日刊「きのこ」 skipのブログ -22ページ目

ストームPのマンガ(後篇)

デンマーク人のギャグセンスについて
いろいろ考えているのだが…

前篇につづき、
デンマーク最大のユーモア家
ストームPのマンガの翻訳を。

これがまた、不可能というほど
むずかしい、というか、
ギャグがわからない。

こんどは4コマまんがに挑戦。

日刊「きのこ」 skipのブログ-変わりはなかったよ
Hvad har Du der - Peter?
やあ、ピーダ、元気にしてた?
Åh - det er ingenting!
ああ、変わりはなかったさ。

Nu skal jeg stille
den ud i Køkkenet!
これキッチンにおいてきてあげるね。

Hvad var det,
der gik i Stykker!
なんだったんだ?
割れたのかい?

Åh - det er ingenting!
ああ、おかわりはなかったさ。

はたしてこの理解で合ってるか
どうかも確かめようがない。
でも、笑えるというギャグではない。

次のは、ことばがなくて
絵だけだ。

日刊「きのこ」 skipのブログ-ハエとワイン
これがデンマーク人のいう
風刺ペーソスなのだろうか?

納得いかないなぁ。

次のもまた翻訳不能である。

日刊「きのこ」 skipのブログ-クリンガーとキリンガー
Peter - Katten har fået Kyllinger!
ピーダ、ネコがニワトリを生んだよ。

--- det hedder Killinger!
生まれたのは子ネコって言うんだ!

Hedder de da ikke Kyllinger -
ニワトリって言わないんだ。
de to vi fik fra Slagteren -?
そいつら二つとも肉屋さんから
もらってきただろ。
Jo!
そうだよ。

Jamen - det var dem
- Katten fik --!
だから、それだったんだ、
ネコがもらったのは。

デンマーク語で
ニワトリクリンガーkyllinger
子ネコキリンガーkillingerで
とても、似ている。

英語のgetにあたる(過去形はfik)
の意味もとても広くて
得る手に入れる
のほかに場合によっては、
子を儲ける」というのもあるし、
ネコがニワトリをfikというのは、
殺す」にあたるかも知れない。
肉屋さんからネコをもらって来た
というところで、
彼ら二匹de to 
といっているのも、
どうもわからない。

なんだか消化不良のまま、
わからないギャグで、困り果てる。

納得いかないなぁ。
では最後にもうひとつ。

日刊「きのこ」 skipのブログ-マホガニーの椅子
Dag, dag - jeg vil gerne ha'e en fin Bag!
こんにちは、素敵なをひとつお願いします。

Ja, så gerne -hvad slags Bag ønsker de?
ハイ、でどんなクラスのをお望みでしょうか?

Hum - den skal ligge på mit Bord - det er af Mahogni!
フム、私のテーブルの前にあって、マホガニー製のやつを。
Tha-tga!
へへ。

どんなクラスの席を」と聞かれて、
椅子の形状」を説明しだすというギャグ、
…いやはたしてそれだけなのか?
ひょっとして、
デンマーク人にしかわからない何か
深いギャグがあるのかもしれない。

これだけ通じないギャグばかりだと、
笑いの本質が違うのだろうか?
そもそも笑いとは何なのだろう…
笑い」のことばかり深く考え過ぎて
うつ」になってしまいそうだ。

それにしてもこのストームPも、
デンマーク文化史を語るときには、
欠かせない人物であることは、違いない。

汝、ストームPを知らずして、
デンマークを語る勿れ!

でも、語れても笑えない。
「触んなや、ファミ通やぞ」
「悔しいです!」
って感じです。

烏川耕一氏のネタ封印か。

今年はたくさんの独裁者が死にますね。


日刊「きのこ」 skipのブログ-烏川耕一の将軍様
(写真は借り物 です)



一気に、南北統一にすすんでくれんかなぁ。


ストームPのマンガ(前篇)

