■”痩せるために太る時期”の仕組みと心の持ち方

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▼本文の前に-------------

前の記事に出てきた
「痩せるために太る時期」
をちょっと解説。

これ摂食障害が治るときに
必要な考え方なんだけど、

まず、

超低カロリーとか
野菜だけとか
炭水化物や脂質を極端に削るとか
吐く、下剤などで痩せようとする
摂食障害的ダイエットを続けていると
一時は痩せられる時期もあります。

だけどそれって、

長期的に続けてると
食べる量やカロリーは変わらなくても

脂肪と水分を溜め込みやすい体質
＝太りやすくむくみやすい体質

になってしまうわけです。

おまけに

「強い意志で我慢してないと　
　爆発してしまいそうな食欲」も
同時につくり出すことになりますし

それがもっと大きくなると
「どんなに意志を固くしても
　意志でコントロール不可能な過食衝動」
になってゆきます。

これ、栄養的な説明はこのへん
↓↓

小太りの拒食症患者？
”超カロリー”でナゼ太る？食事誘導性熱代謝

体重やダイエットで自分を制限してないと太るに決まってる、って思ってたけど、肉体的・精神的ストレスでも、太りやすい体質になったり食欲に異常が出たりということがおこります
ストレス太り"コルチゾール”

更に、低栄養状態が悪くなると
睡眠の長さや質も悪くなってくるので
睡眠障害に悩む人も多いんだけど、
睡眠をきちんととらないことも
「太りやすい体質と食欲」の原因です。

これは諸説ありますが
飢餓の時代を生き延びた
人間の本能として、
飢餓状態になると食べ物にありつける
チャンスがあればすぐに気づくように
睡眠を浅くしているのではないかと思います。

そーいうんではなくて
もっと細かい理屈が欲しい人は
この辺よんでみるといいかも。
↓↓
”美睡眠”とホルモン＆ココロ＆生理＆ダイエット
 睡眠と偏頭痛とダイエットー体内時計とメラトニン

心身の欲求を満たしてないことが
”過食したい”にすり替えてたけど
本当は「寝たい」だったみたい!　
と気づけるようになった人の体験談はこれ。
↓↓
睡眠をたっぷりとって痩せる

でもこういう細かい”なんで？”がなくても
基礎代謝程度しか食べない
半飢餓状態ですごすと、
太りやすい体になるのも
過食衝動がおこるのも
おまけに、性格や人格が
摂食障害と同様の変化がみられるのも
戦前からわかっていたというのが私は一番衝撃だった。

ここに書いてる飢餓の反応、
え、私だ・・・て思ったもん。

↓↓
ミネソタの実験～飢餓で心も体も過食症に！？

既にこーなっちゃった体質と食欲を
健康に戻すには
どうすればいいかというと・・・

結局これは必須なわけです

↓↓

過食を止めたい！

書いてる通り、
定期的に三大栄養素中心に
栄養とカロリーを体に送り込んで

「もう、飢餓はやってこないよーって
　ちゃんと栄養もカロリーも入ってくるから
　省エネ体質と過食モード、
　解除しても大丈夫だよー～」

って脳に学ばせてあげる。

とにかく、たべることを、続ける。

で、ここまで理解してやっと
今日の「痩せるために太る時期」が

わかるようになります。

へんてこりんなダイエットやめて
”食べる”ことをはじめたからって

すぐに、ただちに

下がった代謝がいきなり
食べだしたら治るわけじゃないので

食べだしてすぐは
自分のあるべき体重/体型よりも多めに増える、

という時期を経験する人が
全員ではないけど

そういう経過をたどる《ことが多い》。

そして、

努力すればモデル体型になれる！
＝なれないのは努力がたりないからだ！
って思って頑張ってた人には

凄くショックであり、

でもちゃんと理解すると

”安心”にもなりえる事実は

人それぞれ
自分にあった体重/体型というのは
生まれつき、ある程度決まっている

ということ。

サンドラさんもいってたよ
↓↓

ダイエットすると太る-過食と代謝低下は脳の防衛反応-1

残念ですが、なれる体重は生まれつき決まっています-2

なので”思い通り”

ってわけにはいかないけど
回復過程で自分のセットポイントより
増えすぎたとしても、

そのあと、
食欲や代謝が回復していくにつれ
ゆっくりと、自分の本来の

あるべき位置に戻っていく

というわけです。

それなので、回復過程では

ヘンなダイエットやめて食べだしたら

前より太ってしまったり
前より浮腫んだりするけど

それが、

それこそが
治る過程だよ～っていうこと。

太る時期は怖いけど
”上げ止まり”自体は
どんな人でも必ずある。

この時期を
「痩せるために太る時期」
とよんでいます。

▼ニュースでもあったよ。

米国発news！帳消し行為では人生最大の体重になる！摂食障害的ダイエットはヤセません

この回復過程が
何年かかるかどこまで太るか
分かればラクなのに。。だけど
分からないからこそ、私のそのときも怖かった。

だから、
食べないダイエットや
吐いたり下剤とか使って
また無理なダイエットのほうに
頑張りたくなるけど

普通に食べ物が入ってきて来ない状態や
入ってきてもすぐに出て行ってしまう
飢餓状態を体におしつけてたら

体《脳》は
その飢餓状態が普通の状態とおもって
水分、脂肪、できるだけ溜め込んで
できるだけ消費しないように頑張ろう！
っていう体質/と食欲の”モード”を、
どんどん強くしていってしまう、、

これだけ食べても
これしか栄養入らないなら
もっと食欲出して食べさせなきゃ
脂肪として蓄えておかなきゃ、

って体《脳》が勝手に頑張っちゃうんだよ。。

でも、覚えていほしいのは

増えた体重の中身
＝すべて脂肪じゃないよ！！

＞脂肪を燃やす元気な体を作るための「体重増加」

＞バランスよく食べて太る時期にいる方へ

 ＞バランスよく食べたら太った・・・なぜ？

＞体脂肪率の変動にパニック！

＞「やせる為に太る時期」の心の持ち方

それと、
痩せるために太る時期には
心のこと、、特にこれが大事と思う。
↓↓