パンダとけんちんうどん、見てないオオサンショウウオ、ビャンビャン麺
今の自分の精神状態では愁嘆場を避けたいので、関連ニュースは視ないようにしておりましたが…上野動物園にいたジャイアントパンダのシャオシャオとレイレイ、無事に中国へ渡ったとのこと…そちらでも元気で人気者で
ありますように。
特別パンダファンでもないのですが…パンダが5頭もいた時期に働いていたことはラッキーだったかも…そのころは観に行きませんでしたが、上野で働くのもこの秋かぎりとなった9月と10月、3回ほど上野動物園に行きました。
11月のレイレイ、レイレイの方がシャオシャオより長く待ちました。
なぜかレイレイは後ろ姿を拝む?ことが多かったのです(笑)
同じ日のシャオシャオ、この時はは時間制限なしで見れました。いつまで
穴に入って考え事?のシャオシャオ
この二本脚で立って?顔を上にあげて伸びをするようなポーズ…もちろん
そのままに二足歩行はしませんが、繰り返します。ある時のレイレイは
ひんぱんにこの動きをして、まるでダンスしているように見えました。
気になったので、スタッフの方に訊いてみますと、推定だが、置いてあるエサの水分が少なくなってくるとおいしくなくなるので、「取り替えて!」という飼育員へのアピールと思われるとのことです。
節約のためにいつも家からおにぎりを持っていったのですがその度に心ひかれていたのがパンダ舎近くのレストランのけんちんうどん。


3度目にようやく食べました。これがなかなかおいしいと私は思うのです。
パンダのかまぼこも可愛いですし。

これからはどんな動物がけんちんうどんのかまぼこになるのでしょう。
キリン?サル?ハシビロコウ?…動物たちのけんちんうどん戦国時代のはじまり? これを機会にいろいろな動物の魅力にスポットがあたるといいですね
けんちんうどんぐらい、上野まで行かなくてももっと家の近くでおいしい店を
さがそうと思います。しかしこの秋、行くといつも「公開を中止しています」との
ことでいまだ一度も見ていないのが水族館のオオサンショウウオ。
巨大化する前の超獣ハンザギランと同種ですから、一度見たいのですが
(筆者の書いていることがわからない方は『ウルトラマンA』第47話
『山椒魚の呪い!』をご覧下さい。
番組サイト
ついでですが、家グルメ?で家の近くのファミリーマートで冷凍の𰻞𰻞麺(ビャンビャンめん)買ってみました。

NHKBSで放送された『2時間でまわる兵馬俑』という番組で視てトライしたくなったのです。上にのせた青菜は家にあったものです。

おいしいことはおいしいけれど、とにかく辛くて食べた後、甘いものが
ほしくなりました。
暑い時にはこの辛さが快く感じるかもしれません。夏にリトライしてみようかしら?
ペットボトル湯たんぽにご用心、及び秋冬に楽しんだスイーツ
温かい飲み物のペットボトルに魔法瓶の湯を入れたミニ湯たんぽを時々使っています。11月末の寒い朝、このミニ湯たんぽによると思われるやけどを右の脛に見つけました。あまり痛みはなかったので絆創膏を貼って1週間ほど様子を見ましたが、なかなか治らず、しかもお風呂上りに絆創膏をはがすといやなにおいがするので、感染症?になるかもと怖くなり、12月前半、皮膚科を受診しました。
「やけどから異臭がしたら医者にかかるようにということなので」と看護師さんにいうと「まず患部をお風呂で石けんで洗ってください」と言われました。先生からは「年内は治りませんよ」と宣言され、ショック。湯たんぽのやけどは「変な言い方ですがこんがり焼けてしまってますからね」とのこと。
というわけで軟膏を処方され、お風呂上りにぬり、絆創膏を貼り…面倒でしたが、1月中旬にようやく治りました。やけどの跡は残ってますが、もうあまり水着とかにはならないので気にしません…以上、みっともないお話ですが、これも人生の1ページ。
皮膚科の近くで梅が咲いていました。

ちなみにこの近くのコンビニで時々買うのがヤマザキのミニスナックゴールドのラム・レーズン。レーズンとカスタードの組み合わせがすてき。ちょっと大きすぎて一度に一つは食べられませんが。