デンマーク人のギャグセンスについて
いろいろ考えているのだが…

今回ご紹介するのは、
デンマーク最大のユーモア家、
ストームPです。

日刊「きのこ」 skipのブログ-ストームP
  Storm P (1882-1949)
本名:Robert Storm Petersen

彼は風刺画家・マンガ家で、
とにかくデンマーク人に
今も、愛されている。

彼のユーモアは最高で、
過激ではなく、
またナンセンス過ぎず、
それでいて
風刺とペーソスに満ちている、
とデンマーク人は言う。

ただ、彼の笑いは、
デンマーク語のできないぼくたちには
全然といっていいほど、
理解できないのだ。

試みにその不可能に、
いくつか挑戦してみよう。

日刊「きのこ」 skipのブログ-奥さまの咳止め薬
Har de et godt hostmiddel?
いい咳止め薬はあるかしら?

Vi har mange forskellige -
いろいろございますが…
Fruen vilde måske hoste engang -?
奥さま、
(このあとが意味不明)

語順がすでにおかしい。
Fruen måske vilde hoste
ならまだ、
奥さまはひどい咳をするだろう
と無理やり訳せなくもない。
でも、måske の位置が違う
ということは、
何か別の意味なのだろう。
それにmåskeengangで、
何かの成句かも知れない。
いずれにしても、
辞書には載っていない。
ぼくの予想では、
奥さま、咳き込まれるほど
たくさんの種類がございますよ

みたいな感じなのではないか
と思っている。

納得いかないなぁ。
では次、

日刊「きのこ」 skipのブログ-コニャックグラスの粉ぐすり
Her De nu også hver Dag
tagete to Pulvere
i et lille glas Cognac-?
今までちゃんと毎日、
粉ぐすりを2さじずつ、
小さなコニャックグラスの水に
入れて飲んできましたか?

Med Pulverne er jeg lidt bagud -
men jeg er tre uger forudmed Cognacen.
粉ぐすりに関しては少々出遅れておりますが、
コニャックの方なら3週間ほど
先んじておりますです。

これは小さいグラスをいうのに
医者がコニャックグラスと言ったのを、
患者のほうが、かってに
小さいグラスのコニャック
勘違いしていたというのが
ギャグなんだろうと思う。

納得いかないなぁ。
では、次も薬局のネタ。

日刊「きのこ」 skipのブログ-エムス温泉水
Tolv flasker Emservand, så gerne-
エムス温泉水を12瓶、くださいな。

har De metet at ta' det i -?
一度にそんなにたくさんですか?

Ja, Doktoren sagdt,
at jeg skulde ta' det i mælk!
ハイ、医者が牛乳に入れて飲むように
言ったんです。

エムスはドイツの温泉保養地。
温泉と言っても、
日本のように風呂につかるのではなく、
コップに入れて飲むだけ。

普仏戦争の引き金になった
エムス電報事件で有名。

エムス温泉水は、
かつてコペンハーゲンの
スズレング社Sødring & Co.が
製造販売していた。
インフルエンザにも、
慢性気管支炎にも、
また胃腸にも効くという。

ところがこのエムス温泉水、
高価なものなのか安かったのか、
それに12瓶というのが、
どれほど多いものなのか、
なぜ医者がミルクに入れろと言ったのか、
まったくわからないので、
どこがおもしろいのかもわからない。

さっぱり理解できないし、
納得できないなぁと
思いながらも、
長くなってきたので、
続きは後篇で…。


いつものことだけど、
文化を理解することの難しさに呆然とします。

カッターナイフの意味

Cutter knife

切るナイフ」どういうこと?
切らないナイフ」なんてものはなく、
ナイフはすべて切るものである。


カッターナイフの起源については、
OLFA社(元岡田工業)と
NT社(元日本転写紙)
の両社がともに「折る刃」式ナイフを
開発したと主張しているのは有名な話。


結局のところ、
岡田良男氏が発明、開発、
日本転写紙社が協力、特許取得…
その後分裂のような事情で、
特許は共有したらしい。


折る刃自体の特許は、
すでに保護期間を過ぎている。
だから誰でも折る刃式ナイフを
製造していいが、
OLFA社の規格が世界標準となっている。


さて、ぼくが気にしたのは、
そんな特許の話ではなく、
カッターナイフは、
英語ではどういうのか?
という問題だ。


さっそくアメリカ人に訊いてみた。
こたえは、Utility knife(便利ナイフ)。
でも、これは決して折る刃式ナイフに
かぎったことばではない。
(実は日本のカッターナイフという
ことばも折る刃式とはかぎらない)


