったように、お金がぐるぐる回らないと。需要や投資が生まれているのでなく、財政赤字にしてとにかく企業を救って潰れないようにしていこうというやり方なのです。
14:19
山口 そこで止まったら需要にならないのです。いくら日銀がお金をつくっても、需要はつくれないのです。それを日銀をバックにして紙幣を刷れば世の中の景気が良くなるというのは、昔の成長率が高い時期はそうなのです。みんな暮らしがいいからお金を使います。いまの中国の人などがそうです。今の日本では、明日の方が暮らしがいいとは思っていないので、お金が入ったら貯めちゃおうとか、企業も将来不安があるから設備投資をやめて貯めておこうとか。これに対して、お金を使いなさいとは日銀は言えないのです。だからカネはつくれても需要はつくれないという当たり前のことを、ちゃんとした経済学者が理解していないのです。
15:00
金子 このインフレ・ターゲットというシナリオは、人々の物価上昇期待が上がって、消費をしないと損しますよ、というふうに動くはずが、全然シナリオ通りに動いていない。
15:18
荻原 国だけじゃなくて、一般庶民も小渕さんのときも、ふるさと基金(注:地域振興券のこと。当初案では「ふるさとクーポン券」と仮称されていたので、その間違いだろう)とかいってばらまいたでしょう。その、ばらまいたお金をみんなが使って景気がよくなるはずだったじゃないですか。でも統計結果的に見たら、みんな貯金してしまった。味噌醤油などの日用品に使って観光に使わないというふうになりましたね。
15:42
山口 福祉にお金を使いましょうというのは、福祉政策が整っていて将来の見通しがついていて、年を取っても心配がいらないとなればお金を使うじゃないですか。そういう福祉の行政をきちんとやるのならいいけど、福祉にお金を使い、それも日銀のマネーでお金を使えば需要政策で景気が良くなるというふうに説明をされても、私はそういうことではないだろうと。
16:10
金子 これを見ても分かるように、マクロの需要が成長を引っ張るということはないのです。一時的に需要の落ち込みを防げるけど。さっき言ったように半導体であるとか、液晶、スーパーコンピューター、携帯音楽プレーヤーなどの競争力が落ちて来て、自動車も危ない、何で食べていかなければならないという産業そのものを壊していることの方が問題なのです。
山口 そうです。だからぼくは、需要政策よりも産業構造が今の産業構造のままで食べて行けるかどうかというのが、本当の成長戦略として必要です。たとえばEVってあるでしょう。電気自動車だって、トヨタが車の土台のシャーシを買って来たら、あとは女性が4人いたら車が1台つくれてしまう。トヨタの優位性はなくなってしまう。

 

動画の座談会は、ほとんど床屋政談と大差のないレベルといってもよいが、それにしても酷い内容である。

だが、さらに批判を続けたい。
 

まず、このうち荻原博子なる経済評論家は、ひたすら資産防衛、節約などの家計防衛を言い続けることで、さも「庶民の味方」のごとく振る舞っている人物だが、その内実はつきつめれば「デフレの方が資産価値が上がる」、「インフレになると資産価値が下がる」という立場を導き出すものでしかない。デフレは労働者に解雇や労働強化などの犠牲を強いるものであり、低インフレが安定的な景気上昇や経済成長につながるというのが経済学の基本的な立場だが、荻原とは、デフレに乗じて経済論壇を立ち回っているだけのエコノミストと大差ないものである。

また荻原は、小渕政権下で給付された地域振興券を「貯金してしまった」と、その消費効果を否定するが、一回限りの給付であれば、デフレ下の将来不安から貯蓄に回るのが当たり前だろう。一定期間、継続的な給付であれば消費に回るわけで、そういう視点がまったくない荻原の頭の中はひたすら節約を説く緊縮脳そのものだろう。

 

次に金子勝は、「財政赤字にしてとにかく企業を救って潰れないようにしていこう」という政策を、悪しき経済政策として語っている。
その上で、「半導体であるとか、液晶、スーパーコンピューター、携帯音楽プレーヤーなどの競争力が落ちて来て、自動車も危ない、何で食べていかなければならないという産業そのものを壊していることの方が問題」との見方は、言い換えれば需要政策よりも構造改革を重視するとも読める。