ちなみにミニスナックゴールドの普通のタイプは家の近所にも売っているのですが…

ラムレーズンは大きな街へ行かないと売っていません。不思議…。
ちなみに1月後半からは同じ店に行ってもラムレーズンは見かけなくなりました。 一体なぜ?レーズンが不足?
ついでですが、100円ショップで見つけたストロベリーツイストマシュマロが
父に好評でした。マシュマロは歯が悪くても食べやすいので時々買ってやります。

それからクリスマス前に友人から贈られたシュトレン。実に美味でした。これをもらいましたから我が家ではクリスマスには他に特別に何も買いませんでした。本当ラッキー!

ペットボトル湯たんぽは就寝中は使わないことにしましたが、懲りずにパソコン下にはおいています。私も今年は足ではなく、食べるものをこんがり焼きたいと思います(笑)。
『エミリ・ディキンスンのお料理手帖』松尾晋平 監修 / 武田雅子 鵜野ひろ子 共訳
1990年4月 山口書店刊(本体定価2500円)
表紙の写真はこちら(復刊ドットコム)
https://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=49821
アメリカの詩人エミリ・ディキンスン(1830-1886)が得意とした料理についての本。縦24.4㎝ 横24.7㎝ ほぼ正方形、若干横長のペーパーバックであまりみかけない不思議な形状の本です。書籍商の通信販売部で働いていた1997年頃、仕入の係に頼んで取り寄せてもらいました。入荷した時からちょっと古びていて当時の上司に「ずいぶん古い本ね。よく入手できたね」と言われたのを憶えています。

エミリ・ディキンソンについては初めて知ったのは学生時代の英文学の授業、イェイツやエマーソンなどいろいろな詩人や作家を知りましたが特にディキンソンに興味を持ったのは生涯独身で家族と住む屋敷から出ずに隠遁生活を送ったと教わったからでした。当時の私は進路などが思うようにいかず、厭世的になり、自分もエミリのように世間に出ずに閉じこもって生きられたらいいのにと思ったのです。エミリがいつも白いドレスを着ていたというのにも憧れました。

ただし授業の後で先生にきいてみましたが、ディキンソン家はアマースト大学の理事らを輩出する…つまり名家の生まれなのでエミリは働きに出なくてもよかったのでしょう。 私の家ではそうはいかないからあきらめました(笑)。白いドレスもすぐ汚れますし(笑)。

岸田今日子主演でディキンスンの人生を描く一人芝居『アマーストの美女』を観たり、この詩人についての本を読んだりしてエミリは少女時代には活発で、ボストンに行ったり、家から離れた学校で学んでいることも知りました。屋敷から出なくなったのも社会に出るのが怖くてという消極的な心からではなさそうなのです。ちなみに『アマーストの美女』は驚いたことに今でも公演サイトがヒットします。
パルコ劇場サイト
https://stage.parco.jp/program/000506
この芝居の中でも語られますがエミリの詩作は生前には注目されませんでした。『エミリ・ディキンスンのお料理手帖』前書きにも「彼女は当時のアマ-ストの町では、詩人としてよりも、ライ麦入りインディアン・ブレッドとジンジャーブレッドを作るのが上手だということで知られていました」とあります。

第一部『詩人エミリとお料理』の第Ⅰ章では、エミリの料理の腕は家族や友人たちに買われていたこと、ディキンソン家の暮らし、行事、ワイン作りなどについての記述、第Ⅱ章ではエミリが書いた、あるいは用いていたと考えられるジンジャーブレッド、コーンケーキ、プディング類などのレシピが紹介されています。エミリがパンやお菓子を入れて寝室の窓からおろし、庭で遊ぶ子供たちに与えるのに使った籠、ディキンソン家のデカンターとワイングラス、紅茶セットなどの写真もあります。ワイングラスは「ローズ色」とのことで、ブドウの実、葉、つるの模様がすてきですが写真がモノクロなのが残念です。
第一部の最後にはディキンソン家の献立の一例があります。気になるのは病人用の「ビーフティ」―赤身の牛肉を少量で煮出した滋養飲料とありますが、牛すき鍋の煮汁でも同じ効果が得られないでしょうか(笑)。