そして、イギリス人は
Utility knifeと同じ意味で
Stanley knifeということばを使う。


便利ナイフ(Utility knife)の元祖は
英国スタンリー社のナイフなんだそうだ。

このスタンリーナイフは、
日本ではAmazonでも売っていない。
で、英国在住の弟に買って帰ってもらった。

日刊「きのこ」 skipのブログ-販売状態

これがスタンリーナイフ
ごつくてグリップ感もしっかりしてる。

…ところが、
肝心の刃は、
折る刃式ではないうえに、
スライド式でもないために、
鋭利な刃が出っぱなしだ。

日刊「きのこ」 skipのブログ-刃が出しっぱなし

じゃあ、中央のぐるぐる回すホイールは
いったい何のため?

日刊「きのこ」 skipのブログ-ロックホイール

ロック開閉の絵がかいてある。

ロックをはずすと、
本体がオープンできる。
で、グリップ部の中に
替え刃が5枚格納されていて、

日刊「きのこ」 skipのブログ-格納替え刃

先端に刃をセットする。

日刊「きのこ」 skipのブログ-刃をセットする部分

黒い平行四辺形はマグネットで、
刃が落ちないようになっている。

日刊「きのこ」 skipのブログ-セットした刃

刃をセットしたら、
本体を元に戻し、
ロックして使用可能だ。

しまうときは、
いちいち逆のことをして、
刃を格納しなければならない。
せめて鞘をつけたらよかったのに。


このぶさいくな
スタンリーナイフが
今でも堂々と町で売られている
ところがいかにも英国である。


ちなみにスタンリー社も
さすがに折る刃式ナイフ
作っている。

日本のNT社のものと
並べてみるとごらんのとおり。

日刊「きのこ」 skipのブログ-NTカッターと比較

いかにスタンリーナイフが
無骨であるかがわかる。
手前から2本めが、
スタンリー社の折る刃式ナイフ


スライド式は、パッと
刃が収納できるが、
スタンリーナイフは、
基本的に刃が出っぱなし。

日刊「きのこ」 skipのブログ-刃がしまえない

英国人が、
この伝統的スタンリーナイフと、
折る刃式スタンリーナイフを、
どのように言い分けているのか、
どなたかご存じありませんか?


たしかにSnap-off blade

ということばはありますが、

日本でもいちいち、

折る刃式」なんて言わず、

ふつうは「カッターナイフ

と呼びますよね。


でも、少なくとも英語では、
Cutter knifeでは通じないでしょう。



英国製の文房具が使えないのは有名で、

イギリスで文房具屋なんか行かないと、

弟は言ってました。

やっぱり日本製とドイツ製がいいのだそうです。



ナウなヤング!

ひさびさの小ネタです。


大阪でも、

ぼくの住んでいる山間部には、

まだいるんです、

ヤングと呼ばれる人たちが。



日刊「きのこ」 skipのブログ-ヤング専用




「はい、ハッピー?」「ハッピー」by斎藤努

「白組優勝」 昭和基地より。

紅白歌合戦に絶対出そうな人は? ブログネタ:紅白歌合戦に絶対出そうな人は? 参加中
本文はここから


めちゃくちゃひさしぶりに
ぼくの「すんも」もそだててみようか、
とブログネタに参加中。


このブログネタの運営人は、

AKBとか言ってるけど、

出てほしいのは、

外タレ少女集団ですね。


それも、元祖的なやつ…

というわけで、

ぼくの推しメン、

いや推しグループは、

女子十二楽坊です。



いやー、

どこいっちゃったんでしょうね。


それに、運営人は、

芦田愛菜とか、

月並みなこと言ってるけど、

子どもタレント枠は、

皆川おさむで決まりでしょう。



えー、みなさん知らないとか、

知ってるくせに……。


でも、本当に紅白に

出たらいいと思うのは

GReeeeN

だって今時、コロムビアローズみたいに

覆面歌手やってるのも変でしょ。


えー、コロムビアローズ知らないとか、

知ってるくせに……。



あと、紅白に出てほしいのは、

初音ミク

曲は「みくみくにしてあげる」でも、

初音ミクの消失」でも、

どっちでもいいけど、

弟の姉との共演もいいですね。


えー、弟の姉知らないとか、

知ってるくせに……。



以上、今年の紅白歌合戦でした。

ひきつづき、行く年来る年を

お楽しみください。


ゴ~~~ン

(知恩院の鐘)


