GWがスタートして夫婦で過ごす時間が増える方が多いのではないでしょうか?
「GWなんて関係ないよ!むしろ忙しいよ!」
という方はごめんなさい。
私も関係なく営業しております。
大型連休はカサンドラ症候群の方にとっては辛いかもしれません。
5月病という言葉も耳にする時期ではありますが、
この時期にパートナーがアスペルガー症候群、という方からのご相談が多いのは、
単に5月病なのではなくカサンドラ症候群の症状が強く出ているから、
なのではないかと思うくらいです。
それはさておき、
私がこれまでお客様を見ていて思うことは、
カサンドラ症候群の克服にはその方のアダルトチルドレンの要素を克服することが大事だと思っています。
カサンドラ症候群とおっしゃる方に、
共依存、アダルトチルドレン、機能不全家族のチェックリストをしてもらうとかなりチェックがつきます。
チェックリストのページはこちら
また、パートナー(アスペルガー症候群の方)のチェックをカサンドラ症候群の方の見立てでしてもらうと、やはりチェックが多いです。
単純にアスペルガー症候群だけ、という方は少ないです。
生育歴をお聞きすると「あぁそういえば(パートナーの)育った環境は良くなかったと聞いたことがあります」とおっしゃいます。
アスペルガー症候群の方の父親か母親かいずれが同じようにアスペルガー症候群の傾向があることが多く、
コミュニケーションが不全でかつ一方的(親から子への押し付け)で結果的に機能不全家族となってしまうようです。
両親の一方がアスペルガー症候群ですともう一方がコミュニケーション不全のストレスを子どもに向け、毒親になってしまいがちです。
つまり、両者(アスペルガー、カサンドラ)共に、機能不全家族で育ち、アダルトチルドレンであり、共依存になりやすい傾向があるということです。
同じ機能不全家族で育っても、カサンドラ症候群の方は頑張る力が強い方が多いです。
だからこそカサンドラ症候群になってしまったとも言えます。
そのために、カサンドラ症候群の方はいろいろなことを一人でできる優秀な方が多い印象があります。
意図的かどうかはわかりませんが、パートナーに選ばれたのだろうな、と感じる時があります。
優秀なのですから、自信をなくしてしまうのはあまりにももったいないです。
元の自分を思い出していただきたいです。
アスペルガー症候群の方がアダルトチルドレンを自覚して克服しようとすることは稀です。
自分が変わる必要性を感じないので、カウンセリングに行こうという発想もありません。
残念ながら、カサンドラ症候群の方が自覚して克服するというのが現実です。
残念ながら、と書きましたが、
私は、パートナーの(アスペルガー症候群の)特性を活かした対応をし、カサンドラ症候群の症状が軽減し、アダルトチルドレンまで克服された方を多く見ています。
パートナー(アスペルガー症候群)のおかげで他の方との境界線も上手く引けるようになった、と口にする方もいらっしゃいます。
なぜ自分だけが変わらないといけないのか、という不満は当然あると思います。
ただ、それを乗り越えた方はカサンドラ症候群を克服しています。
夫婦関係が改善するかどうかは別として、アダルトチルドレンは克服されるわけですから、何も得られないということはありません。
自分のアダルトチルドレンの克服に力を入れる価値は十分あると思います。
お気軽にご相談くださいね。一人で抱え込んでしまうのは得策ではありませんよ。
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参考ページ アスペルガー症候群とカサンドラ症候群
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