 

金子勝をはじめとする床屋政談の出演者らの論調は、つまり「企業が潰れなくなった」という金融緩和を打ち切って国際競争力の弱い企業はどんどん倒産させて淘汰し、国際競争力に強い産業を育成することに重点を置くべきということになる。

彼らの視点には、経済弱者はまったく見えていない。

こうした構造改革を実行すれば、町工場などの中小零細企業が次々と倒産し、失業者が路頭を彷徨い、不安定な非正規雇用から次々と雇い止めが行われて経済弱者が次々と自殺に追い込まれるであろうことは明らかである。

新卒の学生も就職難で非正規雇用かブラック企業しか求人がなくなる。

 

もしこのような状況が到来しても、彼らは「就職率の改善は生産年齢人口の減少によるものだから、すぐに回復するから我慢しろ」と言い続けるのだろう。

 

小泉純一郎や竹中平蔵らが構造改革路線を行った時期が、景気は底冷えと呼ばれるまでの不況となり、失業率が急増した時期であった。

 

彼らは「改革するには景気が悪い方が都合がよい」といって、総理就任早々、公共事業の削減と構造改革によりデフレ・スパイラルを深刻化させて完全失業率5%に迫る大量失業を生み出し、さらに派遣労働の全面解禁により製造業派遣や日雇い派遣、スポット派遣まで状態化させて「ネットカフェ難民」と呼ばれる、日々生活していくのがやっとの極度の不安定な就労形態を生み出し、正社員も長時間労働の常態化につながっていった。

金子勝らの論も、論理的には同じようなものにしかなりえない。

 

もっとはっきりいおう。

動画の中でルーズベルト大統領のニューディール政策を批判していた金子勝は、フーヴァー大統領に近い人物である。

かつて金子勝は「反新自由主義」として金融批判を行っていたが、フーヴァー大統領も金融批判論者であり、大統領就任直後に金融市場の規制に乗り出したことがジョン・K・ガルブレイスの『大暴落1929』(日経BP)で克明に描かれている。

 

そして、このような反労働者的で反階級的な人物、むしろ新自由主義者と言ってもよいほどの人物が「リベラル左派」の論客であることに対し、満腔の怒りを込めて弾劾し、「論客」の位置から徹底的に引きずり降ろすべきである。

 

■防災のための財政出動を

 

今年の初夏より、災害が続いています。

6月には大阪北部地震、7月には西日本水害があり、先日は台風21号の関西上陸による都市災害があり、さらに北海道で震度7の地震と停電がありました。

 

私は今年7月9日、以下のような記事を書きました。

 

防災とインフラ整備のため公共事業を!—大阪北部地震・西日本豪雨に寄せて—
 2018-07-09 23:02:02
https://ameblo.jp/ternod/entry-12389661307.html

 

古くは1970年代、本格的には1990年代後半より公共事業がやり玉に挙げられるようになり、公共事業の予算削減が続いて来ました。

だが、その考え方は、もはや改めるべきです。

防災対策や老朽化したインフラの整備改修に、政府財政を使うべきです。

 

■災害による景気低迷への対策を!

 

そして、このような災害が続く中では、被災者支援や生活再建とともに、景気浮揚策により経済を活性化する必要があります。

 

とくに関西国際空港のA滑走路の復旧に時間がかかることと、本土と空港島の連絡橋がタンカーの衝突によって一部が破壊され、自動車の交通量が制限され、鉄道に至ってはJR、南海電鉄ともに走行できない状態が続いて来ました。

関西国際空港はA・B滑走路、ターミナルビルの一機能が復旧し、国際線の一部を伊丹空港と神戸空港に振り替えて離発着させる予定となっていますが、全面復旧にはまだ時間がかかる見込みです。

 

関西での景気はインバウンド(訪日外国人による消費)によって支えられているため、国際線の減少は訪日観光客の減少につながり、消費の低迷につながります。

北海道でも地震や電力不足により観光客は激減しており、同様に消費の低迷につながるおそれがあります。

 

こうした中では、復旧を急ぎインバウンドの継続を行うとともに、内需拡大策を取るべきです。

むしろ、2014年の消費税8%増税以来、個人消費が落ち込み、いまだに伸び悩む中で円安誘導によるインバウンドばかりに消費を頼るのではなく、内需拡大によって個人消費を延ばすことがデフレ脱却に必要なことではないでしょうか?

