「パートナー(ASD傾向のある夫・妻)と話していると、急に言葉が出なくなることがあるのですが、私はどうしちゃったのでしょうか?」
というご相談が多いです。
「何を言えばいいのかわからなくなってしまう」
「頭の中が真っ白になってしまう」
「声を出そうとしても、喉の奥に何かが詰まったような感覚になる」
ということです。
そんな自分に対して、「どうして私は、自分の意見も言えないんだろう」「私の方がコミュニケーション能力が低いのかな?」と、理由がわからず自分を責めてしまっているのです。
実は、その「言葉が出ない」という状態には、カサンドラ症候群特有の深い理由があります。
今回は、このようなご相談をいただいた方の共通点を書いてみました。
カサンドラ症候群とは一体どんな状態で、どう向き合えばいいのか。全体像を知りたい方は、まずこちらをご覧ください↓
「沈黙」は、脳と心が限界を迎えたサイン
あなたが黙ってしまうのは、決して「負けた」からでも、「知識が足りない」からでもありません。
それは、あまりの論理のズレや、話の通じなさに脳がフリーズしてしまっている状態なのです。
【あるカサンドラ症候群の方のエピソード】
「生活費の相談をしていただけなのに、突然夫が『お前は俺の稼ぎをバカにしているのか!』と全く別の方向に怒り出しました。
私はただ、来月の予定を立てたかっただけ。どうしてそんな飛躍した解釈になるのか、どこから話を戻せばいいのか、驚きと混乱で頭が真っ白になり、気づけば10分以上、金縛りにあったように一言も発せなくなっていました。」
・「なぜ、ここでその話になるの?」という純粋な驚き
・どうにかして会話の軌道を修正しようとするフル回転の思考
・「何を言っても、また曲解されるだろうな」という予見
これらが一瞬のうちに頭の中を駆け巡り、処理しきれなくなった結果、言葉が止まってしまうのです。
あなたは、相手の話を無視しているのではなく、「どうにかして対話しようと、極限までエネルギーを使い果たしてしまった」だけなのです。
「論破された」と勘違いするパートナー
カサンドラ側の人が、途方に暮れて絶句しているその時、ASD傾向(特に「自分が絶対に正しい」という信念が強いタイプ)の人は、全く別の捉え方をしていることがあります。
彼らの目には、あなたの沈黙が「自分の正論に、相手が屈服した姿」として映ってしまうのです。
【ある家庭での一幕】
妻が絶望して黙り込むと、夫は勝ち誇ったように鼻で笑い、「よし、わかればいいんだ。次からは気をつけろよ」と言って、満足そうにテレビを見始めました。
妻は反論する気力すら起きず、ただ呆然と立ち尽くしていました。夫は自分が「論破して勝った」と確信し、ドヤ顔で喜んでいるのです。
ズレたことを真剣に、しかも自信満々に言っている自分の姿を、彼らは想像することが難しい傾向にあります(メタ認知が弱い傾向)。
この「絶望している側」と「満足している側」の残酷なまでの温度差こそが、カサンドラ症候群を悪化させる最大の要因です。
「諦め」や「呆れ」は、自分を守るための防衛本能
何度も何度も話し合おうとして、そのたびに壁に跳ね返される。
そんな経験を繰り返すと、心は無意識に「これ以上傷つかないように」とシャッターを下ろします。
あなたが黙ってしまうのは、相手への「深い諦め」や「呆れ」が極限に達し、心が自分を守ろうとしている防衛反応でもあります。
「何を言っても届かない」という状況で言葉を失うのは、人間として極めて自然な反応です。
どうか、自分を「ダメな人間だ」なんて思わないでくださいね。
その「沈黙」の中に隠れた想いを、解放しませんか?
パートナーの前で言葉が出なくなるのは、あなたがそれだけ一生懸命に向き合おうとしてきた証拠です。
でも、この状態を一人で抱え続けると、心だけでなく身体にも不調(不眠、動悸、抑うつなど)が出てしまうことがあります。
私はカサンドラ症候群に苦しむ方が、「なぜこんなに苦しいのか」というメカニズムを正しく知り、自分自身の心を取り戻すためのカウンセリングを行っています。
・夫(妻)との会話で疲弊しきっている
・自分が悪いのか、相手がおかしいのか分からなくなっている
・誰にも理解してもらえない孤独の中にいる
そんな方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
多くの方が、頭の中の整理と会話のリハビリなどで利用しています。
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いつものように、最後に一つ注意点をお伝えします。
発達障害と診断を受けていないパートナーに対して、発達障害だと決めつけることによって夫婦問題が悪化するというケースもあります。
決めつけた側がパートナーに対して非現実的な要求をしてしまい、それがどんどん過度になっていっていることに気付けなくなる、ということが起きます。
「それって定型の人でも察するのは無理だよ」ということも「相手が発達障害だからわからないのだ」と判断してしまう、ということです。
こういう視点がないとモラハラの加害者になってしまう危険が出てきます。
こうならないためにも、第三者の目は必要に思います。
また、すべてのASD傾向の人に本記事のようなことが起こるわけではもちろんありません。
傾向といっても、程度や出方は当然それぞれ人によって違います。
予めご承知おきください。
ご相談前に記事を全部読まなくて大丈夫ですよ。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
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