たっちんの気象転結 -18ページ目

たっちんの気象転結

気象キャスターとして取材先で出会った「季節の花鳥風月」などを
写真でご紹介します

植物観察会終了後、少しだけ足を延ばして、八ツ滝(やつたき)へ
樹齢数百年の自然林に囲まれた県下最高峰の山々である釈迦ヶ岳、御前岳にある滝です。
 
 

 

 

途中で、マタタビみ出会いました。

 

マタタビの語源には、旅の途中で倒れた人がこの実を食べたら元気になり、

又旅(またたび)ができるようになったからという説がある。強壮作用を誇張したもの。

 

ヒメレンゲ

 

 

 

 

ハクウンボク、白い花の様子を白雲に見立てたのが和名の由来。花が見たかったなぁ。

 

別名オオバジシャ、チシャノキというのはエゴノキの別名

 

 

おまけです。

 

前回のブログに、ウバユリの花が見られなくって残念とありましたので、

ウバユリではありませんが、百道浜で見かけたオニユリです。

 

 

 

 

 

百道浜もキレイな草花があります!

 

釈迦岳観察会最終回です。
 

シオデ(サルトリイバラ科)の実、茎はつる状に長く伸びる、葉は互生

漢字では[牛尾菜]、山地の林のふちなど、木陰に生えるつる性の多年草。 

茎はやわらかく若い芽は山菜として食用にする。

 

イワガラミ、葉の鋸歯は粗く先が刺状になる。

 

右が福岡県最高峰の釈迦岳(1230m)、左のレーダーがあるのが、

大分県の普賢岳(1231m)、普賢岳の方が高いが、大分県内の山として25番目

 

 

福岡県第2の高峰・御前岳(1209m)

 

釈迦岳山頂

 

 

 

ヤマヤナギかな。葉の裏面は粉白色。

葉は互生で、長楕円形。ふちには波状の鋸歯がある。

 

ノリウツギ

 

ウバユリのつぼみ

 

観察会終了!最後に、左が釈迦岳、右奥が御前岳です。

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お疲れ様でした。

 

釈迦岳観察会の4回目です。
 

ツルニンジン(蔓人参)は、キキョウ科の蔓性多年草。

別名はジイソブ、葉が輪生状につく、十字対生

 

ウスゲクロモジ、葉は枝先に集まって互生

 

クスノキ科らしい実が付いている

 

タンナサワフタギ(耽羅沢蓋木)、葉の先端は急に尾状にやや長くとがり、

基部は広いくさび形。ふちにはとがった粗い鋸歯がある

 

ウラジロノキ、葉の裏が白っぽい、茎も白っぽい

 

ナルコユリ

 

ハイノキ

 

ネジキ、茎の先が赤い

 

マユミのようです。ツリバナは対生する葉の付け根にある芽が尖っています。

 

 

ヤマグルマ(山車)、普通被子植物にある道管がなく、無道管被子植物と呼ばれ、

1属1種の樹木となっている。鳥もちに使える木として、「本モチ」として知られている。

 

 

コミネカエデ、葉の先が動物のしっぽのよう。

 

ミツバツツジ

 

コシアブラ

 

釈迦岳観察会の3回目です。

 

 

ヤマアジサイ、葉が細くて薄い

 

ヤマホトトギス

 

花が茎の先端に付く、ヤマホトトギス

 

クマイチゴの大きな葉っぱ

 

ツタウルシ、葉は3出複葉、山にはかぶれを起こすウルシの仲間がたくさん生えていますが、

中でも警戒しないといけないのはツタウルシです。ツタウルシのかぶれ成分は

ゴム手袋も浸透するそうです。

 

ツルアジサイ、葉は広卵形で細かい鋸歯があるに対して、

よく似たイワガラミは縦に細長いハート形で鋸歯も粗い。 

 

葉が牛の顔に似ているミゾソバ

 

クロモジ、黒文字などクスノキ科の仲間は、葉が互生で香りがよい

 

ミツバドコロ、標高1000m以上にある山芋の仲間

 

ヤブタバコの仲間

 

まだまだ続きます。

 

福岡県の最高峰「釈迦岳」(1229.5m)の観察会、2回目です。
標高1000m以上で見られる植物をご紹介します。

 

ウスノキ(臼の木)、ツツジ科

 

赤い果実の先端がくぼんで、餅付きの臼(ウス)のような形になる

 

コツクバネウツギはガクが2枚、ガクが5枚だとツクバネウツギ

 

 

福岡県第二の高峰「御前岳」のピークが見える

 

ミヤマシグレ(スイカズラ科). 

