春日井市自転車等駐車対策協議会 資料より抜粋)

(春日井市建設委員協議会 末永けい 質疑)

【末永けい関連質問】

「後期高齢者は、シティバスや公共交通を利用すること自体が非常に困難な状況」等の意見が出ています

地域公共交通網形成計画の策定について

デマンド交通を含めた新たな公共交通網を!各地域の課題・ニーズ抽出や公共交通会議の法定協議会化など

31万人市民の皆さまと新会派かすがい未来(浅野のぼる、末永けい、はせかずや)で春日井を変えよう!

末永けい

自転車活用推進計画を策定するとのことですけども、目的とその内容について伺います。

森都市政策課長 近年、環境への負荷の低減や健康の増進などという観点から、国や愛知県におきまして自転車活用推進に係る取組といたしまして、自転車活用推進計画が策定されております。また、本市におきましても市内の自転車関連の交通事故の割合が、県内平均と比較して若干高いことから、国の計画の目標であります自転車交通の役割拡大による良好な都市環境の形成や、自転車事故のない安全で安心な社会の実現を目指し、自転車通行帯の設置などについて検討するものでございます。

末永けい

今御説明いただきました自転車活用推進計画を策定していく手順について伺いたいと思います。

森都市政策課長 道路の整備状況のほか学校や駅などの施設立地状況、また、自転車関連の事故の状況などから本市の現状を分析いたしまして、自転車等駐車対策協議会に御意見を伺うなどにより、計画策定を進めてまいりたいと考えております。また、計画案につきましては、パブリックコメントを実施してまいります。

末永けい

ちょうど公共交通網形成計画も同時期に並行して策定していくことになるんですけど、地域公共交通会議では、自転車活用推進計画の策定について情報共有を図られているのでしょうか。

森都市政策課長 現在のところ、まだ公共交通会議ではそういった情報共有を行っておりませんが、今年度開催する中で、公共交通会議でも実施の状況については報告をしていきたいと考えております。

末永けい

公共交通網形成計画と自転車活用推進計画は、それぞれ法体系が異なるものの、市民にとっては公共交通も自転車も身近な移動手段であることや、市内でどのような交通ネットワークを形成するかという、重なるところが多いと思われます。両計画を関連性を持たせて議論を進めていく必要があると思いますので、その点よろしくお願いを申し上げます。

 

(過去の実績)空き家管理セミナー

【末永けい関連質問】

春日井市の空き家率は2013年以降愛知県より高くなり急上昇しています

末永けい

空き家管理セミナー、個別相談会の利用組数32組と記載があります。こちらの相談内容と参加者の世代構成について伺います。また、相談内容を今後の市の取組に生かしていく必要があると思いますが、その点について所見を伺いたいと思います。

中村住宅政策課長 空き家に関する個別相談会につきましては、弁護士、建築士、宅地建物取引士などの専門家が、空き家の所有者からのさまざまな不安や相談に答える機会として毎年開催しているところでございます。令和2年1月に開催しました相談会では32組、44名の方から相談があり、主な相談内容は相続や売却、税金関係に関することです。また、相談される方は現在の住居の将来について不安を感じている60代以上の方が32名と多い状況となっています。こうしたことから、市としましても、高齢者世帯の方に対する取組は空き家の増加を抑制していくために必要と考えております。

末永けい

高齢者世帯の方に対する取組は、この空き家の増加を抑制していくために必要ということでしたけれども、私からも、さきの3月議会の一般質問において、高齢者の一人暮らし世帯、いわゆる空き家予備軍への対応の必要性について同趣旨の課題提起をさせていただいたところなんですが。高齢者世帯に対する取り組みとして、具体的にどのようなことを実施していく考えなのかをお尋ねします。

中村住宅政策課長 高齢者世帯の方に対する取組としましては、民生委員の方が訪問する際や空き家セミナーなどを活用し、住居等の不安解消につながるよう相談先となる市窓口の紹介や、実施しています補助制度について周知してまいります。また、今年度に設置します空き家対策協議会で御意見を伺い、必要となる取組について検討してまいります。

 

旧西藤山台小学校施設利活用に関するサウンディング型市場調査の実施について

【末永けい関連質問】

旧西藤山台小学校施設の活用検討について、事業スキーム、事業採算性、事業者ヒアリングの結果など

旧西藤山台小学校施設の利活用についてサウンディング型市場調査を実施し、今後の方向性は?