第二章『詩とレシピ』は左のページにはエミリの代表作の詩を日本語、原語対照で、右のページには料理の写真…写真はカラーですが、影の部分も多く、落ち着いたディキンソン家の雰囲気を感じさせます。表紙の写真は「ライスケーキ」。ケーキもその皿も敷いてある布も似たベージュ色なので、お菓子というより軽食のように感じられます。ちなみに裏表紙はブラックケーキですが、名前ほど黒くはなく、日本でもよく売られているパウンドケーキに似ています。この章の54ページ以降は写真の料理類のレシピを日本でも作りやすいようにアレンジして記述しています。

私はこの本の料理を作ったことは一度もなく、もっぱら眺めて楽しんでおります。同じく文学関連の手芸、料理関連本である『赤毛のアンの絵本』のカラーページのように花やレースやピンク色全開の華やかさはありません。でも
青いガラスの脚付き皿に載せられた白いプディング『ホウムステッド・シャルロット・リュス』や透明なグラスで固まったワインゼリーの写真は美しく、同じページの「不可能はワインのように味わった者を高揚させる…」と写真と関連ありげな詩の言葉もかみしめています。ちなみに日本で漫画の題名になったクローバーと蜂の詩はブラックケーキの写真のページにあります。亡くなった母もこの本をパラパラと見て「すてきな本だね」と言っていました。

ここまで書いてきて気がついたのですが、同じ類の本で家にあるのは『赤毛のアンの手作り絵本』(鎌倉書房)と『メアリー・ポピンズのお料理教室』(文化出版局)と思っていましたが、アンとメアリー・ポピンズは架空の人ですが、エミリ・ディキンソンは実在したのですから少しこれら2点とは意味合いがちがうのかもしれません。
エミリの詩を原語でしっかり味わえる英語力が筆者にはないのですが、そのわかるようなわからないようなところに生きるつらさが吸い込まれていくように感じます。

「捕らわれの身ですって、バラの救援を送り込みましょう」という詩にちなんだバラだけはピンクですがその他はエミリ・ディキンソンの白いドレスにちなんで白い花の写真を入れてみました。
2026年の初買い、その他秋冬に買った品々
初買いなどというおめでたいものではございませんが、2026年初めての記録しておきたい
買い物はシュレッダー。11月頃から電源が入らなくなっていました。10年以上前、
父が買ったものですから寿命なのでしょう。オフィスにあってもいいような大きさで最近では父の机のサイドテーブル代わりとなっていました。私は家にはシュレッダーばさみが2つあるからもう買わなくていいのでは、電動にしても卓上用の小さなもので十分と思っておりましたが、父は今までのものと同じくらいの大きさがあった方がいいと言いはります。小さいとすぐくずを捨てなくてはならないので面倒だというのです。とうとう根負けして正月3日に家電量販店に行き、今までのものと同じメーカーの同じ形の一回り?小さいものを買いました。歩行困難な父は店に行けないので「前のと同じ大きさのはなかった」と
いうことにしました。実際に私が行った家に最も近い量販店に陳列されているものでは
これで2番目の大きさなのです。

