乗りまくり!菜の花編【その1】切符購入&乗車まで | 車内販売でございます。

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 ひなまつりの3月3日、私の一番大好きな「伊予灘ものがたり」に乗りに、四国・松山に飛んだ。日帰りの弾丸旅行だ。今回は、「伊予灘ものがたり」を乗りまくった話。
 

【1】急に仕事が休みに
 JR四国の「伊予灘ものがたり」は、観光列車だけあって、土曜・休日だけの運転となっている。しかし、3月3日の「ひなまつり」の日は、平日の木曜日なのに運転される。
 そして、この3月3日は、珍しく仕事が休みになった。そして、格安航空会社のジェットスターが、成田~松山の往復で14100円とかなり安い。
 うーん・・・・・1月、2月と「伊予灘ものがたり」に乗りに行ったが・・・・・、また乗りに行っちゃえ!
 急に休みになると決まったのが、18日前。急いでグリーン指定券を確保しようとしたが、4本のうち2本目の双海編と4本目の道後編は、空席があった。しかし、3本目の八幡浜編は完全に満席だ。まあいいや、その時間に大洲城で旗振りしても良いし。(なお1本目の大洲編が発車する8:26には間に合わない)

【2】八幡浜編をキャンセル待ち
 できれば、八幡浜編も乗りたいと思った。料理が予約できるギリギリの4日前には、駅と時間を変えて5回もキャンセルがないか叩いてもらったが、空席は出ていなかった。残念。
 
 ところが、2日前の3月1日に、池袋駅で確認したら、キャンセルが出ていた。席は1人で乗るには最高の5A席だ。隣の席と少し離れていて、窓枠と席のズレがなく景色を見やすい理想の席だ。料理の予約は間に合わないが、乗れれば十分だ。
 よし、これで3本続けて乗れるぞ。

【3】ジェットスターで成田から松山へ
 往きは、前回と同じく「深夜バス」と「ジェットスター」との組み合わせだ。成田空港6:05にチェックインするには、始発の京成電車でも間に合わないから、深夜バスは重宝する。
 
 早朝4:15ごろに成田空港に着いた。フードコートで時間をつぶした。朝のモーニングメニュー、ハンバーグカレーを今回も注文。
 
 この日の松山行きジェットスターは、空いていた。気体のバランスを保つために、決まった席を移動して欲しいと、2回頼まれた。これだけ安い料金で行けるのだから、気にしないや。
  松山までの経路は、こちらと同じ↓
http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12116342768.html

【4】松山空港に15分早く着いた!チャンス!
 松山空港には、8:15に到着する予定だった。
 ところが実際に機体から降りた時刻は、何と8:03!!到着が12分も早いのだ。遅れることはあっても、早く着くことは想定していなかった。 ここで、ふと頭に浮かんだのは、これだ。
『8:26発の「伊予灘ものがたり・大洲編」に、もしかして間に合うかな?』
 到底間に合わないと思っていた大洲編に、乗れそうな時刻なのだ。
 23分間あれば、タクシー飛ばして松山空港からJR松山駅まで、ギリギリ間に合いそうだ。しかし、
★タクシーは、1800円くらいかかる。ちと高い。
★タクシーが朝の出勤時の渋滞に巻き込まれたらアウト
★松山駅の窓口が行列ができていればアウト
★空席の有無はチェックしてないから、満席ならアウト
でも迷ってはいられない。賭けに出た。ダメでも、損するのはバス代との差額の約1500円だけだ。イケイケ~。
 タクシーに乗った。この個人タクシーの車内は、異常に臭かった。換気しないで変な物を食べたのか?それとも風呂入ってないのか? でも10秒でも早く着きたいから我慢、我慢。
 JR松山駅に着いたのは8:19だ。窓口に行列は・・・よしっ、誰も並んでない、最後の関門は、空席があるかだっ!
 空いててくれ、神様お願い。

【5】大洲編ゲット
 窓口の係員は、「1席だけ空いてます。ただし相席ですよ」と言ってくれた。よしっ、空いてるっ!
 私は4人のボックス席で3対1だと辛いなと思いながら、席番を聞いたら、1D席とのこと。山側の2人席なら問題ないっ。
 これで4本全部、8時間50分間も「伊予灘ものがたり」に乗れることになった。
 
 一番好きな列車「伊予灘ものがたり」とはいえ、4本連続で乗るというのは、シンドイ面がある。
★日帰り弾丸旅行で、徹夜明けだ。体力的に大変なのだ。居眠りをしながらでは、もったいないし、みっともない。
★アテンダントさんとは、長時間顔を合わせ続けるわけだから、「ウザいオヤジだな」と思われないように、しなくては。テンション上げすぎてはいけない。気を引き締めなくては。

 4本連続のグリーン指定券を並べてみた。いくらマニアでも、4本連続なんて、我ながらよくやるなと感じる。焼肉食べ放題でも、苦しみながら腹いっぱい食べないと気が済まないから。
 なお、席がギリギリだった大洲編と八幡浜編は、直前にキャンセル待ちを確保しての利用だから、私が乗ったからと言って、一般市民が乗れなくなったわけではないので念のため。

【6】買った切符
 二往復するなら、便利な切符がある。「内子・大洲街並散策1日パス」2780円だ。松山から伊予大洲まで、特急自由席を含めて乗り放題の切符だ。「伊予灘ものがたり」に乗るには、別途グリーン指定券が必要だが、それでも2往復するなら安い。
 
 鉄道マニアは、安い出費でたくさん乗ろうとする性がある。「こんな切符をこんなふうに使って、俺って物知り~♪」という感覚、私も持っていることを否定はしないけど。
 八幡浜編と道後編は、フリー区間をはみ出て八幡浜まで走る。はみ出た分だけ乗り越しした。
 

【7】菜の花編スタート
 3月3日の「伊予灘ものがたり」は、「菜の花編」と呼ばれている。去年の4月3日に「桜編」が運転されたが、今回も菜の花が咲く季節の臨時運転だから「菜の花編」と別名をつけたようだ。
 もちろん、普段通り4本の運転なので、最初の列車は「大洲編」でもあり「菜の花編」でもあったわけだ。
 
 実際に、海沿いに菜の花が咲いている光景は、本当に鮮やかで美しかった。この日は、よく晴れていて、更に綺麗に見えた。

 徹夜明けで、体力が持たない。この先はまた後日にさせていだく。