シブレはガマズミのズミという意味があるという。深山に生えるガマズミ

 

ズミ(酸実、桷)は、バラ科リンゴ属の1種で、リンゴに近縁な野生種。

語源は、染料となることから染み(そみ)、あるいは、実が酸っぱいことから酢実、

 

 

ナナカマド、7回かまどに入れても焼けないのが語源、お嫁さんイビリに使われた

 

ガンタケ(雁茸)、和名は、色が雁に似ているところ由来する。有毒。

 

ベニドウダンの丸っこい葉っぱ

 

コハウチワカエデ、コミネカエデでした。

5つに分裂し、先が動物のしっぽのように長く伸びます。

 

オオカメノキ(大亀の木)、別名ムシカリ

名前の由来
オオカメノキ・・・卵円形の大きな葉を亀の甲羅に見立てたのが和名の由来。
ムシカリ・・・ハムシの一種が葉の葉脈だけ残して葉脈標本のように食べてしまうことが
        多いことから、「虫食われ」が転訛し、ムシカリに。
 

ところ変われば、植物も変わる。一生勉強が続きます。

 

 

前々回に投稿したブログ「糸島市のアオバズクと浜坊2022年7月6日」の中で

ネムノキの花をご紹介しました。(写真1)・・・これは正しい

そして、ネムノキの葉の写真も(写真2)・・・すみません!これ間違っていました。ごめんなさい。

 

(写真1)

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(写真2)

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(写真1)と(写真2)で、葉の形を見比べてみると、明らかに違います。

 

(写真1)の葉が、ネムノキの葉で、

小さな葉(小葉)の形を見ると左右非対称で刃物のような形(包丁形)です。

 

(写真2)の小さな葉(小葉)は左右対称の卵型です。

実はこれ、ハリエンジュ(別名ニセアカシア)でした。

 

ちなみに、次の(写真3)は、(写真2)を拡大したもの。

ハリエンジュの小葉の先の小さな出っ張り(赤丸)、わかりますか?

植物の本には「小葉の先端は、わずかに凹み微突起がある」と書いてあります。

 

(写真3)

 
こんな細かいところまで観察してわかっているなんて、すごい!


以上、訂正でした。

間違えないようにこれからも精進していきます。

 

福岡県の最高峰、釈迦岳(1230m)での植物観察会です。
 

実が四角のマユミ

 

 

ミズナラ

 

サルナシは葉柄が赤紫色、よく似ているマタタビは開花期頃から葉の先が白色化する

 

クマシデ

 

ナガバモミジイチゴ

 

肩に止まったヒグラシ

周りでしきりに鳴いていたのはエゾハルゼミでした。

 

 

ツクシマムシグサ(筑紫蝮草)

ここの「さすまた」のような茎の形が特徴です

 

ナルコユリ

 

ママコナの葉

 

ベニドウダン

 

ミヤマシグレ(深山時雨)

名前の由来:「シグレ」は「シブレ」が転化したもの。 シブレはガマズミのこと、
深山に生えるガマズミという意味で名づけられた

 

 

まだまだ、続きます。

 

 

 

糸島市の鎮守の杜に、今年もアオバズクが訪れました!