母が着ていたウールジャケットの袖をカットして縫い、シュレッダーのほこり除けカバーを
作りました。父に母がそばにいるような気分になってほしいです。

それから年末に届けてもらったのが新しい固定電話。

家計が厳しいので固定電話は解約しようかと私は思うのですが、弟は「何かあった時のためにあった方がいい」というのです。また父がガラケーを持っているのですが、それを使うのがだんだん難しくなってきています。使い方を忘れる…どころかケータイをいじって
「テレビが消えなくなった」「電灯のスイッチが切れない」とか言います。
父の友人たちも「携帯の番号を教えたはず」だけど固定電話にかけてくる…80~90代の
方が多いので新しいことをおぼえるのが大変なようで、しかたないので父が家に
いるうちは固定電話を持ち続けることにしました。
留守電機能以外は、なるべくシンプルな機種を選びました。価格は18000円ほど
メーカーは弟が好きなパナソニック。今までのものはファックス兼用でわりと場所を
とっていました。2018年に亡くなった母は遠方の友人と時々ファクスでやりとりを
していたようですが、母の死後ファックスはほとんど使っていませんでした。だから
かなり前からシンプルなものへの買い替えを提案していたのですが、これも父と弟が
何か買ったり、イベントの申し込みなどにファックスもあった方がいいと言い、論争?の末
昨年暮れにファックス廃止が決まりました。
父が入浴の時、脱衣所が寒いというので、『アーバンホットスリム』なるパネルヒーターを買いました。
ただ父はこれを使っても満足しません。脱衣所兼洗面所にずっと置くのはじゃまなので、通常は私の部屋に置いて使っています。
ちなみに父の入浴スタイルは服をぬぐとまず湯舟に使って体を温めてからシャワーで体を洗い、その後また湯舟で温まる…というもの。髪、背中、足先を自分で洗うのが困難になってきているので私が手伝うのですが、最近それを嫌がるのです。
「洗うとまた入らなきゃならないから」湯舟に一度使っただけで出ようとするのです。
つまり2回湯舟から出入りするのが90歳にとっては大変なのですね。というわけで入浴もあるデイサービスに行ってもらい、家のお風呂は本人が望むようにあったまるだけに
する方向で考えています。
これは昨年11月に買ったのですが、ブラックフォーマルのバッグのセット。
不祝儀の時に使うつもりでいた祖母の形見の黒いがま口バッグの裏地が剥げてきているのに気づきましたので。近日中使う予定はなさそうなのですが、祝儀より不祝儀が多くなるであろう今後の人生への備えと申しましょうか。こうした備えをちゃんとしておくと案外こういうことは起こらないかも?という淡い期待もあります。
靴も合皮の黒いパンプスはありますけれど、布の黒パンプスも買おうか…などという気が起きてきて困っております。失業しているのに…あるいはそういうストレスがかかっている状態だからこそなのか、今、私は何かを買いたくなりやすい心理状態のようです。
長い間働いた疲れがどっと出ている上に父の認知症状、これからの不安などで
ややうつ状態かなと思っています。気持ちが不安定ですからうつがひょんなことから
一時的躁になり、ものを買い過ぎたりしそうで怖いです。先週、心療内科へ行って
以前服用していた薬などを少量処方してもらったせいか、
少し気持ちが落ち着きつつある感じがします。
『ぜんぶ、北斎のしわざでした』展完結編 『東都勝景一覧』『日新除魔図』耕書堂店頭の図等
『北斎のしわざでした』展の完結編です
展覧会サイト
北斎の絵は墨摺(白黒)でも物語を感じさせて見入ってしまいますが、家に飾るなら?やはり彩色されているものがいいですね。
『東都勝景一覧』隅田川…ガラスケースの中で斜めからの写真しか撮れませんでした。風になびく着物と帯が美しいですね
色刷り版本についての説明
同じく『東都勝景一覧』の雪景色
同じく『東都勝景一覧』の深川八幡祭礼
同じく『東都勝景一覧』右側後の花魁の帯が素敵…『べらぼう』大河ドラマ館の花魁マネキンもこれを参考にした着物を着せてほしかったかも