ディアク・パッサー

デンマーク人のギャグセンスについて
いろいろ考えているのだが…

最初にご紹介するのは、
やっぱりディアク・パッサーだろうか。
日刊「きのこ」 skipのブログ-ディアク・パッサー

Dirch Passer 1926-1980


喜劇役者というか芸人で、
とにかく彼は面白くて、
この顔を見れば、
デンマーク人は自動的に笑う。
という約束事みたいになっている。


一見、せんだみつおに
似ていなくもないが、
そんなモノと比較してたら、
デンマーク人は怒るかも。
彼は国民的スターなのである。


大げさな演技と誤解されがちだが、
本当は、控えめな演技との
コントラストが彼の持ち味。
ボケときまじめ、
熱情と無感情、
狂気と冷静さ、
そのバランスにたった笑いなのだ
とデンマーク人は言う。


ただ、彼の笑いのセンスは、
デンマーク語のできないぼくたちには
全然といっていいほど、
理解できないのだ。


デンマーク最大の喜劇役者は、
ぜったいに世界では認められない
とデンマーク人も
自負するくらいだ。
(この逆説がデンマークらしさだ)


彼を有名にした持ちネタの中に、
デタラメ・ロシア語というのがある。
たぶん、このサーカスがそれだと思う。



これは言葉がわからなくても、
ちょっとは笑える。


おもしろくないと思ったら、
それはあなたに、
デンマークの笑いのセンスが
ないからである!


とにかく、デンマーク人の
ギャグ・センスには、
ちょっと独特なものがあると思う。

華やかな芸人人生とは裏腹に
リアル・ライフの彼は
非常にシャイで、
舞台のあとは憔悴しまくっていた。

1980年のチボリ・レヴューで、
舞台の直後に彼は倒れ、
すぐそばの病院での
二度にわたる蘇生の試みもむなしく、
54才の短い生涯をとじた。
デンマーク演劇界にとっても、
早すぎる死であった。




ぼくもがんぱって、彼の笑いのセンスが
わかるようになりたいものだ。



少彦名神社神農祭


ちょっと時間があったので、

北浜から、散歩。


今日のニュースで、

東証と吸収合併されるという大証


日刊「きのこ」 skipのブログ-大証外面


前の銅像は住友の五代友厚

このビルには正面から中にも入れる。


日刊「きのこ」 skipのブログ-大証ステンドグラス

ステンドグラスの窓もレトロ調。


日刊「きのこ」 skipのブログ-大証内部

中は楕円のバロック空間だが、

装飾はモダン。


日刊「きのこ」 skipのブログ-大証内部天井

天井を見上げると

楕円なのがよくわかる。



さて、そこからお気に入りの

三休橋筋を南下していると、

縁日のテキヤがでていた。


日刊「きのこ」 skipのブログ-テキヤ

こんな街なかで、

どういう祭礼なんだろう?