 

ただ、消費者物価指数(コアコアCPI=エネルギーと生鮮食料品を除く消費者物価指数)をみても、いぜんデフレ脱却とはほど遠い状況にあります。企業の賃上げについては、政府は3%の賃上げを企業に要請したものの、実際にはインフレによる物価上昇を背景とした要求の方が効果を持つでしょう。

 

■デフレ脱却給付金による内需拡大とデフレ脱却へ!

 

火急の対策としては、日銀の量的緩和で増刷した緩和マネーを政府が金利ゼロで借りて財源にして、ヘリコプターマネーを日本国内在住者ひとりひとりに配付する方が、直接的な効果をもたらします。

 

「ひとびとの経済政策研究会」で作成した「反緊縮マニフェスト」には、ベーシックインカムの前段階として「すべての日本在住者(一定期間以上居住する人々)に月3万円ずつ配ります」という「デフレ脱却手当て」を提案しています。

 

【「反緊縮マニフェスト」のページ】

https://economicpolicy.jp/2018/09/03/1110/

 

【該当ページのPDFファイル】

https://economicpolicy.jp/wp-content/uploads/2017/12/Manifesto08.pdf

 

山本太郎参議院議員は、国民ひとり月3万円の「デフレ脱却給付金」を提唱しています。

http://www.taro-yamamoto.jp/daily-activities/8166

 

 

 

なおヘリコプターマネーについては、1999年に小渕政権下で給付された「地域振興券」は15歳未満の子どものいる世帯と高齢者のみに一回限りひとり2万円の商品券を給付するものであり、2008年に麻生政権下で給付された「定額給付金」は日本国内在住者ひとりひとりに一回限りの1万2千円(18歳未満の者と高齢者は2万円)を給付するものでした。

給付金は貯蓄に回るため効果は限定的との見方については、一回限りの給付では、将来不安のため貯蓄に回りますが、毎月給付されることが分かっている場合は消費にも回る確率が高くなると考えられます。

また、いつまで給付するかは、年2%のインフレ目標達成後、具体的にはインフレ率2%超が2年続いたら給付額を半分に下げ、インフレ率が年3%を超える状況が2年続いたら廃止または税を財源とする制度にあらためます。

麻生政権下の「定額給付金」は総額2兆円であったのに対して、デフレ脱却給付金には単純計算で年43.2兆円の予算が必要ですが、日銀の量的緩和の緩和マネーは十分まかなえる額であり、むしろ現在はGDP上昇に伴い量的緩和のための国債の発行量を増やすべきであります。

そもそもデフレ下では貨幣価値の上昇とともに金融資産の価値も重くなり、当然、債務の価値も重くなります。

ゆえに、デフレ下ではデフレ脱却を優先すべきです。

 

■消費税増税は凍結すべき

 

このような状況下では、2019年に予定されている消費税10%増税は、凍結すべきです。

むしろ5%に減税すべきです。

そもそも消費税とは、人々の消費に対して課税し、国税庁は店舗の売り上げから徴税するものです。

個人消費の伸び悩みが続く中での災害続きとインバウンド効果が見込めなくなる中での個人消費を喚起する必要がある中で、その人々の消費に対して課税することは論理的にありえません。

どうしても増税が必要というなら、まずは株式所得の分離課税をやめて総合課税に一本化し、インフレ目標達成後に所得税と法人税の累進課税率強化や資産課税を先にやるべきです。

どうしても直接税では限界があり消費税増税が必要だというのであれば、まず北欧諸国のレベルにまで社会保障制度を引き上げ、再分配政策を充実させた福祉国家を実現し、その下での生活経験を経た上で、人々に信を問うべきです。

 

