〝もんじゅ〟でも、ずさんな管理体制を指摘され続けた日本原子力研究開発機構。
実験炉〝もんじゅ〟政府、廃炉で最終調整 〝偽りの核燃料サイクル〟未完のまま幕?

更に、原研・人形峠環境技術センターには、即死レベルの猛毒フッ化ウランが3843トン・・
鳥取地震:一時外部電源喪失の元ウラン濃縮施設には、猛毒フッ化ウランが3843t

なぜ、このような事故を起こしたのか? 原研の存廃も含め 充分な検証が必要だろう。

作業員が吸い込んだプルトニウム239の半減期は2万4千年。
プルトニウム-239(239Pu)
1

点滴などで体外排出を試みるようだが、経口汚染と比べ 経気道汚染での体外排出は容易ではないようだ。
原子力施設による健康影響・放射線障害に対する治療法
JOC事故のような最悪の結末にはならないだろうが、今後の経過は予断を許さない。

長崎原爆で亡くなった被爆者の体内には、被爆から60年経っても〝死の灰〟が・・
放射能は、そう簡単に去ってはくれない。福島の被ばく者へも、息の長い医療サポートが必要だろう。

3


「被曝医療に詳しい、国際医療福祉大クリニックの鈴木元院長は「2万2千ベクレルは量としては多い。肺に入ったプルトニウムは、1週間から10日かけて化学薬品を霧状にして吸入させたり、点滴したりして排出させる。その後、体内に残っている量を調べて健康への影響のリスクを判断しなければならない」と話す。」
作業員の肺から2万2千ベクレルのプルトニウム・朝日新聞

関連記事 
NHKスペシャル 被曝治療83日間の記録 〜東海村臨界事故〜 (2001年)
死人に口なし?「もんじゅ」動燃幹部の不審死で?20年延命
「使い捨て」にされたウラン鉱床跡*人形峠から福島見れば。

 BUZZAP!より
日本原子力研究機構の放射性物質汚染事故で作業員の肺から2万2000ベクレル計測、国内最悪の内部被ばくに
2

【茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の核燃料研究施設で発生した放射性物質による汚染事故

プルトニウムやウランを含む放射性物質の粉末が入った袋が破裂し、作業員5人の手袋や服などが汚染されたとされていますが、当初の報道とは打って変わって深刻な事態であることが明らかになりました。

肺から最大2万2000ベクレル 5人搬送 内部被ばく検査へ | NHKニュース

NHKの報道によると、6日に発生した汚染事故を受け、体外に出てくる放射線を測定する機器で作業員を調べたところ、1人の肺から最大2万2000ベクレルの放射性物質が計測されたことを文部科学省が明かしたそうです。

これは6日の時点で作業員3人の鼻の中から確認された最大24ベクレルの放射性物質の1000倍近い数字。原子力規制庁によると、この放射性物質は「プルトニウム239」だとされています。

なお、プルトニウム239の半減期は2.41万年で、市民団体「原子力資料情報室」がまとめた資料によると、経口よりも肺に取り込んだ場合の危険性が高く、アルファ線による内部被曝が問題となるとのこと。

10000ベクレルの不溶性酸化物を吸入した時の実効線量は83ミリシーベルトとされており、今回作業員の肺から検出された「最大2万2000ベクレル」という数字が決して楽観視できるものではないことが分かります。】

 サンスポより
作業員の肺からプルトニウム「半端な被ばく量でない」 原子力機構研究棟で吸引か
【日本原子力研究開発機構の「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)の燃料研究棟で6日、放射性物質が付着した男性作業員5人のうち1人の肺から最大約2万2000ベクレルの放射性物質が計測されたことが7日、機構への取材でわかった。放射性物質はプルトニウム239で、吸引したとみられる。原子力規制委員会の委員は定例会合で「半端な被ばく量ではなく、事態は軽微ではない」と述べた。

 肺から計測された作業員は50代の機構職員。機構は7日、検査の必要があるとして、5人を千葉市にある放射線医学総合研究所の緊急被ばく医療施設に搬送した。5人は放射性物質を体外に排出させる薬を投与された。

 機構によると、作業員5人は、6日午前11時15分ごろ、燃料研究棟で機器の点検中、放射性物質の飛散を防止する室内で貯蔵容器を開けると中のビニールバッグが破裂。入っていた放射性物質300グラム弱の一部が漏れたとみられる。】

 NHKニュースWEBより
肺から最大2万2000ベクレル 5人搬送 内部被ばく検査へ
【「被ばく限度を超えるのはほぼ確実

日本原子力研究開発機構の核燃料の研究施設で、袋の中から放射性物質の粉末が漏れ出し、作業員5人の手袋や服などが汚染されたトラブルで作業員の1人の肺から2万2000ベクレルの放射性物質が計測されたことが7日の原子力規制委員会で報告されました。

これについて、規制委員会の放射線の安全規制が専門の伴信彦委員は「肺に吸い込んだ放射性物質の測定で、こうした値が出てくるのは半端な状況ではなく、作業員の被ばく限度を超えるのはほぼ確実だ。だからといって、命に関わる急性影響が出るということではないと思うが、事態としては決して軽微なものではない」と述べました。

2万2000ベクレル 聞いたことがなく大きな値

内部被ばくの問題に詳しい量子科学技術研究開発機構の明石真言執行役は「2万2000ベクレルという数字は、事実なら国内では私は聞いたことがなく大きな値だ。ただ、健康への影響については体内に取り込んだ放射性物質がどのような核種なのかによって数倍違ってくるので評価のためにはこうした点を明らかにする必要がある」と話しています。】一部抜粋