三界遊山

芸術・経済・仏教etc.を横断する教養娯楽ブログ

文の起こるに、必ずや理由がある。天晴朗なれば、すなわち気象を示し、人感応すれば、すなわち文筆をとる。故に易経、老子、詩経、楚辞、いずれも心中動き、紙上にしたためられたのである。聖俗は人を異にし、古今は時を異にするといえども、心の憂いを晴らさんとすれば、己れの志を述べずにいられようか。三界は安きことなく、なお火宅の如し。しかしまた火は自ずから涼しともいう。いま、このブログを名づけて『三界遊山』とする。ただ憤懣の暑気を払うのであり、ゆめゆめご高覧を望むものではない。でも、ポチしてくれたら嬉しいな。

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2017年の日経平均を筮して、履の睽に之くを得た。

今年は明瞭さを欠いた相場となる。上がると思えば下がり、下がると思えば上がるという感じだが、おおむね保ち合いではないか。

天沢履は五陽一陰の卦である。その一陰が重要で、今回は兌(沢)となっている。どちらかといえば、下押し気味になりそうだ。

2万円は超えるかもしれないし、超えないかもしれない。超えたとしても、それほど大きく上がらない。また大きく下がることもなく、せいぜい16000円といったところだろう。

高値をつけそうなのは3月と9月。12月も、やや高い。2月、5月、8月は変動の激しい暗示があるので注意されたい。




昨年から弘田三枝子にはまっている。 彼女を「天才」と呼ぶ人は多いが、いや、まったくその通りだと思う。これは1965年、実に18歳のときの録音である。

といったわけで、今年もよろしくお願いします。

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大方の予想に反して当選するわ、当選直後にデモが起こるわで、何かと話題である。ひとつ、占ってみることにした。

未済の升に之くを得る。 意外にも……といっては申し訳ないが、良い卦である。未済を現状、升を大統領就任後と解釈する。

トランプ

未済は既済と対をなす卦である。陰陽の爻が完璧なバランスをとる既済は、完成を意味する。 陰陽の爻が同数でありながらバランスを欠く未済は、未完成である。トランプ氏の現状にはふさわしい。

ここが易の面白いところで、既済よりも未済の方がめでたい卦なのである。一旦、完成されたものは崩壊を待つしかないからだ。

しかも之卦は升。 上昇の「昇」であり、氏の望み通りに昇り進むことができる。ただし卦辞には、「用て大人を見る」とある。就任後、政治経験者の忠告に耳を傾けるのが重要である。

また物事を強引に進めず、こつこつと努力を重ねること。これらを守れば「元いに亨る」、すなわち吉である。

誤解のないように申し上げておけば、私としても、氏の大統領就任を好ましく思っているわけではない。

易が天意に背く者へ吉を告げぬとするならば、「筮した結果は、ひとまず、われわれも安心していいものでした」と述べるよりほかはない。

しかし上記が守られなければ、どうなるのか? 升の互卦は帰妹であり、彼にとっても世界にとっても「往けば凶」となる。

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『ゴッドファーザー PART II 』(1974)に上院委員会のシーンがある。査問を受けるフランキー・ペンタンジェリ(マイケル・V・ガッツォ)のモデルは、明確にジョー・バラキであろう。

ただバラキの組織内での序列は、それほど高いものではなかったようである。同じく査問を受けるウィリー・チッチ(ジョー・スピネル)と同程度か、それ以下であったかもしれない。

作品の終盤、トム(ロバート・デュヴァル)との会話の中で、フランキーが歴史研究に熱心であったことが示される。この辺は、マランツァーノの人物像を下敷きにしているようにも思える。

同作品に登場するユダヤ系の老人、ハイマン・ロスのモデルは、マイヤー・ランスキーである。演じたリー・ストラスバーグは、それほど背も高くなく、なにより静かな演技には痺れさせられた。

もっとも生粋の舞台人であるストラスバーグは、撮影に慣れておらず、ついつい抑え気味の演技になったという話ではあるが。

マイヤー・ランスキー

ランスキーはキューバへの投資を進めていたが、革命により頓挫させられた。 また晩年はイスラエルでの永住を希望していたものの、帰化申請を拒否されており、ロスの人物像とぴったり符合する。

ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)のモデルについては、フランク・コステロという人もあれば、ジョー・ボナンノという人もある。ロス=ランスキーとの関係を見れば、ルチアーノにも似ている。

原作 『ゴッドファーザー』 (ハヤカワ文庫) を読むと、五大ファミリーによる合議制を導入したのはヴィトー・コルレオーネとされており、チャーリー・ラッキーとの共通性はますます高くなる。

とはいえ、複数の人物の合成と考えるのが妥当なようである。



若きヴィトー(ロバート・デ・ニーロ)と若きロス(ジョン・メグナ)との出会いのシーンである。 本編ではカットされているが、ここでロスの本名が「ハイマン・スチャウスキー」であることが示されている。

ランスキーと同じくユダヤ系ロシア人のようだ。 そればかりではない。 ランスキーの本名はスホフラニスキー Suchowlanski であり、スチャウスキー Suchowsky に酷似しているのである。

お調子者のピーター・クレメンツァ(ブルーノ・カービー)が、「呼びにくいから名前、変えちまおう。 ジョニー・リップスがいいや」 とか、いい加減なことを言っているのが笑える。

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