その大河ドラマ『べらぼう』の舞台耕書堂の図
1802年発行の絵なのでドラマの主人公蔦屋重三郎(1750年 - 1797年)は既に亡くなっています。そのせいか少し狭くごちゃごちゃした店ですけど
楽しそう。『画本東都遊』という本に入っていますから、多くの人が行ってみたいと思う店だったのでしょう。
『東海道五三驛』鞠子の図。疲れきった旅人たち…
『北斎画譜』の花の絵。朝顔とアジサイの水色がきれいだと思いますが、
もしかすると元はもっと濃い青か紫で年月で淡くなったのかしら
『富嶽百景』の『月下の不二』 柳からのぞく満月と富士の風情がいいけれど
鍬を抱えた妻と子供と薪を背負う夫…家族の温かさが感じられる『滝越の不二』
『窓中の不二』窓に向けた机の上で書き物か読み物に疲れてストレッチ?
をする男…傍らに火鉢…こんなふうに窓から絶景が見られるところに
住めたらいいな…気にいった絵なのですが、この頃にはひどく疲れていて
ボケた写真しか撮れず残念(笑)。調べてみたらこの絵には彩色された
バージョンが存在するようなので、それを探してみます
北斎が83歳から84歳にかけて「日新たに魔を除く」ことを願い、ほぼ毎朝、獅子や獅子にゆかりのある人物などを日課として描いた『日新除魔図』。
この展覧会の目玉とのこと。これは7月9日、子供を肩車しての獅子舞?
『日新除魔図』について詳しくはこちら
踊る獅子?
獅子の張りぼて?を作る人
7月29日、読書する獅子?
着物を着こんで提灯を持って刀も差して人間に化けたけど正体が
ばれてしまった獅子…ゴジラにも見えますし、こういう宇宙人どこかで
見た気もします。
アニメやマンガにつながる絵画表現がすべて「北斎のしわざ」と言えるのか
どうかわかりませんが、見て楽しい展覧会でした。
ブログを書いていて図録、アマゾンで買えるから買っとこうかな
という気が起きて困っています…これ以上ものを増やさないように
しなきゃ。
『ぜんぶ、北斎のしわざでした』展 その4 『北斎漫画』 ホウキに乗る人?
『北斎のしわざでした』展の続きです。(まだ書くの?)
展覧会サイト
現代のアニメやマンガにつながる『北斎漫画』のギャグについての説明です。


説明の中でふれられている妲己と孫悟空。妲己は殷の王妃、孫悟空は唐の太宗の時代に生きた玄奘の弟子ということになっているので時空を越えてます。
でもこの絵あまり対決しているようには見えません。孫悟空は分身を飛ばしてますが、妲己は優雅な?面持ち、しっぽがあるけど美人です。
切腹中の塩谷判官のそばにガマが待機?しているのはガマの油で止血するため? 少し考えないとわからないギャグ?

それより『江戸のくらし』コーナーにある幽霊を見て驚いている人…

ほうきにまたがっている(魔女の修行?)人がいるこちらの絵がギャグっぽいです。

このコーナーにあった酔いつぶれている人らの絵
大名行列の面々
桶、籠、織機などの暮らしの道具の絵(静物画?)
建物の絵
建物、道具についての説明
続いて北斎漫画中の神仏についての説明
アメノウズメノミコトと猿田彦太神
2ページ縦構図、迫力の正八幡大菩薩
『北斎漫画』の怪奇のコーナーにあった「玉手箱のまちがい」の図
玉手箱のまちがいでやさ男の青年からむくつけき中年になった浦島太郎?
舟幽霊と海坊主
いろいろな妖怪たち…でものんびり手を後ろに組んでる人もいて、どこかとぼけてる…

『北斎漫画』の中では神様でも妖怪でもどこかにおかしみ?をひそめているような…悲劇のヒーローでさえ、おちょくられているような…
『日中演劇交流展―欧陽予倩・田漢と日本』(早稲田大学演劇博物館)
早稲田大学演劇博物館 2025年度秋季企画展
日中演劇交流展―欧陽予倩・田漢と日本
展覧会サイト
https://enpaku.w.waseda.jp/ex/20108/
地理的にちょっと遠い博物館なので少し迷いましたが、父とデイサービスのことでもめたりして気持ちが落ち込んだので少し遠くへ出かけようと思い、
鑑賞しました。

20世紀前半に日本に留学し、中国の演劇界で活躍した欧陽予倩(おうようよせん1889-1962、留学期間1904-1910、劇作家、俳優、映画監督)、田漢(でんかん1898-1968、留学期間1916-1922、劇作家、作詞家、詩人)を中心に日中の演劇人の交流をたどる展覧会。

展覧会の序章『江戸時代に伝来した中国演劇』から興味深く見ました。日本で初めてコーヒーを試飲した人物とも言われる太田南畝は公務で長崎に行った時、中国演劇を観たことを書いているとのこと。直接観劇できたのはごく限られた人のみでしたが、新井白石、荻生徂徠、曲亭馬琴らの中国の戯曲名が見られる著作が展示されていました。日本の戯曲を中国の戯曲に倣って翻訳、翻案した『四鳴蝉』(都賀庭鐘撰)については初めて知りました。
読めたら面白そうですね。
これは2F廊下に設けられた記念写真コーナー。

