市は、旧西藤山台小学校施設の利活用について、「民間活力による整備を慎重に把握し、その立地特性や既存建物のもつポテンシャルを最大限に引き出す方策を多角的に検討しています。」(市HP)としています。そうしたなか、H29年度にはサウンディング型市場調査の実施しました。これらの検討実績をうけ、今後どのような検討を行っていくのか質問を行いました。(末永けい 建設委員協議会)

末永けい

旧西藤山台小学校施設活用検討の、平成29年度の取り組みの詳細についてお尋ねします。

(市の答弁)

29年度の取り組みの詳細ですが、昨年7月に実施しましたサウンディング型市場調査で、5社の民間事業者などから提案がございまして、敷地を区分して民間テナント施設を誘致するものや、防災社会福祉等の複合研究・交流施設を整備するものなどがありました。また、事業者から事業用定期借地での参入意向が把握できたことから、現地測量による敷地面積の確定ですとか、土地活用案の作成などの事業を実施しております。

 

末永けい

今ご説明のありました、平成29年度の検討実績を受けて、平成30年度はどのような検討を行っていくのかお尋ねします。

(市の答弁)

30年度は、事業用定期借地での民間活力の導入に向けた土地利用方針ですとか、土地利用計画書、事業費算定、民間事業者募集要項などを作成いたしまして、具体的な民間事業者の公募に向けた検討の実施を予定しております。

 

末永けい

今後の民間活力の導入についてですが、市費を投入せずに、民間事業者の独立採算で事業を行う前提といったことでよろしいのかお尋ねします。

(市の答弁)

原則、民間事業者の独立採算での機能誘導というものを図ってまいりたいと考えております。

 

ひらめき電球旧西藤山台小学校施設の活用検討においては、「民間事業者の独立採算」がポイントと考えています。そもそも小学校施設は、何百人という児童が使用することを前提に建設されている施設ですから、小学校として使用しない以上、その維持管理に多額の税金を投入し続けることには慎重になるべきです。※1※2

事業者から事業用定期借地での参入意向が把握できたとのことですので、今後の動きに注目していきたいと思います。

※1 グルッポふじとう(旧藤山台東小学校施設)は、市が税金で維持管理を行っています(市民負担)。市は第三セクター高蔵寺まちづくり株式会社に施設管理業務等を委託しています

※2 避難所や投票所等の機能については近隣住民の皆さまと話し合いが必要です。

 

(参考)

旧西藤山台小学校施設の利活用に係るサウンディング型市場調査について

高蔵寺リ・ニュータウン推進会議