日刊「きのこ」 skipのブログ-カルメラ

カルメラもなつかしい。

とにかく、行ってみよう。


少し東に歩くと、


日刊「きのこ」 skipのブログ-少彦名神社案内

神農さんの案内があった。

道修町は、薬の町。

「春琴抄」の鵙屋も、

道修町の薬問屋だったな。


小さな資料館には、薬の展示。


日刊「きのこ」 skipのブログ-道修町資料館2

日刊「きのこ」 skipのブログ-道修町資料館1

昔の地図など、興味深い展示だった。


日刊「きのこ」 skipのブログ-タナベタケチョウシオノギ


タナベタケダシオノギも、

大阪の大手製薬会社。

小さい会社は数知れず。

資料館の前には、

家庭薬協会の出店も。


日刊「きのこ」 skipのブログ-家庭薬つるし


ブレードランナーの広告の影響で、

ぼくも「強力わかもと」を飲み始めた。


すぐ横の少彦名(すくなひこな)神社の

神農(しんのう)祭というお祭りだった。


日刊「きのこ」 skipのブログ-少彦名神社入り口

神農は、中国の三皇のひとり。

人類に薬草・医学を教えたという


日刊「きのこ」 skipのブログ-お賽銭

とにかく、健康を祈願する。


たくさんの人が参拝のあと、

笹についた張子の虎を、

買って帰る。


日刊「きのこ」 skipのブログ-張子の虎

タイガースファンだからじゃなくて、

張子の虎は施薬の神さま

少彦名神社のマスコット? なのだ。


そういえば、子どものころ

家にもこの張子の虎があったな。


ひょっとして、

大阪のおばちゃんが

豹柄好きなのも、

もともとはこの張子の虎に

関係しているのかもしれない。

大証は合併されても、

大阪の経済を元気にするように、

たのんまっせ、神農さん、

そして少彦名命さま。


などと考えながら、ミナミまで、

そぞろ歩いたのであった。



ちなみに道修町っていうのは、

「どしょうまち」と読みます。

関西以外の人には難読でしょうね。

高野山大学図書館見学

キリスト教聖書
イスラーム教コーラン
では、仏教聖典は?

これが実にたくさんある。
高野山蓮花院のご住職によれば、
「お経」は世に8万ほどあり、
1日ひとつずつ読んでも、
200年以上かかる、
つまり一生かけても
すべて読めることなどない
のだそうだ。

でも、あらん限りの経典を
一度見てみたいと思い、
高野山大学図書館
行ってみることにした。
図書館は一般にも
開放されて利用可能だ。
蓮花院のご住職が、
電話をかけて案内を
頼んでおいてくださった。


高野山大学のHPには、
次のように書かれている。

高野山大学図書館の創設は明治31年(1898)。現在の図書館は昭和4年(1929)完成で、創建当時は『東洋一の図書館』と称されました。設計は、京都帝国大学建築学教室教授の武田五一博士(1872~1938)で、施工は清水組。鉄筋コンクリート3階建(書庫は鉄筋5階建)で、高野山で最初に建造された西洋建築物です。

昭和4年に「東洋一」というのは、
話を盛ったのであろうが、
まぁ、風格のある建物ではある。

日刊「きのこ」 skipのブログ-正面


ところがアーチの正面入り口は、
閉ざされたままで使われていない。
現在の入口はウラへまわってコチラ。

日刊「きのこ」 skipのブログ-入口
これは解りづらい。 まるで秘密の入口だ。
(大学の職員が親切に案内してくれた。)

入口を入るとロビー、
いかにも大学の古い建物という感じ。

日刊「きのこ」 skipのブログ-1Fロビー

図書館の受付は2F。 階段をあがる。

日刊「きのこ」 skipのブログ-階段室

石の階段の埃のにおい。

日刊「きのこ」 skipのブログ-閲覧室

閲覧室とカウンター、
照明がモダニズム。

閲覧室から書庫に入る。
開架式なので学生も 自由に入れる。

日刊「きのこ」 skipのブログ-大蔵経

で、これが大蔵経。
またの名を一切経。
5000あまりのお経を集めた
お経の全集だ。
向こうの棚は続蔵経。

一目見たかったのは、
こういう光景だ。
聖書一冊で収まるのに対して
なんとたくさん書かれたことか。

玄奘訳の般若心経が、
どこにあるか探してみる。

日刊「きのこ」 skipのブログ-玄奘訳 般若心経

訓点もついているし、
割注もある。

日本のお経は、漢訳仏典、
つまり中国語である。


原典にあたる梵語との
対訳も載っている。

日刊「きのこ」 skipのブログ-梵漢般若心経

ぼくたちは日ごろ、
意味も解らないままに、
お経を唱えるのを聞いているが、
ちゃんと意味の研究もされている。


でも、お坊さんのみんなが、

お経の意味を理解して、

お経を唱えているわけではない。


哲学宗教の違いである。

研究せずとも信仰はできるのだ。

……、

でも、あまりにも研究

等閑視されていないか?