末永けい

旧西藤山台小学校施設活用に係る民間事業者公募内容検討ですが、これまでに地元住民説明会も開かれているところではあると思うんですが、令和2年度の施設周辺住民アンケートの目的と内容について伺います。

多和田ニュータウン創生課長 今年度のアンケート調査は、生活利便施設の誘導後に、最も施設利用者として期待される方々の御意見をお聞きするために実施するもので、当施設から半径1,000メートル以内にお住まいの方々1,200名へ無作為抽出により郵送し回答をお願いするものです。あわせまして、それ以外の市内在住の方々にも御回答いただけるよう、WEBアンケートも実施いたします。なお、無作為抽出アンケートは5月25日から6月15日まで、WEBアンケートは6月1日から6月22日までの期間を設けて、現在実施しております。

末永けい

サウンディング型市場調査について、サウンディング調査については以前も行っていると思うんですが、令和2年度と前回の違いについて伺います。

多和田ニュータウン創生課長 平成29年度のサウンディング調査は、旧小学校施設の有効活用の方法について、民間の方々に広くお聞きした調査内容となっておりますが、今年度の調査はより具体化し、原則事業用定期借地で市の算定基準に従った普通財産の貸付料などの条件を提示しながら事業提案を求めたいと考えております。民間事業者側の事業参画条件も併せて調査したいと考えております。

末永けい

続いて、こちらの民間活力の導入の状況ですけど、先ほどもやり取りは聞かせていただいたんですが、私以前、民間活力の導入について、市費・税金を投入せずに民間事業者の独立採算で事業を行う前提なのですかというお尋ねをしたところ、当局のほうから民間事業者の独立採算での機能誘導を図ってまいりたいというお答えをいただいていますが、懸念していますのは、第三セクターである高蔵寺まちづくり会社を絡ませて市費を投入するようなことについてですね。こういったことがあると、これは賛同しかねるんですけども、そういったことも含めて税金・市費は使わないという前提でよろしいのか、その点について確認をさせていただきます。

多和田ニュータウン創生課長 これまでの検討に引き続きまして、民間事業者による独立採算による事業実施となるよう検討を進めております。高蔵寺まちづくり株式会社については、エリアマネジメントの視点から当施設への事業参画に関与できないかを考えておりますが、イニシャルコスト、ランニングコストなど、独立採算による事業参画を前提としております。
 なお、これまでの民間事業者ヒアリングの結果として積極的な進出意向は確認できないものの、賃料低減など事業リスクを下げる行政支援次第では出店の可能性があることが確認されておりますので、広く一般的な民間市場性をしっかり把握した上で、高蔵寺まちづくり株式会社を含めまして、民間事業者に対して広く公平性のある行政支援の在り方を検討してまいります。
 ただし、体育館については避難所、投票所の機能を維持することとして地域の皆様と対話をしてまいりましたので、市費を投入し、管理業務を委託する可能性があります。

ビックリマーク第三セクター(高蔵寺まちづくり会社・市職員の天下り先)を絡ませ税金を使うことが良くない理由

【業績急悪化】市はホテルプラザ勝川の経営リスクをいつまで市民に負わせるのでしょうか

中期経営計画なし、CF計算書なし、情報公開規程もなし。春日井市は第三セクターで税金浪費の恐れ

市の公有財産が有効活用されておらず、ホテルプラザ勝川(市の孫会社)への経営指導の中身も見えない

春日井市役所の出資法人等にかかる市民への情報公開の姿勢に積極性がなく由々しき状態です!