展覧会の説明によると「欧陽予倩の留学時代と田漢のそれとの間に大きな時間のへだたりはないものの、その間に中国と日本の情勢は大きく変わっていた」とのこと。中国では清朝が滅亡して中華民国の時代になり、日本は明治が終わって大正デモクラシーが盛り上がり、新劇が全盛期になっていました。この時期の人物で個人的におなじみ?なのが島村抱月と松井須磨子。田漢も須磨子による新劇の上演に夢中になったとのこと。ことに松井須磨子が自殺した1919年1月の芸術座公演『肉店/カルメン』のプログラムの現物はじっと見てしまいした。「田漢にも強烈な印象を与えたと推測される」と説明にありました。
プッチーニのオペラで知られる『トスカ』の原作はもともとサルドゥという作の戯曲、日本で翻案された時の題は『熱血』あるいは『熱涙』、日本で上演した時、俳優でもある欧陽予倩はヒロインを演じたそうです。
欧陽予倩、田漢が日本語から中国語に翻訳、刊行したもののリストを見ていると、読んでみたいと思う作品がたくさんありました。菊池寛『海の勇者』、『温泉場小景』、谷崎潤一郎の『麒麟』『前科者』、山本有三『嬰児殺し』、秋田雨雀『棺を囲む人々』等など。逆に欧陽予倩作の『忠王李秀成』、田漢作の『午饭之前』(昼飯の前)『名优之死』(名優の死)『咖啡店之一夜』(カフェの一夜)などが日本語訳されているので図書館で探してみようと思います。
セリフの中文訳例もいくつか出ていました。菊池寛の『父帰る』の「仕立物を届けに行った」というセリフは中国語で「送衣服去了」。谷崎潤一郎『無明と愛染』の中文題は『空与色』。翻訳は興味深いですね。
1Fの六世中村歌右衛門記念特別展示室の『北大路欣也』展も見てしまいました。ここは等身大パネルとソフトバンクのCMに出てきた『しゃべるお父さん犬』のみ写真撮影がゆるされていました。

『北大路欣也』展サイト
https://enpaku.w.waseda.jp/ex/20130/

常設展示の3Fも一回り。展示室に向かって廊下の左端の階段を昇ったところにドレスを来た女性の記念撮影用パネルがありました。
こんなふうにバルコニー風のところに立っているからジュリエットかなと思ったのですが…マリー・アントワネットでした。セリフの吹き出しも用意されています。
アントワネットも演劇と縁の深い人物ではありますが、エリザベス朝の劇場を模して造られた坪内逍遥記念の博物館なのですから、ジュリエットかオフィーリアかマクベス夫人にしてほしかったかも。

ちなみに廊下の右側の端には坪内逍遥の記念撮影用パネルがありました。


演劇博物館のすぐ隣にできた早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)で開催されていた『黒人女性の文学とジャズ展―ブラック・フェミニズムをたどる』も見学しました。

同館サイト
https://www.waseda.jp/culture/wihl/other/11095
『北大路欣也』展のチラシを持ち帰って父に見せたら「字が細かいな」と
いいながらも若干喜んでくれたのがこの日の収穫でした。
『北斎のしわざでした。展』その3 『北斎漫画』…夢見る関羽? 仏御前がのっぺらぼう?
2025年11月鑑賞の『北斎のしわざでした。展』の続きです。
展覧会サイト
https://hokusai2025.jp/
この展覧会には『北斎漫画』が多く出ていました。何と64年にわたって刊行されてきたロングセラーとのことです。
雷様がケガして…

