THE BEASTMASTER
監督: ドン・コスカレリ
音楽: リー・ホルドリッジ
出演: マーク・シンガー、タニア・ロバーツ、リップ・トーン、ジョン・エイモス、ロッド・ルーミス、ベン・ハマー、ビリー・ジャコビー

1982年 アメリカ/イタリア映画



平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・




「ファンタズム」のドン・コスカレリ監督が撮ったヒロイック・ファンタジー。
同じ年に「コナンザ・グレート」が公開されているところをみると、
イタリア映画界が「コナン」のパチモンを作るためにドン・コスカレリ監督を招いてサックリとこしらえた、ユルいソード・アクションという見方もできます。
ストーリーは、動物と交信することができるヒーローが、父の仇である悪の司祭を倒すため、動物やお姉ちゃんと一緒に旅をする・・・というお話。
動物連れてるところなんか、桃太郎みたいだなあ。
「ジョーイ」や「V」シリーズでお馴染みの、
実はマッチョなマーク・シンガーが活躍します。
タニヤ・ロバーツが、ここでは黒髪で頑張ってます。
邦題に「7つの大冒険」なんて書いてありますが、7つも冒険なんかあったかなあ。
あんましカンケイないかも。
パチモンだと思って期待せずに観ると、やけにすっきりまとまっているので
すごく得した気分になります。
なかなかのヒロイック・ファンタジーです。





音楽は、リー・ホールドリッジ。
基本的にラブ・テーマとか優しいメロディを書く人というイメージがあるのですが、

ヒロイック・ファンタジーということで、ここではそれに相応しい雄大なテーマを提供しています。

恐らく彼のフィルモグラフィーの中でも最もパワフルな作品だと思われます。

「燃え」系のスコアを演奏するのは、ローマ放送交響楽団。
サンタ・チェチェリア・アカデミー管弦楽団のメンバーも参加しています。
本作のスコアは、このヒロイックなテーマ曲に尽きます。
この映画の公開当時、AMラジオでCMをやってましたが、
オリジナルのスコアを使っていて、「お~、これカッコいいなあ」と思ったものです。
CDは、イタリアのCAMレーベルから単独で発売されています。
LPよりも1曲多い13曲入りです。
「The Battle On The Pyramid」という曲が増えてます。
ジャケデザインは、セブン・シーズから出た日本盤LPが一番カッコよかったなあ。




・・・と、ここまでが過去記事。
あれから、Quartetレーベルから2枚組CDが限定で発売されましたが、間もなく完売しています。
しかし、これはジャケがひどかった。

そしてさらに2016年には、Dragon's Domain Recordsというレーベルから、限定1000枚で2枚組が再度発売されました。

あの素敵な日本盤ジャケも復活しています。

このイラスト、生賴範義氏によるものです。さすがだ。

内容は、Quartet盤とほとんど同じですが、2枚目のラストに組曲が入っているようです。

1枚目がこれまでのLP音源。1枚目の途中からフィルム音源が収録されています。

そして、現在ではダウンロード版も入手可能になっています。









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