勝川駅前の市が所有する部屋の稼働率は6~23%,“市民の財産”を預かる市当局は意識が低すぎでは?

勝川開発は市の指定管理料に頼らない自立した経営が行われなければ株式会社として存在する意義はない

ホテルプラザ勝川は公有不動産を使って営業、更に市から税金まで流れている。いつまで続けるのですか?

 

【末永けい関連質問】

【高蔵寺駅】南口駅前広場・地下道改修設計へ

高蔵寺駅地下道のトイレは日本国有鉄道(現JR)が昭和61年に整備し老朽化しているが、市の対応は?

末永けい

高蔵寺駅南口駅前広場地下道改修設計等について伺います。3月議会のときに、高蔵寺駅地下道のトイレの改修設計について伺ったところ、少し釈然としない部分がありましたので、現在どのような考えで進めているのか、JRとの協議の状況について伺います。

多和田ニュータウン創生課長 現在、高蔵寺駅の地下道にありますトイレにつきましては、旧国鉄、現在のJRが整備し、春日井市が維持管理を行っております。また、トイレ施設及び土地及びその空間はJRの財産でございます。高蔵寺駅周辺再整備事業として駅周辺全体の検討を進める中で、地下道のトイレと北口駅前広場に隣接するふれあい公園のトイレを集約するなど、全体として維持管理費の削減をしながら、JRの土地・空間に市の財産として市がトイレ施設を整備していく方向で協議を進めております。

 

木造住宅無料耐震診断

木造住宅耐震改修費補助

末永けい

木造住宅無料耐震診断、木造住宅耐震改修費補助の部分について伺います。こちらは木造住宅の耐震診断、改修費補助についての実績の記載がありますが、非木造の住宅やマンション・アパートなどの共同住宅への補助についてはどのようになっているのか。内容・実績について伺います。

小林建築指導課長 非木造の住宅に関しましては、昭和56年5月31日以前に着工された一戸建ての住宅や共同住宅などの非木造住宅においては、耐震診断及び耐震改修費の補助を行っております。また、3階以上で延べ面積が1,000平方メートル以上のマンションにおいては設計費の補助も行っております。令和元年度の非木造住宅の耐震診断及び改修の実績につきましては、ございませんでした。

末永けい

実績がないということですが、昭和56年5月31日以前の非木造の住宅については、市内にどれぐらい存在するのか、また、その中で耐震基準、新耐震を満たしていない建物の割合あるいは所有者の人数について伺います。

小林建築指導課長 昭和56年5月31日以前に着工された非木造住宅の戸数に関しましては、本市の耐震改修促進計画に基づくあくまでも推計値となりますが、平成30年度当初で約1万6,000戸でございます。そのうちの約18%が耐震基準を満たしていない住宅となっております。また、所有者につきましては、データがありませんので、把握をしておりません。今年度はその非木造住宅の所有者に対しまして耐震化の啓発を行ってまいります。

末永けい

相当数の耐震基準を満たしていないであろう非木造の住宅があるというふうに推計されるということですので、啓発については力を入れていただきたいなと思っています。その啓発のやり方というか、内容について、もう少しお聞かせください。

小林建築指導課長 旧耐震基準の非木造住宅の所有者に対しましては、耐震改修の必要性や補助制度の概要を示したチラシなどのダイレクトメールを発送しまして、耐震化の促進に努めてまいりたいと考えております。

 

春日井市緑化振興基金

末永けい

緑化振興基金のところですが、積立金89万4,344円。こちらの内訳について伺います。

田中公園緑地課長 昨年は市内スーパーのレジ袋収益金と個人からの寄附になります。

末永けい

令和元年度末に2億3,718万7,682円ということですけども、現在、この基金をどのような事業に使い、毎年どのぐらいの取り崩しがあるのか、おおよその金額について伺います。

田中公園緑地課長 緑化啓発事業であります花のまちづくりコンクールの花苗やさつき展、盆栽展等の事業と、市民の方々が主体的に取り組む緑化活動を支援する緑の奨励金事業に充てており、およそ300万円程度充てております。

