藤井マリsolo公演「未満・続編」 日時 2024年 6月 19日 アルミ箔を生かした舞踏
6月19日水曜夜、成城学園前駅近くのアトリエQ芸術で
藤井マリsolo公演「未満・続編」を鑑賞しました。
藤井マリsolo公演「未満・続編」
日時
2024年 6月 19日 (水曜日)
藤井マリ連続即興ソロ
4/17(水) 5/14(火) 6/19(水)
19:00開演
料金2500円
アトリエQ芸術は日本画家高山辰雄(1912ー2007)の旧宅。日本画家と
言ってもゴーギャンの影響を受け、アッシジの街などを描いている人のせいか、邸宅は洋風でモダン。
舞踏が行われた地下のワインセラーの照明器具もアンティーク調。
地下ですが、大きな窓があり、階段のあるスペースから日光が入ります。
前回来た時には気がつかなかったのですが、この縄がからんでいるような
照明器具の上の壁は鏡張りになっていて、これも光の効果につながるのかしら?
手前のカウンター、画家はここで掛けてワインを楽しんだのかしら?
このカウンターも舞踏に生かされていました。
入ると床に一面にアルミ箔が敷き詰められていました。藤井マリの舞踏は
足首の動きが独特なのですが、動きにあわせてアルミ箔がシャカシャカと音を立てるのに耳を傾けます。
やがてアルミ箔を床から取って棒状にしたり、丸めたり、顔を覆ったり、体に巻き付けたり…
いろいろな形を作って置いていきました。藤井に後できいたら
「お花畑」のつもりとのこと。
カウンターに置かれたアルミ箔、ちらりと青の三角形が見えます。
これはカウンターの窓の外、右側の青いライトによるもの。
日が暮れて暗くなるにつれ、このライトの光が美しく、アルミ箔に映って
輝き、効果的になっていきました。
舞踏が終わった後、いっしょにいた友人がたまたま以前、
音楽活動で会ったことがある人がいるのに気づき、奇遇で
盛り上がりました。
帰りに成城学園駅前の「おでんと一品料理」の店で友人と食事。一人ではなかなか入れないタイプの店でラッキー。
おでん定食もおいしかった…やはりコンビニのとはちがいます。
藤井マリとは通信制大学で知り合い、これまでも中野のテルプシコールなどで観ていますが、ブログにちゃんと書けるのは今回が初めてです。
ところで藤井がアルミ箔を顔につけた時、子供の頃、どこかでこういう宇宙人か何かを見たことがある気がしました。『ウルトラマンA』第22話に登場する宇宙仮面かなと思います。もちろん宇宙仮面氏?は即興で作った感じでは
ありませんが(笑)。 宇宙仮面の仮装をするならアルミ箔は使えますね。
ヨーロッパテイスト?の邸宅に招待された気分になれて、最後は純日本風酒屋でおいしい食事、すてきな初夏の夜でした。