久しぶりにシドニー・ルメット監督アル・パチーノ主演「狼たちの午後」をBlu-rayですが見ました。

初めて見たのはゴールデン洋画劇場の放送の時です。

調べてみますと放送は1979年9月11日です。私は高校生でした。

残念ながら劇場での鑑賞はありません。

今回、約50年振りの鑑賞も日本語吹替版で見ました。

アル・パチーノを野沢那智さん

ジョン・カザールを何と!岸田森さんからね、これは私が高校生に見た吹替版とのことです。


日本での劇場公開は1976年です。
当時、私は中学生でした。
外国映画に興味を持ち始めた頃で毎月、雑誌「ロードショー」を買って読んでいました。
またテレビでは毎日が洋画劇場が放送されていました。
雑誌「ロードショー」にはテレビの洋画劇場放送予定のページが、大きく占めていてチェック✔️していました。
もちろん録画なんてない頃ですからね、見逃しては、オシマイの一発勝負です。
本作「狼たちの午後」は公開時たいへん話題になっていました。
主演が当時人気のアル・パチーノですからね。
それに、テレビでも実話の映画化ということもありアル・パチーノが銀行の前で大声を出しているシーンが放映されていました。
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされていたので受賞できるか!も大きな話題でした。
アカデミー賞を知るきっかけになりました。


学校の登下校で映画好きの友だちと、観たいね〜と話していたことを覚えています。
しかし、私の住む町は、かなりの田舎で映画館はありません。
1番近くの町には列車で3時間近くかかります。
泣く泣く諦めていました。
本作に限らず「ロッキー」「タクシードライバー」など新作映画全て観られませんでしたけどね


1975年 アメリカ
上映時間 130分
配給 ワーナー・ブラザース

●1975年度アカデミー賞
     脚本賞受賞(フランク・ピアソン)
《アカデミー賞作品賞は「カッコーの巣の上で」主演男優賞は同作のジャック・ニコルソン》

●1976年度キネマ旬報ベストテン 第5位
読者ベストテン第3位
《第1位は「タクシードライバー」日本映画の第1位は長谷川和彦監督「青春の殺人者」スゴイ年です!!》

【スタッフ】
脚本 フランク・ピアソン
監督 シドニー・ルメット
撮影 ヴィクター・J・ケンパー
編集 デデ・アレン

【キャスト】
アル・パチーノ
ジョン・カザール
チャールズ・ダーニング


【あらすじ】
猛暑のニューヨークブルックリンの閉店間際の銀行に3人組の強盗が押し入る。
しかし、1人は直後に怖気づいてしまい、すぐに逃げてしまう。
残ったのはソニー(アル・パチーノ)とサル(ジョン・カザール)
目的は金庫の大金を強奪することであったが、他に移された直後で空であった。
計画とおりにいかなかったことから、窓口の有金を強奪して去るつもりが、モタモタと手間取っているうちに銀行はあっという間に大勢の警官隊に取り囲まれてしまう。
やむなく銀行員を人質にとって立てこもることになってしまう。
警察との膠着状態が続き、マスコミとやじ馬も集まり現場は騒然となってきますが、何故かソニーはやじ馬たちのヒーローになっていきます。
ソニーとサルがとった行動は・・・


「狼たちの午後」の原題は「Dog Day Afternoon」狼🐺でなくて🐶なんです。
「Dog Day」とは英語の意味では「真夏」ということらしく画面からギラギラと暑さが伝わってきましたね。
でも実際の撮影は秋で寒かったそうなんです。


以前に見ているので物語は知っているのですが最初から最後まで緊迫したリアリティがあって面白かったですね。
今回はラストを知っているだけに余計に緊張感がありました。
「狼たちの午後」は自分の中では鑑賞済映画のつもりでいたのですが、今回吹替版を見ていて途中何シーンも原語になるんです。
テレビ放送は2時間番組でも実際に映画が放送されているのは正味100分ぐらいなので20分はカットされていたわけなんですね。
カットシーンは吹替版がないので原語だったんですが、結構、重要なシーンがあるんですよね。
昔の映画は洋画劇場で見たきりで、見たつもりになっている名作が、たくさんあります。
今回「狼たちの午後」を見て実は見たことにはなっていないことを痛感しました。
今はいい時代で旧作を簡単に見る機会がありますからね、昔、洋画劇場で見たきりの見たつもり映画を見直さなければいけないなと思いましたね。


「狼たちの午後」を今回久しぶりに見ようと思ったきっかけがあったんです。
先日劇場で観た「センチメンタル・バリュー」が面白かったのでヨアキム・トリアー監督の前作「わたしは最悪。」を見たんです。
こちらも、とてもいい映画でした。
その映画の中で主人公と元恋人との会話に好きな映画の話題があって、「狼たちの午後」がそのうちの1作だったんです。