末永けい

毎年約300万円ぐらいの支出で、去年の実績ですと90万円の入というペースになりますと、現在の残高を取り崩すとするなら100年以上かかることになりますので、何か活用方法を検討してもいいのではないかなと思うんですけども。その点について何か検討されていることがあれば教えてください。

田中公園緑地課長 引き続き緑化振興基金条例で定める目的のための経費として充ててまいります。

末永けい

条例に基づくのは当然だと思うんですけど、具体的に何か活用策を検討していく考えについて伺います。

田中公園緑地課長 現状の中で、具体的な事業については検討はしておりませんが、今後事業を検討していく中で、この条例で定める目的に沿う事業であると、そういう事業であると判断できる場合にはこういった基金を充てることも視野に入れて考えていきたいと思っております。

末永けい

寄附というのは市民のいろんな御厚意とか、前向きな気持ちでいただいているところだと思いますので、そういったお金をどのように使うのかというのは、市当局のセンスとか、力の見せどころなのかなと思うんですが。目下のところ、ひとつ課題提起をさせていただきたいんですけども、市において桜の木の老朽化問題というのがあると思うんです。春日井市の花は桜ですし、市章の外枠にもなっています。しかし、市の花にもなっている桜の木について、公園などでひどく老朽化して、周辺環境にも悪影響を及ぼしている場合は、近隣の住民から伐採の要望も出ていると思います。一方で、河川などに何十年も前に面的に植えられている桜並木が一斉に老朽化しているという状況も地域でお聞きをしております。現在、単発で伐採した桜の木の植え替え要望については、通常の維持管理費で対応しているというふうに聞いているんですが、河川などに桜並木を面的・計画的に整備するにはそれなりに費用もかかるでしょうから、ぜひこういった基金をそういったことに活用できるように検討をしていただきたいなというふうに要望させていただきます。

 

春日井市公共下水道事業経営戦略

末永けい

次期整備区域の検討のところで、どのように進めていくのかという点について詳細をお聞かせください。

水野上下水道経営課長 次期下水道整備区域の選定につきましては、上下水道事業経営審議会で御意見をいただきながら、人口密度、区画整理の状況、それから立地適正化計画との整合性、浄化槽設置年数など、下水道整備を効率的・効果的に行うための項目を抽出・指標化いたしまして比較検討し、地区を選定してまいります。

末永けい

それから、昨年度策定した経営戦略の中で、高蔵寺浄化センターを廃止するという話があったと思うんですね。代わりの浄化センターの設備を増強したりとか、管渠の問題とか、いろいろ進めていかなくてはいけないんですが、そのあたりのスケジュールはどのようになってますか。高蔵寺浄化センター廃止に向けた取組としてですね。

水野上下水道経営課長 経営戦略のほうにも記載のとおり、令和5年度から令和19年度までの予定で事業をやっていく予定をしております。

末永けい

と申しますのも、浄化センターのほう、高蔵寺浄化センター、例えば34ページを見ると、施設の修繕というのも日常的に今必要になってくると思うですけど、そういったことのストックマネジメントもやっぱり考えて、将来的な廃止ということも考えながら今年度の修繕ということもやっていかなきゃいけないと。だからそのあたりのスケジュール感とかは、日常のストックマネジメントですね、浄化センター廃止に向けた、その進め方はどのようにされているのかというのを詳しくお聞きしたいんですが。

橋本南部浄化センター所長 毎年度行っている修繕につきましては、先ほど委員から御指摘がありましたように、特に高蔵寺については廃止という計画も控えておりますので、これについては他の関係部署、下水建設課、それから上下水道経営課と、毎年内容について調整を行いながら修繕の内容を決めております。また、この修繕につきましては、3年ごとに浄化センターのほうで修繕の更新計画というものをつくっておりまして、そういう中で、今委員の御指摘があったような、言ってみれば無駄にならないようなやり方というのを職員も当然意識しながら進めております。