お笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介が2020年に発表した恋愛小説「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」を、「勝手にふるえてろ」「私をくいとめて」の大九明子監督が映画化。
大学生の小西徹は、思い描いていたキャンパスライフとはほど遠い、冴えない毎日を送っていた。そんなある日、お団子頭の女子大生・桜田花の凛々しい姿に目を奪われた小西は、思い切って彼女に声をかける。いろいろな偶然も重なり、またたく間に意気投合する2人。会話が尽きないなか、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好きって思いたい」と桜田が何気なく口にした言葉が、小西の胸を刺す。その言葉は、小西が大好きだった、いまは亡き祖母の言葉と同じだった。桜田と出会えたことに喜ぶ小西だったが、そんな矢先にある出来事が2人を襲う。
主人公の小西徹を演じるのは、映画化もされたドラマ「美しい彼」シリーズなどで人気を集める萩原利久。ドラマ「不適切にもほどがある!」や映画「ナミビアの砂漠」などで若手実力派としてブレイクした河合優実が、ヒロインの桜田花に扮した。2024年・第37回東京国際映画祭コンペティション部門出品。
2024年製作/127分/G/日本 映画.comより転載

高評価の映画だし今を時めく河合優実さん主演、そして舞台は関西大学、我らが阪急電車ですよ!青春ものですし、
青春ものって好きなんです、で、二週間くらい前に鑑賞、記事にしにくい映画。
高評価なのはわからないでもないけれど、「今日の空が一番好き、とまだ言えないぼくは」の意味って良いよね~と思う、でも、でも・・・です。
高評価の方、気を悪くされたらすみません、先に謝っときます、ペコリ。
あんまり好みではないのですよ~。
台詞がいちいち細かいところに突っ込み過ぎだし鼻につくのです。
それにおしゃべりを生業にしている原作者らしく、台詞でしゃべりすぎでしらけます。
たしかに”さっちゃん”の主人公に対する長台詞は泣かせるものですけど、現実に失恋したとして、その相手にあそこまで長々、くどくどと心のうちをしゃべりますかね、な~んて思うのです。

終盤の河合優美さんの独白みたいなものも同じように感じます。
主人公は常に傘をさして周囲の人たちに対してバリアを張っている。
生き辛さを感じている桜田花(河合優実)は周りから超越する(悪い意味ではなくこれもバリア)ために髪をお団子に結っている。

そんな二人がセレンディピティ(これも台詞にある)な出会いをして、心がつながっていくという青春恋愛ものなんですが、え?ここでこういうこと言う?というとか、何やらわざとらしく不自然さが目についてしまうのです。
主人公の被害者意識の強さから来るちょっとした妄想みたいなものも・・・これわかるんです、大いにわかるんですけど、まんま描いちゃダメなんじゃない?とか。
記事を書いていて思った、全く好みでない映画だった。
記事にしにくい映画ってそういうことだったんだ。
映画にぴったりの曲がよい♪