「車内で注文できる飲み物&食べ物」~伊予灘ものがたり~ | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 愛媛県を走るJR四国の「伊予灘ものがたり」は、私が最も大好きな観光列車だ。2014年7月に走り始めて以来、6回愛媛に出かけ、15回乗車した。(実は先週、西日本を乗り鉄する途中で、広島から船で愛媛に渡って乗って来たんですよ)
 「伊予灘ものがたり」の大きな魅力は、地元の食材を活かした美味しい「食事」だ。この「食事」は、ぜひ予約して、綺麗な景色を眺めながら味わいたい。

  ところが、「食事」を食べられない場合もある。たとえば・・・
(1)予約期限の「4日前」に間に合わない時。
食事は4日前までの予約が必要だ。3日前にキャンセルが出て座席を確保できたら、乗ることはできても、予約制の料理は食べられない。
(2)連続して乗車する時。
「大洲編」「双海編」に続けて乗って往復する場合、よほど大食いでない限り、続けて食事をするのは、厳しいだろう。
(3)途中駅から乗車する時。
食事を予約する場合は、全区間乗るのが建前だ。途中停車駅の下灘で乗り降りする場合は、食事なしとなる。
 このように「食事なし」の場合は、「伊予灘ものがたり」の魅力が半減になるかというと、そうでもない。なぜなら、様々な飲み物&食べ物が、列車内で注文できるからだ。今回は、予約なしで車内で注文できるメニューの話。
 なお、★の数は、独断と偏見に満ちた個人的なお勧め度だ。

◆◆◆ケーキ◆◆◆
【1】エスプリのケーキ★★
  
 「タルト・オ・ショコラ・ア・ラ・カネル」という、地元の有名店「エスプリ」のタルトが注文できる。コーヒーとのセットで1000円也。
タルトは、季節によって中身が違う。このタルトは2月3月限定で、私は初日2月6日の大洲編で注文したから、一番乗りで食べたのだった。昨年夏はグレープフルーツのタルトだった。

【2】門田のケーキ★★★
 
 八幡浜編・道後編限定で、レストラン門田のケーキがある。写真は昨年冬のロールケーキ。時期によって、ケーキの種類が異なる。人気が高く、早めの注文が吉。こちらも、コーヒーなどの飲み物とセットで1000円だ。 

◆◆◆飲み物◆◆◆
【3】コーヒー★★
 
予約制の食事を頼むと、砥部焼の器でコーヒーが出る。(道後編を除く)
でも、コーヒーだけを600円で注文することができる。アイスコーヒーも600円だ。(やや高いけど結構美味いコーヒーだ。トータルで考えると、高くない。)

【4】お茶★★
 
伊予灘物語では、基本的に持ち込んだ飲食物を車内で食べることはできない。水とお茶は構わないのだが、どうせなら車内で買おう。写真のように、ペットボトルのお茶が頼めて、150円だ。乗る前に自動販売機で買うのと、ほとんど変わらない。
 
昨年4月に乗ったときには、冷たい「愛媛の特撰茶」200円を頼んだ。(今はメニューから外れているようだ)

【5】道後サイダー★★
 
地元の「道後サイダー」350円も頼める。やはり、旅行先だとその土地の品を頼みたくなる。写真は、ロールケーキと一緒に頼んだ時の写真。

◆◆◆お酒とつまみ◆◆◆
【6】地ビール★★
 
伊予灘物語がラベルに載っている地ビール・梅錦麦酒ピルスナー650円だ。伊予灘ものがたりのロゴが入ったグラスで飲むと、美味いんだな~。
ビールは、アサヒスーパードライもあるが、愛媛県内(西条工場)で作られたビールになる。地元にこだわる姿勢は、立派だと思う。

【7】地酒セット★★★
 
地元の日本酒が3種類選べる地酒セットもある。つまみとして「花かまぼこ」もついていて、1000円だ。3種類あって、量は少ないもののつまみもついているから、近くの客が食事している時に、地酒をちびちび飲むのは、時間がかかって有難い。
 

【8】カクテル★
 
伊予灘ものがたりオリジナルカクテルも用意されている。車両の色と同じく、黄色い「黄金」と、赤い「茜」があり、共に800円。

【9】じゃこ天★
 
愛媛の特産物「じゃこ天」350円もある。日本酒を飲むなら、特によく合う。

◆◆◆アイス◆◆◆
【10】ミルクアイス★★
 
愛媛県西予市野村町の「のむらミルク工房」が作ったアイス。地元の新鮮な牛乳を使ったアイスで、350円。

【11】みかんアイス★★★
 
同じく「のむらミルク工房」のアイス。ミルクアイスの上に、オレンジの味が乗っていて、2度おいしいアイスだ。こちらも350円。

◆◆◆お菓子◆◆◆
【12】和菓子セット★★★
 
和菓子と飲み物のセット1000円だ。飲み物はコーヒー・紅茶も選べるが、やはり抹茶がお勧めだ。抹茶は、一番上手なアテンダントさんが作ってくれたそうだ。
 
お菓子は季節によって異なる。この2月3月は、西岡菓子補の「つるの子」だ。卵の形をした柔らかいお菓子で、卵のような中身だ。ホントに美味いっ!見た目も鮮やかだ。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 食べ物&飲み物の写真を撮るには、自分で注文するしかない。15回乗って、飲み物&食べ物を20回くらい頼んだが、まだ半分くらいしか写真を撮れない。で、そのうちにメニューに変更があり、完全制覇は到底無理だ。
 伊予灘ものがたりは、予約制の食事が魅力なのだが、予約せずに乗ってから注文する品でも、かなり満足できる水準になっている。予約なしで乗車する人の参考になれば幸いだ。
 
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
《参考》メニュー
なお、メニューは昨年のもの。主なものは変わらないが、今後も少しずつ変わっていくと思う。