※関西国際空港の復旧に関する最新ニュースを反映した訂正に加え、一部加筆しました(2018.9.14)。

久しぶりに作品制作のブログ記事です。
前回、F50号(1,167 × 910 mm)の大作《Shibuya #001》を描き終えてから、3ヶ月ぶりになります。
今回は、前作とは打って変わってF0号の小品になります。
 

 

《神戸三宮の風景》

カンヴァスにアクリル絵具

F0(180 mm × 140 mm

2018年

 

今後、もう少し大きめのカンヴァスでも描きたいと思っており、今回はそのエスキース的な作品です。

 

神戸は、スモーキーでディープな感じに描きたいと思っていました。

たとえば外国人船員バー、通称モトコーと呼ばれる元町高架商店街の整理されずに積まれた中古レコードや怪しげなジャンク品ばかりのパソコンショップ、三宮センタープラザ西館の地下食堂街などの渋いイメージです。

 

あるいは、神戸ではありませんが(たぶん横浜か横須賀)、松田優作主演の1980年の映画『野獣死すべし』(原作=大藪春彦)に登場するソウル・バーのイメージです。

「リップ・ヴァン・ウィンクル」の話をしながら、「XYZ」というカクテルを飲みたくなるようなイメージで描きたいです。

 

 

 

 

今夜は、鶏肉の肩小肉が安かったので、久々にフリカッセにしました。

 

まず鶏肉に塩と白胡椒を振っておき、その間にニンニクと玉ねぎを薄切りに、キャベツをざく切りにして、厚手の鍋に油とバターを溶かしてニンニクと玉ねぎを炒め、鶏肉を加えて炒め、全体に火が通ったらキャベツと小麦粉を加えて全体を軽く炒めてから水、コンソメ、ローリエの葉を加えて煮込み、牛乳とナツメッグを加えて煮込み、とろみが出て来たら完成です。

白ワインで煮込むんだ方が香りが良くなりますが、なくても大丈夫です。

 

もちろん、ご飯にかけて食べました。

 

 

本日の夕食です。

・ソーセージのケチャップライス

・小松菜と大根のスープ

・サラダ

・りんごと干しいちじくのコンポート

 

 

当初はソーセージのナポリタン・スパゲティにしようと思いましたが、ご飯を鍋炊きして冷凍保存している関係からご飯物としてケチャップライスにしました。

具はソーセージ、刻んだニンニク、薄切りの玉ねぎ、拍子切りの大根、キャベツの千切り、細かく切った小松菜と野菜が多めです。

味付けは塩、白胡椒、ケチャップのほかに、ケイジャン・スパイス・ミックスを加えているので、クミンなどの香りも漂って大人の味になりました。

 

 

サラダはサニーレタス、キャベツ、大根のサラダで、ごまドレッシングをかけました。

スープは、味付けは塩、白胡椒、コンソメですが、濃厚なケチャップライスには、さっぱりした味のスープがほっとします。

 

 

デザートに、りんごと干しいちじくのコンポートをつくりました。

先週末にりんごが安かったので2個買い、うち1個は生食しましたが、1個余っていました。

そして恒例のバゲット作りは、今回は干しいちじくを練り込んだので、その余った干しいちじくとともに煮込みました。

手元にある材料だけでつくりましたが、皮を剥いて8つ切りにしたりんご、4つ切りした干しいちじく、砂糖、ウイスキー、レモン汁、水を加えて15分ほど煮込んで冷ましたものです。

 

りんごはジョナゴールドなどの生食用のりんごを使いましたが、干しいちじくの甘味と酸味、ウイスキーの香りなどが加わって美味しくいただきました。

 

りんごは紅玉や、最近はブラムリーという品種も出回っているようですが、そうした料理用りんごでつくった方が香りが立って美味しいと思います。

 

 

本日のブランチです。

・ソーセージ、小松菜、大根の炒飯

・小松菜と大根のスープ

 

大根は水っぽいので炒飯の具にするのは難しいと思いましたが、ばっちり合いました。

ラードで炒めると、具材の味が立って来ます。

またスープは塩味のさっぱりしたスープにしました。

 

森友・家計学園が騒がれて以来、望月衣塑子なる人物の発言や講演案内をよく目にするようになりました。

この望月衣塑子とは、東京新聞社会部記者で、安倍政権批判などで「リベラル左派」と呼ばれる人たちより「代弁者」のごとく持ち上げられている論客でもあります。

 

だが、果たして望月は、本当に「リベラル左派」にとって味方となりうる人物なのでしょうか?

