ついに「伊予灘ものがたり」への乗車が、50回に達しました!
わたしが一番好きな観光列車は、JR四国の「伊予灘ものがたり」です。
ハマり過ぎて、乗った回数が、このたび50回になりました。
★一生懸命さに魅かれる
始めて乗ったのは、運転開始から約1か月後の2014年8月でした。
この時は、アテンダントさんは、一生懸命に笑顔で応対していました。
でも不慣れなのは否めず、予約制料理をワゴンに載せて運ぶ際には全く余裕がなく、話しかけるのを躊躇してしまいました。
揺らしちゃいけない料理を運ぶことだけに目が行って、周りの客を察する余裕まではなかったのです。
でも、他の路線では見られない凄い一生懸命さに感激して、気分良く帰りました。
↑松山駅で背筋を伸ばして立つアテンダントさん
★覚えてくれた
感激したので、半年後にも乗りに行きました。
食事券を渡す際に、アテンダントさんと私の目が合いました。すると「あっ!またご乗車いただきありがとうございます」と言ってくれたのです。半年たっても、覚えてくれるのは、感激してしまいます。
私が何度も乗ってきた他の観光列車でも、2度目の乗車の際には、覚えてくれています。
ただし予約制のため、「名前」も「前回乗った時期」などを登録できるのです。前回応対したアテンダントが休みの日でも、「この前は紅葉の季節でしたけど、今度は若葉の時期にご乗車ですね」などと、話しかけることもできるのです。
「伊予灘ものがたり」は、食事を予約しても、名前などは登録されません。それなのに、覚えてもらえるのは嬉しいのです。
↑双海編の食事(2019年9月)
★食事・景色よりも「人」
もちろん、美味しい食事、落ち着いた車内、美しい伊予灘の景色も、大きな魅力です。
「車内販売マニア」と名乗るくらいですから、豊富な車内販売も欠かせません。
ただ、観光列車が各地に増えた現在、「食事」や「車両」だけなら、「伊予灘ものがたり」より上と言っても良い列車も、いくつか走るようになりました。
でも、アテンダントさん、そして地元で歓迎してくれる皆さんが、他の観光列車よりも圧倒的に「上」なのです。
だから、何度も松山に飛んで、乗り続けて、50回になったのです。
★つながる気持ち
「伊予灘ものがたり」は運行開始から5年経ちました。
初期の頃に乗務していたアテンダントさんの多くは、「卒業」していきました。
多くのアテンダントさんは、JR四国に正規採用された最初の部署が、観光列車のアテンダントなのです。
アテンダント専門の職員を採用する選択肢もありましたが、社員がアテンダントを務めるのは成功したと思います。
他の観光列車に乗ると、一般の駅員や車掌が観光列車のアテンダントに対する理解が低いと思わせる場面を、何度も見てきました。車掌や駅員として勤務していたJR四国の職員が、アテンダントさんになることで、「ヨソモノが新しいこと始めたぞ」という印象を弱めたと思います。(それにしても、初期のアテンダントさんは、不慣れな仕事を大きなプレッシャーを抱えながら進めるのは、大変な重圧だっただろうと思います)
新しいアテンダントも、「先輩」の頑張る姿を見て、立派な仕事っぷりを吸収して、いきました。
一般論ですが、1人の先輩の仕事を新人が見るより、5人のタイプの違う先輩が仕事をするのを見る方が、技や心構えを自分のものにするのに圧倒的に役立つでしょう。
★50回の内訳
50回乗車しましたが、出かけたのは19回です。1回出かけて、2本か3本乗るパターンです。
2014年8月【2本】・・・道後編は八幡浜から伊予市だけ席が取れました。
2015年2月【2本】・・・また乗りたくなり、再び出かけました。アテンダントの腕が上がっていました。
2015年4月【3本】・・・アテンダントさんが私を覚えてくれて大感激。 桜がキレイでした。
2015年8月【4本】・・・大洲城で「はたふり」して筋肉痛になりました。
2016年1月【2本】・・・五郎駅でコーヒーをごちそうになりました。お礼を言う立場なのに・・・。
2016年2月【2本】・・・JR西日本乗り放題切符なのに、松山に寄って「伊予灘ものがたり」乗車
2016年3月【4本】・・・キャンセルが出たため結果的に1日4本連続で乗った唯一の日。満足できました。
2016年7月【3本】・・・2周年記念運行に乗車。挨拶やイベントが多くて慌ただしかったです。
2016年12月【2本】・・・道後編では、喜多灘駅でサンタの服で手を振ってみました。
2017年4月【3本】・・・「千年物語」に乗る翌日に乗車。両方とも十分満喫しました。
2017年5月【3本】・・・5月の連休で、すごく混雑していました。
2017年9月【2本】・・・取材で松山に出かけて、同じ日に乗車。運が悪いことばかり。
2018年5月【2本】・・・8か月空きましたが、この間も「千年物語」に2回乗りに行っています。
2018年8月【3本】・・・水害後に「一番乗り」しました。大洲城で旗を振りました。
2018年12月【2本】・・・伊予市駅・市坪駅で手を振る。無理して出かけて夜行バス2連続。体力ズタズタ。
2019年2月【3本】・・・翌日に「青島」で猫と戯れました。この日は大歓迎されました(^^)/
2019年5月【3本】・・・この日も「マツコの知らない世界」に出たため、多くの方に話しかけられました。
2019年7月【2本】・・・5周年記念運行に乗りに行きました。常連さんと過ごして楽しかったです。
2019年9月【3本】・・・そして今回の乗車。
こうしてみると、乗車するのは、年間4回くらいです。単純計算で平均3か月に1回です。
2017年と2018年は、1回出かけたら2日間かけて、「伊予灘ものがたり」と「四国まんなか千年物語」の両方を乗ることが多かったのですが、今年は連休がなかなか取れず「伊予灘ものがたり」だけとなっています。
★私より「上」の人も
私が乗車50本になりました。
でも乗車回数は、私が1位では、ありません。
更に多く乗車している常連さんが多数いるのです。
50本以上「伊予灘ものがたり」に乗ってきた方は、確認できただけで7人もいるのです。
地元の方もいますが、関東周辺から何度も乗りに行っている方も目立ちます。
その多くの方は、食事や車両も素敵だけど、1番の魅力はアテンダントさんや沿線の皆さんが「温かい」点を強調します。
私が1回乗りに行くと、「伊予灘ものがたり」の料金、食事代、東京からの往復交通費、宿泊費など、4万5000円前後かかります。
乗りに行ったのが19回ですから・・・・・掛け算するのが、怖いっ。