ミミズク(フクロウ)の仲間です

 

友人からもたらったアオバズクの写真、オス

 

こちらはアオバズクの雌、もうすぐヒナが姿を見せてくれるはずです

 

 

雷山川下流、通称、泉川の両岸に730本以上のハマボウ、福岡県最大の群落

 

福岡県の天然記念物、糸島市の花

 

ハマボウ(浜朴あるいは黄槿)

 

アオイ科フヨウ属の落葉低木、朝咲いて夕方にしぼむ「一日花」

 

コマツナギ(駒繋)、馬を繋げるほど茎が強いことに由来。葉は7~13個の奇数羽状複葉

 

ランタナ

 

コガネグモ

 

 

 

 

ヒメヒオウギズイセン

 

ミヤコグサ

 

 

 

 

若いカマキリ

 

 

ネムノキの葉

 

ネムノキの花、赤く細いのが雄しべ、白く細いのが雌しべ

 

セリ科のシシウドに付く、アカスジカメムシ

 

 

友人からもらった、二見ケ浦に沈む夕日

 
 
 

 

RKBテレビ、サンデーウォッチの中継で、北九州市小倉南区の平尾台に行きました。

 

お昼前の気温は30℃前後。

やっぱり標高が400メートル前後と高い分、平地よりは涼しいです。風もありました。

実は、1番の目的は鍾乳洞の中の涼しさ。1年中18℃前後という千仏鍾乳洞の中に

入ったのですが、中継の先送りなどでバタバタして、写真が1枚も取れませんでした。

と言うことで、今回も、自然を中心にご紹介❗️

 

ムラサキツメクサ

 

ヘラオオバコ

 

せり科のヨロイグサ(鎧草)、確かに鎧を着ているようです

 

別名オオシシウド、高さ1〜3mにもなる

 

ウツボグサ、花穂の形が弓矢を束ねて入れる漆塗りの靭(うつぼ)に似ていることに由来。 

花穂が松傘や虚無僧の笠に似ていることから「松傘草」「虚無僧草」の別名もある。 

また、郭公(かっこう)の鳴くころから咲き始めるため、「郭公花」「郭公草」の名でも呼ばれる。

 

オカトラノオ

 

カセンソウ(歌仙草)

名前の由来は、歌仙(和歌に秀でた人)が乗った車の車輪を連想から。

 

奥に、ネムノキが見える

 

セグロイナゴ終齢幼虫、翅が生えていないところ以外はほぼ成虫と同じ外見

 

 

 

 

ミヤコグサ(都草)、むかし京の都の大仏のまえ、耳塚(みみづか)のあたりにはびこっていたので

都草と名付けられた。別名コガネバナ(黄金花)

 

コマツナギ

 

ワルナスビ、トゲが鋭い

 

 

ヒメジョオン

 

 

 

この日、福岡市の最高気温は36.3℃、今年一番の暑さ、今年初の猛暑日(35℃以上)となり、
少し外を歩いただけでもクラクラします。
予定されていた三国ケ丘の自然観察会は、熱中症のおそれがあるということで中止になりました。
 
 

参加したのは、

植物友の会の「外来種の勉強会」

こちらは室内ですので、安全、快適です。

 

赤と白の花があるので、源平小菊と呼ばれますが、正式名はペラペラヨメナ。
薄っぺらい名前ですね。中央アメリカ原産です。
 
鋸歯があるトウニンジンボク、原産は中国
 
セイヨウニンジンボク、葉は全縁、原産は地中海沿岸地域
 
西洋ノコギリソウ、ヨーロッパ原産
 
ハナハギ(花萩)、雲南萩、すべての葉に托葉があるのが特徴
 

ヤナギバルイラソウ(柳葉ルイラ草)、メキシコ原産

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ハゴロモモ、別名フサジュンサイ

 

羽衣藻、北アメリカ原産

 

シラサギカヤツリグサ、

シラサギカヤツリとも呼ばれます

 

ナガバミズアオイ、北米~南米原産

 

 

勉強会の後、

3日後に九州上陸のおそれがある台風4号の説明会で福岡管区気象台へ
 
ここからは、道すがらの野外研修です。

ルリマツリ、原産地は南アフリカで、熱帯性の花木のため、暑さには強い

 

ルリマツリ(瑠璃茉莉)

 

キバナニワゼキショウ、北アメリカ原産の帰化植物

 

今日は、まもなく襲来する台風に備えて

早めに切り上げました。