さて、この望月による経済に対する発言を見てみましょう。

 

https://twitter.com/ISOKO_MOCHIZUKI/status/1037862561486524416

 

望月によれば、日銀の量的緩和(政府の国債発行を担保に紙幣を増刷し、日銀当座預金に積み上げて真似たリーベースを増やす政策)による円安誘導と、その下で輸出主導型経済である日本経済が回り、インバウンド消費(訪日外国人観光客による消費)による消費効果、そして元のツイートにみられるような日銀による企業株式の買い支えによる株価の安定的上昇は、すべて「官製相場」であり、「健全な市場原理が機能しなくなっている」そうです。

いわゆるリベラル左派の「アベノミクス批判」をそのまま踏襲したような批判ですね。

 

だが日銀による株式の買い支えにより、株価暴落に対する緩衝になり、景気と雇用の安定化が見込めます。

リーマンショック以降も、株価の暴落は2016年に英国での国民投票によってEU離脱が多数を占めたときに起きています。また今年3月にはアメリカより株価大暴落が起きています。

だが中央銀行が株式を買い支えていれば、市場の急激の動きが緩和されることが期待できます。

次に、社会主義者的ないし社会民主主義的な考えを持つ者であれば、企業の国有化ないし公有化(労働者自主管理を含む)をすすめる手段として、政府による企業の接収ではなく、中央銀行が刷った紙幣(つまり「無」から創造したマネー)による株式購入という方法も今後は検討に値します。

 

だが「官製相場」により「健全な市場原理が機能しなくなっている」という望月の立場は、国家や中央銀行による市場介入は最小限度に抑え、できるだけ自由放任に任せるというもので、いわゆる自由主義的な考え方にあるといえます。

そして、市場の自由を「自然状態」とみなすのが旧来的な自由主義者であり、「官製相場」を止めさせて自由放任を「創り出そう」とするのが新自由主義者です。

市場原理主義を「上部構造」からイデオロギー的な運動としてすすめ、人々にその価値を内面化させて支配従属させるのが新自由主義です。

望月の立場は、当然、新自由主義者となります。

 

これだけで望月を新自由主義と非難するのは「こじつけ」だと思う方もおられるかもしれません。

では、次の発言を見てみましょう。

 

https://twitter.com/isoko_mochizuki/status/993701142088450048

 

http://www.shueisha-int.co.jp/blog/?p=12672

 

望月はこの間、『アベノミクスによろしく』という本を刊行した弁護士・明石順平との対談を行い、Twitterでもしきりに明石順平の言動を拡散しています。

 

 

https://togetter.com/li/1179655

 

だが明石順平によるアベノミクス批判とは、国債発行量の増大による財政破たん説であり、その対応として大幅な消費税増税と超緊縮政策を唱えるという、人々を貧困と自殺に追いやる最悪の言動にほかなりません。

おそらく望月は、自国通貨建ての国債とその中央銀行による買い支えという通貨政策での対応が可能な行為に対して「国の借金の増大」による「財政破たん」という俗流のプロパガンダを信じている上に、安倍政権批判がしたいがために明石順平のアベノミクス批判に飛びついているともいえます。

だが、以前は明石順平の発言を拡散していただけであったのに対して、今回は自分で書いてツイートをしたわけですから、ついに自分自身で明確にその立場性を明確にしたともいえます。

 

なぜ望月は、このようなリベラル左派にあるまじき経済観を持っているのでしょうか?
ひとつには、財界による広告収入や官僚からのリークによって成り立っているブルジョア・マスコミの記者の依って立つ階級的立場をあらわす発言ともいえそうです。

もうひとつには、望月の経歴を見ると納得が行きます。

 

wikipediaには、このように書かれています。

 

