《Shibuya #001》 | Ternod Official blog

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哲学思想研究、文人画。 反緊縮行動(Anti-Austerity Action)〔生ー政治(Bio-politique)に抵抗する自律労働者(Autonomia Operaia)〕。 ブラック・ミュージックをこよなく愛す。レコード/CD店、古本屋、美術館などで出没することが多いです。

直近の作品です。

先日、《渋谷再開発(仮)》という仮題で発表しましたが、油彩画面の固化を待ってあらためて見て、完成作とさせていただきます。

 

 

《Shibuya #001》

カンヴァスに油彩

F50号(1,167 × 910 mm)

2018年

¥140,000-

 

4月上旬から2ヶ月近くをかけて描きました。

F50号という大画面の油彩画となれば、制作に1年以上もかかることを覚悟しましたが、毎日コツコツを描き続けていたことで、予想以上に早く完成しました。

 

渋谷駅前の再開発の風景を描いた絵画です。

2015年10月に東京に行った折り、渋谷駅前で撮影した画像をもとに描いています。

ちょうど私が東京を発って関西に移った頃、渋谷再開発が始まり、渋谷の風景が変わり始めていました。

私にとって、レコードやCDを買いあさったり、イベントなどで文化を吸収すること、そして何かのベースともいうべき地であった渋谷を描くことは、私にとっては特別な意味があります。

 

作品の画風は、《公園通りの風景》との連続性があると思います。

あわせてご覧ください。

 

そして本作は、3年前に《Ground Zero #001》というタイトルで制作をした作品と同じ構図です。

この時は、震災と東京中心の復興に対する批判性を強く込めていました。

今回、同じ構図で作品を描き直したことには、当時制作した《Ground Zero #001》とそこでの制作意識に対する批判性があります。

だが、当時の見方もまた、国道16号線の内側に籠り切ったような東京中心の<世界>を抜け出ていなかったように思います。

すでに関西に来て3年近くになりますが、以前のような単純化されたような見方を超えて、都市再開発がもたらすスペクタクルと、そこで生活をして来た/生活をしていく人々といったものをきちんと見据えていく必要があります。

そして再開発の過程によって、それまでは裏側に隠されていた剥き出しの構造物が露呈することによる生々しさが、日常の風景を異化すると同時に、すぐにまた風景の一部としてとけ込んでしまう過程があるように思います。

 

これまで様々なものを描いて来ましたが、

今後、現代都市風景を中心に描いて行こうと考えています。
 

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