アカデミー賞7部門にノミネートされた「オデッセイ」の原作「火星の人」などで知られる作家アンディ・ウィアーのベストセラーSF小説を映画化。滅亡の危機に瀕した地球の運命を託された中学の科学教師が、宇宙の果てで同じ目的を持つ未知の生命体と出会い、ともに命を懸けて故郷を救うミッションに挑む姿を描く。
太陽のエネルギーが奪われるという原因不明の異常現象が発生。このままでは地球は冷却し、人類は滅亡してしまう。同じ現象が太陽だけでなく宇宙に散らばる無数の恒星で起こっていることが判明し、11.9光年先に唯一無事な星が発見される。人類に残された策は、宇宙船でその星に向かい、太陽と人類を救うための謎を解くことだった。この“ヘイル・メアリー(イチかバチか)”プロジェクトのため宇宙に送り込まれたのは、優秀な科学者でありながら学会を去り、いまはしがない中学教師をしていたグレースだった。彼は地球から遠く離れた宇宙でたったひとり、自らの科学知識を頼りにミッションに臨み、そこで同じく母星を救おうと奮闘していた異星人ロッキーと出会う。姿かたちも言葉も違う2人は、科学を共通の言語にして難題に立ち向かい、その過程で友情を育んでいくが……。
主人公の中学教師グレースを「ラ・ラ・ランド」「バービー」のライアン・ゴズリングが演じ、「落下の解剖学」「関心領域」のザンドラ・ヒュラーが共演。「オデッセイ」も手がけたドリュー・ゴダードが脚本を担当し、「スパイダーマン スパイダーバース」シリーズの製作・脚本などで知られるフィル・ロード&クリストファー・ミラーが監督を務めた。
2026年製作/156分/G/アメリカ
原題または英題:Project Hail Mary 映画.comより転載

ハリウッドSFエンタメですが、アメリカ的マッチョな部分は全くなく、何というのかな~、人間の良い面だけを描いている、なので当然そのマイナス部分もありますが、それを分かったうえでとても健全な映画として作られていると思いました。
その勝因は、やはり、というか主演のライアン・ゴズリングにあります、競争社会からドロップアウト、ここが居場所というところにはまり込んで、世俗の欲に背を向け生きている、ワタシ的好みの体温が低そうな人です。

妻子も恋人もいない、”使える”として、、、デモ拒否されて強引に意識不明にして宇宙へ送り出すという、どうにもならない状況の中で地球を救うべくミッションに挑む。
彼の名はグレース、そりゃあグレースですわ~。
そして宇宙空間で見つける自分と同じ立場の異星人、彼との友情は、これは現実では難しい、純粋な友情などほとんどない。
でも宇宙空間は現実と描かれていても、仮想、あこがれる友情がクサくなく描かれている、これもライアン・ゴズリングならでは。
地球を救うため宇宙への片道切符を握らされた《中学の科学教師》グレース、となかなかに残酷な設定であるのに、映画にはやさしさとユーモアがある。
プロジェクトを率いるザンドラ・ヒュラー、任務のためには手段を選ばないが温かい心の持ち主であるということが描かれていて、より彼女の強さを感じた。

なかなかにピュアな映画です、地球の危機です、人類も他の動物も滅亡の危機。
今現実の世界、あまりにも人類は愚かだなと、映画とは関係ないのにそう思ってしまう、残念なこと💦
広大な宇宙空間でのライアン・ゴズリング、ワンマンショーというところあり。