今年公開を楽しみにしていた スピルバーグ監督の新作映画

それも久しぶりにSF映画で UFOもの

本来なら7月10日公開されるはずが 直前になって10月1日に延期になったのは かなり がっかりしました。

アメリカでは6月末に公開されているので 今の時代は すぐに情報が入ってきますからね、それが3ヶ月近くの延期って かなり 長い。

理由は わからなかったのですが、やはり 長い。

映画館では 7月10日公開のチラシが置いてあったのに。

塚本晋也監督の映画の上映中止とか 理由がわからないことが続いています。


👇️アメリカ版ポスター
      6月26日公開

👇️幻になった
   7月10日公開チラシ

👇️10月10日公開チラシ

【スタッフ】
製作・原案・監督
スティーブン・スピルバーグ
脚本  デヴィッド・コープ
音楽  ジョン・ウィリアムズ
撮影  ヤヌス・カミンスキー

【キャスト】
エミリー・ブロンテ
ジョシュ・オコナー
コリン・ファース

アメリカ ユニヴァーサル映画
配給∶東宝東和
上映時間∶145分


【あらすじ】
サイバーセキュリティの専門家のダニエルは、アメリカ政府の秘密組織から人類と異星人との接触を記録したファイルを持ち出すが、すぐに組織から追われてしまうが、いっしょに逃げている恋人のジェーンが かつて生活していた修道院にたどり着く。
同じ頃、カンザス州のローカルテレビ局の気象キャスターをしているマーガレットは、窓から一羽の赤い鳥が侵入し飛び去っていく。
その直後からマーガレットには外国語や人の心がわかる超能力が備わる。
そして、マーガレットがテレビ生放送中に 突然 意味不明な言葉を話し始めて放送は中断され 病院に搬送される。
一方、ダニエルとジェーンは居場所を組織につきとめられてしまう・・・


題材がUFO というのを知っていたこともあると思うのですが、観ている間、ずっと これは スピルバーグ自身の「未知との遭遇」のリメイク作品ではないかと思いました。
物語の展開が よく似ているんです。
しかし、「未知との遭遇」のような派手な見せ場が繰り返しあるわけではなくて 地味な印象でした。
これは 本作を否定的に言っているんではありませんよ、「未知との遭遇」は まだ監督作品が少なかった頃ですからね。スピルバーグは とにかく やりたいことを映像や音楽、音響にこだわり、とにかく楽しめる映画に徹していました。


それを本作では 抑えに抑えた演出に徹していました。
ジョン・ウィリアムズの音楽も ほとんど記憶にないくらいでした。
いつもなら 作品を象徴するテーマ的な曲が ずっと 映画を観終わった後も テーマ曲とシーンを思い出すことができたのですが、本作には 音楽との相乗効果のシーンがないんです。


それを 過去のスピルバーグ作品と比べて、エンタメ性に欠けている、スピルバーグも衰えたかなと否定的な批評も目にします。
でもね、スピルバーグは今年は79歳ですからね。
現役で作品を発表するだけでもスゴイことなんですけどね。
だからって 年をとったからエンタメ性に冴えがなくなったとは 私は全然思わないんです。
やはり、現在のスピルバーグであるからこそを意図した映画だと思います。


☝️シーンなんかは 迫力ありましたよね。でも 本筋から 直接関係ないこともあって 割とあっさりめの演出でした。本作のスピルバーグのサービスシーンだったのでしょうか。
スピルバーグ映画をほぼ公開時から観ている私からすると  作品が公開され次作品までの間があり 当然ながら 作品も段々と変わっていくのを リアルに観てきたものとして配信などで一気に過去の作品を見ている若い世代とは やはり 作品の観方もスピルバーグへの特別な思いも違うのは 仕方がないことです。


それは 私が若い頃に初めて黒澤明監督の映画を観る機会があって、いきなり「用心棒」「椿三十郎」「隠し砦の三悪人」「七人の侍」を観て 当時の新作であった「影武者」を観て違和感を感じ、 かつての娯楽時代劇を期待していた気持ちと似ているかもしれません。
さっきスピルバーグは79歳と話しましたが黒澤明監督が79歳の時の作品は「夢」なんですよね。
偶然にも「夢」はスピルバーグ提供作品でもありました。
かつての黒澤明作品と比べると かなり違いますが 今から思えば 新しい技術を取り入れた最先端の映画でもあっわけで 驚きです。
また 自伝的な作品でありプライベートフィルムでもありました。


おそらくスピルバーグ自身も  現在は黒澤明監督がそうであったように 最近の作品を観ると プライベートフィルム化しているが感じます。
少年時代にスピルバーグが初めて作った映画がUFO映画であったことは有名ですよね。
そして念願の映画監督になって「未知との遭遇」を 作った。
そして 晩年になって 再びUFOの映画を作った。
それだけで 本作は 私にとっては感動です。
 ラストシーンに リチャード・ドレイファスが「未知との遭遇」の役で 登場してほしいなあと少し期待していましたけど。