株式会社ホテルプラザ勝川(※勝川開発株式会社の100%子会社、市の孫会社)

※勝川開発株式会社(第三セクター、市職員の天下り先

発行株式14,202株、株主数155名(H30年度末)

春日井市50.1%(7,120株)、春日井商工会議所7.4%(1,060株)、株式会社大垣共立銀行4.9%(696株)、王子製紙株式会社3.3%(476株)、愛知電気株式会社3.1%(450株)

(2018.6.22春日井市議会本会議 末永けい 議案質疑)

末永けい

 まず,駅前公営施設についてです。勝川駅前公営施設のルネック催事場・会議室,ルネックスポーツクラブ,ホテルプラザ勝川催事場・会議室は,それぞれ市の公有財産とお聞きしております。それらに係る3年間の利用者数及び利用率をお尋ねします。
 続いて,子会社管理についてお尋ねします。子会社である株式会社ホテルプラザ勝川の経営指導等の管理を行い,定期的に経営状況の検証を行うとされておりますが,勝川開発株式会社は,株式会社ホテルプラザ勝川に対し,どのような経営指導や定期的な経営状況の検証を行っているのかお尋ねします。

(石黒直樹産業部長)

 ルネック催事場・会議室の利用者数につきましては,平成27年度約3万5,000人,平成28年度約3万9,000人,平成29年度約4万1,000人。利用率につきましては,平成27年度約38%,平成28年度約41%,平成29年度約43%となっております。
 ルネックスポーツクラブの利用者数につきましては,平成27年度約5万7,000人,平成28年度約5万6,000人,平成29年度約5万6,000人となっております。
 ホテルプラザ勝川の利用者数につきましては,平成27年度約8万9,000人,平成28年度約9万1,000人,平成29年度約8万8,000人となっております。なお,ルネックスポーツクラブ及びホテルプラザ勝川の利用率については承知しておりません。
 また,経営指導や経営状況の検証につきましては,勝川開発株式会社の役員が毎月株式会社ホテルプラザ勝川の取締役会に出席し,経営状況の報告を受けており,必要に応じ経営指導を行っております。

 

爆弾質問に対する答えになっていません。まさか、一般的な経営指導や経営状況の検証と言うものをご理解されていないのではと心配になりました。

 

末永けい

 駅前公営施設について,ホテルプラザ勝川の2,4,5階の市所有の部屋の利用状況について,私は昨年9月の本会議で稼働率,利用率が非常に低い状況を明らかにし,公有財産を有効活用していないのは市民への背任であるという趣旨の指摘をしました。それぞれの部屋の収益率などの経営分析を行うことや,利用形態や活用方法の見直しを求めました。その後,利用状況にどのような変化があったのか,あるいはなかったのか,ホテルプラザ勝川の平成28年度と平成29年度の各会場ごとの利用時間を答弁願います。
 また,平成29年度はどのような経営努力がなされたのか,平成30年度についてはどのような活用策を考えておられるのかお尋ねします。
 それから,先ほど利用者数をお尋ねした勝川駅前公営施設それぞれについて,利用者の維持及び新たな利用者層の拡大に向けた方策についてお聞かせください。
 子会社管理について、勝川開発が子会社のホテルプラザに対して,具体的にどのような経営指導を行ったのか,また,今年度は具体的にどのような経営指導を考えているのかお尋ねします。

(石黒直樹産業部長)

 各会場の利用時間は,さくらは平成28年度約1,100時間,平成29年度約1,010時間,けやきは平成28年度約1,140時間,平成29年度約990時間,プラザホールは平成28年度約750時間,平成29年度約800時間,錦は平成28年度約530時間,平成29年度約560時間,扇は平成28年度約560時間,平成29年度約570時間,春日は平成28年度約510時間,平成29年度約440時間,道風は平成28年度約380時間,平成29年度約490時間,若草は平成28年度約510時間,平成29年度約590時間です。引き続き,小規模需要の取り込みを図りつつ,大規模需要についても新規開拓を図ります。
 次に,利用者の維持などの方策について,ルネック催事場・会議室につきましては,利用者を維持しております。ルネックスポーツクラブにつきましては,定員に対してほぼいっぱいの状況となっております。また,ホテルプラザ勝川につきましては,施設の修繕などにより利用者の維持に努めております。なお,経営指導につきましては,利用者向上について改善策を提案しております。今年度についても新規顧客獲得の観点から,経営指導を行うと聞いております。

 

爆弾ホテルプラザ勝川の2,4,5階の市所有の部屋の利用状況について、残念ながら改善の兆しは確認できませんでした。

 

末永けい

 利用者向上について改善策を提案しております,今後についても新規顧客獲得の観点から経営指導を行いますといった答弁があったと思いますが,その改善策の具体策,あと,新規顧客獲得の観点から経営指導,この詳細についてお尋ねします。

(石黒直樹産業部長)

 例えば,婚礼部門ですと積極的な営業,料飲部門ですと新メニューの開発など,経営指導した,また,していると聞いております。

 

爆弾市は勝川開発やホテルプラザ勝川に膨大な税金を投入し続けているにもかかわらず、いまだにこの程度の認識しか持っていません。担当部長の答弁は当事者意識を欠いたものであり、市民はもっと怒っていいのではないでしょうか。これら第三セクターの経営が自立せず、市の財政の脛をかじり続ける状況を見直すことは、今の市長の体制では難しいのではないかと感じます。

 

【末永けい関連記事・質問】

春日井市役所の出資法人等にかかる市民への情報公開の姿勢に積極性がなく由々しき状態です!

勝川駅前の市が所有する部屋の稼働率は6~23%,“市民の財産”を預かる市当局は意識が低すぎでは?

勝川開発は市の指定管理料に頼らない自立した経営が行われなければ株式会社として存在する意義はない

ホテルプラザ勝川は公有不動産を使って営業、更に市から税金まで流れている。いつまで続けるのですか?