仰天する面々
文化13年の北斎漫画3編…西行、山部赤人に葵の上、時代も実在かどうかもバラバラな人の集まり?
2編の扉絵は鳳凰
3編の扉絵は二人の子供
6編の扉絵
3編の植物部分
北斎漫画12編奥付
5編の奥付は関羽…夢見る乙女みたいに手を組んでいるのは
中華時代劇などでもよくみる相手に敬意を表すポーズ
説明によれば完結予定だった10編の巻末には本の広告がびっしり。
15編奥付は桃太郎…明治になって出たものらしく奥付の感じがちがいます
北斎の名前の前に「東京府故人」とあります
頻繁に改名したことで知られる北斎ですが、奥付をまとめてみていると
それが実感できて面白いですね。
平家物語のサイドストーリー、右ページの旅姿の美女は清盛に愛された
仏御前。左ページの上に見える二つの笠は仏御前に清盛の寵愛を奪われて
隠棲した祇王と祇女かな?物語世界に引き込まれます。
『北斎漫画』がロングセラーであることと重版を繰り返したことの説明。
そして9編の重版…仏御前がのっぺらぼうに!
隠遁した白拍子たちを訪ねるのっぺらぼう…怪談? そんな創作もできそうですね(笑)
『ぜんぶ、北斎のしわざでした。展』 その2
2025年11月鑑賞の『北斎のしわざでした。展』の続きです。
武者絵本の説明と『和漢絵本魁』の怪鳥のシーン。『帰って来たウルトラマン』に出てくるテロチルスの先祖?でしょうか。「イツマデ、イツマデ」と鳴く怪物、
現代にも現れそう。
同じく『和漢絵本魁』から歌舞伎にもなっている和藤内の虎退治。

同じく『和漢絵本魁』から土蜘蛛退治のシーン
これはストーリーを知らないのですが、『小栗外伝』の勇ましい武闘シーン


『椿説弓張月拾遺』の一場面、何だか宇宙空間で格闘しているみたい。

備後三郎高徳(後醍醐天皇に忠誠を尽くした人とのこと)の絵と北斎の有名な別名「画狂老人」の名のある『和漢絵本魁』の巻末。
書道の楷書、行書、草書の三体を絵画になぞらえた『三体画譜』の説明。


『三体画譜』の象、馬、ウサギ


『三体画譜』のうち、家にほしいのはこの駒鳥と雀の図
小鳥の愛らしさがあふれています。
小鳥を飼いたい気分になります。今は自分が食べるだけで精いっぱいですから無理ですが。
HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展(2025年の残務?)
新しい年を迎えましたが、ブログの方はまだ昨年の残務が終わりません(笑)。
見てよかった展覧会ではあるのですが、あまりに展示が盛り沢山でどうまとめたらよいかがわからず、今までブログに書けなかったのが『HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展』昨年11月12日に鑑賞いたしました。
特別、北斎ファンでもないし、アニメやまんがにも特に詳しくない私ですが、
気になって見てしまいました。楽しかったのですが、展示物があまりに多く、途中で体力が限界を迎えそうになりました(笑)。
展覧会サイト
https://hokusai2025.jp/
写真撮影がゆるされていたのですが、撮った写真を見返すのも一苦労。
なので何回かに分けて書くことになると思います
「集中線」「ギャグ描写」「アニメ原画」など、現代のマンガやアニメにも通じる表現に着目した新しい展示演出で、200年前の「北斎のしわざ」を展覧する
…というテーマを掲示するパネル。
展覧会チラシやHPにも出ている曲亭馬琴作・葛飾北斎画の読本『椿説弓張月』の一場面。「集中線」の例…ヒーロー物の漫画やアニメによくありますよね。こんなシーン。
浮世絵や江戸時代の本の展覧会は展示物が小さくてわかりにくいことがありますが、この展覧会は本を展示したケースの上に拡大掲示が出るので
わかりやすくてありがたいです。
『椿説弓張月』の説明はこちら
『椿説弓張月前編』のヒーロー源為朝のページ
『椿説弓張月拾遺』より
『新編水滸画伝』の冊子。小さくてわかりにくいのですが
上の大きな掲示で建物が倒壊している迫力が伝わってきます
『新編水滸画伝』の説明はこちら
『新編水滸画伝』の扇になっているページ
『新編水滸画伝』、有名な武松の虎退治シーン
同じく大きな掲示のあった『釈迦御一代記図絵』
同じ場面の冊子の展示
『釈迦御一代記図絵』の説明はこちら」
縦にページを使った釈迦誕生の場面と怪物?出現
効果線の説明
効果線の例『唐詩選画本』
同じく効果線が迫力の『由利稚野居鷹』
同じく左上からの効果線が出ている『新編水滸画伝』『』
ちなみに上記説明に出てくる不気味ながらも愛らしい?河童の絵
本日のところはこの辺で、また整理ができたところからアップします。









































































