「生誕 1975年」

「東京都生まれ。父親は記者、母親は演劇関係者の家庭に生まれる。東京学芸大学附属大泉小学校、中学校卒業。東京学芸大学附属高等学校出身。 慶應義塾大学法学部卒業後、中日新聞社に入社。東京本社へ配属。 千葉支局、横浜支局を経て社会部で東京地方検察庁特別捜査部を担当。その後東京地方裁判所、東京高等裁判所を担当、経済部などを経て、2017年10月現在社会部遊軍。2人目の育児休業後の2014年4月から武器輸出や軍学共同の取材を開始。このテーマで講演活動も続けている。日本における武器輸出の拡大や軍事研究費の増加について報じた「武器輸出及び大学における軍事研究に関する一連の報道」が「第23回平和・協同ジャーナリスト基金賞」の奨励賞に選ばれた」。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9B%E6%9C%88%E8%A1%A3%E5%A1%91%E5%AD%90

 

まず1975年生まれということは、大学卒業年は1997年です。

この時期はデフレ下にあり、橋本龍太郎政権の下での消費税5%増税と行政改革、公共事業の削減により景気の後退がはじまり、企業ではリストラや就職難が進行していた時期です。翌98年からはデフレ・スパイラルが進行し、日銀は99年より初めてゼロ金利政策を行います。

そんな時期にあって信じられないほどのエリート街道を歩んで来たといえます。

 

現在は関西在住の私ですが、東京で生まれ育っていますので、望月の生育環境はある程度は推測できます。

東京23区で生まれ育ち、国立の学校に進み慶応義塾大学に進学するような人は、富裕層エリートといっても過言ではないでしょう。

そしてジャーナリストとして軍縮や平和問題をメインに活動する人は、富裕層出身あるいはエリート意識の高い人物が多いです。

少なくとも、雨宮処凛の『生きさせろ!』に取り上げられるような就労環境や生活をする人々とは、まったくの別世界の住人といえます。

 

すなわち望月の経済観には、普通に働いている中間労働者やそれより下の非正規雇用や下層労働者、社会保障に頼って生活している人たちのリアルな目線はなく、没階級的にして反労働者的とすらいえます。

そして望月および望月を持ち上げるような「リベラル」に対しては、満腔の怒りをこめて彼らを弾劾し、あらゆる機会をとらえて打撃の放火を集中し、階級的報復をすべきであると断言します。

 

今夜は、茄子入り和風おろしハンバーグです。

 

先日、さんまの塩焼きを食べた時に大根を1本買っています。

そして大きめの茄子を3本も買っていました。

 

今日、総菜のハンバーグが安かったので、おろしハンバーグにしようと思いました。

茄子の煮浸しも食べたくなり、面倒なので一緒に料理して、このような一皿になりました。

 

レシピを見ると、揚げ茄子の入ったおろしハンバーグがありますが、

私の場合は、おろしハンバーグと茄子の煮浸しを手抜きして一緒した料理です。

 

まずフライパンに多めの油を熱して茄子を炒め、茄子の表面に焼き色が付いたら薄切りの玉ねぎを加えてハンバーグも入れて焼き、大根おろしとめんつゆをあわせたたれを入れ、小松菜も加えて煮込み、水気がある程度飛んだら完成です。

 

みそ汁は、なめこ、大根の皮、小松菜のみそ汁です。

 

また、茄子、大根おろしの和風つゆの料理は、ブリなどでも合いそうに思います。

これからブリの季節ですので、おそらくつくって食べるだろうと思います。

 

本日のブランチです。

しらす、小松菜、大根の和風スパゲティ

 

潰したニンニクを油で熱し、そこに薄切りの玉ねぎを加えて炒め、あとは拍子切りの大根、小松菜、しらすを加えて炒め、ポン酢で味付けをしました。

さらにパルメザンチーズとホットソースを加え、パスタがゆで上がったらゆで汁を加え、そこにパスタを投入して混ぜて出来上がりです。

 

しらすのほんのりとした塩味と、大根のシャキッとした歯ごたえが生きています。