ぼくたちはあまりにも、

お経の意味やなりたちを、

なおざりにしてはいまいか?

信仰のために研究が邪魔者に

され過ぎていないだろうか?


それで結局、

信仰もいいかげんな、

「無宗教」を名乗る大人が多すぎないか?


さらに、科学信奉の名のもとに、

お経科学的解明も、

無視されているのではないか?


笠井量雲師のブログ では、

たまにお経が解説されており、

非常に有り難いものになっている。

……。


ちょっと話がそれたので、

図書館に戻ろう。

こちらは台北版チベット大蔵経


日刊「きのこ」 skipのブログ-台北版チベット大蔵経


中身は、こんな感じ。


日刊「きのこ」 skipのブログ-チベット大蔵経の中


もちろん、ぼくにはまったく読めない。

でも、本で見たことなかったので、

ただ、見てみたかっただけだ。


書庫の中の急な階段をあがる。


日刊「きのこ」 skipのブログ-4F密教大辞典


書庫の4Fは密教関係の書籍。


むきだしの鉄骨が交錯し、

あちこちに頭上注意の表示。


密教大辞典なんてものもある。

「空海」をひいてみる。


日刊「きのこ」 skipのブログ-密教大辞典 空海

「空海」の「海」の字が、

本当は異体字なのは知らなかった。

もちろんコンピュータフォントにない。


字が違っても、

お大師さまは怒ったりしない

…はずだ。


ところで、この書庫は、

実に変わった作りで、

1Fから5Fまで、

ちゃんとした床や天井がなく、

吹き抜け構造になっている。


書架は1Fから5Fまで、

ひとつづき。

書架の間に、鉄骨が渡され、

その上に簡易の床が張られているだけ。


日刊「きのこ」 skipのブログ-吹き抜け構造

5Fから1Fの書架まで見えて、

ちょっとしたスリルも味わえる。

写真でおわかりいただけるだろうか?



蓮花院の紹介をうけていたので、

ふだん人の入れない、

貴重書の書庫にも入れていただいた。


日刊「きのこ」 skipのブログ-貴重書庫


こういう書庫がいくつもあって、

中には貴重書が雑然と(失礼!)

平積みされている。

貴重書というより、未整理の書籍だらけ。


貴重書というのは、ほとんどが、


日刊「きのこ」 skipのブログ-手書き本1

こういう手書きの本で、

高野山に学んだお坊さんたちが、

書き残したものだ。

どこの大学でも、手書きの古い本は

貴重書扱いになる。


中身を読み解いて、

整理してデータ化するのには、

手が回らないのが現状だそうだ。


日刊「きのこ」 skipのブログ-手書き本2


で消し線のように書かれているのは、
固有名詞をあらわす。
と、学生時代に
中国文学の先生から教わった。

と、まぁ…、
いろいろなことを、
思い出したりしながら、
高野山大学の図書館を
見学させていただいた。

先にも書いたとおり、
一般にも開かれているので、
もっともっと活用されるように、
なればいいと思った。

大蔵経、いわゆる大正蔵は、
東大でデータベース化されているが、
公共図書館には常備されていても、
けっしておかしくないのに、
と、思った次第であった。


以上、
高野山大学図書館見学記
おしまい。


長々とした文章になってしまいました。
もっとおもしろい軽いものを書かないと
いけませんね。
(海より深ーく反省 byトシちゃん)




歴史まんが

昨日の寝覚め前に見た夢を

まんがにしてみました。


日刊「きのこ」 skipのブログ-平成の開国 TPP

普通のコピー紙に描いたので、

インクがにじんで、うまく描けませんでした。

ダイエットの記事で力石のこと書いたので、

夢の中に丈が出てきたのでしょう。


丈の絵をまねて描きながら、、

あらためて、ちばてつや先生の

タッチの美しさに感動しました。



やっぱりスクリーントーンを使えばよかったかな。